犬のおもちゃ 選び方や遊び方のコツと注意点

犬のおもちゃ 選び方や遊び方のコツと注意点

目次
  1. 犬用のおもちゃを与える
  2. 人間が犬のおもちゃにならない
  3. 成長や年齢を考慮する
  4. 体の大きさに合ったものを選ぶ
  5. 犬のおもちゃには、どんなものがある?
  6. おもちゃに飽きさせないコツ
  7. 清潔に、安全に
  8. まとめ

愛犬に、どのようなおもちゃを与えていますか?おもちゃは、犬のストレス解消や飼い主さんとのコミュニケーションに欠かせません。だからこそ、愛犬に合ったおもちゃを選び、楽しく遊ばせたいですよね。今回は、犬のおもちゃの選び方や、遊び方のコツと注意点を解説します。

犬用のおもちゃを与える

大切なのは「犬用に作られたおもちゃを与える」ことです。人間用のおもちゃや道具は、犬に配慮して作られていません。

例えば、小さな子ども向けのおもちゃは小さく、飲み込んでしまう恐れがあります。香りのついた消しゴムなども要注意です。

特にゴルフボールやピンポン玉などは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があります。喉や消化管に詰まると大変危険です。たとえ欲しがっても与えないようにしましょう。

またボロボロになったからといって、人間の靴や靴下、スリッパなどを与えるのもやめましょう。犬は、古いものと新しいものの区別がつきません。靴をもらえば、「靴は遊んでいいんだ」と犬は理解し、新品の靴もおもちゃにされてしまいます。噛みちぎって、かけらなどを誤飲する恐れもあり注意が必要です。

人間が犬のおもちゃにならない

人間の手にじゃれさせたり、追いかけさせたりと、人間自身が犬のおもちゃにならないようにしてください。犬がじゃれてきたときに、ついやりたくなるかもしれません。特に子犬時代は、しぐさがかわいいためついやりがちです。

しかし、これは「人の手を噛んでいい」「人を追いかけていい」とわざわざ教えているようなもの。犬と遊ぶときは必ずおもちゃを使いましょう。

成長や年齢を考慮する

子犬から高齢犬まで、生涯おもちゃが必要です。犬の成長具合や年齢に合ったおもちゃを選びましょう。例えば、まだ歯が生えそろっていない子犬や、歯が弱った高齢犬には噛んでも負担のない柔らかいおもちゃを選びます。

噛んで楽しむおもちゃは、歯の生え変わる時期の子犬にぴったりです。おもちゃを噛んで発散させることで、甘咬みや咬みつきなど問題行動の抑制にもなります。

元気いっぱいでパワーあふれる成犬期には、積極的に体を動かすようにボールやひっぱりっこロープなどを中心に与えます。

年齢を問わず与えたいのが、転がすとフードやおやつが出てくる知育おもちゃやコングです。退屈を解消するので、ひとり遊びにも向いています。コングは、お手入れや留守番時にも活躍するのでおすすめです。

体の大きさに合ったものを選ぶ

おもちゃ選びに、犬の体の大きさを考慮するのは大変重要です。特に大型犬に小型犬のおもちゃを与えるのは、誤飲の危険があります。逆に超小型犬に、大型犬のおもちゃを与えても上手く遊べずストレスです。

おもちゃを購入する際は、お店でサイズをよく確認してください。また、大きさの異なる犬を多頭飼いしているお家では、おもちゃが混ざらないようにしっかり管理しましょう。

犬のおもちゃには、どんなものがある?

犬のおもちゃは、「ひとり遊び用」と「飼い主さんと一緒に遊ぶ用」に分けられます。

ひとり遊び用

クレートやケージで待機するとき、留守番のときなどに、犬がひとりで遊ぶときのおもちゃです。おやつやフードを入れられるコングや、トリートボールなどが代表的です。知育パズルもひとり遊びに向いています。おやつを取り出そうと夢中になるため、退屈しません。

飼い主さんとの遊び用

ひっぱりっこができるロープ、犬用ぬいぐるみ、取ってこい遊び用のボールやフリスビーが含まれます。これらのおもちゃは、犬に与えっぱなしにせず必ず一緒に遊ぶことが大切です。
飼い主さんとおもちゃで一緒に遊ぶことで、コミュニケーションが取れるため絆も深まります。

おもちゃに飽きさせないコツ

せっかく愛犬のためにおもちゃを買ったのに、もう飽きて遊ばなくなったという経験はあると思います。なるべく飽きさせないようにしたいですね。

ローテーションを組む

おもちゃは複数購入し、ローテーションを組みましょう。ある程度遊んだら、まだ飽きないうちに違うおもちゃに変更します。

おもちゃは片付ける

飼い主さんと遊んだおもちゃは、犬の届かない場所に片付けます。「もう少し遊びたいな」と犬が思うタイミングで片付けるのがコツです。

清潔に、安全に

おもちゃのお手入れやチェックも欠かせません。汚れは毎回落とし、傷みがないか確認しましょう。

清潔を保つ

犬のおもちゃは、だ液が付いたり、泥が付いたりして遊ぶたびに汚れてしまいます。遊んだあとは、拭いたり洗ったりして清潔を保ちましょう。特にロープ類は、歯磨き効果があるため食べ残しなどの汚れがつきやすく、注意が必要です。

おもちゃのチェックを欠かさない

犬が噛んだり、強く引っ張ったりするため、おもちゃが壊れることがあります。誤飲やケガなどを防ぐためにも、おもちゃの定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。破れかけたボール、中身の出てきたぬいぐるみなどは早めに処分してください。

まとめ

犬のおもちゃは、ストレスや退屈を解消し、飼い主さんとの絆も深める大切なアイテムです。楽しく遊ぶためにも、愛犬の年齢や大きさに合ったおもちゃものを選びましょう。ひとり遊び用、飼い主さんとの遊び用の2種類を用意するのがおすすめです。
犬のおもちゃは、こまめに拭いたり洗ったりして清潔を保ちます。また破損がないか定期的にチェックして、犬が安全に遊べるようにしてください。

 

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