2021年07月

猫の運動会で眠れない!夜行性だから我慢するしかない?

猫の運動会で眠れない!夜行性だから我慢するしかない?

目次
  1. 猫に起こされて困っていませんか?
  2. 猫は本当に夜行性なの?
  3. 夜中に騒ぐ理由があった
  4. 夜中に起こされるのを防止する対策
  5. 猫の誘いに反応しない
  6. 猫との暮らしを再確認

毎晩のように繰り広げられる愛猫の運動会。多頭飼いでは、騒がしさも倍です。近所迷惑も気になるけれど、猫は夜行性だから、騒ぐのも仕方ないとあきらめていませんか?夜更けに騒ぐ理由を知って対策を取れば運動会もなくなります。愛猫も飼い主さんも一緒にぐっすり眠れるようにしましょう。

猫に起こされて困っていませんか?

飼い主さんが眠りについたころ、猫が起きてきて「ニャーニャー」鳴いて騒いで困るということありませんか?

どうやら猫は、

●ご飯が欲しい
●トイレが汚いから掃除してほしい
●水を入れ替えてほしい
●寝床が気に入らない
●構ってほしい、遊んでほしい
●多頭飼いの場合は、ヒマだから他の猫と遊びたい

などいろいろな要求をしているようです。「猫のためなら」とたいていの飼い主さんは起きて、猫の要求に対応してしまうのではないでしょうか。たとえ猫たちが飼い主さんの身体の上を走っていっても、我慢して鎮まるのを待っているのではないでしょうか。

たまにならほほえましいのですが、毎晩ともなれば寝不足になって、仕事や家事にも影響してしまいます。

猫は本当に夜行性なの?

「猫は夜行性だから仕方ない」と思いがちですが、実はそうではありません。猫は夕暮れや明け方に活動する薄明薄暮性の「クリパスキュラ―」なのです。なぜなら、獲物のねずみや鳥たちが活発になるのが、夕暮れや明け方だからです。

そのため本来、猫は狩りをするために、夕暮れや明け方に走り回ります。真夜中は寝ているけれど猫が明け方に起こしにきたら、猫本来の生活リズムを送っているということになります。

夜中に騒ぐ理由があった

ではなぜ夜中に騒ぐ猫がいるのでしょうか。さまざまな理由が考えられます。

昼間ヒマだった

最も大きな理由として考えられるのが、昼間寝てばかりだったから。例えば飼い主さんが仕事で昼間長時間留守なのに、何も遊ぶものがなかったらどうでしょう。猫は独立心旺盛な生き物といっても、退屈はつらいものです。ただ寝るしかありません。

夜帰ってきた飼い主さんに構ってほしくて、有り余ったパワーで夜中騒いでしまうことが考えられます。

一度飼い主さんを起こしたら起きたから

猫は飼い主さんの行動をよく見ています。「こうすれば起きてくれる」ということを学ぶと、何度も同じことをやって起こそうとします。

顔をつついてくる、パソコンの上に乗ってみる、物を落としてみるなど、いろいろなことをやっているはずです。つい起きてしまったことありませんか?

トイレが汚れている

汚れたトイレが苦手な猫。なんとしてでも飼い主さんに起きてもらい、きれいにしてほしいのです。

お腹がすいた

お腹がすけば、夜中でも飼い主さんを起こします。

夜中に起こされるのを防止する対策

昼間の遊びを充実させる

昼間は一緒に遊べなくても、猫の退屈を解消することはできます。まずは猫の本能である「狩りの欲求」を満たしてあげましょう。
おやつを入れられる知育おもちゃを、あちこちに置いて出かけるだけでもかなり効果的。どこかに隠すのもおすすめです。

留守の間は、置いていっても安全なおもちゃを、猫がよく遊びエリアの椅子の足やキャットタワーにぶら下げておくだけでも効果があります。定期的におもちゃを変更したり、おもちゃを設置する場所そのものを変更したりして、飽きさせないようにしましょう。

