ペットの豆知識

困った猫の爪とぎ!壁やカーペット、家具でとぐのをやめさせるには?

困った猫の爪とぎ!壁やカーペット、家具でとぐのをやめさせるには?

目次
  1. 猫が爪をとぐ理由
  2. 壁やカーペット、家具での爪とぎをやめさせる対策
  3. まとめ

猫が壁やカーペット、家具で爪とぎをして困っていませんか?家がボロボロになってしまうのは困りますよね。賃貸住宅などでは、壁で爪とぎをされて悩んでいる飼い主さんもいるかもしれません。爪とぎを用意しているのに見向きもしないケースもあります。

そもそも猫はなぜ爪をとぐのでしょうか。爪とぎの理由や壁やカーペット、家具などで爪をとぐ行動を改善する方法を解説します。

猫が爪をとぐ理由

爪とぎはお手入れのためだけではありません。マーキングやストレス解消もあります。ちなみに猫がとぐのは、前足の爪だけです。

爪の手入れ

猫の爪は、たまねぎのように層になっています。外側の爪は古くなっていくので、取り除く必要があるのです。外にいる猫は、狩りなどのために木に上ったり、地面を走り回ったりしているうちに自然にはがれていきます。しかし室内飼いの猫は、屋外で狩りをする機会がないので爪とぎ用品が必要です。

マーキング

爪の間にはニオイを分泌する腺があり、爪をといで対象物に自分のニオイを付けて縄張りを主張します。ひっかいた傷を他の猫などに見せて、視覚的に自分の縄張りを主張する意味もあるようです。

不安やストレスの解消「転位行動」

不安を覚えたり、ストレスを感じたりしたとき、全く別の行動である爪とぎで自分の気持ちを落ち着かせます。人間のやけ食いやヤケ酒も、転位行動のひとつです。

体を伸ばしてストレッチ

猫はストレッチのためにも爪をとぎます。起き抜けに伸びをしながら爪をとぐ猫を見たことがあるのではないでしょうか。前足を伸ばしながら爪をといで、体も思い切り伸ばしています。

これらの理由からもわかるように、爪とぎは猫の本能です。爪とぎそのものをやめさせるのは困難でしょう。

壁やカーペット、家具での爪とぎをやめさせる対策

猫に「やめなさい」といっても爪とぎはやめさせられません。まずは猫の様子を観察して、ストレスがないかチェックしてください。さらに猫の好みにあった適切な爪とぎ用品を用意し、動かないようにしっかり固定します。

叱らない

猫が大切な家具で爪とぎをしていても、叱らないでください。大声を出したり、叩いたりするのも絶対にやめましょう。ストレスでますます爪をといでしまう可能性があります。爪とぎをしそうになったら、フードや遊びで猫の関心をそらしてみてください。

ストレスがないかチェック

多頭飼いなどでは、弱い猫が強い猫にいじめられるなどでストレスを感じているケースもあります。縄張り争いで、爪をといでいるかもしれません。窓の外にやってくる野良猫にストレスを感じる猫もいます。トイレが汚れていないか、落ち着いて食事ができるかなども確認しましょう。

キャットタワーを設置して、落ち着ける場所を作るのも大切です。フードを入れられるおもちゃを利用した遊びは、狩りの本能を満たすのでストレス解消になるでしょう。

爪をとがれて困る場所にはカバー

壁にはつるつるした素材のシートを貼っておきましょう。「猫の爪とぎ予防」として保護シートが販売されています。

爪とぎ用品の「素材」と「形状」

段ボールや麻縄、木、カーペット、綿など爪とぎ用品の素材には、猫それぞれ好みがあります。段ボールは多くの猫が好みますが、やわらかい綿タイプを好む猫もいます。いくつか置いて様子を見てみましょう。

形状も重要です。立ち上がってとぎたい猫もいれば、床と水平にとぎたい猫もいます。立ってとげるタイプ、床に置くタイプどちらも用意してあてましょう。体をしっかり伸ばしてとげる、十分な大きさがある爪とぎ用品を選んでください。

爪とぎ用品はしっかり固定

垂直に置く場合も、床に置く場合もしっかり固定してください。グラグラ動くと、猫は爪をとぎません。段ボールの爪とぎ用品をフローリングに置いているだけでは、滑ってしまうので猫はいやがるはずです。

爪とぎ用品を買ったらニオイ付け

いつも爪をといでいる場所に、新しい爪とぎ用品をこすりつけてニオイを付けます。直接こすりつけるのが難しい場合、布でこすって新しい爪とぎ用品に付けてもいいでしょう。

視覚で縄張りを主張する習性を利用し、新しい爪とぎ用品に猫の爪あとに似せた傷を付けておくのもおすすめです。

おすすめの爪とぎ用品置き場

縄張りを主張するために、猫は爪をとぎます。猫がいつも通る場所に爪とぎ用品を設置しましょう。ポイントは部屋のドアや出入り口、階段、廊下などです。

そのほか、猫が爪をといでしまう場所にも設置しておきます。壁や家具に爪とぎ用品を取り付けられない場合は、すぐ近くに置くのもいいでしょう。その場合、爪をとがれて困る場所には保護シートなどを貼っておいてください。

まとめ

爪の手入れやマーキング、ストレス解消、ストレッチなど、猫にとって爪とぎは本能です。そのため、爪とぎそのものをやめさせるのは不可能です。しかし家の壁や大切なカーペットでとがれるのは困ります。

不適切な場所で爪をとぐのは、ストレスなどのほか爪とぎ用品が不安定などの理由もあるかもしれません。ストレスがある場合は、環境を見直してストレスを解消します。猫の好みの素材や形状の爪とぎ用品を選び、しっかり固定してあげましょう。

 

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犬にとってのごほうびはおやつだけ?ごほうびの種類や与え方も解説

犬にとってのごほうびはおやつだけ?

目次
  1. 犬にとってごほうびとは
  2. 犬の大好きなものを見つけよう
  3. ごほうびの種類と注意点
  4. ほめ言葉もごほうびにしよう
  5. まとめ

犬をほめるとき、多くの飼い主さんはごほうびとしておやつを与えるのではないでしょうか?しかし散歩や遊びはもちろんニオイを嗅ぐ行為も、犬にとってごほうびになるのです。

この記事では犬にとってのごほうびの意味や、おやつ以外のごほうび、与える際の注意点について解説します。ごほうびを上手に使って、犬とたくさんコミュニケーションを取りましょう。

犬にとってごほうびとは

「犬にとって望ましい行動が将来にわたってもできるように教え、できたときに与える」ものがごほうびです。例えば「おすわり」を教えて、うまくできたらごほうびを与えます。「おすわり→ごほうび」を繰り返しているうちに、おすわりがずっとできるようになるのです。

「ごほうび」はもともと、「ほめて与える品物」という意味です。そのため何かを頑張ったごほうびに報酬として与えるものと思いがちですが、犬に与える場合は多少意味が異なるのですね。

犬の大好きなものを見つけよう

犬に新しいしつけを教えたい、もっとコミュニケーションを取りたいと思う飼い主さんは、犬の好きなものを見つけましょう。

おやつやフードでも、犬には好みがあるはずです。ものすごく好きなおやつなら、しつけやコミュニケーションの際に利用すると効果もアップするでしょう。

他にも「犬が行きたがる公園がある」「頭のてっぺんを撫でられるのが特に好き」などもごほうびに活用できるのです。

ごほうびの種類と注意点

犬にとってのごほうびは、おやつだけではありません。状況や犬の性格に合わせて上手に利用しましょう。

おやつ・フード

ごほうびといえば、おやつやフード。犬のモチベーションも上がりやすく、しつけなどにも最も使いやすいごほうびです。大人が付いていれば、小さなお子さんでも犬にごほうびを与える経験ができます。

