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ペットの豆知識

加入率が低い日本の「ペット保険」

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世界でもっともペット保険に加入しているのは、スウェーデンで犬を飼っている世帯の78.4%が加入しています。
 
日本はどうなっているかというと、犬と猫を飼っている世帯の中で保険加入している世帯はわずか4%にすぎません。
ペット保険は、2000年頃から共済という形で始まりました。
しかし、無許可共済で始まったため、無法地帯となってしまいました。
保険給付金の未払い、ずさんな経営体質、問題発覚し経営破綻した共済も出てきました。
このような事があったため、ペット保険のイメージが悪化したのが日本でペット保険加入者が少ない理由の一つとも言えます。
 
2008年の法改正によってペット保険も免許制になりました。
ペット保険は、保険会社か少額の短期保険会社のみが扱える保険として開始しました。
保険を提供する会社から見ると厳しくなったのは確かですが、保険を 利用する側からすれば信頼性が大きく増したことになります。
 
日本のペット保険市場は、今後は大きく動く可能性があります。
飼い主の一人としてペット保険を選ぶのなら、しっかりとした業者を選び、トラブルにまきこまれないように、安心して信頼できる保険会社を見つけましょう。

猫のブラッシングのポイント

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猫は本能的に自分の体をなめて毛づくろいし、清潔に保とうとします。
そのため季節の変わり目などで毛が抜けやすい時期になると、大量に飲み込んでしまうため飼い主は注意してあげなくてはなりません。
長毛種であったり、飲み込んでしまった毛が多すぎる場合、毛玉を上手くはき出すことができず、毛球症(もうきゅうしょう)という病気になる可能性があります。
 
ブラッシングをすることで病気の予防にもなります。
猫の毛は、一定の方向に向かって生えています。この毛の方向に沿ってまずは頭、徐々に体へブラッシングするようにしましょう。
短毛種の場合は1日1回、長毛種は1日2回が理想的です。
おとなしくしているのが苦手な猫の場合、1回のブラッシングは3分以内にするようにしましょう。
嫌がっているときに無理矢理ブラッシングしてしまうと、次にブラッシングしようとしたときに、ブラシを見ただけで逃げ出してしまうようになってしまいます。
猫の気分を無視して強引にブラッシングするのは避けましょう。
 
また、定期的なブラッシングは同時に、体の状態のチェックにもなります。
飼い猫の体の状態に異常がないか、気を配りながらブラッシングしましょう。

犬にも花粉症⁉

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1995年のアメリカにおいて、犬の花粉症が初めて確認されています。
ただ人間の場合とは違い犬はくしゃみの症状が出ることはなく、主に皮膚に症状が出るのでなかなかわかりにくいのです。
 
皮膚に炎症を起こすと犬はかきむしってしまいますので、膿や炎症になりひどい状態になってしまいます。
 
花粉症が疑われる場合は、皮膚症状なので花粉に触れないようにすることが大切です。
お散歩をする時には服を着用させるのも一つの方法ですね。
 
そうすれば直接花粉が皮膚につくのを防ぐことができます。
そして家に帰ってきた時には玄関で服を脱がせてください。服を家の中に持ち込むと花粉も家の中に入ってしまいます。
 
自分のペットがもしかすると花粉症なのではと思った時獣医に診断してもらおうと思うものですが、診察しても花粉症であると断定できない場合がほとんどですのでわからない場合はとりあえず花粉の季節、2月から4月くらいの間は服を着用させるように心がけるといいでしょう。
 
今のところ花粉症でない場合でも花粉と多く接触していると花粉症になることがあるので気を付けてください。
 
花粉によるアレルギー症状を起こしやすい犬種は報告されていて、柴犬、シーズー、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、マルチーズ、フレンチブルドッグ、ビーグル、プードル、キャバリアなどとなっています。
 

ペットシッター保険をご存知ですか

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ペットシッターという職業は、お客様の大切な家族をお世話するという重い責任のあるお仕事です。
そのため「ペットシッター保険」というものが、とても重要になっています。皆さんはそんな保険があるのをご存知ですか。
 