ご飯を寝る前に用意

夜中にお腹がすいてしまう子には、自動給餌器がおすすめ。時間を設定できるタイプなら、明け方も食べさせることができます。餌の量は、1日で食べる量を計算し、食べすぎないように気を付けてください。
ただ、やたらと食欲がある、興奮しすぎるという場合、病気が隠れている可能性もあります。動物病院を必ず受診しましょう。

お水はきれいなものを複数用意

水入れがもし倒れてしまっても、いくつかあれば安心です。もしやたらと水の消費量が増えた場合も、病気が隠れていることがあります。ご飯をねだる猫同様、動物病院を受診しましょう。

トイレを複数用意しておく

1つ汚れても他のトイレが使えるように複数用意しておけばトイレで起こされることはほぼなくなります。特に多頭飼いはあっという間に汚れてしまうので、最低でも飼育頭数+1個は用意してください。

猫の誘いに反応しない

なかなか難しいのですが、猫の誘いにいちいち乗らないことも大切です。飼い主さんを起こしても起きないことがわかれば、猫はいろいろなことを試してくるはず。例えば、大切なものが置いてある棚の上に乗ったり、キッチンにのぼったり。

そこで大騒ぎして起きてしまうと「こうすれば起きてくれる」と学習してしまいます。パソコンのキーボードに乗ってくる猫、読んでいる新聞の上に乗ってくる猫、これらは人間の反応を学習した「たまもの」です。
予防するには、まず猫に乗られると困るものは片付けること。落としてしまいそうなもの、割れそうなものは安全な場所にしまいましょう。

遊んだり触れ合ったりする時間を取る

猫も飼い主さんも起きている時間に、触れ合う機会を増やします。5分でもいいので、おもちゃで一緒に遊びましょう。それだけでも猫は満足します。撫でられるのが好きな猫には、マッサージタイムを作るのもおすすめです。

猫との暮らしを再確認

猫の夜中の運動会には、さまざまな理由が隠されています。ちょっとしたケアや工夫で、夜は大人しく寝てくれるようになるはずです。快適に暮らせるように、猫との暮らしを再確認してみてください。

 

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愛犬の肉球を大切に!知っておきたい役割と注意点

愛犬の肉球を大切に!知っておきたい役割と注意点

目次
  1. 肉球の基本をおさらい
  2. 肉球の構造と役割
  3. まだある肉球の役割
  4. 犬の肉球で注意すること
  5. 肉球を大切に

「プニプニした愛犬の肉球が好き」「肉球を見ていると癒される」という飼い主さんも多いのではないでしょうか。「パッド」とも呼ばれる肉球は、犬にとって大変大切なところ。飼い主さんは肉球をときどきチェックしてあげましょう。定期的にケアをすることも大切です。

肉球の基本をおさらい

まずは肉球の基本を知っておきましょう。

肉球の基本構成

「肉球」と呼んでいますが、実は各パーツにそれぞれ名前がついています。前脚と後脚では構成や名称が異なっているので愛犬の肉球でチェックしてみてください。

【前脚】
「掌球(しょうきゅう)」:肉球の最も大きい部分です。
「指球(しきゅう)」:爪がある部分の肉球。5つありますが、人の親指にあたる肉球部位は地面につきません。
「手根球(しゅこんきゅう)」:地面につく肉球より、少し上にある肉球です。手根球は前脚にしかありません。

【後脚】
「足底球(そくていきゅう)」:後脚の最も大きな肉球です。
「趾球(しきゅう)」:爪がある部分の肉球です。4つあります。

色の違い

黒、ピンク色、ぶち、茶色など肉球の色は、犬によってさまざま。毛色の濃い犬は、肉球の色も濃く、ベージュや白など毛色が薄い犬は、肉球の色も薄めです。
子犬のころはほとんどがピンク色ですが、成長にともなって濃くなることもあります。小さいころから黒っぽい肉球の子もいます。

