ペットの豆知識

犬が雷や花火の大きな音を怖がる!安心させる方法や予防方法は?

犬が雷や花火の大きな音を怖がる!安心させる方法や予防方法は?

犬の多くは、雷や花火、太鼓などの大きな音が苦手です。恐怖にかられて震える、吠え続ける、暴れるなどの行動が見られ、犬によってはけいれんを起こすこともあります。夏から秋は、雷も花火大会も多くなるため心配な飼い主さんもいらっしゃると思います。雷や花火を怖がってパニックになる犬を、安心させるにはどうしたらいいのでしょうか?

雷や花火を怖がる犬は多い

雷や花火、太鼓の音が鳴り始めた途端、犬はしっぽが下がり、そして震えたり、そわそわしたり。ひどくなると息が荒くなったり、おしっこを漏らしたりすることもあります。犬によっては嘔吐や下痢、けいれんがみられることも。雷の場合は音だけでなく、風や雨の音、まぶしい稲光、気圧の変化や湿気も犬に恐怖を与えるという説もあります。

家のカーテンや雨戸を閉めると効果的

雷が鳴り始めたり、花火大会の音が聞こえたりしたら家中のカーテンや雨戸を閉めます。音がまぎれるように、ラジオやテレビを付けておくのもいいでしょう。天気予報などで事前にわかっている場合は、音が鳴りだす前に閉めておきます。外飼いの犬は早めに中にいれてあげましょう。外飼いの犬は雨に濡れてしまいますし、脱走のリスクも高まるため、この機会に家の中で飼うようにすることをおすすめします。

犬が留守番するときはあらかじめ対策を

留守番中に雷や花火が鳴るのも心配ですよね。雷シーズンや花火大会の日に犬が留守番するときは、あらかじめカーテンや雨戸を閉めておきます。さらにラジオなどを大きめにかけ、少しでも音がしないようにしてあげましょう。

留守中に暴れてしまうと、ケガが心配です。犬の周囲に危険なものを置かないようにしておきます。クレートなど、留守番中も安心して落ち着ける場所を普段から作っておくといいでしょう。

飼い主さんもご家族も、帰宅時には「ゴメンね!怖かったね!」など大騒ぎしないことも重要です。「飼い主さんがいなくても大丈夫なんだ」と犬に思わせることが大切。なだめたりほめたりしたくなりますが、淡々とした態度をとってくださいね。

飼い主さんは平然と構えて「いつもと同じように過ごす」

雷が怖い飼い主さんもいらっしゃると思いますが、犬のためにも平然と過ごしてみてください。またおびえている愛犬を見ると、飼い主さんもおろおろしてしまうかもしれません。しかし犬は飼い主さんのことをよくみています。おろおろ心配する飼い主さんを見て、「飼い主さんも雷を怖がっている!」とますます不安になります。

犬が暴れたり粗相をしたりしても、絶対に叱ったり大声をだしたりしないようにしましょう。雷や花火があると飼い主さんに怒られる、と委縮して怖がるようになってしまいます。雷や花火で犬が動揺しても、飼い主さんは「いつも通り過ごす」ことがポイントです。

コマンドを出す・遊ぶ・おやつをあげる

オスワリやオテなどの簡単なコマンドを繰り返していると、落ち着くことがあります。パニックがひどくならないうちに試してみてください。さらに大好きなおやつを与えたり、好きな遊びをしたりして気を紛らわしてあげましょう。飼い主さんがやさしくタッチしたり、声をかけたりすることで安心する犬もいます。雷や花火の嫌な印象を「いいことがある」に変えることができます。

脱走や迷子に注意!

自治体によっては、夏になると雷や花火大会での犬の迷子について注意するよう、ホームページに記載しているところがあります。それだけ毎年迷子になる犬がいる、ということですね。

散歩中に雷に遭遇し、びっくりして首輪から抜けたり、リードが離れたりしてしまうことがあります。網戸を壊して出て行ってしまうことがあるので、室内犬も油断は禁物です。首輪やリード、網戸はシーズン前に確認をしておきましょう。

困るのは迷子になって、帰ってこれなくなること。「うちの犬は怖がらないから大丈夫」と思っていても、犬は思わぬ行動をとることがあります。迷子札とマイクロチップはつけておくようにしましょう。旅先の花火大会には、できれば連れて行かないほうが安心です。

体調不良になる犬は必ず受診する

けいれんを起こした犬や、雷がおさまってもずっと震えが止まらない犬、下痢・嘔吐が続く犬は、必ず動物病院を受診するようにしましょう。特にもともと持病のある犬や、心臓が弱い犬は受診してください。雷や花火で具合が悪くなる犬については、スマートフォンなどで様子を動画で撮影しておくと診断の役に立ちます。

不安が大きい場合も受診や相談を

普段から大きな音を極端に怖がる、不安が大きいという犬もかかりつけの動物病院に相談します。場合によっては、心を落ち着かせるお薬が処方されることがあります。大きな音を少しずつ聞かせて慣れさせる方法がありますが、犬の性格や症状によっても対処が異なります。まずは専門家に相談するようにしましょう。

 

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「猫の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

「猫の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

大地震・台風・豪雨・暴風などの大きな災害対策を行うことは、飼い主さんにとっても猫にとっても大変重要なことです。猫とはぐれないように避難するコツ、猫と同行避難するとき用意しておきたいグッズや、日頃からできる対策をご紹介します。

ワクチン接種・フィラリア・ノミ・ダニ予防を忘れずに

災害時は、さまざまな感染症が蔓延する危険性があります。感染症予防の混合ワクチンは必ず接種しておきましょう。ノミ・ダニ予防も忘れずに。発生数はそれほどないものの、猫にもフィラリア症があります。季節によっては避難所に蚊が発生することもあるので、フィラリア予防もしておくと安心です。

