さみしさがストレスに?犬が感じるお留守番中のストレス
仕事から疲れて家に帰ったら、愛犬が部屋を散らかして荷物がぐちゃぐちゃ。
うちの犬はしつけがなってないなあ、なんて思っていませんか?実はそれ、犬がお留守番にストレスを感じているサインなんです。
そして重度のストレスを感じると、犬の心身に悪影響を及すこともあるのです!
ということで、今回はお留守番中に感じている犬のストレスについてお話ししたいと思います。
そもそも犬は集団で行動する生き物で、一人になることに対して本能的にストレスを感じます。そして、お留守番の時のように寂しさを感じると、「分離不安」を起こしてしまうことがあります。
「分離不安」とは飼い主が側にいない事で感じる不安から起こる症状で、具体的な行動は、過剰に吠えたり、家具などを壊したり、トイレでない場所で排泄をしたりすることが挙げられます。
ひどい場合は過剰に吠えたせいで声が枯れてしまったり、下痢や嘔吐、更には、体に炎症が出たり、自傷行為をしてしまったりなどの症状もあるようです。
こういった行為を普段からするのではなく、お留守番の時だけするようであれば、もしかしたら愛犬が分離不安を起こしているサインかもしれません。変化に気づくためには日頃からの観察が必要不可欠です。
また、グルーミングという毛づくろいを過剰にしてしまう症状を起こす場合もあり、毛をつくろうために過剰に毛を舐め続けてしまったせいで、皮膚病になる可能性もあるのでグルーミングには要注意です。
もちろん、初めから甘えん坊な性格でお留守番ができない犬もいますが、中には昔はお留守番ができていたのに最近できなくなった、などのケースもあります。
例えば飼い主が病気になり、自宅療養していたとしましょう。そうすると、必然的に、毎日朝から晩まで犬と一緒に時間を過ごすことになります。そして、しばらくして飼い主の病気が治り、仕事に復帰しましたが、その日から犬が分離不安を起こし部屋は荒れ放題になってしまうのです。
このように、今まで飼い主とずっと一緒にいる環境から、突然独りぼっちになり、さみしさを感じてしまっているというケースもあります。
いかがでしたでしょうか?犬はとてもストレスを感じやすい生き物です。
もしも、これらの症状が長く続くようでしたら病院に連れていってあげたり、外出時はペットシッターに依頼するなど、すこしでも愛犬の不安を取り除いあげると良いですね。