お世話をしているお客様の犬や猫に万が一怪我をさせてしまったり、お預かりするお宅で高価な物を壊してしまったり、お散歩中に人や他の犬に噛み付いてしまったり、どんなに気をつけていても起きてしまう事故があります。
このような、もしものためにペットシッター保険があるのです。
 
この保険は団体の会員になると加入できるので、例えば個人でペットシッターを始めた方が入会できる保険ではありません。
万が一ペットシッター保険を使う場合でも、その手の案件に詳しい専属の弁護士がいるので安心です。
 
法律上ペットは物として扱われるので、 万が一お世話をしている犬や猫に怪我をさせても一般的には器物破損という対象になるのです。それでは飼い主様も納得しませんし、お世話をしているペットシッターとしても誠心誠意尽くしたいと思っています。
だからこそ「ペットシッター保険」があることは、ペットシッターという仕事を安心安全に行う為の必須アイテムなのです。
 

犬に与えてはいけない食べ物

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犬を家族として迎えるためには、事前準備やある程度の知識を蓄えておく必要があります。しつけや食に関することなど、その内容は多岐にわたりますが、中でも注意して欲しいのが、犬の食に関する知識。
 
実は犬には、人間が口にしている食材であっても、食べてはいけないものがあります。知らず知らずのうちに与えてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも。
 
そこで今回は、犬に与えてはいけない食べ物の種類と、食べてしまったときの症状、対処法についてご紹介します。
 

犬に与えてはいけない食べ物「ネギ類」

まずは、犬にとって危険な食材をいくつかご紹介します。比較的よく知られているのは、玉ねぎやニラなどといったネギ類です。
 
ネギ類には、「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれています。これが犬や猫の体内に入ると、赤血球を破壊し、貧血や下痢、嘔吐などの症状を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
 
この成分は、加熱処理をしても分解されないため、ハンバーグやオニオンスープなどでも、前述した症状を引き起こすことがあります。摂取すると危険な量は、野菜の種類や個体によって差があるため、少量であっても注意が必要です。
 

その他の犬に与えてはいけない食べ物

そのほか、注意すべき食べ物としては、チョコレートやココアといったカカオ類が挙げられます。カカオ類の中には、「テオブロミン」という成分が含まれており、犬や猫の体内に入ると中枢神経を刺激し、下痢や嘔吐、けいれんなどを引き起こすことがあります。こちらも最悪の場合は、突然死などで命を落とす危険性がありますので、絶対に与えないようにしましょう。
 
また、生肉(寄生虫、病原性細菌に感染する可能性がある)やアルコール(中毒症状を引き起こす)、人間用の牛乳(乳糖分解酵素が無い犬が多いので下痢の原因になる)や鶏の骨(喉や内臓などに刺さる恐れがある)なども、犬に与えてはいけない食べ物として挙げられます。
 

もし犬に与えてはいけない食べ物を食べてしまったら…

いくら飼い主が気をつけていても、いつの間にかつまみ食いしてしまうこともあります。これらの食材を食べてしまったと分かったら、体調に変化がない場合でもすぐに動物病院で診察を受けましょう。
 
食べかけのものが残っていた場合は、その欠片も一緒に動物病院に持って行き、何時頃どれくらい食べてしまったのかをわかる範囲で構いませんので、獣医師に伝えましょう。
 
また、急に体調不良が現れた場合は、飼い主の知らないところで拾い食いをしていることがあります。愛犬の体調や行動に異変を感じたら、素人判断をせずに、動物病院で診察を受けるのが賢明です。
 
愛犬を苦しめないためにも、食べ物には細心の注意を払うことが大切です。
犬は体調不良について自分で話すことができませんので、疑わしいと感じたときには、動物病院で診察を受ける癖をつけておいたほうが良いでしょう。
 

犬がご飯を食べない場合、考えられる理由と対処法

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愛犬との暮らしは、これまで味わうことのできなかった幸せを感じることができますが、その反面、お世話や散歩などに時間を取られてしまいますよね。体調管理やしつけなど、犬と言葉を交わせたら、もっと手間を省けるのに…ということも少なくありません。
 