注意点「普段は食べられないおやつやフードを空腹のときに利用する」
ごほうびに使用するおやつやフードは「特別感」が大切です。ごほうび用のおやつやフードを普段のおやつ用とは区別しておきましょう。

普段のおやつタイムに食べられるおやつは、犬が努力しなくても手に入ります。犬にとってはいつでも手に入るおやつやフードは、ごほうびとしては価値があまりありません。

ただし、ごほうびとしておやつやフードを使うのは、犬が空腹のときにしましょう。犬がいくらそのおやつやフードが好きでも、お腹がいっぱいだと効果は半減します。ケーキが大好きな人でも、お腹いっぱいのときにもらってもあまりうれしくないはずです。

散歩

散歩が大好きな犬には効果的なごほうびです。朝晩の散歩の前に、「フセをさせる」「アイコンタクトを取る」などを教えましょう。

注意点「あらかじめリードを着けておく」
フセができてから、のんびりリードを着けて出かけるのでは散歩のごほうび効果がほとんどありません。すぐに出かけられるよう、あらかじめリードを着けておきましょう。玄関先などでしつけを行うと、すぐに出発できます。

ニオイを嗅ぐ

犬は本能的にニオイを嗅ぐ行為が大好き。好き勝手ニオイを嗅がせるよりも、まずは「フセ」「オスワリ」「アイコンタクト」などを行ってからにしましょう。

注意点「ニオイを嗅ぐ場所の安全性を確認」
公園など公共の場所では、食べ物の包み紙や食べ残しなどの誤飲の危険性があります。ニオイを嗅ぐ場所に危険なものがないかチェックをしておきましょう。

草むらなどは、ダニが潜んでいる可能性もあります。ダニ予防を行った上で、草むらにはむやみに入らないようにしましょう。帰宅後は体全身をチェックしてください。夏場はフィラリアを媒介する蚊に刺される危険性もあるので、フィラリア予防を必ず行っておきましょう。

遊び

遊ぶのが大好きな犬にぴったりのごほうびです。「オスワリをしたらフリスビーを投げる」「フセをしたら、おもちゃを与える」など遊びの前に指示に従わせます。引っ張りっこ遊びで興奮しすぎたときも、「口から離せば遊びを再開」もごほうびになるでしょう。

注意点「安全なおもちゃを選ぶ」
犬の体サイズに合った、壊れにくいおもちゃを選びましょう。小さすぎるおもちゃは、誤飲の危険性があります。ゴルフボールや人間の子ども用おもちゃも飲み込むと危険です。与えないようにしましょう。

コングなど食べ物を詰められるおもちゃは、犬が集中しやすくおすすめです。遊び終わったあとは、おもちゃを必ず回収してください。

撫でる、抱っこする

撫でたり、抱っこされたりが好きな犬へのごほうびになります。道具がいらないのもメリットです。撫でる飼い主さんも、犬のぬくもりに癒されます。「耳の後ろが好き」「あごの下が好き」など、好きな場所をチェックしておきましょう。

注意点「撫でられるのが苦手な子にはやらない」
虐待された経験のある犬や、怖がりな犬の中には、愛撫が苦手な子もいます。無理に撫でるのは逆効果なので行わないでください。

ほめ言葉もごほうびにしよう

ごほうびに「いい子」などほめ言葉をプラスしましょう。繰り返すと、ほめ言葉もごほうびになります。おやつがすぐに用意できない場合でも、好ましい行動の直後にごほうびが与えられるので便利です。

犬は最初、「いい子」と言われても意味がわかりません。しかし、おやつなどをもらいながら「いい子」と言われていくうちに「いい子と言われるといいことがある」と犬は理解します。

「いい子」と声をかけて犬が喜ぶ様子を見せたら、ほめ言葉として理解できたと判断できるでしょう。

まとめ

ごほうびは犬の望ましい行動を強化するために必要です。ごほうびがあると、犬は楽しみが増えてモチベーションもアップ。飼い主さんとのコミュニケーションや、絆を深めるのにも役立ちます。

ごほうびはおやつやフードだけではありません。散歩や遊ぶもごほうびになります。効果をアップさせるためにも、犬の好みを見つけましょう。

 

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猫にブラッシングをしたい!少しずつ慣れさせるのがコツ

猫にブラッシングをしたい!少しずつ慣れさせるのがコツ

目次
  1. どうしてブラッシングが嫌い?
  2. 猫にとってのブラッシングの効果
  3. ブラシの種類
  4. ブラッシングに慣れさせる手順
  5. まとめ

愛猫にブラッシングしようとすると逃げられたり、威嚇されたりして困っていませんか? また、「猫は自分で毛をなめているからブラッシングは必要ない」と思っていませんか?

猫のブラッシングは、抜け毛を取り除き、毛玉を予防するためにも大切なケア。スキンシップとしても欠かせません。少しずつ慣れさせてお手入れしてあげましょう。この記事では、猫をブラッシングに慣れさせるコツを解説します。

どうしてブラッシングが嫌い?

道具としての「ブラシ」そのものや、人に触られることに慣れていないと猫はブラッシングを嫌がります。過去にブラッシングのために無理に押さえつけられた、痛い思いをした経験も原因になります。

母猫や兄弟猫と早く引き離されたなど、社会化が不足している猫はブラッシングをいやがる傾向が高めです。そのため、少しずつ慣れさせていく必要があります。

猫にとってのブラッシングの効果

ブラッシングは、猫にとってさまざまな効果があります。

抜け毛を取り除く

抜け毛を取り除き、飲み込むのを防ぐ効果があります。猫は自分の舌で毛づくろいをしていくうちに、どんどん抜け毛を飲み込んでしまうのです。抜け毛のほとんどは便と一緒に排泄されますが、吐き出す場合もあります。

しかし、力が弱った高齢の猫や病中病後の猫は排泄や掃き出しがうまくできません。そのため、毛玉がお腹で固まる「毛球症(もうきゅうしょう)」になる恐れがあります。

もつれを防ぐ

定期的なブラッシングは、毛がもつれるのを防ぎます。長毛種の猫は毛がもつれやすいので、ブラッシングに加えてコーミングも必要です。

血行をよくする

適切な力で皮膚に刺激を与えるので、血行がよくなります。

スキンシップに

抱っこしながらブラッシングするなど、飼い主さんとのスキンシップにもなります。触れ合ってお互い体温を感じると、猫も飼い主さんも心がリラックスするでしょう。

ブラシの種類

猫用ブラシは主に次の種類が販売されています。猫の毛や目的によって使い分けましょう。

コーム(くし)

長毛種の毛を整え、もつれを取り除きます。短毛種は仕上げに使いましょう。

スリッカーブラシ

先が針のように曲がった金属製のピンが並んだブラシです。長毛種の毛玉を取るのに向いています。先端が皮膚に当たると痛いので、使う際は注意が必要です。

ピンブラシ

金属製のピンの先が球形になったブラシです。長毛種の絡んだ毛をほぐしやすいでしょう。力を入れると毛が引っ張られてしまうのでそっとほぐすのがコツです。

ラバーブラシ

ラバー他、シリコンタイプもあります。抜け毛をごっそり取り除いてくれるブラシです。ほどよい柔らかさで、マッサージ効果もあります。手の感覚でブラシができるグローブタイプは、力加減を調節しやすいでしょう。