避妊・去勢手術をしておく

避難所で発情して興奮すると、周囲の方に迷惑をかけてしまいます。また猫が迷子になっている間、繁殖してしまう心配もあります。避妊・去勢手術は必ずやっておきましょう。

キャリーバッグやクレートに慣れておく

抱っこやハーネスだけでは逃げ出す危険もあり、キャリーバッグやクレートに猫を入れて避難する方が安全です。突然入れても猫のストレスになるので、キャリーバッグやクレートに今から慣れさせておきます。普段から部屋に置き、猫の匂いのついた敷物を入れてあげましょう。中に入ったら大好きなおやつをあげて「中に入るといいことがある」と覚えさせます。

ケージにも慣れておく

日頃からケージで暮らす習慣があると、避難所でのケージ暮らしも受け入れやすくなります。ケージは家の中の安全な場所に置き、寝床やトイレを中に設置しておきます。留守番中はケージで過ごすようにすると安心です。ケージに慣れると、入院したときも安心です。

猫の防災グッズで用意しておきたいもの

猫と避難するとき用意しておきたい防災グッズをご紹介します。すぐ持ち出せるようにまとめておき、時々チェックすることも大切です。

クレート・キャリーバッグ

猫を入れて同行避難します。丈夫で軽いものを選びましょう。

クレート・キャリーバッグにかける大きな布や袋

外が見えると猫は不安になるので、クレートやキャリーバッグは大きな布や袋で覆ってあげましょう。

1週間分のフード・お水

猫がいつも食べているフードとお水を用意しておきます。レトルトのウェットフードは、水分補給にもなるので便利です。フードは、常に新しいものを防災用品に入れるように心がけます。療法食は、災害時には手に入りにくくなる可能性が高いので、準備を忘れずに。

食器・水入れ

猫が食べやすく飲みやすい食器を、入れておきましょう。

常備薬

お薬を飲んでいる猫には欠かせません。獣医さんに少し多めに処方してもらうのもいいですね。

首輪・リード

予備の首輪を用意します。リードもあると便利ですが、あらかじめ慣れさせておくことが大切です。

毛布・タオル

寒いときに備えて入れておきます。敷物にしても、ケージにかぶせても使えます。

ビニール袋

トイレ掃除やごみ入れとして、多めに入れておきます。

ティッシュ・ウェットティッシュ

何かと使うことの多いティッシュやウェットティッシュは、人間用も猫用も用意します。

ケージ

ケージがあると、キャリーバッグやクレートより大きめなので過ごしやすくなります。かさばるので、余裕があれば持って行きたいものです。

猫用トイレ・猫砂・スコップ

避難所でも安心して排泄できるように、猫用トイレと猫砂も防災用品に必要です。少し小さめで、持ち運びしやすいものが売られています。

トイレシーツ・オムツ

キャリーバッグに敷いておくと安心です。またトイレまわりに敷いておくと、周りを汚さずにすみます。オムツをしている猫は、オムツも忘れずに入れておきましょう。

猫の情報を書いたペット手帳

猫の年齢や体重、ワクチンの接種記録、持病や体質、かかりつけの動物病院などを書いておきます。写真も必ず貼っておきます。

爪とぎ

爪とぎがあると、猫のストレス解消になります。

飼い主さんとの写真

飼い主さんや家族と一緒に撮った写真を必ず持っておきます。猫だけが保護されたとき、所有者が明らかになりやすくなります。

猫は迷子になりやすいから首輪+「マイクロチップ」

災害時は猫もパニックになり、ちょっとしたすき間から逃げ出す危険性もあります。家の近くに潜んでいることが多いのですが、なかなか出てこない場合、時間がたってから保護されることもあります。その際、身元がわかるようにマイクロチップを装着しておくと再会できる可能性が高くなります。猫の首輪は外れるタイプが多いので、首輪とマイクロチップ両方装着しておくと安心です。マイクロチップは動物病院で装着できるので、かかりつけの動物病院に相談してください。

避難の練習をやっておく

まずは猫をキャリーバッグに入れる練習をしておきましょう。キャリーバッグに入ったら、防災用品も持って避難所まで歩いてみます。猫の様子や、荷物の重さ、避難所までの道のりを確認してみてください。

日頃の準備で自分と猫を守る

いつ、どこで起こるかわからない災害。猫と一緒に安全に避難するためにも、普段からキャリーバッグに入れる練習や、避難を想定した練習をやっておきましょう。猫のストレスにならないよう、少しずつ慣れさせることがポイントです。

 

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「犬の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

「犬の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

大地震・台風・豪雨・暴風などの災害は、いつ・どこで起こるか誰にも予想ができません。自分のために準備することはもちろん大切な家族である犬のためにも、災害に備えて準備をしておきましょう。避難指示が出されたときに、犬と同行避難できる準備をしておくことも大切です。災害時だけでなく、日常でも役に立つ「しつけ」や、災害にそなえて用意しておきたいことやグッズについて解説します。

日頃のしつけで避難も安心

災害時は犬も気持ちが動転し、不安でいっぱいです。日頃からしつけをしておくことで、コマンドを聞いて落ち着きを取り戻しやすくなります。

「マテ」と「オイデ」は必須

「マテ」は危険時に犬が止まれるように、「オイデ」で離れていても戻って来るように練習しておきます。名前でなく「オイデ」で来られるようにすると、迷子になっても知らない人に保護してもらいやすくなります。他にも基本の「オスワリ」や「フセ」ができておくと避難所でも過ごしやすくなります。

クレートトレーニングを

避難所に行くと、だいたいクレートで過ごすことが多くなります。普段から犬の寝床は、クレートやケージにしておくと、避難所でもストレスがたまりません。今からクレートトレーニングをしておきましょう。

もともと犬は穴倉で寝ていた動物なので、クレートやケージで寝るとむしろ落ち着くことができます。匂いのついた敷物を入れ、クレートに犬を入れたまま避難できるようにします。大型犬の場合はクレートに入れず一緒に歩きますが、クレートは持っていきましょう。

