2021年10月05日

いつもテンションが高すぎる愛犬を落ち着かせたい!

いつもテンションが高すぎる愛犬を落ち着かせたい!

目次
  1. 「テンション高すぎ」で生じる危険性
  2. 落ち着いた犬になるメリットは?
  3. 落ち着かせる方法
  4. コツや注意点は?
  5. まとめ

「人が大好きで飛びついてしまう」「ドッグランでうちの犬だけ騒いでいた」テンションが高すぎる愛犬に困っていませんか?元気いっぱいの愛犬の姿はとてもかわいいのですが、場合によっては人に迷惑をかけてしまうこともありますし、犬自身が事故に遭う危険も高まります。落ち着かせる方法を解説します。

「テンション高すぎ」で生じる危険性

見ている分にはかわいい「テンション高すぎワンちゃん」。実は危険なことや困ることがたくさんあります。

散歩がうれしすぎて飛び出す

散歩に出かけることがあまりにもうれしく、ドアが開いたとたん飛び出してしまうことがあります。飼い主さんの声も耳に届かないくらい興奮すると、交通事故に遭うなど大変危険です。

見知らぬ人に飛び掛かってケガをさせてしまう

たとえ犬に悪意はなくても、飛び掛かったことでお年寄りや小さなお子さんではびっくりして転んでしまうことも。力が強い大型犬に押されて、ひっくり返ってしまう可能性もあります。

人の服を汚してしまう

ケガまでさせなくても、飛びついて服を汚してしまうことがあります。もし相手が高価な着物や晴れ着を着ていたら大変です。場合によっては、クリーニング代を負担することもあるかもしれません。

騒ぎすぎて近所迷惑に

飼い主さんの帰宅や散歩、食事やおやつの時間がうれしすぎて毎回ワンワン吠えていると近所から苦情がくることも。来客がうれしくて吠えていると、お客さんも呼べなくなってしまいます。特に集合住宅では深刻です。

検査や診察が大変

動物病院で暴れて吠えていては、検査や診察を受けるのも一苦労。飼い主さんも行くことが憂鬱になり、つい足が遠のいてしまうかもしれません。そうなると病気の初期段階などを見逃してしまうこともあります。

災害時の心配

地震など大きな災害が起きたときも心配です。なだめても興奮がおさまらずに家から飛び出したり、呼んでも戻ってこなかったりなどの心配があります。避難所でも落ち着いて過ごすことができないため、車で避難生活を送ることになる可能性も高くなります。

落ち着いた犬になるメリットは?

犬が落ち着いて過ごせることは、人と暮らすうえで重要なことです。

犬を連れて出かけるのが負担にならないので、散歩が楽しみになります。旅行にも連れて行きやすいでしょう。動物病院で静かに過ごせるので、検査や診察も負担になりません。

日常生活だけでなく、大きな災害が起きたときも迷子になりにくい、避難しやすいなどのメリットがあります。

「何があっても興奮しない」ということは難しくても、飼い主さんの声かけで落ち着くことができるようにしたいですね。

落ち着かせる方法

大切なことは基本のしつけを繰り返すことです。犬のお母さんが、はしゃぎすぎている子犬を大人しくさせる方法は効果的なのですが、犬のお母さんの真似をすることはほぼ不可能です。かえって興奮させてしまうかもしれません。

オスワリやフセ、マテ、オイデが効果的

オスワリ、マテなど基本のしつけをやり直してみましょう。用意するものは愛犬の好きなおやつ。おやつを鼻の先に持っていて、「オスワリ」「フセ」「マテ」「オイデ」などができたら、すかさず褒めます。

その次に「オスワリ」「フセ」「マテ」「オイデ」の合図(声かけと手振り)を出してみましょう。ちゃんとできたらおやつを食べさせます。

確実にできたら、次のステップは「声かけ」のみにします。おやつは少しずつ減らし、最終的にはおやつ抜きでできるようにしましょう。毎回褒めることは忘れずに。

しっかり身に付くと、興奮するシーンでも声かけでおさまるようになります。特に「マテ」「オイデ」は、脱走したときや災害など緊急のときに効果的です。

コツや注意点は?

もちろんなかなか思い通りにいかないことも多くあります。必要なのは飼い主さんの根気です。

できたら必ずすかさず褒める

褒めるのを忘れないようにしましょう。オスワリなど基本的なことは、ついスルーしてしまいがち。どんなに基本的なことでも、すぐに褒めます。時間が経ってから褒めても、犬はわからないので、ピンポイントで褒めてください。

楽しい雰囲気で

飼い主さんがピリピリしていては、犬も楽しくありません。お互いが楽しくできるよう、ゲームのような感覚で教えていきましょう。

叱らない叩かない

飼い主さんの言うことを聞かない、興奮するからといって、怒鳴ったり叩いたりはNG。一時的におさまったとしても、人間に対して恐怖を感じるようになってしまいます。
結局は言うことを聞かなくなったり、逃げたりするようになる可能性があります。根本的な解決にはなりません。

長時間やらない

長時間やれば覚えるというものでもありません。犬が飽きてしまうので、長くても5分程度にします。

おやつを食べさせ過ぎない

肥満を招いてしまうので、食べすぎには注意してください。おやつを与えた分はフード量を調節するようにしましょう。

まとめ

興奮しすぎる犬は、たとえ小型犬でも大変です。人間だけでなく、愛犬自身が危険な目に合わないためにも、落ち着けるように基本的なしつけをしましょう。愛犬が元気で明るいのはとても良いこと。興奮したときに飼い主さんの一声で落ち着ける子にしたいですね。楽しい雰囲気でしつけることがコツです。

 

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