2022年04月

犬にとってのごほうびはおやつだけ?ごほうびの種類や与え方も解説

犬にとってのごほうびはおやつだけ?

目次
  1. 犬にとってごほうびとは
  2. 犬の大好きなものを見つけよう
  3. ごほうびの種類と注意点
  4. ほめ言葉もごほうびにしよう
  5. まとめ

犬をほめるとき、多くの飼い主さんはごほうびとしておやつを与えるのではないでしょうか?しかし散歩や遊びはもちろんニオイを嗅ぐ行為も、犬にとってごほうびになるのです。

この記事では犬にとってのごほうびの意味や、おやつ以外のごほうび、与える際の注意点について解説します。ごほうびを上手に使って、犬とたくさんコミュニケーションを取りましょう。

犬にとってごほうびとは

「犬にとって望ましい行動が将来にわたってもできるように教え、できたときに与える」ものがごほうびです。例えば「おすわり」を教えて、うまくできたらごほうびを与えます。「おすわり→ごほうび」を繰り返しているうちに、おすわりがずっとできるようになるのです。

「ごほうび」はもともと、「ほめて与える品物」という意味です。そのため何かを頑張ったごほうびに報酬として与えるものと思いがちですが、犬に与える場合は多少意味が異なるのですね。

犬の大好きなものを見つけよう

犬に新しいしつけを教えたい、もっとコミュニケーションを取りたいと思う飼い主さんは、犬の好きなものを見つけましょう。

おやつやフードでも、犬には好みがあるはずです。ものすごく好きなおやつなら、しつけやコミュニケーションの際に利用すると効果もアップするでしょう。

他にも「犬が行きたがる公園がある」「頭のてっぺんを撫でられるのが特に好き」などもごほうびに活用できるのです。

ごほうびの種類と注意点

犬にとってのごほうびは、おやつだけではありません。状況や犬の性格に合わせて上手に利用しましょう。

おやつ・フード

ごほうびといえば、おやつやフード。犬のモチベーションも上がりやすく、しつけなどにも最も使いやすいごほうびです。大人が付いていれば、小さなお子さんでも犬にごほうびを与える経験ができます。

注意点「普段は食べられないおやつやフードを空腹のときに利用する」
ごほうびに使用するおやつやフードは「特別感」が大切です。ごほうび用のおやつやフードを普段のおやつ用とは区別しておきましょう。

普段のおやつタイムに食べられるおやつは、犬が努力しなくても手に入ります。犬にとってはいつでも手に入るおやつやフードは、ごほうびとしては価値があまりありません。

ただし、ごほうびとしておやつやフードを使うのは、犬が空腹のときにしましょう。犬がいくらそのおやつやフードが好きでも、お腹がいっぱいだと効果は半減します。ケーキが大好きな人でも、お腹いっぱいのときにもらってもあまりうれしくないはずです。

散歩

散歩が大好きな犬には効果的なごほうびです。朝晩の散歩の前に、「フセをさせる」「アイコンタクトを取る」などを教えましょう。

注意点「あらかじめリードを着けておく」
フセができてから、のんびりリードを着けて出かけるのでは散歩のごほうび効果がほとんどありません。すぐに出かけられるよう、あらかじめリードを着けておきましょう。玄関先などでしつけを行うと、すぐに出発できます。

ニオイを嗅ぐ

犬は本能的にニオイを嗅ぐ行為が大好き。好き勝手ニオイを嗅がせるよりも、まずは「フセ」「オスワリ」「アイコンタクト」などを行ってからにしましょう。

注意点「ニオイを嗅ぐ場所の安全性を確認」
公園など公共の場所では、食べ物の包み紙や食べ残しなどの誤飲の危険性があります。ニオイを嗅ぐ場所に危険なものがないかチェックをしておきましょう。

草むらなどは、ダニが潜んでいる可能性もあります。ダニ予防を行った上で、草むらにはむやみに入らないようにしましょう。帰宅後は体全身をチェックしてください。夏場はフィラリアを媒介する蚊に刺される危険性もあるので、フィラリア予防を必ず行っておきましょう。

