2021年04月

猫を動物病院好きにさせたい!飼い主さんができること

猫を動物病院好きにさせたい!飼い主さんができること

猫を動物病院に連れて行こうと思ってキャリーバッグを用意していたら、家のどこかに隠れてしまった、病院に行くまでに粗相をしてしまった、病院で暴れたなどで、なるべく連れて行きたくないと思っている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
しかし猫の健康管理のためにも、動物病院に連れて行くことは大切です。少しでも動物病院を好きになる工夫をしてみましょう。

動物病院が好きだと得をする?

猫も歳を取ると、体調不良になることが増えてきます。特に老猫は歯周病になったり、腎臓が悪くなったりしやすいもの。動物病院に行く機会も増えるでしょう。

病気がないとしても、老猫になって爪が太くなり、飼い主さんでは切るのが困難になることも。嫌がるからと、動物病院に行くのをためらっていると、病気の発見や治療が遅れる危険性も高くなります。

動物病院に行くのが負担にならなければ、日頃のちょっとした体調不良でもすぐ連れて行くこともできますし、定期的な健康診断も受けやすくなります。メリットがたくさんあるので、ぜひ工夫してみましょう。

キャリーバッグやクレートに慣れさせて

キャリーバッグやクレートを出したとたん、どこかに逃げるのはいやな思い出と結びついているからです。「バッグに入れられて、騒々しい乗り物に乗り、他の動物の匂いがするところに連れて行かれ、無理やり口をこじ開けられた、痛かった」など動物病院に行くまでと、行ってからの思い出が猫に刻まれてしまっているのかもしれません。

その思いを断ち切るためにも、キャリーバッグやクレートを、動物病院に結びつけないようにします。それにはキャリーバッグやクレートを、寝床にするのが一番効果的です。しかし無理矢理入れても、猫はますます拒絶するでしょう。最初は猫の匂いが付いた敷物を入れ、おやつを食べさせるなど安心できるスペースとして提供します。

移動中のポイント

犬と異なり、散歩などであまり外に出る機会のない猫にとって、外に出ることすらストレスになりかねません。

刺激に注意

キャリーバッグやクレートにせっかく慣れたのに、移動中グラグラ揺れる、大きな音がするなどはストレスになります。バイクや自転車の荷台に乗せるのは、揺れるだけでなく大変危険なのでやめましょう。

電車やバスは音が大きく、不特定多数の人がいるので猫の移動にはあまり適切ではありません。知らない人に覗きこまれるのも、ストレスになります。「猫を見せて」と声をかけられても断るようにしましょう。やむを得ず電車やバスで行く場合は、布をかけるなどして周囲が見えないようにします。

できれば徒歩か、自家用車での移動が適しています。車の運転が難しい場合は、ペットタクシーなどを利用しましょう。

粗相に備えておく

キャリーバッグやクレートの中には、必ずペットシーツを敷いて粗相に備えておきます。ビニール袋やウエットティッシュも必須です。

道中励ますのはNG

「あとちょっとだよ」「がんばれ」などとつい声をかけたくなりますが、励ましは猫を不安にさせるだけです。また「静かに!」などキャリーバッグやクレートを外から叩くこともやめましょう。

脱走には十分注意を

「扉が開いて逃げてしまった」などトラブルがないよう、十分注意してください。ハーネスや首輪に固定できるタイプもあるので、利用してもいいですね。その際は、首に負担がかからないように気を付けてください。

動物病院に着いたら

待合室で猫を出してしまうと、他のペットとのトラブルになりますし、迷惑もかかります。なにより猫が怖がるので、呼ばれるまで出さないようにします。

むやみに話しかけないで

待合室でも猫に話しかけるのは、不安を強くするだけです。静かに待ちましょう。できれば予約制で、すぐに診察してもらえるような体制になっている病院だと、待ち時間のストレスが減ります。猫専門の動物病院もあるので、相談してみてもいいでしょう。

とっておきのおやつを用意

猫の大好きなおやつを用意します。獣医師の許可を取り、診察台などで与えましょう。病気の場合は、おやつが悪影響になることもあるので必ず相談してからにしてください。
緊張の度合いが激しい場合は、おやつも受け付けない場合があります。無理に食べさせないようにしてください。

動物病院で相談を

なかなかうまくいかない場合は、動物病院に相談してみましょう。

練習をさせてもらう

動物病院に頼んで、通院の練習をするのもおすすめです。特に体調不良でなくても、動物病院に行ってスタッフからおやつを与えてもらいます。何度か繰り返すと「動物病院=おいしいものがもらえる」と覚えてくれるでしょう。おやつを食べながら、体を触る練習などもしてもらいます。特に子猫のうちは効果的です。

合成フェロモンの利用

おびえが激しい場合は、猫の合成フェロモン剤スプレーを利用することも検討します。合成フェロモン剤スプレーを、キャリーバッグやクレート内に噴霧することでも興奮を抑えることができます。自己判断で使用せず、まずは獣医師に相談してからにします。

焦らないこと

猫の性格によっては、動物病院になかなか慣れない場合もあります。「動物病院が大好き」まで行かなくても、「動物病院はおやつがもらえる」「怖くない」を目指し、飼い主さんが焦らないようにしましょう。

 

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犬の留守番 吠えない、寂しがらない、いたずらしない

犬の留守番 吠えない、寂しがらない、いたずらしない

日中仕事に行く、買い物に出かけるなどで、愛犬に留守番をさせることがありますよね。家に帰ってきたら、いたずらでクッションがボロボロになっていた、ずっと吠えていたと近所の人に言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

