2020年01月

「猫の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

「猫の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

大地震・台風・豪雨・暴風などの大きな災害対策を行うことは、飼い主さんにとっても猫にとっても大変重要なことです。猫とはぐれないように避難するコツ、猫と同行避難するとき用意しておきたいグッズや、日頃からできる対策をご紹介します。

ワクチン接種・フィラリア・ノミ・ダニ予防を忘れずに

災害時は、さまざまな感染症が蔓延する危険性があります。感染症予防の混合ワクチンは必ず接種しておきましょう。ノミ・ダニ予防も忘れずに。発生数はそれほどないものの、猫にもフィラリア症があります。季節によっては避難所に蚊が発生することもあるので、フィラリア予防もしておくと安心です。

避妊・去勢手術をしておく

避難所で発情して興奮すると、周囲の方に迷惑をかけてしまいます。また猫が迷子になっている間、繁殖してしまう心配もあります。避妊・去勢手術は必ずやっておきましょう。

キャリーバッグやクレートに慣れておく

抱っこやハーネスだけでは逃げ出す危険もあり、キャリーバッグやクレートに猫を入れて避難する方が安全です。突然入れても猫のストレスになるので、キャリーバッグやクレートに今から慣れさせておきます。普段から部屋に置き、猫の匂いのついた敷物を入れてあげましょう。中に入ったら大好きなおやつをあげて「中に入るといいことがある」と覚えさせます。

ケージにも慣れておく

日頃からケージで暮らす習慣があると、避難所でのケージ暮らしも受け入れやすくなります。ケージは家の中の安全な場所に置き、寝床やトイレを中に設置しておきます。留守番中はケージで過ごすようにすると安心です。ケージに慣れると、入院したときも安心です。

猫の防災グッズで用意しておきたいもの

猫と避難するとき用意しておきたい防災グッズをご紹介します。すぐ持ち出せるようにまとめておき、時々チェックすることも大切です。

クレート・キャリーバッグ

猫を入れて同行避難します。丈夫で軽いものを選びましょう。

クレート・キャリーバッグにかける大きな布や袋

外が見えると猫は不安になるので、クレートやキャリーバッグは大きな布や袋で覆ってあげましょう。

1週間分のフード・お水

猫がいつも食べているフードとお水を用意しておきます。レトルトのウェットフードは、水分補給にもなるので便利です。フードは、常に新しいものを防災用品に入れるように心がけます。療法食は、災害時には手に入りにくくなる可能性が高いので、準備を忘れずに。

食器・水入れ

猫が食べやすく飲みやすい食器を、入れておきましょう。

常備薬

お薬を飲んでいる猫には欠かせません。獣医さんに少し多めに処方してもらうのもいいですね。

首輪・リード

予備の首輪を用意します。リードもあると便利ですが、あらかじめ慣れさせておくことが大切です。

毛布・タオル

寒いときに備えて入れておきます。敷物にしても、ケージにかぶせても使えます。

ビニール袋

トイレ掃除やごみ入れとして、多めに入れておきます。

ティッシュ・ウェットティッシュ

何かと使うことの多いティッシュやウェットティッシュは、人間用も猫用も用意します。

ケージ

ケージがあると、キャリーバッグやクレートより大きめなので過ごしやすくなります。かさばるので、余裕があれば持って行きたいものです。

猫用トイレ・猫砂・スコップ

避難所でも安心して排泄できるように、猫用トイレと猫砂も防災用品に必要です。少し小さめで、持ち運びしやすいものが売られています。

トイレシーツ・オムツ

キャリーバッグに敷いておくと安心です。またトイレまわりに敷いておくと、周りを汚さずにすみます。オムツをしている猫は、オムツも忘れずに入れておきましょう。

猫の情報を書いたペット手帳

猫の年齢や体重、ワクチンの接種記録、持病や体質、かかりつけの動物病院などを書いておきます。写真も必ず貼っておきます。

爪とぎ

爪とぎがあると、猫のストレス解消になります。

飼い主さんとの写真

飼い主さんや家族と一緒に撮った写真を必ず持っておきます。猫だけが保護されたとき、所有者が明らかになりやすくなります。

猫は迷子になりやすいから首輪+「マイクロチップ」

災害時は猫もパニックになり、ちょっとしたすき間から逃げ出す危険性もあります。家の近くに潜んでいることが多いのですが、なかなか出てこない場合、時間がたってから保護されることもあります。その際、身元がわかるようにマイクロチップを装着しておくと再会できる可能性が高くなります。猫の首輪は外れるタイプが多いので、首輪とマイクロチップ両方装着しておくと安心です。マイクロチップは動物病院で装着できるので、かかりつけの動物病院に相談してください。

避難の練習をやっておく

まずは猫をキャリーバッグに入れる練習をしておきましょう。キャリーバッグに入ったら、防災用品も持って避難所まで歩いてみます。猫の様子や、荷物の重さ、避難所までの道のりを確認してみてください。

日頃の準備で自分と猫を守る

いつ、どこで起こるかわからない災害。猫と一緒に安全に避難するためにも、普段からキャリーバッグに入れる練習や、避難を想定した練習をやっておきましょう。猫のストレスにならないよう、少しずつ慣れさせることがポイントです。

