猫の爪とぎに関するしつけ

豆知識070
猫を飼っている方がよく口にするお困りごとの一つに爪とぎがあります。
部屋中のいたるところに爪とぎの跡がある……なんて方もいらっしゃるのでは?
 
しかし、実は猫にとって、爪とぎは大きな意味を持つ行動なのです。
 
なぜ猫は爪とぎをするのでしょうか? そして、猫の爪とぎをしつける方法はあるのでしょうか?

猫が爪とぎをする理由と意味について

猫が爪とぎをする理由はさまざまです。人間が爪を切って手入れするのと同じで、古くなった爪を剥がし、普段の生活を送りやすくしたり、飼い主にかまってほしいときのアピールだったり、ストレス解消のためにも爪とぎを行う場合があります。
さらに肉球には「臭腺」と呼ばれる自分のニオイを発する器官があり、爪とぎの際にはこのニオイを擦りつけて、マーキングを行うこともあります。
 
では、万一爪とぎをしなくなるとどうなるのでしょう。一般的には老猫になると、次第に爪とぎを行わないようになる傾向があります。本来は飼い主や獣医師が爪を切ってあげなければいけないのですが、伸びっぱなしの状態が続いてしまうと、肉球に刺さってしまうこともあります。爪とぎは、伸び続ける爪をすり減らすと言う意味でも重要な役割を果たしている行動だと言えます。
 

爪とぎのしつけをする時に必要な道具

上記の理由から、猫に故意に爪とぎをやめさせることはできません。しかし、家中の壁や家具を爪とぎ用に使われては、飼い主も大変ですよね。そんな時に役立つのが、市販で売られている爪とぎです。これは猫の爪とぎのしつけを行うときにも役立ちますので、猫と暮らすなら必ず購入しておきましょう。
 
地面に寝かせて使用するものや、壁に立てかけて使用するものなど、爪とぎにはさまざまな種類があります。また、猫が爪とぎを気に入るかどうかは、爪とぎの素材にも大きなポイントになると言われています。
 
段ボールでできたものやカーペット素材のもの、木製や縄製のものまで、さまざまな素材がありますので、ご自宅の猫が爪とぎをする場所、そして愛猫が好んで爪とぎをしている場所に近い素材のものを購入しましょう。どうしても購入したもので爪とぎをしない場合は、別の素材のものを試してみましょう。
 

爪とぎのしつけを始める時期とその方法

猫の爪とぎのしつけは、家に子猫を迎えた時から始めるのがおすすめ。自分から進んで爪とぎの仕草を見せたら、すぐに爪とぎをその場所に置き、爪とぎにはこれを使うんだということを猫に覚えさせます。子猫の場合は、自分から進んで爪とぎをしない子もいます。
 
また成猫でも、与えた爪とぎではどうしても爪とぎをしないことがあります。その場合はあらかじめ肉球を爪とぎにつけるなどして、自分のニオイを付けておいたり、また置き方(壁に立てかけるなど)を変えるなどして工夫してみましょう。どうしても気に入らないようであれば、素材を変えることも検討してみてください。爪とぎがうまくできない子猫の場合、爪とぎができたら褒めてあげることも忘れずに。
 
猫が爪とぎをするのは自然な行動です。どうしてもしてほしくない場所で爪とぎを続けるようなら、研ぎにくいつるつるの壁紙にしたり、忌避剤をスプレーするのもひとつの方法です。
 
猫に爪とぎをうまく覚えさせることで、人間と猫どちらも快適な生活をすることができますから、子猫のうちに、爪とぎを使うことをしっかり覚えさせておきましょう。