飼い主さんは留守番中の愛犬が心配、愛犬も留守番が苦痛となると、出かけるのもままならなくなります。愛犬の留守番が苦痛にならないコツを解説します。

犬は群れで過ごす生き物

犬はもともと群れで生活する生き物。飼い主さんやその家族は、犬にとって群れの一員ですからいきなり一匹になって不安になるのも無理はありません。しかし四六時中愛犬と過ごすわけにもいきまんよね。

犬は飼い主さんたちが、「ちゃんと帰ってくる」ことがわかれば安心して待っていることができます。犬がよく活動する時間は朝と夕方。昼間は寝ているか、ぼんやりしている動物です。留守番中に犬が夢中になれる楽しみがあれば、いたずらしたり吠えたりすることもなく過ごせるでしょう。

留守番が苦痛にならないコツ

犬が留守番中に何かに夢中になり、そのあと寝てしまえば、いたずらや無駄吠えを防ぐことができます。それには、事前に運動をさせておくことと、退屈にならないようにすることです。

留守番前は運動を

留守番の前は、散歩で運動をたっぷりさせておきましょう。ストレス解消にもなります。ただ歩くだけでなく、公園で犬と引っ張りっこなどゲームをして遊ぶのもおすすめです。いつもと違うコースを歩くなど、刺激を与えるのもいいですね。

おもちゃにおやつやフードを

犬は食べることが好きですから、おやつを置いて出かける飼い主さんは多いでしょう。ただそのままおやつを与えても、あっという間に食べてしまいますよね。遊びながら夢中になって食べられるよう、ゴム製の食べ物を入れられるおもちゃを利用します。

専用のペーストも販売されているので、中に好きな味を塗るとよろこぶでしょう。おやつを詰めたら、簡単に食べられないように、固めの犬用ビスケットでふたをします。中のおやつを食べようと夢中になって、そのうち疲れて寝てしまいます。おもちゃは犬の体の大きさに合ったものを使用してください。

パターンを読まれない工夫

犬は飼い主さんの行動をよく観察しています。そのため、「あのバッグを持ったら出かけるぞ」とか、「帽子をかぶると出かけるぞ」と飼い主さんの出かける行動パターンを把握してしまうことがあります。

そうすると「また留守番だ」とそれだけでソワソワしてしまうことも。その対策として、行動パターンを読まれない工夫をしましょう。

「バッグを持っても出かけない」「出かけたと思ったらまたすぐ戻ってくる」「帽子をかぶって家にいる」などやってみてください。

留守番の注意点

飼い主さんが良かれと思ってやっていることが、逆効果のこともあります。また留守番の犬の安全には十分気をくばりましょう。

ごめんね!行ってくるね!など声をかけないで

「かわいいうちの子を置いて出かけるなんて、かわいそう、ゴメンね」と言って出かけていませんか?これは、犬に不安を与えるだけです。いつもと同じように接してください。声もかける必要はありません。帰宅後も「ごめんね、寂しかったね」など慰めず、愛犬が落ち着いてから、かわいがってあげましょう。

カミナリがなりそうな日はカーテンを閉めて

留守番中にカミナリがなると、犬は不安になります。カミナリが多いシーズンや、予報が出ているときは、雨戸やカーテンを閉めておきます。音楽やラジオをかけておくのもいいでしょう。

サークルに入れておく

ゴミ箱をあさる癖がある愛犬、クッションを噛んでバラバラにするのが好きな愛犬。誤飲誤食の元です。サークルに入れておきましょう。さらにその中にクレートを入れて、安心して眠れるようにしておきます。広いサークルなら、トイレを置いておくと安心ですね。
自由じゃなくてかわいそうと思いがちですが、犬は狭くて暗い場所があるほうが落ち着きます。

フードと水を用意

おもちゃにフードを入れておくだけでは、足りなくなりそうな場合は、自動給餌器などを置いて食べられるようにしておきましょう。お水はたっぷり入れておいてください。ひっくり返さないよう安定した食器に入れておきます。2ヶ所くらいあると安心です。

室温調節に注意

室温調節は重要です。夏は必ず冷房を入れ、熱中症対策をしてください。またひんやりするマットを敷いておくなどもいいでしょう。冬も暖房を入れ、温かいベッドを用意してください。

子犬の留守番は避けて

食事の時間が頻回な子犬や、離乳食を食べている子犬は、長時間の留守番には向いていません。誰かが面倒をみる体制を整えてください。どうしてもという場合は、ペットシッターさんに来てもらう、動物病院やペットホテルに預けるようにしましょう。

宿泊の場合は預ける

宿泊する場合は、留守番時間が長すぎ危険です。子犬の場合と同様、ペットシッターさんに来てもらったり、動物病院やペットホテルに預けたりしてください。

次のような場合は相談を

留守番中に、前足など体の同じところをずっと舐める、下痢や嘔吐をしてしまう、興奮しすぎる、などがあったら獣医師に相談しましょう。他にも気になることがあったら、相談するようにします。

帰宅後はたくさん触れ合って

飼い主さんが帰宅後、犬が落ち着いたら、たくさん触れ合いましょう。外に連れ出さなくても、ちょっとしたゲームでもマッサージでも大丈夫です。絆がしっかり深まれば、留守番も負担にならなくなりますよ。

 

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