 

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「犬の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

「犬の災害対策」いますぐ準備したいこと・やっておきたいこと

大地震・台風・豪雨・暴風などの災害は、いつ・どこで起こるか誰にも予想ができません。自分のために準備することはもちろん大切な家族である犬のためにも、災害に備えて準備をしておきましょう。避難指示が出されたときに、犬と同行避難できる準備をしておくことも大切です。災害時だけでなく、日常でも役に立つ「しつけ」や、災害にそなえて用意しておきたいことやグッズについて解説します。

日頃のしつけで避難も安心

災害時は犬も気持ちが動転し、不安でいっぱいです。日頃からしつけをしておくことで、コマンドを聞いて落ち着きを取り戻しやすくなります。

「マテ」と「オイデ」は必須

「マテ」は危険時に犬が止まれるように、「オイデ」で離れていても戻って来るように練習しておきます。名前でなく「オイデ」で来られるようにすると、迷子になっても知らない人に保護してもらいやすくなります。他にも基本の「オスワリ」や「フセ」ができておくと避難所でも過ごしやすくなります。

クレートトレーニングを

避難所に行くと、だいたいクレートで過ごすことが多くなります。普段から犬の寝床は、クレートやケージにしておくと、避難所でもストレスがたまりません。今からクレートトレーニングをしておきましょう。

もともと犬は穴倉で寝ていた動物なので、クレートやケージで寝るとむしろ落ち着くことができます。匂いのついた敷物を入れ、クレートに犬を入れたまま避難できるようにします。大型犬の場合はクレートに入れず一緒に歩きますが、クレートは持っていきましょう。

飼い主さんが外出中のお部屋の安全も確保

犬の留守番中に地震があっても安全に過ごせるように、家具が倒れないように対策をとっておきます。タンスの上には危険なものを乗せないようにしておきましょう。犬が身を隠せる場所もあると安心です。飼い主さんは、安全を確保してから家に戻りましょう。なかなか戻れない場合、近所の友人知人に様子を見てもらえるよう、あらかじめ相談しておくのもおすすめです。

ワクチン接種・フィラリア・ノミ・ダニ予防

狂犬病予防注射、感染症予防ワクチン、フィラリア予防を必ずやっておきます。災害地や避難所では不衛生になって、病気が流行する心配もあります。避難袋にはフィラリアのお薬も忘れずに入れましょう。ノミ・ダニ予防も必須です。

避妊・去勢手術をしておく

避妊・去勢手術をしていないと迷子になったとき繁殖してしまう恐れがありますし、避難所でもトラブルを起こしがちです。

用意しておきたいグッズ

クレート

普段使っているクレートを、避難の際にも使用します。

1週間分のフードとお水

たとえ避難しなくても、フードは手に入りにくくなります。常に新しいものを保管するようにします。療法食は多めに入れておきましょう。

食器・水入れ

意外と忘れがちです。予備を入れておくと安心です。

首輪・リード

ちぎれたりしたときのためにも用意しておきます。名前を書いておきましょう。

毛布・タオル

毛布やタオルは、保温や敷物として活躍します。

トレイシーツ(オムツ)

トイレシーツで排泄する習慣をつけておきましょう。

ティッシュ・ウェットティッシュ

体拭きにも使えます。多めに入れておきましょう。

ビニール袋

排泄物を片付けるのにも必要です。

犬の情報を書いたペット手帳

犬の誕生日や犬種、住所、体重やワクチン歴、持病などを書いておきます。写真も貼っておきましょう。血統書のある犬は、血統書も入れておきます。

常備薬

病院でもらった薬袋も持っておくと、違う病院にかかる際に便利です。

飼い主さんや家族と一緒に撮った写真

飼い主さんとはぐれた場合でも見つかりやすく、所有者も明らかになります。

マイクロチップと首輪で迷子対策

災害時には犬が迷子になる可能性が高く、避難の途中ではぐれることも考えられます。再会できるようにするためにも、マイクロチップと首輪で迷子対策をしましょう。首輪には鑑札札も付けておきます。住所や氏名を書いた首輪をしているからといっても、何かの拍子に外れてしまうことも考えられます。マイクロチップを装着しておくと、再会できる可能性が高まります。マイクロチップは動物病院で装着できるので、かかりつけの動物病院で相談してみてください。

避難所に行ってみよう

人間用とペット用の防災用品を持ち、ペットをクレートに入れて避難所まで歩いて行ってみましょう。防災用品やペットが入ったクレートの重みが実感できます。行く途中に危険な箇所はないか、歩きにくいところはないかも確認します。雨の日や夜はどうなるかも、実感しておくといざというときに安心です。

家族で話し合っておく

多頭飼いの場合や、猫など他のペットも飼っている方は「誰がどの子を連れて行くか」を決めておきます。情報は共有し合い、いざというときに、みんなが安全に避難できるようにしておきましょう。

いつ起こるかわからないから今から準備を

ここ近年は想像を超える、大きな災害が各地で起こっています。災害はいつどこで起こるか、予測は誰にも不可能です。大切な家族であるペットも安全に避難するには、飼い主さんの準備が大切です。さっそく今から始めましょう。

 

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