肉球の構造と役割

スパイク状の表面は滑り止め

表面はザラザラしていますが、これは円錐状突起が集まっているためです。円錐状というとなんだか難しいですが、「小さなスパイクが集まっている」と考えるとわかりやすいでしょう。
つるつるした雪道でも滑らないで走れるのも、突然方向転換しても滑らないのも、肉球がスパイクになっているからです。

プニプニが犬を守る

弾力があるのは、肉球のなかにエラスチンと呼ばれる弾性繊維と脂肪、コラーゲンが詰まっているからです。
肉球のなかは「ハニカム構造(honeycomb structure)」になっています。ハニカム構造とは、蜂の巣状に正六角形または正六角柱を隙間なくきっちりと並べた構造のことで、衝撃を分散させることが特徴です。
弾力がある肉球は、歩いているとき、走っているとき、そしてジャンプして着地をしたときなど衝撃を吸収します。靴を履かない犬は、肉球に守られているのですね。

汗をかく唯一の部位

犬は汗をかかないといわれますが。肉球はエクリン汗腺があり、唯一汗をかくところ。汗をかくことで、乾燥を防いでいます。
動物病院に行ったとき、診察台に湿った肉球のあとがついたことありませんか? 緊張や興奮でも、肉球に汗をかきます。人間が興奮したとき「手に汗を握る」という状況と同じですね。

まだある肉球の役割

音を消す

犬はもともと狩りをする動物。足音がしては獲物に気づかれ、逃げられてしまいます。肉球は、犬の足音を消す役割もあります。

センサー

肉球は、地面からの情報をキャッチする役割もあります。たくさんの神経や血管が張り巡らされ、温度や触覚、痛みなどさまざまなことを感じとることができます。人の指と同じようなもの、と考えるとわかりやすいでしょう。

犬の肉球で注意すること

肉球タッチに慣れさせておく

センサーになるくらいですから、肉球は敏感な部位。いきなり触ると嫌がることがあります。少しずつ慣れさせておきましょう。慣れさせておくと、肉球のチェックやケア、爪切りをするときに便利です。

ケガに注意「靴を持っておこう」

散歩中のガラス片や釘などには十分注意しましょう。弾力があって、張りつめている肉球は、傷がつくとはじけるように開いてしまい、ケガが治りにくいという特徴があります。海や山、川などのアウトドアやキャンプに愛犬を連れて行く場合は、犬用の靴を履かせましょう。
災害時も、ガラスやがれきが散乱する可能性があります。愛犬用の靴はすぐに取りだせるところに置いておくと安心です。

真夏の地面に注意

真夏の散歩で、肉球をやけどしてしまうことがあります。特にアスファルトは高温になりやすく、日が暮れても温度が下がりにくいもの。散歩前に、飼い主さんが道路の熱さをチェックするようにしましょう。散歩の時間は夜や早朝にすることも大切です。

毛が伸びすぎていない?

肉球と肉球の間の毛が伸びすぎていませんか?伸びすぎると、肉球を覆ってしまうため、滑ってしまいます。フローリングなど滑りやすいところを歩く際、大変危険です。
室内で過ごす犬は特に伸びやすいので、ときどきチェックして、伸びすぎていたらカットします。傷をつけそうで怖い、という飼い主さんは、トリミングサロンや動物病院にお願いしましょう。

カサカサし過ぎていない?

乾燥しやすい冬や高齢犬では、肉球がカサカサに乾燥することがあります。肉球用のクリームでときどきケアをしてあげましょう。

こんなときは動物病院へ

肉球をいつもなめている、気にしているというときは動物病院を受診しましょう。他にも「前よりも肉球が固くなった」など、「いつもと違う」と気づいたときは早めに受診することをおすすめします。

肉球を大切に

体重を支え、滑り止めとなり、地面の情報を得るセンサーとしても活躍する肉球は、犬にとって大変重要な器官です。飼い主さんはときどき、肉球の様子をチェックし、ケアしてあげましょう。

 

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