2020年05月

猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫は飼い主さんが思っている以上に、トイレについてこだわりを持ちます。何より優先するのは清潔さ。他にもトイレの大きさや置き場所、トイレ砂など再確認して、猫はもちろん飼い主さんも満足できる、快適トイレにしましょう。

猫のトイレ、お気に入り度をチェックする方法

猫がトイレを気に入っているときは、ゆったりと排泄します。トイレ砂の匂いを存分にチェックしたら、排泄。排泄物をていねいに埋めて満足したら、静かにトイレを離れます。飼い主さんに、トイレ終わったよと教えてくれる猫もいます。今のまま、清潔を保ってあげましょう。

その反対に排泄前はほとんど匂いもかがず、排泄のあとはろくに片づけないで急いでどこかに行ってしまう、ドーム付きトイレから顔を出して排泄している、トイレの周りで鳴いて飼い主さんに抗議をする、という場合はトイレに不満があることがあります。トイレ環境を、すぐに見直してみましょう。

こまめなお掃除を欠かさない

猫はとてもきれい好き。しかも嗅覚は人間の数万倍ですから、ちょっとでも汚れていれば臭いが気になって仕方ないはずです。トイレが汚れたままだと猫は排泄を我慢したり、わざと粗相をしたりすることもあります。

排泄物はすぐに片づけ、周囲の汚れもしっかり拭き取っておきましょう。ただし捨てる前に、健康管理のための排泄物チェックは欠かさないようにしてください。

猫のトイレの大きさは体長の1.5倍

トイレのふちに足を乗せて器用に排泄しているときは、砂が気に入らないのではなく、トイレが小さすぎる可能性が高くなります。早めに大きいものに取り替えてあげましょう。目安は体長の1.5倍。衣装ケースなどを利用するのもいい方法です。

ドーム付きトイレは、砂が飛び散らないことや人目にさらされず排泄できるメリットがありますが、圧迫感を嫌う猫がいます。ドーム付きトイレから顔をのぞかせて排泄しているときは、ドームを外すか一回り大きいものに変えてみてください。

トイレの数も大切。猫の数プラス1で用意

猫のトイレは、猫の数プラス1が理想です。特に2匹以上いる場合は、複数用意してあげましょう。排泄しようと思ったのに、他の猫の排泄物や匂いがあるとストレスになり我慢してしまうこともあります。

多頭飼いの場合は、どのトイレをどの猫が使っているかをチェックしておきましょう。体調不良の猫が見つけやすくなります。

トイレの場所は静かな落ち着ける場所に

落ち着いた場所で排泄したいのは、人も猫も同じ。なるべく静かで、あまり人目にさらされないところが理想的です。さらに、窓や換気扇が近くにあって換気ができるといいでしょう。

がやがや騒がしい部屋、テレビの音がする部屋、人の出入りが激しい玄関、洗濯機や乾燥機の音がする洗面所はあまりおすすめできません。

トイレの砂にもこだわりがあります

飼い主さんとしては安売りしているものや、持ち運びしやすいものを選びたくなりますよね。しかし何より、猫の気持ちを優先することが大切。まずはさまざまなトイレ砂を試して猫の好みを探ってあげましょう。

排泄あとに砂ではなくトイレそのものをかいたり、宙をかいたりしているときはトイレ砂が気に入っていないかもしれません。一般的にトイレの砂は次のようなものが販売されています。

鉱物でできた砂

主原料はベントナイト。重みがあり、粒が細かいのが特徴で、土の感触に近いのか猫に人気があります。固まりやすいタイプですが、トイレには流せません。燃えるゴミで処分します。

シリカゲル

消臭力に優れているのが特徴。便だけ取り除き、吸収力がなくなったら燃えないゴミで処分します。取り替えは1ヶ月程度のサイクルなので、忙しい飼い主さんにおすすめです。

紙製

再生紙などを利用して作られることが多い紙製トイレ砂は、軽いのが特徴。トイレに流すか、燃えるゴミに出します。取り替えときや使用中、紙のホコリが舞うことがあります。

木製

ひのきのチップやおがくずなどが原料で、自然な木の香りがします。軽く扱いやすいのですが、固まる力はやや弱めです。トイレに流せるもの、燃えるゴミで処分するものがあります。

