猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫の快適トイレとは?猫も飼い主さんも大満足のトイレを目指そう

猫は飼い主さんが思っている以上に、トイレについてこだわりを持ちます。何より優先するのは清潔さ。他にもトイレの大きさや置き場所、トイレ砂など再確認して、猫はもちろん飼い主さんも満足できる、快適トイレにしましょう。

猫のトイレ、お気に入り度をチェックする方法

猫がトイレを気に入っているときは、ゆったりと排泄します。トイレ砂の匂いを存分にチェックしたら、排泄。排泄物をていねいに埋めて満足したら、静かにトイレを離れます。飼い主さんに、トイレ終わったよと教えてくれる猫もいます。今のまま、清潔を保ってあげましょう。

その反対に排泄前はほとんど匂いもかがず、排泄のあとはろくに片づけないで急いでどこかに行ってしまう、ドーム付きトイレから顔を出して排泄している、トイレの周りで鳴いて飼い主さんに抗議をする、という場合はトイレに不満があることがあります。トイレ環境を、すぐに見直してみましょう。

こまめなお掃除を欠かさない

猫はとてもきれい好き。しかも嗅覚は人間の数万倍ですから、ちょっとでも汚れていれば臭いが気になって仕方ないはずです。トイレが汚れたままだと猫は排泄を我慢したり、わざと粗相をしたりすることもあります。

排泄物はすぐに片づけ、周囲の汚れもしっかり拭き取っておきましょう。ただし捨てる前に、健康管理のための排泄物チェックは欠かさないようにしてください。

猫のトイレの大きさは体長の1.5倍

トイレのふちに足を乗せて器用に排泄しているときは、砂が気に入らないのではなく、トイレが小さすぎる可能性が高くなります。早めに大きいものに取り替えてあげましょう。目安は体長の1.5倍。衣装ケースなどを利用するのもいい方法です。

ドーム付きトイレは、砂が飛び散らないことや人目にさらされず排泄できるメリットがありますが、圧迫感を嫌う猫がいます。ドーム付きトイレから顔をのぞかせて排泄しているときは、ドームを外すか一回り大きいものに変えてみてください。

トイレの数も大切。猫の数プラス1で用意

猫のトイレは、猫の数プラス1が理想です。特に2匹以上いる場合は、複数用意してあげましょう。排泄しようと思ったのに、他の猫の排泄物や匂いがあるとストレスになり我慢してしまうこともあります。

多頭飼いの場合は、どのトイレをどの猫が使っているかをチェックしておきましょう。体調不良の猫が見つけやすくなります。

トイレの場所は静かな落ち着ける場所に

落ち着いた場所で排泄したいのは、人も猫も同じ。なるべく静かで、あまり人目にさらされないところが理想的です。さらに、窓や換気扇が近くにあって換気ができるといいでしょう。

がやがや騒がしい部屋、テレビの音がする部屋、人の出入りが激しい玄関、洗濯機や乾燥機の音がする洗面所はあまりおすすめできません。

トイレの砂にもこだわりがあります

飼い主さんとしては安売りしているものや、持ち運びしやすいものを選びたくなりますよね。しかし何より、猫の気持ちを優先することが大切。まずはさまざまなトイレ砂を試して猫の好みを探ってあげましょう。

排泄あとに砂ではなくトイレそのものをかいたり、宙をかいたりしているときはトイレ砂が気に入っていないかもしれません。一般的にトイレの砂は次のようなものが販売されています。

鉱物でできた砂

主原料はベントナイト。重みがあり、粒が細かいのが特徴で、土の感触に近いのか猫に人気があります。固まりやすいタイプですが、トイレには流せません。燃えるゴミで処分します。

シリカゲル

消臭力に優れているのが特徴。便だけ取り除き、吸収力がなくなったら燃えないゴミで処分します。取り替えは1ヶ月程度のサイクルなので、忙しい飼い主さんにおすすめです。

紙製

再生紙などを利用して作られることが多い紙製トイレ砂は、軽いのが特徴。トイレに流すか、燃えるゴミに出します。取り替えときや使用中、紙のホコリが舞うことがあります。

木製

ひのきのチップやおがくずなどが原料で、自然な木の香りがします。軽く扱いやすいのですが、固まる力はやや弱めです。トイレに流せるもの、燃えるゴミで処分するものがあります。

おから

おからでできたトイレ砂は軽く、トイレにも流せます。ただ消臭力はいまひとつかもしれません。食品でできていますが、防腐剤入りがあるので注意。

トイレに流せるものも、大量に流すと詰まってしまう恐れがあります。少しずつ流すように気を付けてください。

システムトイレはお手入れが楽

システムトイレは、上段に尿を吸収しないチップを、下段に専用のトイレシートを敷いて使います。尿の量にもよりますが、シートの交換は1週間でOK。いやな臭いがあまりしないので、忙しい飼い主さんに向いています。

尿の採取がしやすいことも、システムトイレのメリットです。尿を取りたいときはシートを外し、下段に溜まった尿をスポイトなどで取るだけ。尿トラブルの多い猫にとって、便利です。

粗相が続くとき、何度もトイレに行くときは受診を

トイレを見直しても、粗相ばかりする、何度もトイレに行く、排泄のたびに鳴くというときは要注意。何らかの病気の可能性もあります。早めにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

日頃から猫のトイレや排泄物に気を配ることは、健康管理につながります。こまめに掃除をすることで、匂いや汚れもなくなりお部屋も清潔に。猫のためにも、飼い主さん自身のためにも、快適トイレにしましょう。

 

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