2017年03月

春の健康管理【犬】

春の健康管理【犬】

●換毛の季節。こまめなブラッシングを

春は脱毛、換毛の季節です。毛質の違いにより抜け毛の少ないものもありますが、冬の間、寒さを防いでいた綿毛のようなアンダーコート(下毛)が、ごっそり抜け落ち、夏の暑さに備えてオーバーコート(上毛)だけになります。
 
抜けた毛を体につけたままにしておくと、湿度の高くなる梅雨どきにムレて、湿疹や皮膚病の原因になりますので、普段にも増してブラッシングなどの被毛の手入れを念入りにします。
 
抜け毛というと長毛種を連想しがちですが、ヨークシャー・テリア、マルチーズなどは、日常のグルーミングが必要な犬種ですが、換毛期の抜け毛自体は、案外少ないのです。
逆に、柴犬、シベリアン・ハスキーなど、短毛種でもダブルコートのものは大量に換毛しますので十分な手入れが必要です。
 
●狂犬病予防注射の季節
 
人と同じように、犬や猫にとっても春はすごしやすい季節ですが、同時に伝染病にかかりやすい季節でもあるので、注意が必要です。
ノミやダニ、寄生虫の駆除も、出始めのこの季節のうちに行っておくと効果的です。
 
犬のフィラリア症の予防薬は、地域によって違いますが、通常5月から12月頃まで毎日または毎月1回飲ませます。これは蚊が発生する1ヶ月前から、発生の終った2ヶ月後までは予防のためにずっと飲むという意味です。
 
各予防薬は、血液検査をしてフィラリアにすでにかかっていないことを確かめた上で投与するのが原則です。
 
また、法律で定められた犬の狂犬病の予防注射を行なうのもこの時期です(4月1日~6月30日)ペットが活動的になり、運動量も増え、食欲も旺盛になる季節ですので、逆に食べ過ぎなどに注意してあげましょう。
 
 

ペットシッターってどんなサービス?

あなたの近くのペットシッター店舗

老犬の認知症

老犬の認知症
犬の寿命が延びて高齢化がすすむのと同時に11~13歳を過ぎるころから人間と同じように犬も認知症を発症することがあります。
 
認知症を発症すると、次のような行動や変化がでてきます。
・意味もなく単調な声で鳴く
・昼夜が逆転してしまう
・夜鳴きをする
・前にだけとぼとぼと歩く
・壁の隙間や机の下などの狭いところにもぐりこみ、出られなくなる
・右旋回、もしくは左旋回のみを繰り返す
・名前を呼ばれても無反応、飼い主が来ても喜ばない
・食欲旺盛でよく食べるのに、下痢もせず痩せてくる
・直角のコーナーで方向転換ができない
・おもらしなど、トイレの失敗が多くなった
 
認知症は早期発見が改善の要となります。
また、飼い犬が認知症にならないようにするためには、予防法を実践することが大切です。
まず、毎日の生活を同じものにしないことを心がけましょう。ドッグフードを日によって代えたり、散歩のルートを変えることが有効です。毎日の生活に変化を加えることで常に犬の脳へ刺激を与え続けるのです。
また、積極的に日に当たる場所へ連れて行き、日光浴で体内時計を正常にすることも有効です。日光浴によって生活リズムをリセットしてフレッシュさせます。
 
さらに、犬と飼い主の接し方を工夫するだけでも認知症を予防することが可能です。スキンシップを多く取ることや、飼い犬の名前を意識的によく呼ぶことがその方法です。特にスキンシップは有効で、大好きな飼い主とふれ合うことは犬にとっても嬉しいことであり、自意識を高めてくれるのです。
 
でも…時が過ぎ、ある年齢に達した飼い犬は認知症になってしまうかもしれません。
飼い主さんにとって、家族となってまだ10数年しかたっていない愛犬が認知症といわれてもなかなか受け入れることができず、ショックを受けてしまうかもしれません。
しかし、いままで一緒に暮らし、癒してくれた愛犬に恩返しをする期間と割り切ってみてください。
愛犬の状態を受け入れ、きちんと向き合うことで、飼い主さんと愛犬がお互いにストレスのない関係を築くことができます。
 
 

ペットシッターってどんなサービス?

あなたの近くのペットシッター店舗

2017年3月
« 2月   4月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031