2017年09月

保健所の犬猫問題

保健所の犬猫問題

SNSの広がりによって、簡単に自分のペットの動画を公開することができるようになったため、現在インターネット上では可愛らしいペット動画が毎日入れ替わるようにして話題になっています。

そのおかげもあって、今は空前の猫ブームとなっており、多くの人が猫を飼い始めています。
 
そのような状況だからこそ考えるべき問題があります。それが保健所の問題です。
 
重い話ですが、誰もが考えるべき問題である保健所の犬猫問題に関して今回はお話ししようと思います。
まず、統計データを見てみましょう。
環境省によると、平成27年の引き取り数は犬が46,649匹で、猫が90,075匹です。そのうち殺処分されたのは82,902匹でした。
確かに犬猫の引き取り数は年々減少しており、同時に殺処分率も減少してきています。しかし、82,902という数字は少ない数字とは言えないでしょう。この数字を減らすには、一人ひとりの意識が変わっていく必要があります。
 
それでは、どのような理由で犬猫は保健所に行くことになり、最終的に殺処分へと至ってしまうのでしょうか。
先に挙げた引き取られた犬の46,649匹のうち、40,187匹は飼い主が不明の犬たちです。この犬たちは逃げて迷子になってしまった犬であったり、野良の犬であったりします。しかし、それ以外の6,462匹の犬は飼い主が飼育放棄して保健所に渡した犬ということになります。猫に至っては14,061匹に上ります。
 
飼い主が保健所にペットを持ち込む理由にはどんなものがあるのでしょうか?
まず、「転居先がペット禁止のため飼えなくなった」というものがあります。ペットがいるならば、一緒に居続けられるようにペットを飼える物件を探してほしいところです。また、「予定外の出産で子どもがたくさん生まれてしまった」というのもあります。そこは、大変ではありますが、里親を探す努力をしていただきたいです。はじめから選択肢として保健所を入れてしまうと、その子どもたちを殺すことにつながるかもしれないということを忘れないでほしいです。
 
ペットを飼うということには、命に対する責任を持つということです。ペットは家庭の癒しになってくれますが、癒しの道具ではありません。
ペットに対する知識をしっかりと持ち、家族の一員として大切にするのは飼い主の義務です。
先述した通り、数は減ってはいますが保健所には多くの犬猫がいます。ですので、ペットが欲しいと考えている方は、保健所から引き取るという選択肢を考えてみてください。
 
 
実際に保健所での殺処分数が減っているのは、世論として殺処分に反対する声が強くなっていることの現れかと思います。
そのような殺処分ゼロへと向かうために、自治体の引き取り拒否を求める声も強くなっています。確かに、無責任な理由で保健所へとペットを渡しに来る人々には、引き取りを拒否することがふさわしい対応の仕方なのかもしれません。しかし、引き取り拒否を促す風潮というのは本当に保健所の犬猫問題を解決してくれるのでしょうか?
少し考えてみましょう。
 
引き取り拒否というのは、確かに犬猫の殺処分の問題において数としては表れてくるでしょう。しかし、そこで拒否された犬や猫のその後に関してもう少し想像してみてください。
 
保健所に預けるしか方法がないので預けに来るという人もいます。そのような人々も含めてむやみやたらに拒否されてしまうと、ここで新たに問題が発生してしまいます。つまり、預けられないからということで捨てられるペットが増えるという問題です。
また、しっかりとした飼育意思がない飼い主を拒否し同じ場所に犬猫を返してしまっても、幸せな環境で彼らが暮らせるとは考えづらいです。その飼い主がいきなり意思を変え、長い間責任をもって彼らを世話するだろうという考えは、あまりにもご都合主義ではないでしょうか。実際に、ネグレクトや虐待的飼育という問題も起きています。
 
つまり、この犬猫の保健所問題というのは、引き取る犬猫の数を減らし殺処分数を減らすだけでは解決しない問題なのです。
 
この犬猫の保健所問題は、簡単には解決されないことだということを分かっていただけたかと思います。
 
だからこそ、ペットを飼うということがいかに責任が伴うことなのかを多くの人に知っていただきたいです。
そのような飼い主の意識の基準を社会全体で高めることが求められているのではないでしょうか。重い問題ですが、ペットブームの今だからこそ考えてほしい問題です。
 
 

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ペットシッターを目指してみませんか?

ペットシッターを目指してみませんか?

動物のことが好きで将来は動物に関わる仕事をしたいと思っている人は多いと思います。しかしながら、動物に関わる仕事と言ったら獣医さんやトリマー、ペット販売といったものを一番に想像するのではないでしょうか?

今回は、様々な種類の動物と関わることのできる仕事として最近増えているペットシッターというお仕事をご紹介しようと思います。
もしかしたらペットシッターという言葉を聞いたことがあったとしても、実際にどうすればその仕事に就けるのか魅力がいまいちわからないという人がいるかもしれません。そういう人にこそ、この記事を読んでペットシッターの魅力について知ってもらいたいと思います。
■ペットシッターとは
ペットシッターという仕事は、そのペットの飼い主に代わって世話をするというものです。具体的には、ご飯やお散歩、トイレといった日常のお世話をします。そして、そのペットが快適に過ごすことができるよう環境を整えたりする仕事です。
 
■ペットシッターのやりがい
ペットシッターについて興味を持っているあなたはきっと動物が好きなのではないでしょうか?
ペットシッターをやる上で一番嬉しいことはやはり、多くの種類の動物と触れ合うことができるということです。更に、短い時間のなかでもペットが信頼を寄せてくれたときや甘えてきてくれたときは、動物好きとしてとても嬉しい気持ちになります。それは「この仕事をやっていて良かったな」と感じられる、幸せな瞬間でもあるのです。
またこの仕事は飼い主にも大きく感謝されるものです。ペットシッターに依頼をする飼い主の多くは自分の力だけでは世話をすることができないという人です。例えば、外出をしなくてはいけないがペットが一匹で留守番できるか不安な場合や、手を離せない作業があるときは勿論、ペットに注意を引かれて集中できない時にペットのお世話を依頼してきます。こうした忙しい人たちにとって、愛するペットの世話をしてくれるペットシッターの存在はとても大きなものです。こうして依頼者から信頼や感謝の気持ちを向けられることは仕事へのモチベーション維持にもつながるのです。
 
■必要な資格
ペットシッターとして独立開業する場合には、第一種動物取扱業の「保管」の種別で登録申請・認可を受ける必要がありますが、ペットシッターとして雇われる場合は、資格が必須という訳ではありません。しかし、依頼者との信頼関係を築き、動物に喜んでもらうためには多くの知識が必要となります。もしも時間があれば資格取得に挑戦するのも良いでしょう。
 
■フランチャイズ加盟店として
株式会社日本ペットシッターサービスでは、ペットシッターのフランチャイズオーナを募集しています。
ペットシッターになりたいけれど、仕事として生計を立てられるか不安…そんな方々に運営のノウハウを提供して、ペットシッターとして独立できる応援をしています。
ご興味がある方は、是非見てみてください。
 
 
いかがでしたか。今回は動物に関わるお仕事「ペットシッター」について紹介しました。将来を決める上で1つの手がかりになったら嬉しく思います。
 
 

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