気を付けたい猫の誤飲!ひもやビニール、布にご用心

気を付けたい猫の誤飲!ひもやビニール、布にご用心

目次
  1. 猫がひもやビニール袋を飲み込むと危険な理由
  2. 猫が誤飲する恐れがあるもの
  3. 猫が誤飲する理由
  4. 予防方法は?
  5. 誤飲したらどうする?
  6. 誤飲したときの症状
  7. 誤飲したかも?疑いがあるときも病院へ
  8. まとめ

猫の誤飲に注意しましょう。特に、ひもや糸、ビニールの切れ端、布切れなどは腸閉塞などを起こす恐れがあります。

今回は、食品以外で多い猫の誤飲トラブルと予防方法を紹介します。

猫がひもやビニール袋を飲み込むと危険な理由

消化されないまま胃を通過して、腸閉塞を起こす恐れがあります。ひもは腸を締め付け、アコーディオン状に縮めてしまうのです。場合によっては命にかかわります。

手術や内視鏡によって取り出す必要があり、猫にも飼い主さんにも大きな負担です。金属などはレントゲンに映りますが、ひもや布は写りません。そのため、バリウムや内視鏡などの大規模な検査も必要です。

猫が誤飲する恐れがあるもの

猫が誤飲しやすいものは、さまざま。代表的なものは次のとおりです。まさかと思うようなものでも飲み込む危険があるので注意しましょう。ここ最近は、マスクを手作りする飼い主さんが増えたため、ひもや糸を飲み込むケースもあるようです。

ひも、毛糸

例えば、買ったばかりの服にぶら下がっているタグや価格のひも、服のほころび、編み物の際にカットしたごく短い毛糸。これらはすべて誤飲の恐れがあります。

糸(裁縫用)

お裁縫をしている際に出た糸くずなど、縫い糸も危険です。

ヘアゴム

髪の毛を結ぶゴムは、猫が興味を抱きやすいので注意が必要です。

布製品

敷物やクッションなどをかじったりなめたりしているうちに、糸くずや布を飲み込みます。

ティッシュペーパー

ティッシュを出すのが好きな猫は要注意。じゃれているうちに飲み込んでしまいます。ウエットティッシュも同様です。

アクセサリーやチャーム

ゆらゆら揺れるピアスなどは、猫が興味を持ちます。小さいと、遊んでいるうちに飲み込んでしまいます。

ボタンやフリンジなど

ポーチやバッグなどについた飾りボタンやビーズ、小さなフリンジも危険です。

猫のおもちゃ

猫のおもちゃの羽飾りやひもなどは、夢中になって遊んでいるうちに外れてしまう恐れがあります。

針に通った糸で遊び、針ごと飲み込むケースもあります。

ビニール袋やラップ

ビニール袋をなめたがる猫、ビニール袋に入って遊びたがる猫は要注意。ビニール袋は破けたり裂けたりしやすく、飲み込むリスクも高めです。魚などを包んだラップなども、なめる恐れがあります。

ペットシーツ

トイレからはみ出たペットシーツに興味を持って、齧ってしまう猫もいます。

猫が誤飲する理由

遊びに夢中になっているうちに、飲み込んでしまうケースが多いようです。好奇心旺盛な子猫や若い猫に多く見られます。もちろん高齢の猫でも油断はできません。中には、目についたものはなんでも口に入れたがる猫もいます。

予防方法は?

徹底的に片付ける

猫のそばに危険なものは置かないようにします。ひもや糸などは放置しないで片付ける癖をつけましょう。猫が開けられない、しっかりしたふたつきのケースなどはおすすめです。家族全員で注意し合って、徹底的に片付けましょう。

おもちゃで遊ぶのは飼い主さんと一緒

飾りが付いた猫のおもちゃは、飼い主さんと遊ぶときだけにしましょう。留守番中は、フードが出てくるおもちゃなどがおすすめです。パーツが取れそうになったおもちゃは処分してください。

おもちゃ以外のグッズで遊ばせない

毛糸など、本来おもちゃではないもので遊ばせるのもやめましょう。

ほつれたら処置、または処分

クッション、カーテン、敷物など猫が遊んでほつれてきたら、糸くずなどをカットします。ボロボロで処置が困難な場合は、思い切って処分しましょう。

ストレスを発散させる

退屈でストレスが溜まると、目につくもので遊ぶ猫がいます。キャットタワーや隠れ家を設置したり、飼い主さんと遊んだりしてストレスを解消しましょう。

誤飲したらどうする?

すぐに動物病院に連絡、受診しまししょう。そして必ず獣医師の指示にしたがってください。自己判断で様子を見るのはやめましょう。

口の中にひもや糸が見えているからといって引っ張り出してはいけません。消化器が損傷する恐れがあります。お尻からひもが出ている場合も、引っ張らないでください。腸を傷める可能性があります。

飲み込んだものと同じものや、切れ端などがあれば動物病院に一緒に持って行きましょう。
食べ物以外を口に入れたがる猫は、行動専門の獣医師に相談してください。

誤飲したときの症状

次のような症状が多く見られます。
・嘔吐(おうと)
・吐こうとしても吐けない
・食欲不振

・じっとして元気がない
・苦しそうに見える

症状がなくても、飲み込んだ場合は動物病院を受診しましょう。

誤飲したかも?疑いがあるときも病院へ

留守中や飼い主さんが気付かないうちに、誤飲する可能性もあります。誤飲の疑いがあるケースは次のとおりです。
・部屋が荒れている
・ティッシュが散乱している
・アクセサリーがなくなっている、壊れている
・布製品のほつれがひどくなっている
・ヘアゴムが見当たらない
・裁縫箱を猫が触った形跡がある
・ボロボロのビニールが落ちている

「いつもと違う」と思ったときは誤飲を疑います。確証が得られなくても、念のため受診したほうがいいでしょう。

まとめ

猫にも誤飲はあります。ひもや糸は、腸閉塞や腸の損傷を起こしやすく大変危険です。小さなアクセサリーも、遊んでいるうちに飲み込む恐れがあるので注意しましょう。目についたものは口に入れたがる猫もいます。

猫が過ごす部屋は、ひもやビニール袋などを放置せずきれいに片付けましょう。部屋にある布製品に、ほつれなどが出たらすぐに処置をしてください。

誤飲した場合は、動物病院にすぐに連絡して獣医師の指示に従ってください。誤飲の確証が得られなくても、可能性がある場合は受診をおすすめします。

日頃から誤飲に注意をして、猫の命を守ってあげましょう。

 

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