中でも、多くの飼い主さんが抱える悩みの一つに「愛犬がご飯を食べない」というものがあります。特に犬を初めて飼う方は、理由がわからずに戸惑ってしまうこともあるでしょう。
 
そこで今回は、犬がご飯を食べなくないときに考えられる理由と対処法についてご紹介します。
 

わがままが原因でご飯を食べない場合

ご飯を食べない原因は、ただ単に「わがまま」という場合があります。ドッグフードなどの犬用に作られた食べ物は、人間用よりも味付けが薄く作られています。そのため、味付けの濃い人間のご飯や、犬用のおやつの味を覚えてしまうと、ドッグフードに手を付けなくなることがあります。
 
愛犬がどうしてもドッグフードに手を付けないのであれば、一度ご飯を皿ごと下げてしまいましょう。ここでかわいそうだからと別の食事を与えてしまうと、「ドッグフードを食べなければ、別のおいしい食べ物が出てくる」と学習してしまうため、その後もドッグフードに手をつけにくくなります。
 
食事はドッグフードだけだということを、愛犬に学習させることが大切です。ただし子犬や小型犬の場合は、食事を抜いたことにより、栄養失調に陥る可能性がありますので、様子を見ながら行いましょう。
 

新しいご飯への不信感が原因で食べない場合

今までとは種類の異なるご飯を与えた際に、不信感によってご飯を食べなくなるケースがあります。これまで食べていたドッグフードから、急に新しいドッグフードに変えたときや、成長ステージに合わせてドッグフードを切り替えたときなどに起こることが多いようです。
 
そんなときは、食べ慣れたフードに少しずつ新しいフードを混ぜて与えるのがおすすめ。新しいフードの割合を徐々に増やしていくことで、抵抗なく新しいフードに移行できます。日数としては、10日~15日程度を目安に行うと良いでしょう。
 

病気が原因で食べられない場合

前述した2つの理由に該当しない場合は、犬の体調不良を疑う必要があります。普段の散歩や自室での過ごし方、便などを注意深く観察することで、何らかの異変に気づくことがあります。
 
おかしいなと感じたら、すぐに動物病院で診察しましょう。何も異変が見られない場合でも、犬がご飯を食べない状態がずっと続くのであれば、一度動物病院に相談に行ったほうが良いでしょう。
 
わがままやご飯への不信感が原因でご飯を食べない場合は、改善には時間がかかることを覚悟しておいたほうが良いでしょう。どうしても言うことを聞かない場合は、犬のしつけ教室などを利用することをおすすめします。成犬であっても、しつけしなおすことが可能です。
 
また、少しでも気になる点があったら動物病院を訪れ、しっかりとケアを行ってください。
 

猫は何日留守番させるのが限界?留守番のストレスについて

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どうしても外出しなくてはいけないとき、ペットを連れていけない旅行に出かけるとき、猫はどのようにお留守番させておけばいいでしょうか。
 
今回は、猫にお留守番させても大丈夫な期間、ストレスをなるべく減らしてあげるためのグッズの紹介、その他注意点などについて説明していきます。
 

猫はどのくらいの期間、留守番させても大丈夫?

猫はお留守番に対して、それほど苦には感じない傾向にあります。猫は基本的には気ままな性格で、一日の睡眠時間も長いので、飼い主が多少長い時間いなくなっても、気に留めることはないでしょう。
 
ただし、中にはさびしがり屋の子もいるでしょうし、猫だけ残しておくのは1日くらいまでにした方がいいです。飼い主不在によるストレスを感じさせてしまうだけでなく、餌、水、トイレの問題もありますし、急な病気、予期せぬトラブルが起こった際も1日を超えると対処が難しくなってしまうかもしれません。
 
外出が2日を超える場合は、家でお留守番でも、お知り合いやペットシッターにお世話してもらうなどの方法を考えましょう。また、まだ子猫のうちは1日でも空けておくのは避けておいた方がいいです。
 
 

