2016年06月

犬の散歩のマナーについて

犬の散歩のマナーについて
犬にとって散歩は、飼い主と時間を共有できるかけがえの時間であり、ストレスや運動不足を解消できる大切な行動でもあります。
 
しかし、マナーが身につかないまま散歩を強行してしまうと、周囲の方々に迷惑をかけたり、思いがけないトラブルを招いたりする原因となってしまいます。
 
そこで今回は、犬の散歩マナーの重要性、必要性について考えていきたいと思います。

散歩のマナーを守る意味とは

犬と飼い主が、周囲や周辺環境に迷惑や悪影響をもたらすことなく、安全な散歩を楽しみたいですよね。
 
家の外に一歩出れば、自分と同じように犬好きの人ばかりではなく、さまざまな人と接することになります。犬が苦手な人、犬を怖いと思っている人、犬アレルギーを持っている人などもいます。
 
散歩マナーを守ることは、自分と犬が楽しむだけでなく、このような人たちに対しても、できる限り不快感を与えないために必要なことなのです。
 
また、自治体によっては条例で犬の散歩について、一定の制限や条例を設けている場合もあります。その点を踏まえ、自治体で犬の散歩に関するルールが決まっている場合は、それを遵守するよう心がけましょう。
 

犬の散歩 基本的なマナー

犬の散歩に関する基本マナーには、以下のようなものがあります。
 
・首輪、リードを装着する(ノーリード厳禁)
・フンは必ず持ち帰る
・リーダーウォークを心掛ける
・予防接種を徹底する
・ノミ、ダニの予防を行う(病気感染の予防にも繋がる)
・知らない人、犬に対して突然吠えたり噛んだりしない
 
これらの散歩マナーは当たり前のことで、簡単にできるような気がしてしまいますが、実際に行ってみると意外にできないというのが現実です。できていない部分は改善を、これから散歩デビューをするという人は以上のことができるよう心がけましょう。
 

散歩の時に便利なグッズ

散歩を楽しく、そして便利にしてくれる優れものグッズはたくさんあります。ここにいくつか紹介してみますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
 

お散歩用バッグ

防水、防菌、消臭加工がされた散歩用バックは、随所に散歩を快適に行える工夫がなされています。
 
取り外しができるマナーポーチが付属していたり、ビニール袋や掃除ツールを収納できるポケット、おもちゃやおやつを入れるスペースなどがついていたりと、利便性を追求した造りになっています。お洒落なもの、かわいいものなど種類も豊富なので、是非、お気に入りの逸品を手に入れましょう。
 
バックと言えば、「ドッグキャリー」も持っておくと便利なグッズの一つです。電車でお出かけする際や一緒に買い物に行く際に、犬をバックの中に入れて運ぶことができます。素材はプラスチック製や布製があり、用途に合わせて購入することが可能です。
 

ドッグウェア

よく街で見かけるようになったのが洋服を着せた犬。カラフルなものから形が個性的なものまで、その犬に合ったさまざまな洋服が身に付けられています。
 
ただお洒落という以外に汚れや抜け毛を防ぐ、保温効果など、「ドッグウェア」にはいくつかの目的や効果があります。ぜひ一度、洋服を身に付けていつもとは違う散歩の気分を味わってみてはいかがでしょうか。
 

フン取り器

散歩中のペットのフン掃除に使う道具というと、ビニール袋にちり紙、手袋、などが挙げられますが、最近はビニール袋と手袋が一体化したものや、ワンタッチでフンをキャッチできるマジックハンドのようなものが登場しています。
 
これらの便利グッズを使うと、道具が少なくできる、衛生面が気にならないなどのメリットがありますのでおすすめです。

肥満注意!犬を散歩させてダイエットするコツ

肥満注意!犬を散歩させてダイエットするコツ
近年、ペットの間にも肥満が広がり、世界的に大きな問題となっています。
 
ペットを可愛がるあまり、高カロリーの食品を欲しがるだけ与えるという飼い主が増えており、肥満を起因とした病気を患う犬、猫などが急増しているようです。
 
そこで今回は、犬の肥満の怖さと、その解消方法について考えていきたいと思います。

犬が太ると起こりうること

犬を飼っている方の中には、「人間と同じように美味しいものを食べさせてあげたい」、「欲しがっているのに与えないなんてかわいそう」というように考えている方が多いようです。
 