ブラッシングに慣れさせる手順

猫の好きなおやつとブラシを用意します。大きなブラシに慣れていない猫は歯ブラシから始めましょう。多くの猫が好む液状のおやつを利用すると便利です。

人触られることに慣れさせる

ブラッシングに恐怖心を抱かせないために、まず「人に触られる」ことに慣れさせます。この時点ではブラシは必要ありません。

飼い主さんは床に座って、猫の近くでおやつを見せます。近づいてきたら、おやつを食べさせながらそっと体を触ります。猫が膝の上に乗ってくれればベストです。

注意!
大声で呼ばず、静かに行ってください。騒ぐと驚いてしまうので気を付けましょう。

道具に慣れさせる

ブラシを猫の過ごす場所近くに置いておきます。猫がブラシに近づいて匂いを嗅いだり、顔を擦り付けたりしたらおやつを食べさせましょう。このときのブラシは、歯ブラシでも普通のブラシでもどちらでもかまいません。

なかなか来ない場合は、ブラシそのものにおやつを塗り付けておきましょう。猫の方から舐めにきます。決して無理にこちらから押し付けず、猫が興味を持つのを待ってください。

ブラッシングしてみる

猫がブラシに興味を持つようになったら、おやつを片方の手に持った状態で少しだけブラッシングしてみましょう。頭など、猫が好む場所から始めます。体全体をブラシする必要はありません。ブラッシングしたらおやつをあげてください。

少しずつブラッシング範囲を広げる

猫は、自分の舌が届かない頭、頬、顎周辺などをブラシしてもらうと喜びます。最初は顔周辺だけをブラッシングしましょう。

次の日は背中だけをブラッシング、その翌日は前脚だけをブラッシングと範囲を広げながら進めます。毛並みにそって、ブラッシングするのがコツです。

本物のブラシを使ってみる

歯ブラシに慣れたら、猫用ブラシを使ってみましょう。ブラシによっては力を入れると痛いものもあるので注意してください。

このサインが出たら中止

ブラッシング中に、耳が前後に動いたり、しっぽをパタンパタン揺らしたりしたら「もうやめて」のサインです。ブラッシングは中止しましょう。「嫌がればすぐ解放される」と誤った学習をさせないためにも、猫をすぐ自由にせず少し間を置いてから離すのがコツです。

ひどい毛玉ができたら動物病院へ

長毛種の猫など、毛玉ができているときは無理に引っ張ると痛い思いをさせてしまいます。動物病院やトリミングサロンに連れて行きましょう。

まとめ

猫のブラッシングは抜け毛を取り除き、お腹に毛玉が溜まるのを防ぐ効果があります。血行もよくなり、飼い主さんとのスキンシップにも役立つでしょう。

猫をブラッシングに慣れさせるには、少しずつ進めるのがコツです。最初は歯ブラシでかまいません。おやつも上手に利用しながらブラッシング大好き猫にしましょう。

 

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いつからが高齢犬?気を付けたい兆候や今から準備しておきたいこと

いつからが高齢犬?気を付けたい兆候や今から準備しておきたいこと

目次
  1. 7歳くらいから注意!大型犬はもう少し早く
  2. 7歳になる前からやっておきたいこと
  3. 高齢化のサインが出たら動物病院へ
  4. 犬をとりまく環境を見直そう
  5. まとめ

元気いっぱいの愛犬も、いつかは年を取ります。どのような兆しが見えたら、老化が始まっているのでしょうか。飼い主さんはどう対応したらいいでしょうか。

近年は犬の高齢化が進んでいます。高齢になっても愛犬が安心して過ごすために、やっておきたい準備やケアを解説します。すでに愛犬がシニアになった飼い主さんも、ぜひお役立てください。

7歳くらいから注意!大型犬はもう少し早く

犬は一般的に7歳くらいから中年に差し掛かると言われています。7歳になるころ、そろそろ高齢化の入り口にたったと意識したほうがいいでしょう。大型犬はもう少し早めです。大型犬8歳、小型犬・中型犬11歳になると、人間では60歳に換算されます。

もちろん、この換算がすべての犬に当てはまるわけではありません。品種や育ってきた環境などさまざまな要因に左右されます。

「うちの犬は中年だけれど元気だから大丈夫」という飼い主さんもいるかもしれません。しかし人間でも中年になると、健康と言われていても食事を見直したり、人間ドックを受けたりするのではないでしょうか?それと同じように考えるとわかりやすいと思います。

7歳になる前からやっておきたいこと

高齢に備えて早めに準備しておきましょう。もちろんすでに高齢になっている愛犬でも大丈夫です。

健康診断を受ける

愛犬も7歳になる前から、動物病院で健康診断を受けておきましょう。若い犬を飼っている飼い主さんもぜひ毎年の習慣にしてください。愛犬のお誕生日に受診すると、忘れないのでおすすめです。

血液検査や尿、便検査などさまざまな検査で得たデータが揃っていると、高齢になって現れた変化やシニアに多い病気を発見しやすくなります。高齢になった犬の飼い方を獣医師に相談できますし、病気の早期治療が可能です。

高齢化のサインが出たら動物病院へ

「高齢になったから仕方ない」と思っていたら、実は病気だったというケースもあります。次のような変化が見られたらまずは受診しましょう。

歩き方がおぼつかない、よろよろする

高齢になると、足腰の筋力が衰えてきます。若いときのようにジャンプをしなくなったり、階段を駆け上ったりしなくなるでしょう。ちょっとした段差でよろけることもあります。
しかし、関節や骨、神経の病気も否定できません。変形性関節症や椎間板ヘルニアの可能性もあります。

散歩であまり歩きたがらない

足腰が弱って、長距離を歩くのが困難になってきます。しかし上記のような、変形性股関節症や椎間板ヘルニアでも、歩くのを嫌がる場合があるので受診しましょう。

家具にぶつかるのは、老眼?

緑内障、白内障など目の病気で見えづらくなっているかもしれません。

なんだかやせてきたみたい?

高齢になると、筋肉が落ちてやせて見える場合もあります。ただし、心不全や肝臓の病気、糖尿病でもやせて体重が減るので、放置しないで受診しましょう。

トイレが近くなった、おもらしをする

膀胱炎や前立腺肥大など泌尿器の病気があります。

食が細くなった

加齢に伴い、嗅覚が衰えると食が細くなりがちです。食器の高さが低すぎて、食べにくいのも原因かもしれません。しかし食が細くなる背景には病気が隠れている場合もあります。

食べているとき口からポロポロこぼれる

歯や口の中に痛みがあるかもしれません。歯周病や口内炎などができている可能性もあります。お口のチェックをしてもらいましょう。

口が臭うようになった

口臭も、加齢ではなく歯周病の可能性があります。

夜鳴きをする

認知症になりかけて、夜中に吠える子もいます。しかし実はどこか痛みがあって鳴いているのかもしれません。

若返ったみたいで食欲旺盛で活発

一見よさそうに見えますが、甲状腺機能亢進症かもしれません。この病気は、食欲が増して活発になります。食べている割に太らないのも特徴です。急に若返ったように見える場合は、必ず受診してください。

犬をとりまく環境を見直そう

犬が高齢になってきたら、そろそろ環境を見直します。家の中やトイレ、食器などをチェックしましょう。

家の中の見直しをする

・段差にステップを
ソファに飛び乗っていた犬も、上り下りが少しずつつらくなってきます。ケガをしないうちに、ステップを置いておきましょう。玄関の段差もスロープがあると安心です。