お留守番させるときに気を付けること

猫をお留守番させる際には、以下のようなことに注意しましょう。
 

多めの餌と水を用意しておく

餌は多めに、傷まないドライフードを用意しておいてあげましょう。水入れ容器は、いくつかの場所に分けておいてあげます。
 

窓、ドアをしっかり閉めておく

全ての窓、入ってはいけない部屋へのドアは、きちんと閉めておきましょう。窓は鍵も閉めておかないと、万が一開けてしまって外に出られたら大変です。
 

誤飲してしまうような物を片付けておく

床はもちろん、猫は高いところにものぼりますから、上の方にも誤飲してしまうようなものがないか確認しておきましょう。
 
その他、室温調整をしておく、トイレをきれいにしておく、コンセントを抜いておく、お風呂のお湯を抜いておくといったことにも注意しないといけません。
 
 

留守番させる際にあると便利なグッズ

以下のようなグッズがあると、猫はより快適に、飼い主はより安心に過ごすことができるでしょう。
 

自動給餌器、自動給水器

設定した時間になったら受け皿に餌が足される自動給餌器、受け皿の水が少なくなったら自動で給水される自動給水器。多めに入れておくと食べ過ぎないか心配という方も、これなら安心です。きちんと動作するか、留守番の前にあらかじめタイマー機能は試してみましょう。
 
 
猫が快適に過ごせるよう充分に準備をしておいても、慣れないお留守番で、猫はストレスを抱えているかもしれません。
 
特にトイレが汚れていると、トイレ以外でおしっこしてしまったりすることが多いようです。比較的に長い時間外出する場合は、お知り合いやペットシッターの利用を考えることは大切かもしれません。また、物を倒してしまっていたりするかもしれませんが、怒らずに優しく接して安心させてあげることが必要です。体調が悪くなっていないか、便の状態なども確認してあげましょう。
 

気を付けたい犬の皮膚病

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皮膚は、体の中で最も大きな臓器であると考えることができます。
 
犬も人間と同様に、皮膚病を発症する可能性は非常に高く、その主な症状としては「かゆみ」「脱毛」「できもの」の3つ。
 
見た目だけでなく、犬の行動によって飼い主が気づくことが多いため、発見したらなるべく早めに動物病院に行って相談しましょう。

犬の皮膚病で起こりうる事とは?

かゆみを感じることで、皮膚をかきむしったり擦りつけたりするため、症状が悪化して別の病気を誘発しやすいのが皮膚病の特徴。また、かゆみによるストレスで攻撃的になるなど、性格まで変わってしまうことがあります。
 
細菌による病気の場合は、他の犬、あるいは人間に移してしまう場合もあるため、放置すると危険です。
 

アレルゲン由来の疾患「アトピー性皮膚炎」

アトピー性皮膚炎は、花粉やハウスダスト、食品中のアレルゲンに免疫機能が過剰に反応することで、炎症を起こす病気です。目や口の周囲、前足の先端部分や耳などが赤くなり、強いかゆみを伴います。
 
3歳未満の若い犬に発症することが多く、外耳炎や結膜炎を引き起こす場合もあります。治療は炎症を抑えるステロイド剤の投与が基本。塗り薬で肌を保湿してあげることも大切です。
 

再発が起こりやすい病気「表在性膿性皮症」

皮膚に常駐するブドウ球菌が、傷から侵入したり不衛生な環境で増殖したりすることで起こる炎症です。皮膚に赤いぶつぶつが広がり、かゆみを伴います。膿疱やかさぶた、脱毛の症状を起こす場合もあります。
 
抗生物質の投与による治療が一般的ですが、薬用シャンプーで皮膚を清潔に保つことも大切です。根気よく治療を行えば完治させることができますが、再発しやすい病気でもあります。
 

人間に感染する恐れも!?「皮膚糸状菌症」

カビの一種が原因となる感染症であり、円形状に脱毛を起こします。顔や耳、足などに赤く隆起したできものが現れ、毛が抜けてその周りにフケやかさぶたができます。
 
他の犬からだけでなく人間からも移ったり、逆に人間にも移ったりするため、感染した犬については隔離が必要です。抗菌効果のある塗り薬や飲み薬、また薬用シャンプーが効果的。長期的な治療に取り組みましょう。
 

強いかゆみをもたらす「ノミアレルギー性皮膚炎」

ノミに刺された場所だけでなく、ノミの唾液によるアレルギーで別の場所(主に腰やしっぽの付け根などの下半身)に強いかゆみをもたらす病気です。
 
ノミの多い春や秋に多く見られます。かゆみが強烈なため自分で噛んで悪化させてしまうことも多く、早急な対応が必要です。塗り薬や内服薬で治療を行いますが、ノミの駆除も同時に行ってください。成虫だけでなく卵やサナギを徹底的に消滅させる必要があります。
 

犬の皮膚病との付き合い方は?