飼い主さんが外出中のお部屋の安全も確保

犬の留守番中に地震があっても安全に過ごせるように、家具が倒れないように対策をとっておきます。タンスの上には危険なものを乗せないようにしておきましょう。犬が身を隠せる場所もあると安心です。飼い主さんは、安全を確保してから家に戻りましょう。なかなか戻れない場合、近所の友人知人に様子を見てもらえるよう、あらかじめ相談しておくのもおすすめです。

ワクチン接種・フィラリア・ノミ・ダニ予防

狂犬病予防注射、感染症予防ワクチン、フィラリア予防を必ずやっておきます。災害地や避難所では不衛生になって、病気が流行する心配もあります。避難袋にはフィラリアのお薬も忘れずに入れましょう。ノミ・ダニ予防も必須です。

避妊・去勢手術をしておく

避妊・去勢手術をしていないと迷子になったとき繁殖してしまう恐れがありますし、避難所でもトラブルを起こしがちです。

用意しておきたいグッズ

クレート

普段使っているクレートを、避難の際にも使用します。

1週間分のフードとお水

たとえ避難しなくても、フードは手に入りにくくなります。常に新しいものを保管するようにします。療法食は多めに入れておきましょう。

食器・水入れ

意外と忘れがちです。予備を入れておくと安心です。

首輪・リード

ちぎれたりしたときのためにも用意しておきます。名前を書いておきましょう。

毛布・タオル

毛布やタオルは、保温や敷物として活躍します。

トレイシーツ(オムツ)

トイレシーツで排泄する習慣をつけておきましょう。

ティッシュ・ウェットティッシュ

体拭きにも使えます。多めに入れておきましょう。

ビニール袋

排泄物を片付けるのにも必要です。

犬の情報を書いたペット手帳

犬の誕生日や犬種、住所、体重やワクチン歴、持病などを書いておきます。写真も貼っておきましょう。血統書のある犬は、血統書も入れておきます。

常備薬

病院でもらった薬袋も持っておくと、違う病院にかかる際に便利です。

飼い主さんや家族と一緒に撮った写真

飼い主さんとはぐれた場合でも見つかりやすく、所有者も明らかになります。

マイクロチップと首輪で迷子対策

災害時には犬が迷子になる可能性が高く、避難の途中ではぐれることも考えられます。再会できるようにするためにも、マイクロチップと首輪で迷子対策をしましょう。首輪には鑑札札も付けておきます。住所や氏名を書いた首輪をしているからといっても、何かの拍子に外れてしまうことも考えられます。マイクロチップを装着しておくと、再会できる可能性が高まります。マイクロチップは動物病院で装着できるので、かかりつけの動物病院で相談してみてください。

避難所に行ってみよう

人間用とペット用の防災用品を持ち、ペットをクレートに入れて避難所まで歩いて行ってみましょう。防災用品やペットが入ったクレートの重みが実感できます。行く途中に危険な箇所はないか、歩きにくいところはないかも確認します。雨の日や夜はどうなるかも、実感しておくといざというときに安心です。

家族で話し合っておく

多頭飼いの場合や、猫など他のペットも飼っている方は「誰がどの子を連れて行くか」を決めておきます。情報は共有し合い、いざというときに、みんなが安全に避難できるようにしておきましょう。

いつ起こるかわからないから今から準備を

ここ近年は想像を超える、大きな災害が各地で起こっています。災害はいつどこで起こるか、予測は誰にも不可能です。大切な家族であるペットも安全に避難するには、飼い主さんの準備が大切です。さっそく今から始めましょう。

 

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声やしぐさ、行動から探る猫の本当の気持ち

声やしぐさ、行動から探る猫の本当の気持ち
 
猫は言葉を話しませんが、ちょっとしたしぐさや行動に、そして表情に気持ちがあらわれています。うれしそう、不安がっている、安心している、など一緒に暮らしているとなんとなくわかりますよね。しかしご機嫌だと思ったらいきなり怒ってくるなど戸惑うこともありますよ。きまぐれな猫の何気ないしぐさや行動、表情からわかる猫の気持ちについて解説します。

ゴロゴロ喉を鳴らすのはリラックスだけじゃない?

猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは、満足し、リラックスしている状態です。ゴロゴロ音は息を吸ったり吐いたりと、往復で音を出しているという特徴があります。同じネコ科でもライオンやトラは、往復でゴロゴロ音は出せません。
 
膝の上の猫を撫でていると、ゴロゴロと喉を鳴らして満足げに目をつぶってしまうことがありますよね。見ているだけでも幸せな気持ちになる至福の時間です。
 
しかし途中でいきなり猫が怒ってきて驚いたことはありませんか?これは「しつこいぞ、なれなれしい」と反発している気持ちのようです。ゴロゴロが止まったら、膝から降ろしてあげましょう。
 
授乳中の子猫もおっぱいを飲みながらゴロゴロと鳴らします。これは、お母さん猫に「ちゃんとおっぱいを飲んでいる」ことを伝えています。ゴロゴロ音を聞いて、お母さん猫は安心することができるのですね。
 
またゴロゴロと喉を鳴らすとき、実は調子が悪いこともあります。動物病院の診察台でも鳴らすことがあるほか、出産や病気、ケガをしたときも鳴らすことがあります。このような場合は苦痛を感じ、また助けを求めていると考えられています。いつもと様子が違うゴロゴロ音のときは、受診するといいですね。
 

「シャーシャー」は威嚇だけではない?