・フローリングにはマットを
フローリングは踏ん張りにくく、滑ってしまいます。関節にも負担を与えるため、マットを敷いてあげましょう。毛足の長いループタイプのじゅうたんは、爪が引っかかって危険です。
爪や肉球周囲の毛が伸びていたら、カットしてあげましょう。

・家具の角にクッションを付ける
緩衝材やクッション材を家具の角に付けておくと安心です。犬は目や足が弱り、家具にぶつかりやすくなります。特にパグなど、目が飛び出している犬種は特に目を毛がしやすく危険です。人間の赤ちゃん用グッズでも代用できます。

食事環境を見直す

特に病気でないとわかったら、食事環境もチェックします。食が細くなった場合は、与え方を見直しましょう。

・高さのある食器を使う
犬は首を下げて食べるのがだんだんつらくなってきます。お皿は、高さのあるタイプに変えましょう。しっかりした台に乗せるのもおすすめです。

・フードを温める
電子レンジでほんのりとフードを温めてあげましょう。香りが立って食欲がアップします。アツアツを与えないように気を付けてください。

体のケア

・スキンシップを増やして体調管理
マッサージやブラッシングタイムを意識して増やします。かたまりやすくなった筋肉や関節をほぐし、血行がよくなります。腫瘍など皮膚の異変にも気付きやすくなるでしょう。

散歩は続ける

散歩は、犬の脳を刺激します。足腰の衰えなど状況に応じてコースを変更しながら、連れて行ってあげましょう。無理をせずに体を動かすように心がけます。

まとめ

犬も年を取ります。シニアになったときに備え、7歳になる前から動物病院で健康診断を受けましょう。足腰が弱る、よろめくなど高齢化のサインは病気の症状と似ている場合もあるので、注意が必要です。気付いたら受診してください。

ケガ予防のためもソファや玄関にステップを置いたり、フローリングにマットを敷いたりなど環境面の見直しも大切です。また、食器は高さのあるタイプに変更して食べやすくします。マッサージやブラッシングで筋肉をほぐして、血行を促してあげましょう。散歩は犬の状況に応じ、無理せず続けてください。

 

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知っておきたい!猫の食性と栄養学

知っておきたい!猫の食性と栄養学

目次
  1. 猫の食性って?犬とは違う?
  2. 猫の食性を生かしたフードの与え方
  3. まとめ

猫はどのような食性の動物でしょうか?必要とする栄養素は、人や犬と異なるのでしょうか?今回は猫の食性や栄養学について解説します。フード選びや与えるときの参考にしてください。

猫の食性って?犬とは違う?

食性とは、動物たちが食べ物を摂取する習性を意味します。食べるときの行動や、どのようなものを食べるかのなどを表すものです。では、猫はどのような食性なのでしょうか?

猫は完全肉食動物

猫は、「完全肉食動物」です。実は、犬も猫も同じ「食肉目」に属するのですが、犬は肉が多めの雑食。そのため肉や魚だけでなく、パンや野菜なども喜んで食べるのですね。野菜を食べる猫もたまにいますが、ほとんどの場合肉や魚を好むのではないでしょうか。

そのため犬と猫では、消化管の構造も異なります。小腸の長さを比べると、猫の小腸は犬の半分しかありません。

必要な栄養も犬と異なる

肉食の猫にとって、タンパク質を取ることは大変重要です。食事などから摂る必要がある「必須アミノ酸」は猫の場合は11種。ロイシン・イソロイシン・アルギニン・ヒスチジン・リジン・メチオニン・トリプトファン・フェニルアラニン・スレオニン・バリン・タウリンです。

タウリンが不足すると、目や心臓に影響が出てしまいます。キャットフードには適切な量のタウリンが配合されていますが、ドッグフードには配合されていません。「猫にドッグフードを与えないで」と言われるのは、このためです。もちろん、犬にキャットフードを与えるのもよくありません。

猫は動物タンパクのほかに、ビタミンAやナイアシンも多く必要とする動物です。雑食性の人間や犬は、緑黄色野菜に含まれるカロチンをビタミンAに体内で転換することができますが猫はできません。そのためビタミンAそのものを食べ物から取る必要があるのです。ただし、キャットフードをきちんと食べていれば不足したり過剰になったりする心配はありません。

猫は夕方と明け方に活動するハンター

猫は1匹で狩りをする動物です。獲物は主に、小さなネズミ類、小鳥、ウサギ、は虫類や昆虫。狩って、すぐその場で食べます。

小さなネズミや鳥から摂れるカロリーは約30キロカロリー。体重4キロの猫の場合、必要なカロリーは約320キロカロリーなので1日10回は狩りをする必要があります。セミなどの小さな昆虫なら、もっと頻回に狩らなくてはいけません。

ドライフードを置き餌しておくと、少しずつ食べるのは猫の特徴といえるでしょう。胃も小さいため、一度にたくさん食べることができません。

お母さん猫に教えてもらった味が好き

猫は、子猫時代にお母さん猫に食べさせてもらった味を好み、いつまでも覚えています。お母さん猫が狩ってきたネズミや小鳥などの獲物を食べさせれば、子猫はネズミや小鳥の味が好きになります。

お母さん猫が野良猫なら、獲物だけでなく残飯も持ってくるでしょう。唐揚げをよく持って帰れば、唐揚げの味を覚えるのです。人間に育てられた子猫は、そのときに食べたキャットフードの味が好きになります。

猫の食性を生かしたフードの与え方

猫の食性を生かしてフードを与えてみましょう。猫のストレスも軽減されるようになります。問題行動などトラブルが起きたときにも役立つので、試してみてください。

フードは総合栄養食を選ぶ

猫のご飯は、総合栄養食と表記されたキャットフードを選びます。総合栄養食のキャットフードは、猫の健康に配慮した栄養バランスになっています。栄養素の過不足の心配がありません。

ドライフードで狩りの疑似体験

フードを仕込むことができるおもちゃを利用して、猫に狩りの気分を味わってもらいましょう。おもちゃは複数用意します。それぞれにドライフードを少量入れ、部屋のあちこちに隠すだけです。

1日に与えるフードの量を計算して入れれば、太る心配もありません。わざわざおもちゃを買わなくても、穴を開けたペットボトルでも代用できます。

本来なら1日に何度も狩りをする猫。ねだればフードが出てくる、またはいつもフードが置いてある状態は少々退屈です。留守番をしている猫なら、なおさら刺激が少ないでしょう。フードを入れたおもちゃをあちこちに置くだけで、狩りをしたい気分が満たされてストレス解消になります。

ウエットフードで水分補給

ウエットフードは、水をあまり飲まない猫の水分補給に適しています。ネズミなどの獲物は、体の約60%が水分です。ウエットフードは獲物の食感にも似ているので、嗜好性も高く喜んで食べるでしょう。ほんの少し温めると、食いつきもよくなります。

レトルトパウチや缶詰入りなので、開封前なら保存にも適しています。水が貴重になる災害時の水分補給にもなるので、ストックしておくと安心です。

子猫時代にいろいろな味を経験

いろいろな味を経験しておくと、大人の猫になってからが楽です。災害、入院、病気などでフードが変わっても、すんなり受け入れてくれる可能性が高まります。

子猫を飼っている方は、さまざまなフードを今のうちに経験させておきましょう。ドライフードもウエットフードもどちらも経験させます。フードはいきなり切り替えるとお腹を壊すので、ほんの少しずつにしてください。