犬の病気皮膚病には、長期的に治療に取り組む心構えが必要です。数週間で済むものから何か月、あるいは何年もかかるケースもあるため、長い目で根気よく取り組みましょう。また、完治する病気もあれば一生付き合わなければならない病気もありますので、最初に獣医さんとどういう方向性で治療を行うのかをよく相談してください。
 
基本的に犬の皮膚病については、かゆみなどを抑える治療の他に、愛犬の体や暮らす環境を清潔に保つ努力が必要になってきます。また、病気以外にもストレスによる脱毛やかゆみも多いため、なるべく犬のストレスを取り除いてあげてください。
 

犬が糖尿病になった際の対処法

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犬は、昔に比べてかなり長生きするようになりました。
 
それは自体は非常に喜ばしいことなのですが、同時に食事をはじめとする生活習慣が人間に近くなったことから、様々な病気が心配されるようにもなりました。
 
その代表的な例のひとつが糖尿病です。
 
近年増加傾向にある病気でもあるため、正しい知識を持って、愛犬がかからないように注意してあげるようにしましょう。

糖尿病ってどんな病気?

糖尿病は、内分泌系、つまりホルモンの働きが悪くなることで、すい臓のインスリンを生成する能力が低下し、血液の中の糖が多くなってしまう病気です。
 
肥満が原因になることが多いですが、遺伝的要因や年齢・性別、犬種などによって発症のしやすさが変わります。特に、メスはオスに比べてかかりやすく、未避妊のメスがおよそ全体の6割を占めています。
 
また、8歳以上になると発症しやすくなると言われており、特に小型犬に多く見られる病気でもあります。血糖値が上がって体全体の具合が悪くなるばかりか、白内障など他の重大な病気を引き起こす可能性もあるため、早めに治療を行いましょう。
 

こんな症状が出たら糖尿病を疑いましょう

糖尿病を発症した犬には、以下のような症状が見られます。愛犬に、このような症状が出たら要注意です。
 
・やたら水を大量に飲んだり、食事をたくさん食べたりする
・おしっこの量や回数が増える
・未避妊のメスの場合は、黄体期に肥満気味になる
 
また、たくさん食べているのに体重が減少し続ける場合もあります。悪化すると「糖尿病性ケトアシドーシス」という状態になって嘔吐や下痢を引き起こしますし、さらに最も重い症状になると昏睡状態に陥ってしまいます。合併症を引き起こすケースもあり、白内障や膀胱炎、皮膚炎の原因になることも少なくありません。
 

インスリンの投与治療を一生涯行うことに

犬の糖尿病の治療法としては、食事の改善による体重コントロールや、避妊手術によるホルモンバランスの調製を行って症状の回復を目指します。
 
それで効果がない場合は、一生インスリン治療を続けることになります。飼い主が毎日決まった時間に、自分で愛犬に定量のインスリンを注射してあげるのが一般的です。さらに、効果が出やすいように食事療法や運動も取り入れることになるでしょう。
 
症状が重い場合は入院治療が必要になる場合もありますが、日本では糖尿病にかかった犬の9割が飼い主のもとでインスリンの投与による治療をしていると言われています。
 

糖尿病を予防するためにはどうすればいいの?