口を大きく開け、ヘビのような顔で「シャーシャー」と声を出している場合は相手への威嚇です。やや恐怖心も持っているので、ヘビの真似をして相手に「自分はヘビのように危険だぞ」という印象を与えていると考えられています。噛まれることもあるので、無理に触ったりなだめたりしないでおきましょう。
 
多頭飼いをするとき、先住猫が新入り猫に「シャーシャー」いって威嚇をすることもあります。このようなときは無理に仲良くさせようとせず、少しずつなじませるようにします。
 

飼い主さんの足に頭をすりすりは「匂い付け」

外出先から帰ってきた飼い主さんを真っ先に迎えてくれる猫。飼い主さんの足に、すりすり頭や体をこすりつけてくるしぐさはかわいくてたまりません。これは親近感だけでなく、外の匂いをつけてきた飼い主さんに一生懸命自分の匂いをつけています。
 
猫の臭腺は口の脇あたり、額、しっぽの付け根にあり、そこから出している匂いをこすりつけています。すりすりと匂いをつける動作は、猫の家族や親しい仲間内でも行われることから、共通の匂いを持ち共有するためといえるでしょう。椅子の足などの家具や、新しく買ってきたものなど生き物以外にも自分の匂いをこすりつけて安心を得ています。  

お腹を上にして寝ているのは安心しきっている

犬がお腹を見せて転がるのは、服従の表れとよく言われます。猫が急所で弱点もあるお腹を見せる場合も、心を許してなついている証拠。お腹を見せながら体をクネクネさせ、しっぽをピクピクするのも友好の表れです。
 
大好きな飼い主さんのもとに駆け寄りたいけれどちょっと眠い、でも愛情表現をしたいからひとまずお腹を見せる、という場合もあります。そのためお腹を撫でようとすると、いやがる猫もいるので気をつけてください。触っても怒らない場合は、かなり親密度が高いといっていいでしょう。  

お母さん猫を思い出して「幸せな気持ち」飼い主さんの膝をフミフミ

飼い主さんの膝の上に乗って、爪を立てながら前足を交互にフミフミ。うっとりした顔をして、よだれまで垂らすことがあります。子猫はお母さん猫の乳腺を押しながら母乳の出をうながし、おっぱいを飲みます。飼い主さんの膝でゆったりくつろぐ幸せな気持ちが、子猫の頃、お母さん猫のおっぱいを飲んでいた幸せなときを思い出させるのです。
 
また、おっぱいを飲んでいたことを思い出し空腹でフミフミしていることもあるので、それほどうっとりしている様子がなければフードを用意してあげましょう。
 
1匹で毛布やクッションをフミフミし、同時に口に布やウールをくわえてしゃぶっていることもあります。よくあるしぐさであり、このこと自体、問題はありませんがほつれた糸を飲み込む危険性があります。
 
バラバラになった布は、どんなに猫が気に入っていても渡さないようにしましょう。糸や布のかけらを飲み込んだ可能性があるときは、かかりつけの動物病院を受診してくださいね。  

ゆっくりまばたきは相手を認めた証拠

猫とふと目が合ったとき、猫を呼んだとき、ゆっくり目を閉じ、またゆっくり目を開けるという長いまばたきすることがあります。猫にとって心を許した信頼の証で、「あなたが大好き」と伝えてくれています。飼い主さんもゆっくりまばたきをして「大好きだよ」と伝えてあげましょう。
 
ただし見つめるのは威嚇になるので、じっと目を見るのはNGです。猫のことが苦手ななお客さんが来たとき、猫がわざわざ近づいていくことがあります。これはお客さんが、猫を見つめることができず目をそらす様子を「友好のしるし」と猫が受け止めてしまったと思われます。目は見つめずにそらすほうが、猫にとっては快適なようです。
 
猫のしぐさや行動をいくつかピックアップしてご紹介しました。飼い主さんにしか見せないかわいいしぐさや行動もあるでしょう。またうちの猫はこんな行動をしない、と心配されるかもしれません。しかし猫の中には、あまりしぐさや行動には気持ちを表さない子もいます。猫それぞれ個性があるので、猫と触れ合いながら観察をしてみてくださいね。
 
 

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インターホンの音に犬が吠えるのをやめさせるには?

インターホンの音に犬が吠えるのをやめさせるには?
 
家のインターホンやチャイムが鳴るたびに、犬が吠えてしまう、やめさせようと怒るとますます吠えてしまうと困っていませんか?しかし知らない人が訪ねてきたときに吠えるのは、犬としては正常な行動です。
とはいえあまりに激しく吠え続けてお客さんやご近所に苦情を言われたり、来客と話ができなかったりと気が休まらなくなることもあります。そこで、インターホンに反応して犬が吠え続ける理由と、やめさせる対策をご紹介します。

インターホンに吠える理由と対策

インターホンがピンポンと鳴ると犬が吠えるのはなぜでしょう?飼い主さんに、誰か来たことを知らせて吠える場合はすぐにおさまります。しかし吠え続ける場合、犬の性格や飼い主さんの反応によっても理由が異なります。またいくつかの理由が重なっていることもあります。
 

吠えると家族みんなが自分に注目する、張り切って吠えなくちゃ

インターホンが鳴って犬が吠えたときに「こらだめでしょ!」「静かに!」と犬に注意を向けてかまうほど吠えるようになります。特に家族総出で大騒ぎして犬をなだめようとすると「みんなの注目を浴びてうれしいなあ、あの音(インターホン)が鳴ったらこれからも吠えよう」と思ってしまいます。
 

吠えるとおやつをもらえる、インターホンが鳴ったらこれからも吠えよう

インターホンが鳴るたびに吠えるので、おとなしくさせようとおやつをあげていたら、おやつほしさに吠えるようになってしまうことがあります。モニター越しに話も聞こえない、お客さんとゆっくり話すこともできないというときは、おやつで静かにさせようということはついやりがちです。しかし犬にとっては「インターホンが鳴った→吠える→おやつがもらえた」という図式になり、ほめられていると思っています。
 

吠えたら見知らぬ怖い人は帰った、これからも吠えて追い払おう

怖がりな犬の場合、インターホンが鳴って知らない人が来ることに警戒し、吠えつづけることがあります。特に、宅配便の配達、郵便局の人、新聞の集金など家に入らずすぐに立ち去ってしまう人が来た場合、「自分が吠えたから見知らぬ人は逃げて行った、追い払うことができた」と思ってしまいます。  

どうしたら吠えるのをやめさせられる?