まとめ

完全肉食動物であり、ハンターでもある猫。必要とする栄養がバランスよく配合された、キャットフードを食べさせることは猫の健康維持に欠かせません。

また、1日に何度も狩りをする習性にあったドライフードの与え方をすることで、ストレス解消にもなります。ウエットフードは水分補給になるので、水を飲まないときなどに活用しましょう。

猫の食性や栄養学に合わせて、フード選びや与え方を工夫してみてください。

 

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犬を抱っこに慣れさせよう!診察や緊急時も安心

犬を抱っこに慣れさせよう!診察や緊急時も安心

目次
  1. 犬を抱っこに慣れさせるメリット
  2. 抱っこに慣れさせるコツ
  3. 抱っこの注意点「こんな抱っこはNG」
  4. グッズを利用する
  5. まとめ

愛犬は抱っこを嫌がりますか?抱き上げようとすると、ジタバタ暴れて抱っこなんてできないといる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。基本的に、犬は抱っこのような拘束が苦手なので、ある意味嫌がるのも当然です。

しかし抱っこ慣れさせると、犬にとっても人にとってもメリットがたくさん。この記事では、犬を抱っこに慣れされるメリットとコツを解説します。

犬を抱っこに慣れさせるメリット

犬が抱っこに慣れていると、次のようなメリットがあります。

お手入れがしやすい

抱っこをした状態でマッサージや爪切りなどができるため、お手入れがしやすくなります。お口や目のチェックなどもスムーズです。

診察台に乗せやすい

動物病院の診察台に乗せやすくなります。診察台に乗せる際は、どうしても抱っこが必要です。しかし、ここで苦労している飼い主さんは多いのではないでしょうか。動物病院での緊張も加わって、嫌な抱っこをされることで大暴れする子もいます。
しかし、すんなり抱っこができると、診察もスムーズ。抱っこになれていると、飼い主さんの体温を感じて安心するメリットもあります。

危険な状態を回避できる

散歩中など、外出先での予想外の危険を回避しやすくなります。例えば「道路にガラスの破片が飛び散っていた」「狭い道で、車や自転車が来た」ときも抱っこができれば安心です。
とくに災害発生時は、とっさに抱っこして逃げなくてはいけないときもあります。避難場所で、抱っこして待機するときも安心です。

トラブル予防

公園で遊ばせているときなど、ほかの犬や、犬が苦手な人とのトラブル予防にもなります。ペット可の賃貸住宅などでは、公共のスペースの移動は抱っこが必要な場合が多いようです。

ペット可のお店に入りやすい

最近は、ペットも一緒に入れるお店が増えています。その場合も、抱っこで入店すれば迷惑をかける心配もありません。

抱っこに慣れさせるコツ

抱っこの練習は少しずつ慣れさせましょう。抱っこが苦手な愛犬をいきなり抱きかかえても、ますます嫌がってしまいます。飼い主さんも腰を傷める可能性があるので、気を付けてください。
好きなおやつやフードがあると、練習しやすくなります。食べさせ過ぎないように、量を調節してください。

小型犬

飼い主さんは膝をついた状態で、犬のお腹の下に手を入れます。犬はリードをつけた首輪かハーネスを装着しておきましょう。

飼い主さんは手を大きめに開いて、犬の胸の下を支えます。もう片方の手で、お尻を支えると安定します。犬が落ち着くように、身体を抱き寄せてあげましょう。静かにできたら、ほめてごほうびをあげてください。

犬が慣れてきたら、立ち上がってみましょう。首輪やハーネスに指をかけておくと、犬が暴れても落とさないですみます。

中型犬・大型犬

重いので、飼い主さんの腰などに負担をかけないよう気を付けてください。

①飼い主さんは、犬のサイドで膝を立てた状態になります。
②前足の後ろに片手を差し入れて胸を抱え、もう一方の手でお尻を支えます。
③飼い主さんは、片膝になって前かがみになった姿勢を正してください。

①から③までを何度か繰り返し、抱っこに慣れてきたら立ち上がってみましょう。犬の身体と密着させると安定します。

超大型犬は無理をする必要はありません。動物病院の診察では、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

抱っこの注意点「こんな抱っこはNG」

犬を後ろ足で立たせ、前足の付け根を持って抱きかかえる方法は、犬が腰を傷める恐れがあります。とくに、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ミニチュアダックスフンドなど胴が長く、足が短い犬種はヘルニアになりやすいので要注意です。

犬が立ち上がって抱っこをせがんでも、いったん落ち着かせてから正しい方法で抱き上げてください。

グッズを利用する

抱っこは疲れる、腕が痛いなどお困りの飼い主さんは、犬専用のスリングやリュックを使ってみてはいかがでしょうか。

スリングやリュックを用意しておくと、災害が起きたときの避難にも使えます。犬がパニックになって、クレートに入れられないときも安心です。

犬用スリング

肩ひもも太く、袋は犬の体をすっぽり包むような作りになっているので、安心感があります。
飛び出し防止のナスカンやループが付いたタイプを選ぶといいでしょう。
犬の体重が重いと肩への負担が大きくなるため、小型犬の抱っこに向いています。顔が出てしまうスリングは、公共交通機関では使えないので気を付けてください。

犬用リュック

飼い主さんの両手が開くのが大きなメリットです。スリングと異なり、両肩で支えるので楽になります。顔も隠せるので、公共交通機関でも使えるので便利です。犬の様子がわからない点が、ちょっと心配かもしれません。

まとめ

犬が抱っこに慣れておくとさまざまなメリットがあります。お手入れがしやすくなり、動物病院の診察台に乗せるのもスムーズ。外出時の危険やほかの犬や人とのトラブルを避けたりできるでしょう。体を密着させるため、犬と飼い主さんのスキンシップにもなります。

しかし抱っこが苦手な犬は、いきなり抱きかかえられると驚いてしまいます。少しずつ慣れさせるようにしましょう。

 

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猫の頭突きにはどんな意味がある?

猫の頭突きにはどんな意味がある?

目次
  1. 猫の頭突きとは
  2. 頭突きされたらどうすればいい?
  3. まとめ

猫は、飼い主さんの足や、ほかの猫に頭突きをします。何度も頭突きしてくると思えば、あっさりとコツンで終わってしまうときもあるのが不思議ですね。飼い主さんが外出から帰ると、丹念に頭突きをして体を摺り寄せてくることもあります。

また生き物だけでなく、家具や荷物にも、一生懸命頭突きをします。猫の頭突きにはどのような意味があるのでしょうか?猫の頭突きの意味や、注意点を解説します。

猫の頭突きとは

猫の頭突きには、愛情表現や要求、挨拶のほかに、自分のニオイを付けるマーキングの意味があります。そのため、飼い主さんにしてくることもあれば、ほかの猫や同居中の犬にすることもあるのです。家具などに、自分のニオイをこすりつけるための頭突きもあります。

愛情表現の頭突き

飼い主さんへの愛情表現としての頭突きです。「好きです、大切です」という気持ちが込められています。もし保護した猫が頭突きをしてくるようになったら、飼い主さんに心を許した証拠です。

このとき、しっぽがぴんと立てていたり、喉をゴロゴロ鳴らしたりしていたら、飼い主さんに甘えたい気持ちも込められているでしょう。

よく慣れている猫では、飼い主さんから頭突きをすると、頭突きを返してくれることもあります。お互い「大好き」といっているのですね。

愛情表現の頭突きは、猫同士でも見られます。多頭飼いの飼い主さんは、仲のいい猫同士が頭突きをしあっているのを見たことがありませんか?頭突きを丹念にしている猫同士は、親和性が高く、相性がいいと言えます。