とにかく、肥満にさせないことが重要です。食事の内容を見直し、適度な運動をさせるように心がけましょう。欲しがるからといって油っこいものや塩分の高いものなど、人間と同じ食べ物を与えてはなりません。メスの場合は、ホルモンバランスの調整のために避妊手術を行うことも効果的です。
 
また、摂取する水の量や食事の量をチェックしておき、急激に食欲が増えていないか常に確認すると良いでしょう。少しでもおかしいと思ったら、早めに獣医さんに相談することが大切です。
 
糖尿病は、発症すると一生涯に渡って付き合わなくてはならない病気です。発症リスクも比較的高いですが、普段の生活から愛犬の健康管理に気を使ってあげることで防ぐことができます。
 
また、たとえ発症してしまっても、きちんと対処することで元気なまま長生きさせてあげることができるので、正しい知識を得て獣医さんと相談していきましょう。
 

高齢の猫がかかりやすい病気

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人間と同様、猫も年をとると、病気にかかりやすくなります。
 
少しでも長く同じ時を過ごすためにも、高齢猫がかかりやすい病気や老化による行動の変化について学んでおきましょう。
 
今回は、老化に伴って現れる猫の行動と、老猫がかかりやすい病気についてご紹介します。

老化してきたことがわかるのはどんなとき?

猫が歳を重ねると、これまでにはなかった行動をとるようになります。よくあるのが、爪とぎの頻度の減少。また、歯が抜けたり、毛づやが悪くなったりといった症状も見られます。その他、動きが鈍くなったり、今まで関心を持っていたことに無関心になってしまったりなどがあげられます。
 
これらの症状が見られる年齢は、猫によって個体差がありますが、10歳前後(猫の10歳は、人間の50代後半だと言われています)であることが多いようです。老化のサインが現れたら、これまで以上に猫の行動に注意を払うとともに、健康面にも一層配慮する必要があります。
 
次項では、老猫によく見られる病気についてご紹介しますので、愛猫に該当する症状がないか、しっかりとチェックしましょう。
 

老猫がかかりやすい病気 その1「慢性腎不全」

高齢の猫によく見られる病気の一つ。初期症状がほとんどないことから、気づいた時にはかなり進行していることが多い恐ろしい病気です。猫の死因に比較的多い病気としても知られています。
数少ない初期症状としては、多飲多尿が見られます。症状が進むと下痢や便秘、毛づやが悪くなったり、体重が著しく低下したりするようになります。その後、尿毒症や激しい嘔吐、体温の低下などが見られます。
 
原因は加齢や感染症、急性腎不全などさまざまですが、厳密な原因を探るのが難しく、完治がほぼ不可能な病気です。
 
慢性腎不全を予防するためには、普段から食事のバランスに気を配り、いつでも新鮮な水を飲めるように配慮することが大切です。
 

老猫がかかりやすい病気 その2「心筋症」

心臓に異常をきたし、その機能が低下する病気です。この病気は原因が未だ詳しくわかっていないため、根本的な治療法は見つかっていません。
 
心筋症は、その症状によって肥大型・拡張型・拘束型の3つのタイプに分けることができますが、中でもよく見られるのが肥大型です。また、左心室での発症が多い傾向にあります。
 
初期症状はほとんどみられませんが、食欲不振や運動を嫌がる、ぐったりするなどの症状がまれにあります。進行すると、血栓ができやすくなり、血栓塞栓症や呼吸困難などを起こすことがあります。
 
原因不明のため、予防法は確立されていませんが、老猫に多く見られることはわかっていますので、少しでも気になることがあれば、動物病院を受診したほうが良いでしょう。
 

老猫がかかりやすい病気 その3「悪性腫瘍類」

一般的に、「がん」と言われる病気です。猫のがんにはさまざまな種類があり、代表的なものとしては、乳がんが挙げられます。
 
乳がんの場合は、人間同様乳腺にしこりができるほか、食欲不振や貧血などの症状が見られるようになります。乳がんは避妊手術をすることで、ある程度予防できると言われています。早期発見により、治療法の幅が広がりますし、良性の場合は手術で取り出すこともできますので、普段から老猫の様子をしっかり観察しましょう。
 
 
老猫の病気は、治療法が確立していないものもありますし、年齢的に治療が困難なものもあります。少しでも長く健康でいてほしいと願うのであれば、愛猫が幼い頃から食事や水、健康状態に気を配ってあげることが大切です。