遊び

遊ぶのが大好きな犬にぴったりのごほうびです。「オスワリをしたらフリスビーを投げる」「フセをしたら、おもちゃを与える」など遊びの前に指示に従わせます。引っ張りっこ遊びで興奮しすぎたときも、「口から離せば遊びを再開」もごほうびになるでしょう。

注意点「安全なおもちゃを選ぶ」
犬の体サイズに合った、壊れにくいおもちゃを選びましょう。小さすぎるおもちゃは、誤飲の危険性があります。ゴルフボールや人間の子ども用おもちゃも飲み込むと危険です。与えないようにしましょう。

コングなど食べ物を詰められるおもちゃは、犬が集中しやすくおすすめです。遊び終わったあとは、おもちゃを必ず回収してください。

撫でる、抱っこする

撫でたり、抱っこされたりが好きな犬へのごほうびになります。道具がいらないのもメリットです。撫でる飼い主さんも、犬のぬくもりに癒されます。「耳の後ろが好き」「あごの下が好き」など、好きな場所をチェックしておきましょう。

注意点「撫でられるのが苦手な子にはやらない」
虐待された経験のある犬や、怖がりな犬の中には、愛撫が苦手な子もいます。無理に撫でるのは逆効果なので行わないでください。

ほめ言葉もごほうびにしよう

ごほうびに「いい子」などほめ言葉をプラスしましょう。繰り返すと、ほめ言葉もごほうびになります。おやつがすぐに用意できない場合でも、好ましい行動の直後にごほうびが与えられるので便利です。

犬は最初、「いい子」と言われても意味がわかりません。しかし、おやつなどをもらいながら「いい子」と言われていくうちに「いい子と言われるといいことがある」と犬は理解します。

「いい子」と声をかけて犬が喜ぶ様子を見せたら、ほめ言葉として理解できたと判断できるでしょう。

まとめ

ごほうびは犬の望ましい行動を強化するために必要です。ごほうびがあると、犬は楽しみが増えてモチベーションもアップ。飼い主さんとのコミュニケーションや、絆を深めるのにも役立ちます。

ごほうびはおやつやフードだけではありません。散歩や遊ぶもごほうびになります。効果をアップさせるためにも、犬の好みを見つけましょう。

 

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猫にブラッシングをしたい!少しずつ慣れさせるのがコツ

猫にブラッシングをしたい!少しずつ慣れさせるのがコツ

目次
  1. どうしてブラッシングが嫌い?
  2. 猫にとってのブラッシングの効果
  3. ブラシの種類
  4. ブラッシングに慣れさせる手順
  5. まとめ

愛猫にブラッシングしようとすると逃げられたり、威嚇されたりして困っていませんか? また、「猫は自分で毛をなめているからブラッシングは必要ない」と思っていませんか?

猫のブラッシングは、抜け毛を取り除き、毛玉を予防するためにも大切なケア。スキンシップとしても欠かせません。少しずつ慣れさせてお手入れしてあげましょう。この記事では、猫をブラッシングに慣れさせるコツを解説します。

どうしてブラッシングが嫌い?

道具としての「ブラシ」そのものや、人に触られることに慣れていないと猫はブラッシングを嫌がります。過去にブラッシングのために無理に押さえつけられた、痛い思いをした経験も原因になります。

母猫や兄弟猫と早く引き離されたなど、社会化が不足している猫はブラッシングをいやがる傾向が高めです。そのため、少しずつ慣れさせていく必要があります。

猫にとってのブラッシングの効果

ブラッシングは、猫にとってさまざまな効果があります。

抜け毛を取り除く

抜け毛を取り除き、飲み込むのを防ぐ効果があります。猫は自分の舌で毛づくろいをしていくうちに、どんどん抜け毛を飲み込んでしまうのです。抜け毛のほとんどは便と一緒に排泄されますが、吐き出す場合もあります。