要求の意味

鳴きながらしつこく頭突きをしてくる場合は「おなかすいた」「もっと遊んで」「トイレを掃除して」など、飼い主さんへの要求が考えられます。

猫は要求が通るまであきらめず、何度も頭突きをしてくるでしょう。特にご飯の要求のときは、足にまとわりついて頭突きをすることもあります。

ひんぱんにしつこく頭突きをされる場合は、何か満たされていないことがあるのか環境を確認してみましょう。例えば「かまってほしい」「ストレスがある」などの要求がある可能性があります。

挨拶

挨拶の頭突きもあります。飼い主さんへの朝の軽い頭突きは「おはよう」の意味と考えられます。外で猫同士が、軽く頭をくっつけているのは「どう、元気?」と挨拶をしているのかもしれません。頭を付けて挨拶するのは親しい証拠で、仲の悪い猫同士では見られません。

敬意の気持ちの頭突き

立場が弱い猫から、強い猫への敬意の頭突きもあります。例えば、めす猫からおす猫、子猫から母猫、新しく来た猫から先住猫などです。先に住んでいた犬など、猫以外の動物に対しても頭突きをすることがあります。

「マーキング」ニオイ付け

猫の耳の下や頬周辺には、ニオイのあるフェロモンの分泌腺があります。猫は縄張り意識が強いため、頭突きでニオイを付けているのです。頭突きをしてそのまま顔を擦り付けてくるときは、ニオイ付けだと考えていいでしょう。

飼い主さんが外出から帰ったときやお風呂上りに、やたらと頭突きをしてくる場合は、甘えや要求よりもニオイを付けたがっているのかもしれません。自分のニオイを付けて安心する意味もありますし、「私のもの」と主張の意味もあります。もちろん、愛情のある相手にしかしない行為です。

ほかにも家具やキャットタワー、飼い主さんの荷物などにもニオイを付けます。この場合も、自分のニオイを付けることで安心しているのです。愛猫が、どのようなものにニオイを付けているのか観察するのも楽しいですね。

頭突きされたらどうすればいい?

頭突きは猫の愛情表現です。お返しにやさしく撫でてあげると喜ぶでしょう。あごの下など、猫が気持ちよい場所を撫でると猫もうっとりします。このとき、声をかけたり、名前を呼んだりすると絆も深まります。

咬まれないように注意

しかしあまりにしつこく撫でるのは要注意です。撫でていて、いきなりガブリと咬む行為には、「いいかげんにしろしつこいぞ」の意思表示が考えられます。

撫でている最中に、猫がしっぽをパタンパタンと振り出したら「もういらない」のサインです。咬まれる前に、撫でるのをやめましょう。

咬まれたらどうする?

咬まれても反応せずに、離れるのが正解です。叱る、怒鳴るなどは猫との信頼関係が崩れる原因になるのでやめましょう。大騒ぎするのも禁物です。

子猫や活発な猫では、撫でられているうちに興奮して噛んでくる場合もあります。かわいいからといって、騒いだり、手をひらひらさせたりすると、ますます興奮するため注意が必要です。

狩猟本能が刺激され、咬む癖がつくかもしれません。ひとり遊びができるおもちゃなどで、ストレス解消をしてあげましょう。

まとめ

猫の頭突きには、愛情表現や要求、挨拶、敬意のほかに、ニオイ付けの意味があります。いずれにしても、飼い主さんへの親しみを込めて頭突きをしているのには間違いがありません。

しかししつこい頭突きには要求もあります。たびたびしつこく頭突きをしてくるときは、何か不満がないか確認してみましょう。日頃から、愛猫の頭突きを観察してみてください。

 

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犬のおもちゃ 選び方や遊び方のコツと注意点

犬のおもちゃ 選び方や遊び方のコツと注意点

目次
  1. 犬用のおもちゃを与える
  2. 人間が犬のおもちゃにならない
  3. 成長や年齢を考慮する
  4. 体の大きさに合ったものを選ぶ
  5. 犬のおもちゃには、どんなものがある?
  6. おもちゃに飽きさせないコツ
  7. 清潔に、安全に
  8. まとめ

愛犬に、どのようなおもちゃを与えていますか?おもちゃは、犬のストレス解消や飼い主さんとのコミュニケーションに欠かせません。だからこそ、愛犬に合ったおもちゃを選び、楽しく遊ばせたいですよね。今回は、犬のおもちゃの選び方や、遊び方のコツと注意点を解説します。

犬用のおもちゃを与える

大切なのは「犬用に作られたおもちゃを与える」ことです。人間用のおもちゃや道具は、犬に配慮して作られていません。

例えば、小さな子ども向けのおもちゃは小さく、飲み込んでしまう恐れがあります。香りのついた消しゴムなども要注意です。

特にゴルフボールやピンポン玉などは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があります。喉や消化管に詰まると大変危険です。たとえ欲しがっても与えないようにしましょう。

またボロボロになったからといって、人間の靴や靴下、スリッパなどを与えるのもやめましょう。犬は、古いものと新しいものの区別がつきません。靴をもらえば、「靴は遊んでいいんだ」と犬は理解し、新品の靴もおもちゃにされてしまいます。噛みちぎって、かけらなどを誤飲する恐れもあり注意が必要です。

人間が犬のおもちゃにならない

人間の手にじゃれさせたり、追いかけさせたりと、人間自身が犬のおもちゃにならないようにしてください。犬がじゃれてきたときに、ついやりたくなるかもしれません。特に子犬時代は、しぐさがかわいいためついやりがちです。

しかし、これは「人の手を噛んでいい」「人を追いかけていい」とわざわざ教えているようなもの。犬と遊ぶときは必ずおもちゃを使いましょう。

成長や年齢を考慮する

子犬から高齢犬まで、生涯おもちゃが必要です。犬の成長具合や年齢に合ったおもちゃを選びましょう。例えば、まだ歯が生えそろっていない子犬や、歯が弱った高齢犬には噛んでも負担のない柔らかいおもちゃを選びます。

噛んで楽しむおもちゃは、歯の生え変わる時期の子犬にぴったりです。おもちゃを噛んで発散させることで、甘咬みや咬みつきなど問題行動の抑制にもなります。

元気いっぱいでパワーあふれる成犬期には、積極的に体を動かすようにボールやひっぱりっこロープなどを中心に与えます。

年齢を問わず与えたいのが、転がすとフードやおやつが出てくる知育おもちゃやコングです。退屈を解消するので、ひとり遊びにも向いています。コングは、お手入れや留守番時にも活躍するのでおすすめです。

体の大きさに合ったものを選ぶ

おもちゃ選びに、犬の体の大きさを考慮するのは大変重要です。特に大型犬に小型犬のおもちゃを与えるのは、誤飲の危険があります。逆に超小型犬に、大型犬のおもちゃを与えても上手く遊べずストレスです。

おもちゃを購入する際は、お店でサイズをよく確認してください。また、大きさの異なる犬を多頭飼いしているお家では、おもちゃが混ざらないようにしっかり管理しましょう。

犬のおもちゃには、どんなものがある?