おから

おからでできたトイレ砂は軽く、トイレにも流せます。ただ消臭力はいまひとつかもしれません。食品でできていますが、防腐剤入りがあるので注意。

トイレに流せるものも、大量に流すと詰まってしまう恐れがあります。少しずつ流すように気を付けてください。

システムトイレはお手入れが楽

システムトイレは、上段に尿を吸収しないチップを、下段に専用のトイレシートを敷いて使います。尿の量にもよりますが、シートの交換は1週間でOK。いやな臭いがあまりしないので、忙しい飼い主さんに向いています。

尿の採取がしやすいことも、システムトイレのメリットです。尿を取りたいときはシートを外し、下段に溜まった尿をスポイトなどで取るだけ。尿トラブルの多い猫にとって、便利です。

粗相が続くとき、何度もトイレに行くときは受診を

トイレを見直しても、粗相ばかりする、何度もトイレに行く、排泄のたびに鳴くというときは要注意。何らかの病気の可能性もあります。早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

日頃から猫のトイレや排泄物に気を配ることは、健康管理につながります。こまめに掃除をすることで、匂いや汚れもなくなりお部屋も清潔に。猫のためにも、飼い主さん自身のためにも、快適トイレにしましょう。

 

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仕事をする犬をご紹介!人々の安全や生活をサポートしてくれる犬たち

仕事をする犬をご紹介!人々の安全や生活をサポートしてくれる犬たち

優れた嗅覚や聴覚、運動能力、さらに人とのコミュニケーション力を生かし、さまざまな仕事をしている犬がいます。有名なのは盲導犬や警察犬ですが、他にはどのような仕事をする犬がいるのでしょうか?今回は、仕事をしている犬をご紹介します。

障がいを持つ人を助ける仕事「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」

働く犬といえば、目の不自由な方をサポートする「盲導犬」を思い浮かべる方が多いと思います。盲導犬の数は日本盲導犬協会のサイトによると、2019年3月では全国で941 頭でした。一見たくさんいるように感じますが、実際は盲導犬を希望している人の数にはかなり不足しています。

盲導犬はハーネスを装着し、目の不自由な方と一緒に歩きます。障害物を教えたり、段差や角を教えたりして、目標物に安全に歩けるように誘導、また電車やバスにも安全に乗るサポートもしています。

「介助犬」は、身体の不自由な方のサポートをします。例えば落としたものを拾う、指示されたものや取れないものを取る、などが仕事です。冷蔵庫や引出し、洗濯機なども開けてもの持ってくることができます。

その他ユーザーの着替えを手伝う、スイッチの操作、ドアや窓の開閉をする介助犬も。身体の不自由な方に欠かせない存在である介助犬ですが、65頭(2019年3月現在)とまだまだ数は少なめです。

「聴導犬」は耳の聞こえない方や聞こえにくい方のために、音を知らせる仕事をしています。目覚ましの音やインターホンの音、笛吹ケトルの音などを教えてサポート。子育て中の方には、赤ちゃんの鳴き声も知らせる聴導犬もいます。聴導犬の数も全国で68頭(2019年3月現在)。まだ不足しています。

盲導犬や介助犬、聴導犬は「身体障害者補助犬法」という法律で、レストランやホテルなど飲食店はもちろん、あらゆる公共の場所に入ることがちゃんと認められています。街で見かけたときは、犬に触ったり、むやみに声をかけたりしないことが大切です。ただご本人が困っていたら、声をかけるようにしたいですね。

犯人を追い詰め、行方不明の人を探す「警察犬」

犯人を追い詰めたり、行方不明者を探したりする警察犬。犬種はジャーマンシェパードの印象が強いのですが、ほかにもドーベルマンやコリー、ボクサーエアデールテリア、ゴールデンレトリバーやラブラドルレトリバーが警察犬として活躍しています。警察犬には大きく分けて、足跡追求犬と臭気選別犬の2種あります。

嘱託警察犬といって、一般の家で飼われている犬も警察犬として仕事をすることがあります。嘱託警察犬のなかには、シーズーやミニチュアシュナウザーのような小型犬も。警察犬たちは、いつ要請があっても出動できるように毎日訓練をしています。私たちの生活を守ってくれる、頼もしい存在ですね。