いくつかやり方をご紹介します。大切なことは怒らないこと、あせらないことです。どうしてもうまくいかないときや、犬も飼い主さんもストレスを感じるときは無理をせず、専門家に相談してくださいね。
 

飼い主さんが大騒ぎしない、怒らない

インターホンが鳴って犬が吠えても、飼い主さんは知らんぷりします。犬は飼い主さんのことをよく見ています。そのためインターホンが鳴るたびにバタバタしたり、こちらを向いて「静かにしなさい!」と怒ったり叫んだりする飼い主さんにつられて興奮してしまいます。
 
飼い主さんは騒がず犬を見ず、目も合わせないようにします。一瞬でも犬が静かになったら、すかさずオスワリをさせほめてあげましょう。お友達や家族で協力しあって、何度もインターホンを鳴らしては知らんぷり、静かにできたらほめると繰り返します。
 

おやつは吠える前か、静かになったときに与える

おやつを与えるなら吠える直前か、静かになったときです。インターホンが鳴るたびに吠える犬をなだめるため、おやつを与えることはやめましょう。
 
インターホンが鳴った直後、吠える前におやつを与えると「吠えるといいことがある」ではなく「インターホンが鳴るといいことがある」と覚えてくれます。そうすると警戒して吠えることが減ります。
 
また静かになった瞬間におやつを与えると「静かにしていればいいことがある」と覚えます。これもお友達や家族と協力して、インターホンを鳴らして何度も練習してみましょう。
 

怖がりな犬にはクレートを使ったトレーニング

怖がりな犬には、インターホンが鳴ったらクレートに入るトレーニングをしましょう。クレートは犬が落ち着ける巣穴のようなものです。クレートがあれば家の中に置くことはもちろん、車での旅行や災害時の避難にも役に立ちます。持っていない方は、この機会に用意しておくのがおすすめです。
 
ただしインターホンが鳴ったら、いきなり犬をクレートの中に入れることは避けましょう。まずはクレートを大好きにしてからにします。クレートの大きさは犬が立っても頭がつかえず、ゆったり眠ることができ、中で1回転できる大きさが適しています。大きすぎるものはかえって犬が落ち着けないので気を付けてください。
 
クレートが快適な場所になるように、好きな敷物を入れ大好きなおやつをあげて誘導し中に入れてあげましょう。何度か繰り返して、犬が快適な場所だと理解し自分から入るのを待ちます。入るようになったらクレートに入る瞬間に「ハウス」と言って覚えさせます。「ハウス」のコマンドでクレートに入り、中でリラックスして眠るようになったら大丈夫です。
 

インターホンが鳴ったら「ハウス」といってクレートに入らせる

クレートに慣れたら、インターホンが鳴ったとき「ハウス」といってクレートに入らせます。クレートに入ったらおやつを与えてもいいでしょう。クレートは犬にとって安心できる場所なので、見知らぬ人が来ても不安を覚えず、安心して過ごせるようになります。
 
「インターホンを鳴らして、犬をクレートに入れる、お客さんがきても静かにしていられる、おやつを与える」という練習も繰り返しやってみましょう。
 
犬がインターホンやチャイムに吠えるのは、あたりまえのことであり、異常ではありません。ただ興奮して吠え続けたり、苦情がきたりなど飼い主さんの生活に支障をきたすようになると問題です。
 
すでに吠える癖がついている場合は少し時間がかかるかもしれませんが、焦らずにトレーニングすることで吠えることも少なくなっていきます。子犬のうちにインターホンの音を聞かせ、練習しておくのもおすすめです。
 
 

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猫が喜ぶお部屋とおもちゃ作り!猫と仲良く楽しく暮らそう

 
猫が喜ぶお部屋とおもちゃ作り!猫と仲良く楽しく暮らそう
 
猫はもともと狩猟本能のある肉食動物です。野生の猫はねずみなどの小動物を見つけたら忍び寄り、捕まえて食べています。その点家の中にいる猫は、何もしなくてもフードをもらえるので、獲物を探す手間もありません。特に留守がちな家ではやることもなく、ストレスが溜まっている猫もいるかもしれません。
 
猫本来の習性や行動、環境を重視した部屋作りをすること、そして飼い主さんのちょっとした心遣いで猫の生活がぐっと楽しくなります。

環境エンリッチメントの考えを取り入れる

ちょっと難しい言葉ですが、「環境エンリッチメント」とは「環境(Environmental)」を「豊かで、充実したもの(enrichment)」にすることです。
 
動物福祉の考えのもと、飼育環境を動物本来の特性を生かせる環境に近づけ、動物が幸せに暮らせるように実現していく取り組みです
 
動物園や水族館でも盛んに環境エンリッチメントが実践されています。
・高い樹の上で生活するオランウータンのために、高いところを綱渡りで移動できるようにしています。「空中散歩」と呼ばれています。
・クマの運動場内のいろいろな場所に栗を隠しておきます。自然界と同じようにクマは栗を探すことができます。
・ペンギンが深いところまで潜れるように水深6mのプールを設置し、荒い波も起こすようになっています。本物そっくりで複雑な形をした岩も置いています。
などたくさんの例があります。
 

猫との生活にも環境エンリッチメントを取り入れる

動物園や水族館ほど大がかりなことはできなくても、家の猫のために飼い主さんができることがあります。猫は野生の本能が刺激され、わくわくした気持ちで暮らしていくことができます。
 
猫にとって大切なのは、上下に動ける空間と安心して過ごせる場所があることだということを覚えておきましょう。広さはあまり関係ないので、「狭いから」とあきらめなくて大丈夫です。
 