しかし、力が弱った高齢の猫や病中病後の猫は排泄や掃き出しがうまくできません。そのため、毛玉がお腹で固まる「毛球症(もうきゅうしょう)」になる恐れがあります。

もつれを防ぐ

定期的なブラッシングは、毛がもつれるのを防ぎます。長毛種の猫は毛がもつれやすいので、ブラッシングに加えてコーミングも必要です。

血行をよくする

適切な力で皮膚に刺激を与えるので、血行がよくなります。

スキンシップに

抱っこしながらブラッシングするなど、飼い主さんとのスキンシップにもなります。触れ合ってお互い体温を感じると、猫も飼い主さんも心がリラックスするでしょう。

ブラシの種類

猫用ブラシは主に次の種類が販売されています。猫の毛や目的によって使い分けましょう。

コーム(くし)

長毛種の毛を整え、もつれを取り除きます。短毛種は仕上げに使いましょう。

スリッカーブラシ

先が針のように曲がった金属製のピンが並んだブラシです。長毛種の毛玉を取るのに向いています。先端が皮膚に当たると痛いので、使う際は注意が必要です。

ピンブラシ

金属製のピンの先が球形になったブラシです。長毛種の絡んだ毛をほぐしやすいでしょう。力を入れると毛が引っ張られてしまうのでそっとほぐすのがコツです。

ラバーブラシ

ラバー他、シリコンタイプもあります。抜け毛をごっそり取り除いてくれるブラシです。ほどよい柔らかさで、マッサージ効果もあります。手の感覚でブラシができるグローブタイプは、力加減を調節しやすいでしょう。

ブラッシングに慣れさせる手順

猫の好きなおやつとブラシを用意します。大きなブラシに慣れていない猫は歯ブラシから始めましょう。多くの猫が好む液状のおやつを利用すると便利です。

人触られることに慣れさせる

ブラッシングに恐怖心を抱かせないために、まず「人に触られる」ことに慣れさせます。この時点ではブラシは必要ありません。

飼い主さんは床に座って、猫の近くでおやつを見せます。近づいてきたら、おやつを食べさせながらそっと体を触ります。猫が膝の上に乗ってくれればベストです。

注意!
大声で呼ばず、静かに行ってください。騒ぐと驚いてしまうので気を付けましょう。

道具に慣れさせる

ブラシを猫の過ごす場所近くに置いておきます。猫がブラシに近づいて匂いを嗅いだり、顔を擦り付けたりしたらおやつを食べさせましょう。このときのブラシは、歯ブラシでも普通のブラシでもどちらでもかまいません。

なかなか来ない場合は、ブラシそのものにおやつを塗り付けておきましょう。猫の方から舐めにきます。決して無理にこちらから押し付けず、猫が興味を持つのを待ってください。

ブラッシングしてみる

猫がブラシに興味を持つようになったら、おやつを片方の手に持った状態で少しだけブラッシングしてみましょう。頭など、猫が好む場所から始めます。体全体をブラシする必要はありません。ブラッシングしたらおやつをあげてください。

少しずつブラッシング範囲を広げる

猫は、自分の舌が届かない頭、頬、顎周辺などをブラシしてもらうと喜びます。最初は顔周辺だけをブラッシングしましょう。

次の日は背中だけをブラッシング、その翌日は前脚だけをブラッシングと範囲を広げながら進めます。毛並みにそって、ブラッシングするのがコツです。

本物のブラシを使ってみる

歯ブラシに慣れたら、猫用ブラシを使ってみましょう。ブラシによっては力を入れると痛いものもあるので注意してください。

このサインが出たら中止

ブラッシング中に、耳が前後に動いたり、しっぽをパタンパタン揺らしたりしたら「もうやめて」のサインです。ブラッシングは中止しましょう。「嫌がればすぐ解放される」と誤った学習をさせないためにも、猫をすぐ自由にせず少し間を置いてから離すのがコツです。

ひどい毛玉ができたら動物病院へ

長毛種の猫など、毛玉ができているときは無理に引っ張ると痛い思いをさせてしまいます。動物病院やトリミングサロンに連れて行きましょう。

まとめ

猫のブラッシングは抜け毛を取り除き、お腹に毛玉が溜まるのを防ぐ効果があります。血行もよくなり、飼い主さんとのスキンシップにも役立つでしょう。

猫をブラッシングに慣れさせるには、少しずつ進めるのがコツです。最初は歯ブラシでかまいません。おやつも上手に利用しながらブラッシング大好き猫にしましょう。

 

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