犬のおもちゃは、「ひとり遊び用」と「飼い主さんと一緒に遊ぶ用」に分けられます。

ひとり遊び用

クレートやケージで待機するとき、留守番のときなどに、犬がひとりで遊ぶときのおもちゃです。おやつやフードを入れられるコングや、トリートボールなどが代表的です。知育パズルもひとり遊びに向いています。おやつを取り出そうと夢中になるため、退屈しません。

飼い主さんとの遊び用

ひっぱりっこができるロープ、犬用ぬいぐるみ、取ってこい遊び用のボールやフリスビーが含まれます。これらのおもちゃは、犬に与えっぱなしにせず必ず一緒に遊ぶことが大切です。
飼い主さんとおもちゃで一緒に遊ぶことで、コミュニケーションが取れるため絆も深まります。

おもちゃに飽きさせないコツ

せっかく愛犬のためにおもちゃを買ったのに、もう飽きて遊ばなくなったという経験はあると思います。なるべく飽きさせないようにしたいですね。

ローテーションを組む

おもちゃは複数購入し、ローテーションを組みましょう。ある程度遊んだら、まだ飽きないうちに違うおもちゃに変更します。

おもちゃは片付ける

飼い主さんと遊んだおもちゃは、犬の届かない場所に片付けます。「もう少し遊びたいな」と犬が思うタイミングで片付けるのがコツです。

清潔に、安全に

おもちゃのお手入れやチェックも欠かせません。汚れは毎回落とし、傷みがないか確認しましょう。

清潔を保つ

犬のおもちゃは、だ液が付いたり、泥が付いたりして遊ぶたびに汚れてしまいます。遊んだあとは、拭いたり洗ったりして清潔を保ちましょう。特にロープ類は、歯磨き効果があるため食べ残しなどの汚れがつきやすく、注意が必要です。

おもちゃのチェックを欠かさない

犬が噛んだり、強く引っ張ったりするため、おもちゃが壊れることがあります。誤飲やケガなどを防ぐためにも、おもちゃの定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。破れかけたボール、中身の出てきたぬいぐるみなどは早めに処分してください。

まとめ

犬のおもちゃは、ストレスや退屈を解消し、飼い主さんとの絆も深める大切なアイテムです。楽しく遊ぶためにも、愛犬の年齢や大きさに合ったおもちゃものを選びましょう。ひとり遊び用、飼い主さんとの遊び用の2種類を用意するのがおすすめです。
犬のおもちゃは、こまめに拭いたり洗ったりして清潔を保ちます。また破損がないか定期的にチェックして、犬が安全に遊べるようにしてください。

 

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猫は完全室内飼いに!安全・快適に暮らすには?

猫は完全室内飼いに!安全・快適に暮らすには?

目次
  1. 室内飼いのメリット「危険から守る」
  2. 室内飼いのデメリット
  3. 室内で猫を満足させるには
  4. まとめ

猫を完全室内飼いにしていますか?「お散歩に出るから」「元野良だから」と、半外飼いの方もいるかもしれません。「外に出たがるのに、出さないのはかわいそう」と思う方もいます。
しかし、室内で飼うことはたくさんのメリットがあります。猫が安心して暮らせる室内飼いについてデメリットと対策も含めて解説します。

室内飼いのメリット「危険から守る」

外は猫にとって危険なことがたくさんあります。交通事故や感染症、猫同士のけんかによるケガもあります。

交通事故に遭わない

室内で過ごせば、当然交通事故に遭うリスクはほぼなくなります。猫が交通事故に遭いやすいのは、車が来てもフリーズしてしまい、来た道を引き返さない習性があるためです。春先などは発情で興奮した猫が、飛び出して事故に遭うこともあります。
「沖縄タイムス」2016年4月12日付の報道によると、2015年度に沖縄県内で交通事故によって死んだ猫はなんと2,684件。1日あたり7匹の猫が交通事故で死んだことになるのです。命に別状がなくても、交通事故に遭えばなんらかの傷を負ってしまうリスクは高いと言えるでしょう。

感染症にかかるリスクが減る

室内は、感染症にかかるリスクも減らすことが可能です。外に出ると、ウイルスや細菌感染する機会がどうしても増えてしまいます。感染症にかかった野良猫と接触することもあるでしょう。
予防注射をしていれば、もし感染しても軽く済むことがほとんどです。しかし未接種の場合は、命を落とす危険性もあります。多頭飼いの場合は、ウイルスを持って帰った猫から他の猫が感染することもあるかもしれません。

ノミ・ダニに刺されにくい

家の中にいれば、ノミやダニに寄生されにくくなるのもメリット。ノミもダニも人間を刺します。特にマダニは、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など命に関わる病気を媒介するので注意が必要です。

体が汚れない

砂ほこりや泥汚れなど、外に出る猫は体が汚れがち。そのたびにシャンプーが必要になり、シャンプー嫌いな猫は大変です。家の中で過ごせば、汚れはあまりつきません。

猫同士のけんかや他の動物とのトラブルを避けられる

他の猫とのトラブルやけんかがなくなります。外に出れば、野良猫に遭遇することは避けられません。テリトリーに入れば、怒られて傷を負ってしまう可能性も高くなります。もし、相手の猫が、感染症にかかっていた場合移ってしまうかもしれません。
けんかまで至らなくても、追いかけられて、逃げているうちに迷子になったというリスクもなくなります。他にも放し飼いの犬や、野生動物に襲われる危険から身を守れます。

虐待や連れ去りのリスクがなくなる

残念ながら、動物を虐待する人はいます。室内にいれば、虐待をする人に遭遇する危険はありません。野良猫と勘違いされて、連れ去られるリスクもなくなります。

予定外の繁殖リスクがなくなる

家にいれば、他の猫と交尾する機会はありません。去勢や避妊をしない状態で、外に出した場合、繁殖してしまう確率が高くなります。お家の猫がオスならば野良の子猫を増やすことになり、メスならば子猫を家で飼うか、もらい手を探すことになるでしょう。妊娠・出産でメスの体にダメージを負うかもしれません。

ご近所への迷惑がなくなる

隣のおうちの庭で排泄をした、植木鉢を倒したなどご近所トラブルもなくなります。猫が苦手な方はいるので、考慮することは大切です。室内飼いなら家の中で排泄するので、そういった心配もなくなります。

室内飼いのデメリット

室内で飼うからといって、すべての危険から猫を守れるわけではありません。そしてデメリットもあります。少しでも安全に快適に過ごせるようにしましょう。
身のこなしがしなやかで身軽な猫。家具に飛び乗ったり、隙間に入り込んだりすることで、思いがけないケガをしてしまうことも。好奇心旺盛で、危険なものを口に入れるリスクは室内の方が高いかもしれません。よくあるリスクをご紹介します。

押し入れやクローゼットに入る

押し入れ、クローゼットなど狭い場所に入るのが大好きな猫がいます。飼い主さんが開けた隙に入り、猫が入ったのを築かないまま飼い主さんが扉を閉めてしまう、というトラブルも。特に夏は熱中症になるリスクが高まり危険です。そのほか洗濯機に入っていたのに気づかなかった、などの事例もあります。

お風呂の残り湯

冬は暖かく、夏は涼しいせいか、お風呂場で過ごすこと好きな猫がいます。特に、ほんのり温かい残り湯があると、温もりを求めてふたに乗る猫もいるでしょう。万が一、猫が落ちてしまった場合、最悪の場合おぼれてしまいます。お湯はすぐ捨てるか、ドアを閉めて入れないようにしておきます。

誤食誤飲リスクが高まる

室内には、猫にとって危険なものが意外と多くあり、誤飲誤食のリスクが高まります。「荷造りのビニール紐にじゃれていて、飲み込んでしまった」「床に落ちていた人間の薬で遊んでいて飲み込んでしまった」など思いがけないトラブルに発展する可能性も。きちんと片付ける癖をしっかり付けておきましょう。