しかし、犬が標準体重を大幅に超えてしまうと、病気にかかりやすくなります。肥満になると以下のような病気にかかりやすくなりますので、要注意です。
 
・体重増加により骨や関節に負担がかかり、関節痛やヘルニアなどの問題が発生
・糖尿病、腎臓病、呼吸器系の病気
・皮膚病
・免疫力の低下
 
体重が増加すると体のさまざまな箇所に悪影響を及ぼします。首の周りに脂肪が付きすぎて気管を圧迫し呼吸が安定しなかったり、過度に糖分を摂取してしまったために、体内で糖が正しく処理されず糖尿病を発症してしまったり。
 
さらには、万が一手術となった場合には、太った体に対して麻酔の量が多くなるめリスクが増加する可能性もあります。このような状況だと、緊急のときに手術を受けることができない状況が発生してしまうのです。
 

犬が太っているか判断する基準

犬の肥満度を確認する方法として、「ボディーコンディションスコア」というものがあります。体重や体脂肪を量る以外に、犬の体型や触れたときの肉付きなどで5つの段階に分けるというものです。
 
「1」 が痩せすぎで「3」が標準、「5」になると太り過ぎとなります。
 
例えば「1」の場合は、助骨などの骨が浮き出ており、俯瞰で見るとかなりくびれが目立ちます。体脂肪率も5%に満たない場合がほとんどです。
 
標準の「3」になると、体に触れた時に少し骨が分かる程度で、くびれも緩やかなものです。体脂肪は15%以上25%未満をキープしています。
 
そして、「5」の太り過ぎになってしまうと、体に触れなくとも明らかに肉付きが良く、くびれは全くありません。お腹の辺りは肉で垂れてしまっており、体脂肪は軽く35%を超えています。
 
家庭ではこの判断を行うことはなかなか難しいため、行きつけのペットサロンや動物病院で測定することをおすすめします。
 

犬が太る主な原因

犬が太る原因としては以下のようなことが考えられます。

食事

犬は食事に関して人間に管理されています。「かわいいから」、「欲しがるから」といった理由でエサを際限なく与え続けると、すぐに肥満に至ってしまいます。
 
さらには、飼い主と犬が同じタイミングで食事をしていることも原因になっている場合があります。自分が食べているものをつい犬に食べさせてしまうということがあるからです。
 
これが毎日繰り返されると肥満に繋がってしまう恐れがあるので気を付けるようにしてください。
 

運動

摂取したカロリーを消費するためには適度な運動をしなければいけません。ほとんど散歩に連れて行かずに、歩くのは室内だけという状況になっていませんか?
 
室内犬の場合、動く範囲が限られているため、運動不足に陥り太る傾向があると言われています。「食べさせたら動かす!」ということを常に意識するようにしてください。
 

避妊手術

避妊手術を行った場合、ホルモンバランスが崩れて代謝が低下してしまって肥満になってしまうケースがあります。
 

病気

内分泌系に異常があったり、関節や筋肉などに問題がある場合も運動ができず肥満に繋がる可能性があるので注意が必要です。
 
いずれにしても、犬が育てられる環境によって体重に大きな差が出てきますので、日頃から体重の管理は怠らないように注意するようにしましょう。
 

肥満を解消する犬の散歩ダイエット

犬の肥満を解消するためには、ダイエット専用フードを利用する方法もありますが、できれば好きなものを食べさせ、散歩などの運動で体重を減らしていく方が、犬のストレスが軽減し効果があると言われています。
ここでは、散歩ダイエットのコツをお教えしたいと思います。

散歩ダイエットのコツ

・1回20分、1日2回~3回程の散歩を行う
・エサは散歩前に与えておく
・散歩後にエサを与える場合は、最低でも3時間以上空ける
・体重の負担を軽減させるためプールでの水中散歩を行う
・散歩の距離を少しずつ増やしていく
 
これらの点に気をつけて散歩を続けると、無理なく筋肉量を増やすことができ、太りにくく痩せやすい体を作ることができます。是非、試してみて下さい。
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