キャットタワーやキャットウォーク

上下移動が好きな猫のために、キャットタワーを置いている方は多いと思います。キャットタワーはまだ買っていない、という方は家にあるカラーボックスなど棚を使って作ることもできます。滑らないように、棚と着地するところに滑り止めのついたマットを敷いてあげてくださいね。
 
また猫用ケージを3段程度あるものにして、自由に出入りできるようにするのもいいでしょう。安全に上下運動ができるようになれば、猫は遊ぶことができます。高いところから飼い主さんを見下ろす、猫の得意げな顔をみるのも楽しみです。  

外が眺められるようにする

窓辺にもキャットタワーや棚を置いて、外が眺められるようにしてあげましょう。また出窓があれば、猫専用コーナーにしてもいいですね。
 
空を飛ぶ小鳥を眺めたり、虫を見つけたりと刺激を与えることができます。ただし苦手な外猫が来る場合は、かえってストレスになるので見えないようにしてあげましょう。
 

隠れ場所を作る

猫は狭い場所が大好きです。猫が落ち着ける隠れ場所を作ってあげましょう。猫がちょうど入れる大きさのダンボールの一面を切り取り、いらないTシャツをすっぽりかぶせるだけで猫の部屋が作れます。
 
Tシャツの首の部分が切り取った面に来るようにすると、首部分が箱の出入り口になります。Tシャツなのでやわらかく、出入りするときも猫の体にやさしいので安心です。いくつか作っておくと、お気に入りの箱を自分で見つけるかもしれません。
 

フードをおもちゃに入れる

フードボウルにドライフードを入れるだけの食事では、狩猟本能が刺激されません。ドライフードを入れて遊べるおもちゃを使ってみましょう。おもちゃを自分で転がさないと中からドライフードが出てこないので、猫は一生懸命転がします。獲物を捕らえて、もてあそぶような野生の本能が刺激されます。
 
購入しなくても、ドライフードを入れるおもちゃは作れます。例えばペットボトルの横にドライフードが通る小さな穴を開け、フードを入れたらフタを閉めて転がすだけです。ペットボトルのほかに小さな箱など、猫が安全に遊べるものなら簡単に作れます。汚れたら新しいものに取り換えてあげましょう。
 

フードを入れたおもちゃを隠す

猫は食事時間が小刻みで、一度にたくさん食べないという習性があります。小刻みに食べられるよう、フードの入ったおもちゃを隠してみるのもいいでしょう。
 
猫のお部屋や猫のベッドに隠したりすると夢中になって探し、猫の狩猟本能が刺激されます。注意したいことは飼い主さんが隠したことを忘れないようにすることです。ドライフードは酸化しやすいので、食べ残しは早めに片づけるようにしてくださいね。
 

飼い主さんと楽しく遊ぶ時間も

狩りをする必要のない生活をしている猫の相手をするのは、飼い主さんしかいません。おもちゃを使って一緒に楽しく遊びましょう。市販の猫じゃらしやおもちゃで遊ぶのもいいのですが、猫が喜ぶおもちゃは簡単に手作りもできます。
 
例えばいらないダンボールに小さな穴をたくさん開け、飼い主さんが指を出すもぐらたたきゲーム、新聞紙や包装紙を猫の体の幅くらいに丸めてテープで止めるだけのトンネルなどいろいろなものが作れます。手頃な材料でおもちゃを作って、猫と一緒に遊ぶ時間を楽しんでくださいね。
 
 

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犬のあくびは退屈だから?眠いから?あくびは犬からのメッセージ

犬のあくびは退屈だから?眠いから?あくびは犬からのメッセージ
 
オテやオスワリを教えているのに、犬が急にあくびを始めてがっかりしたことはありませんか。いたずらをした犬を叱っているときも大あくび。ちゃんと聞いているの?と犬にいいたくなりますよね。
 
実は犬はあくびをすることで、飼い主さんに一生懸命「落ち着きましょう」とメッセージを伝えているのです。

犬のメッセージ「落ち着いてください」に耳を傾けよう

犬があくびをしたシーンを思い返してみてください。オテやオスワリなどコマンドの練習をずっとしているときや、飼い主さんがちょっと興奮したりイライラしたりいるときではありませんでしたか?
 
あくびは「落ち着いてください」「もうどうすればいいのかわかりません」という犬のメッセージです。トレーニングが難しくてわからない、できないから休みたい、という気持ちの表れのときもあります。
 

あくびをしたら飼い主さんも犬もひと休み

あくびをしたからといって「こら!聞いているの?」と怒ったら逆効果です。コマンドタイムはひとまず終わりにして、飼い主さんも犬もおやつを食べて休憩しましょう。
 
知らない人やお客さんが来たときも、あくびをして落ち着かせようとしていることがあります。そんな時は独りで過ごせるクレートに入れるなど、リラックスできる場所に移してあげましょう。
 
逆に犬に落ち着いて欲しいときは、犬に向かって大きくあくびをしてみましょう。お客さんに興奮しているとき、動物病院でソワソワしているときに効果がでるかもしれません。
 

本当に眠いときもあくびをする

実際に疲れて眠いときも、人と同じようにあくびをします。特に問題はないので、そのまま静かに眠らせてあげましょう。
 
てんかんという発作を持つ犬では、あくびがてんかんの予兆のことがあります。もともとてんかんを持っている犬、いつもと違う震えや体調不良が見られたときは、一度受診すると安心ですね。
 

犬のことば「カーミングシグナル」とは

あくびで「落ち着いてください」と伝えるのは「カーミングシグナル(Calming signal)」といって犬のボディランゲージのひとつです。カーミングには「落ち着かせる」という意味があります。
 
犬は本来群れで行動する動物です。群れで協力して効率よく狩りをするには、お互いコミュニケーションをとり、ケンカにならないようにする必要があります。そのため野生だったころからカーミングシグナルを用いて会話をしていたと考えられます。
 