室内で猫を満足させるには

今まで時々外にお出かけしていたのに、突然家の中だけで過ごすとなれば、ストレスを感じる猫もいます。室内でも楽しく過ごせる工夫も必要です。

遊べる場所とくつろぐ場所

キャットタワーを新しく置いたり、猫が安心してくつろげる場所を作ったりしましょう。ハンモックを付ける、外を眺められるスペースを作るのもいいでしょう。
転がすとフードが出てくるおもちゃを用意して、狩猟本能を刺激すると退屈も解消されるのでおすすめです。

触れ合う時間を増やす

猫と触れ合い時間を、今まで以上に増やします。猫じゃらしで遊ぶ、マッサージをするなど絆を深めましょう。

トイレをもっと快適に

外に出ていた猫は、外出先で排泄していた可能性があります。おそらく快適な排泄場所だったことが予想されます。室内でも気持ちよく排泄できるトイレを設置しましょう。大きめ(猫の体長1.5倍がめやす)のトイレ、好みの砂を用意します。小まめに掃除して清潔を保つことが大切です。

まとめ

今まで外に気ままに出ていた猫は、室内飼いに不満を覚えるかもしれません。しかし猫の室内飼いはメリットがたくさんあります。特に不慮の事故に遭うリスクが減ることは重要です。家の中でも猫が満足できる環境を作って、室内飼いに変更していきましょう。

 

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愛犬の写真をスマートフォンで撮影!コツは?

愛犬の写真をスマートフォンで撮影!コツは?

目次
  1. 撮影で注意したいこと
  2. スマートフォン撮影テクニック
  3. まとめ

愛犬の写真がスマートフォンのフォルダにいっぱい、という飼い主さんも多いでしょう。でももしかしたら愛犬に無理をさせていませんか?そして写真の出来栄えは、ブレブレだったり、見切れていたりしていませんか?手軽にスマートフォンで撮影できる時代だからこそ、注意したいことや、撮影のコツを解説します。

撮影で注意したいこと

思い立ったとき、すぐに撮影できるスマートフォン。だからこそ、いい写真を撮りたいと犬に無理をさせないようにしましょう。

楽しい雰囲気でリラックスさせる

楽しい雰囲気にすることが大切です。意外と、飼い主さんの「今日こそいい写真を撮る」「このシーンは絶対のがしたくない」という気合が、犬に伝わって緊張感を生む場合があります。飼い主さんも笑顔でリラックスしましょう。

犬が目をそらしたり、耳が後ろに向いたりしているときは緊張のサイン。あくびをするのも飽きて疲れただけでなく、緊張をほぐすカーミングシグナルの可能性もあります。撮影は中止して、散歩に出かけたり、ゲームをしたりするなどして一度スマートフォンを置きましょう。

犬が思うようなポージングをしてくれない、すぐに飽きてしまうからといって、怒るのはもちろんNGです。「今日はノリが悪いな」と思ったら切り上げてしまいましょう。

スマートフォンに慣れさせる

スマートフォンを向けただけで、いやがる慎重派の犬もいます。初めて見る子は、逃げてしまうかもしれません。スマートフォンがあまり好きではなさそう、と思ったらまずは慣れさせるところからスタート。

「スマートフォンを見せながら、好きなおやつを与える、ほめる」などを繰り返します。「スマートフォンがあるときは、なにかいいことがあるな」と覚えさせてあげましょう。

寝ているときはフラッシュ、音に注意

犬が寝ているときは、じっとしていてくれるので撮影のチャンス。ピントや構図をじっくり考えらえるのもメリットです。

しかし、ちょっとした物音やフラッシュのまぶしい光で、犬が目を覚ましてしまう可能性があります。せっかく寝ているのですから、ぐっすり眠らせてあげたいですよね。

特にフラッシュには注意したいもの。暗闇の中で光を浴びると犬の目が光りますが、これは「タペタム」という網膜の反射板があるためです。夜更けでも少しの光あれば、タペタムで反射させることができるので、犬は問題なく歩くことができます。猫も同様にタペタムがあります。

逆に明るいところでは、瞳孔を細くして目に入る光の量を調節しています。そのため、強い光を浴びるのはよくありません。フラッシュ機能は切っておきましょう。

驚かす、コスプレなど「やりすぎ」は禁物

SNSなどに投稿し、見た人から「かわいい」「おもしろい」など反応があると、ついつい撮影が過剰になりがちです。愛犬のびっくりするしぐさや表情はかわいいものですが、わざと驚かすことはやめたいもの。

愛犬にコスプレをさせて、撮影したい飼い主さんもいるでしょう。サイズがきちんと合った、犬用の服を着させることが大切です。無理のない範囲なら大丈夫ですが、犬が嫌がったり痛がったりしたらすぐストップしていですね。

屋外ではトラブルに注意

青空の下、走り回ったり、ジャンプしたりする犬の姿は、撮影するのも楽しいもの。しかし夢中になりすぎて、リードを離してしまったり、通行人の邪魔になったりすることがないようにしましょう。

屋外では、撮影する人と犬のリードを持つ人、最低2人で行いましょう。どうしてもいなくて1人で行う場合は、安全が確認できる場所で、しっかりリードを持って撮影してください。

長時間にならないように

いい写真が撮れるまで粘るなど、長い時間の撮影は犬も疲れてしまいます。数枚撮ったら、スマートフォンを置いて犬と遊びましょう。

愛犬の写真をスマートフォンで撮影!コツは?2

スマートフォン撮影テクニック

ちょっとしたコツで、クオリティがグッと上がります。

グリッド線を活用する

スマートフォン撮影の「MENU」に「グリッド線」があります。iPhoneは本体設定でカメラを選び、グリッドをオン。Androidは一般的に、カメラ機能の設定からグリッド表示が確認できます。機種によって異なる場合があるので確認してください。

オンにすると、9分割したラインが画面上に現れます。ラインがあると構図のバランスが非常にとりやすくなるのがメリット。水平、または垂直な対象の傾きがなくなるので、安定した写真が出来上がります。

9分割のどこに犬を配置すると、見栄えがよくなるかなども検討しやすいでしょう。ラインの交点に被写体を置くと効果的です。

撮影位置を変えてみる

たまには違う視点で撮ってみると、思いがけない表情が撮れます。愛犬の鼻にぐっと近づいてみる、飼い主さんが寝っ転がって犬の顔を下から撮る、犬の目線で撮るなど試してみてください。

上から撮ると、飼い主さんを見上げる愛犬の表情が撮れます。おやつなどで誘導できるので、撮りやすいスタイルです。

雰囲気を変える

普通は愛犬メインに撮影しますが、あえて違うものをメインにします。例えば、「子供をメインにして、その向こうで見守っている犬を構図に入れる」「庭に咲き乱れた花の向こうに、犬がたたずむ姿を撮る」などです。いろいろ工夫してみてください。

奥行き感を出したい、臨場感が伝わる写真を撮りたいときは、縦向きにしてみてください。屋外での撮影におすすめです。

まとめ

愛犬のいろいろな表情、姿を撮影するのは楽しく、眺めているだけでも幸せな気持ちになります。ちょっとしたコツで、写真のクオリティもアップします。しかし、夢中になりすぎて犬に無理をさせないようにしたいもの。愛犬とコミュニケーションを取って楽しみながら撮影してくださいね。

 

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