あやしいものは、匂いで探す!「麻薬探知犬」「地雷探知犬」

税関で、覚せい剤や大麻の密輸入防止のために働いているのが「麻薬探知犬」。職場は空港、港だけでなく国際郵便局などにも及びます。麻薬の匂いを覚えても、犬が中毒になることはありません。麻薬犬チームの名前は「K9(ケーナイン)」。これは犬を表す英語「Canaine(ケーナイン)」が由来です。

「地雷探知犬」はアフガニスタンなど、戦争あと地に仕掛けられた地雷を発見し人に知らせる役割をしています。見つけた合図は「オスワリ」。

地雷は、大人の人間が踏んで爆発する仕掛けになっています。そのため体重が軽い犬が万が一踏んでも、爆発することはほとんどありません。しかし危険をかえりみず、働く姿には胸が打たれます。地雷探知犬が働く必要がなくなるときが、1日も早く来てほしいものです。

災害にあった人や遭難者を探す「救助犬」

大きな災害があったときや遭難があったときは、「救助犬」が出動し、行方不明者を探します。倒れた人、うずくまっている人、倒壊した家屋や土砂に埋まっている人の気配を探すのが仕事です。見つけたら吠えたり引っかいたりして周囲に知らせます。

警察犬が犯人や遺留品など特定の匂いを探すのに対し、救助犬は人の匂いを探します。物を持ち返るのが得意な犬や、おおらかな性質の犬が救助犬に向いていると言われています。

海や川でおぼれた人を助けたり、捜索したりする「水難救助犬」もいます。水難救助には泳ぎや潜る能力が高い、ニューファンドランド犬が活躍。ニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島原産です。あのナポレオンはエルバ島からの脱出でおぼれかけたとき、ニューファンドランド犬に助けられたと言われています。

羊を追う牧羊犬

観光牧場などで、羊を追う犬を見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。牧場で家畜の群れを誘導したり、守ったりするのが仕事。家畜を追いかける本能があり、吠えて追いかけながら誘導するほか、目の力だけで家畜を統制する牧羊犬もいます。

ボーダーコリーやジャーマンシェパード、シェットランド・シープドッグ、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどが牧羊犬として有名です。これらの犬種はアクティブで運動が大好き。飼っている方はしっかり運動させるほか、フリスビーなどのゲームで遊んだりするのがおすすめです。

人々の心をいやす「セラピー犬」

「セラピー犬」は病院や高齢者施設、学校や児童施設、被災地などを訪問しています。人の心に寄り添ってくれるセラピー犬は、人に笑顔や元気を取り戻す大きな役割を果たしています。

セラピー犬と接することで、病気の痛みや不安が癒えたり、前向きな気持ちになったりすることが実際に報告されています。一般の家で飼われている犬も、認定試験に合格し、登録するとセラピー犬になることが可能です。愛犬がどなたかの役に立つのは嬉しいもの。興味のある方は、挑戦してみてください。

働く犬はほかにもたくさん

他にも人のてんかん発作を知らせる犬、がんをかぎ分ける犬、シロアリを探してくれる犬、などさまざまな仕事している犬がいます。身近には近所のパトロールに同伴して、街の治安を守ってくれる犬も。

多くの働く犬たちは引退後、ペットとして引き取られたり、専用の施設で過ごしたりして穏やかな余生を送ります。人々のために一生懸命働いてくれた犬たち。引退後はゆったり楽しく過ごしてほしい、と願わずにはいられません。

参考サイト・資料

・公益財団法人 日本盲導犬協会
http://www.moudouken.net/
・公益財団法人 北海道盲導犬協会
http://www.h-guidedog.org/dog/jitudou/
・特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター
https://www.jsdrc.jp/hojoken/kaijoken/
・公益社団法人日本聴導犬推進協会
http://www.hearingdogjp.org/about/workandrole
・税関「麻薬探知犬」
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/maken/maken.htm
・公益財団法人 日本警察犬協会
https://www.policedog.or.jp/index2.htm
・「世界の犬」 監修:中澤秀章 出版:成美堂出版 
・「はたらく犬3・4」 監修:NPO法人日本補助犬協会 出版:株式会社学研プラス

 

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