あくび以外のカーミングシグナルの例

・背中を向ける
「落ち着いて」「冷静になって」と伝えています。突然犬が背中を向けたときは、飼い主さんに冷静になって欲しいと思っているのですね。
 
「背中を向ける」カーミングシグナルは人から犬にも伝えられます。犬が興奮していたら、背中を向けてみましょう。犬はだんだん冷静になっていきます。公園などで見知らぬ犬を興奮させてしまったときも、背中を向けることでトラブルを回避できることがあります。
 
・突然フセをする
フセをすることで、自分も仲間にも「冷静になれ」とメッセージを出しています。コマンドを出していないのに、フセをしたときは「落ち着こう」と思っていると察してあげましょう。
 
散歩に行く前や、飼い主さんが近づいたときに自らフセをするのは、うれしくて興奮する気持ちを自分で抑えようとしています。
 
状況によっては、おもしろくないことがあったときもフセをします。おもちゃを片付けられたときなど、上目遣いで飼い主さんを見ながらフセをすることがあるのではないでしょうか。
 
・急にゆっくり歩き出す
相手のイライラを抑えようとしています。時間がなくて急いで散歩しているときなど、犬が急にゆっくり歩き出して焦ることはありませんか?
 
飼い主さんが「早くしなくちゃ」とイライラすればするほど、ゆっくり歩くことがあります。引っ張ったり怒ったりせず、観念して落ち着いて歩くようにしましょう。
 
・大きく弧を描いて近づいていく
公園で見知らぬ犬にあったときなど、大きく弧を描いて近づくことがあります。「あなたに敵意はないですよ」とアピールしています。飼い主さんも知らない犬に近づくときは、大きく弧を描くと敵意がないことを伝えることができます。
 
・口をくちゃくちゃさせる
何か食べている?と思ってしまいますが、くちゃくちゃさせるのは「もうわかりました、落ち着きましょう」と伝えています。叱られたときなどによく出るカーミングシグナルです。それ以上叱っても、犬は疲れるだけでしょう。
 

飼い主さんのあくびがうつる「信頼の証」

眠くて大きなあくびをしたら、続いて犬もあくびをして驚いたことはありませんか?これは実際に飼い主さんのあくびが犬にうつっています。あくびがうつるのは人から人だけではなく、人から犬へもうつるということが研究され証明されています。
 
さらにあくびがうつりやすいのは、知らない人より飼い主さんのあくびであることも研究からわかっています。飼い主さんと共感し信頼しているきずながあるからこそ、あくびがうつるということです。たかがあくび、ですが犬の気持ちが表されていたり、信頼の証だったりするのですね。
 
 
 

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猫の感情表現はしっぽの動きにあり!愛猫の気持ちを知ろう

猫の感情表現はしっぽの動きにあり!愛猫の気持ちを知ろう
 
猫は犬のようにしっぽをフリフリすることはありません。
 
しかし、猫のしっぽにはいろいろな感情が込められているのをご存知でしたか?
 
分かりづらい猫の感情を読むにはしっぽの動きをチェックすることが最大の近道!嬉しい、楽しいなどのプラスの感情から恐怖、イライラなどのマイナスの感情までその種類はさまざま。なかでも愛猫家なら知っておきたい、代表的なものをいくつか集めてみました。

プラスの感情

まず初めに、猫にとってプラスの感情を表すしっぽの動きを見ていきましょう。
 
◆しっぽを立てる…嬉しい、甘えたい、構ってほしい
◆先端を前に向ける…猫にとっての挨拶
◆ゆっくりと振る…機嫌がいい、リラックスしている
 
ぴんとしっぽを立てているのは友好の証!じっと目を見つめながら近寄ってきたらあなたに甘えたい証拠です。また、猫同士が挨拶する時もしっぽの先端を前に向けることがあります。野良猫が集会を開いていたらよく観察してみてください。

マイナスの感情

飼い主なら知っておきたい!猫にとってマイナスの感情を表すしっぽの動きは以下の通りです。
 
◆しっぽを逆立てる…驚きや恐怖、威嚇体制
◆足の間に巻き込む…怯えている、弱気になっている
◆ダラリと下げる…しょんぼり、元気がない状態や体調不良の可能性も
◆左右に大きく振る…闘争心が芽生えている、強さをアピールしたい状況
◆速く、バタバタ振る…イライラしている
 
猫はマイナスの感情の時ほどしっぽを大きく動かす傾向にあるようですね。毛を逆立ててしっぽを膨らませている姿は印象的なのですぐに気づくことができますが、その他はやや分かりづらいかも?知っているだけでも猫への理解度がぐっと深まりますね。

まだまだある!猫の感情表現

プラス・マイナス以外にも猫のしっぽには意外な感情が込められているんです。
 
◆抱っこされた時、お腹に付ける…不安や恐怖を感じている
◆抱っこされた時、小さく振る…落ち着かない、早く下ろしてほしい
◆先端を小刻みに振る…獲物を見つけたときや考え事をしているとき
◆声に反応して揺らす…聞こえてはいるが、反応するのが面倒
 
しっぽを見れば猫ならではの感情が何となく理解できますね。猫がひとりの時間を満喫しているとき、さりげなくしっぽの動きを観察してみれば面白い発見があるかもしれません。
 
代表的なものを挙げてみましたが、猫にとってしっぽは身体の中でも大切なパーツのひとつ。
親猫が子猫の狩りの練習にしっぽを使うこともありますし、猫同士のコミュニケーションとしても重要な役割をもっています。仲良しの猫同士、しっぽを絡ませて親交を深めることもあるほどです。
また、猫は信頼している人にしっぽの付け根を触ってもらうのが大好き。猫の性感帯であるという説もあるほどで、触ってあげればきっとゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれるに違いありません。ぜひ猫のしっぽをよく観察して、コミュニケーションを深めてみてくださいね。
 
 

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猫のオスとメスには違いがある

 
猫のオスとメスには違いがある
 
猫は性別によって全く違う性質をもっていることをご存知でしたか?
この他にも、毛の色や模様によって性格が違うことがあります。新しい家族として猫を迎え入れるときの参考にしてみてくださいね。

毛の色や模様によっても性格は違う

猫は毛の色や模様によって性格が少し違うといわれています。代表的なものは以下の通りです。
◆茶トラ…穏やかで優しい
◆白猫…神経質で気が強い
◆黒猫…争いを嫌い、フレンドリーで優しい
◆キジトラ…やんちゃで甘えん坊
◆サビ猫…マイペースで短気
 
もちろん全ての猫にあてはまるわけではありません。しかし、家の猫ちゃんや野良猫などをよく観察してみると納得できる気がしませんか?これらは遺伝によるものが多いと言われています。

オス猫の特徴と飼う上での注意点

オス猫は体格がよくて目が細く、いかにも“猫っぽい”顔つきの子が多いです。鼻が尖っていてシャープなのも特徴。性格は遊び好きでやんちゃ。飼い主さんが大好きな子が多く人懐っこいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
生後6ヵ月~1歳頃になると去勢をする飼い主さんも多いですが、去勢後のオス猫はとっても甘えん坊になります。時には赤ちゃん返りのような兆候がみられることも。逆に去勢をしないと発情期に「スプレー行動」と呼ばれるマーキングをして部屋を汚したり、飼い主さんに噛みつくなどの凶暴化、またメスを求めて脱走するなどの行動に出ることがあるので注意が必要です。

メス猫の特徴と飼う上での注意点

オス猫と正反対の性格で気分屋、プライドが高い子が多いです。何を考えているか分からない…と飼い主さんを困惑させる子もいます。猫らしい性格の子はメスに多いのが特徴。顔は全体的に丸みを帯びていて目もぱっちりと大きく、しなやかな体つきをしています。
メス猫は避妊手術を選択する飼い主さんが多いですが、オス猫と違って全身麻酔を必要とするので日帰り手術ができません。最低でも1泊の入院が必要となり、その分費用も高くなります。避妊をせずに発情期を迎えるとオス猫へのアピールをするためにとても大きな声で鳴きますので、集合住宅に住んでいる飼い主さんは少し困ってしまうかもしれませんね。

育った環境によっても変わる

猫も人間と同じである程度の性格は幼少期に形成されると言われています。特にしつけのしづらい猫においては生後2週間~3ヵ月頃に母猫や兄弟からたっぷりと愛情を受け、社会性を身につけることがとても大切です。
また、飼い主さんの性格や住環境によっても性格は変わってくるというから興味深いですね。生活リズムに関しても同じことが言え、飼い主さんが夜型の場合は猫も夜型になるといわれています。ベースは夜行性の猫ですが、現代で飼われている猫は必ずしも夜に活動するとは限らないものです。
普段知らん顔をして寝ているように見えても、案外飼い主さんの影響を受けている猫。この機会にじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。
 
 
 

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困った!猫の”ご飯チョイ残し”の理由は?

困った!猫の
 
とくに体調が悪いわけでもなく元気そうなのに、ご飯をあげると残してしまう…そんな経験をした猫の飼い主さんは意外に多いもの。

せっかくあげたご飯を残すのはもったいないですし、何より猫の体調が心配になってしまいます。

どこか調子が悪いんじゃないか…病院に行くべきか…
毎日毎日、本当に心配です。

そこで・・・

猫がご飯を“チョイ残し”する理由について触れていきます。

野生の本能が残っている

猫は本来狩りをする生き物。現代でペットとして飼われている猫たちは狩りこそしませんが、ご飯を残すのは野生で生きていた頃の名残ではないかという説が有力です。
自然の中で獲物を捕らえても、次の獲物がいつ現れるかは分かりません。そのため必要だと感じた分だけを食べ、残りはとっておこうと考えるのです。
また、少食の猫が多いのも狩猟本能に関係があるのではないかといわれています。
野生の動物を捕えるためには素早い動きを要求されるため、満腹になって動けなくなるのを防ぐためにいわゆる「腹八分目」におさえておくのです。
猫がご飯を残すとき、前足で床を擦るような仕草をしたことはありませんか?あれは床を土に見立て、穴を掘って餌を隠しておこうとするため。「もういらないよ!」のサインでもあるのです。餌が入った器をひっくり返すような仕草も同じ理由であると考えられています。
 

選り好みをしている

餌を変えたばかりのときや、おいしいおやつをもらった後に餌を残したら単純に選り好みをしている可能性が高いです。
猫は気に入ったものしか食べないと思われがちですが、だからといって直ぐにおやつを与えるのはNG。餌を残せば美味しいものをもらえると学習してしまっては意味がありません。
猫が餌を食べなくても、1~2日は様子をみましょう。それでも一口も食べないようなら体調不良を疑って獣医師に相談してください。
 

食器が気に入らない

高さが合わなくて食べづらい、素材が好みではない…など、食器に不満があるという理由で餌を残してしまう猫も案外多いようです。
とくに高齢の猫などは食べるときの体勢が負担になってしまい、吐き戻しの原因にもなりかねません。最近では高さのある器や餌台なども販売されていますので、猫に合ったものを検討してみましょう。
また、食器を変えたことで警戒しているケースもあります。その時は飼い主さんがそばにいて見守ってあげるなど、安心させてあげることが大切です。
 

環境の変化などでストレスを感じている

引っ越しや同居人が増えた時など、猫は環境の変化にとても敏感です。
思い当たることがあれば食事の時以外にもよく様子を観察することが大切。ストレスは食欲不振を招くことが多いので、猫のケアを最優先にしてあげましょう。
 
 
ダラダラ食いは猫の胃腸に負担をかけてしまうためあまりおすすめできません。
子猫は1日3~4回、成猫なら2回ほど時間を決めて餌を与え、たとえ残っていても30分程度で下げる。こうした習慣づけをしてあげることで、猫の“チョイ残し”を少しずつ減らすことができます。
 
 

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