猫の運動会で眠れない!夜行性だから我慢するしかない?

猫の運動会で眠れない!夜行性だから我慢するしかない?

目次
  1. 猫に起こされて困っていませんか?
  2. 猫は本当に夜行性なの?
  3. 夜中に騒ぐ理由があった
  4. 夜中に起こされるのを防止する対策
  5. 猫の誘いに反応しない
  6. 猫との暮らしを再確認

毎晩のように繰り広げられる愛猫の運動会。多頭飼いでは、騒がしさも倍です。近所迷惑も気になるけれど、猫は夜行性だから、騒ぐのも仕方ないとあきらめていませんか?夜更けに騒ぐ理由を知って対策を取れば運動会もなくなります。愛猫も飼い主さんも一緒にぐっすり眠れるようにしましょう。

猫に起こされて困っていませんか?

飼い主さんが眠りについたころ、猫が起きてきて「ニャーニャー」鳴いて騒いで困るということありませんか?

どうやら猫は、

●ご飯が欲しい
●トイレが汚いから掃除してほしい
●水を入れ替えてほしい
●寝床が気に入らない
●構ってほしい、遊んでほしい
●多頭飼いの場合は、ヒマだから他の猫と遊びたい

などいろいろな要求をしているようです。「猫のためなら」とたいていの飼い主さんは起きて、猫の要求に対応してしまうのではないでしょうか。たとえ猫たちが飼い主さんの身体の上を走っていっても、我慢して鎮まるのを待っているのではないでしょうか。

たまにならほほえましいのですが、毎晩ともなれば寝不足になって、仕事や家事にも影響してしまいます。

猫は本当に夜行性なの?

「猫は夜行性だから仕方ない」と思いがちですが、実はそうではありません。猫は夕暮れや明け方に活動する薄明薄暮性の「クリパスキュラ―」なのです。なぜなら、獲物のねずみや鳥たちが活発になるのが、夕暮れや明け方だからです。

そのため本来、猫は狩りをするために、夕暮れや明け方に走り回ります。真夜中は寝ているけれど猫が明け方に起こしにきたら、猫本来の生活リズムを送っているということになります。

夜中に騒ぐ理由があった

ではなぜ夜中に騒ぐ猫がいるのでしょうか。さまざまな理由が考えられます。

昼間ヒマだった

最も大きな理由として考えられるのが、昼間寝てばかりだったから。例えば飼い主さんが仕事で昼間長時間留守なのに、何も遊ぶものがなかったらどうでしょう。猫は独立心旺盛な生き物といっても、退屈はつらいものです。ただ寝るしかありません。

夜帰ってきた飼い主さんに構ってほしくて、有り余ったパワーで夜中騒いでしまうことが考えられます。

一度飼い主さんを起こしたら起きたから

猫は飼い主さんの行動をよく見ています。「こうすれば起きてくれる」ということを学ぶと、何度も同じことをやって起こそうとします。

顔をつついてくる、パソコンの上に乗ってみる、物を落としてみるなど、いろいろなことをやっているはずです。つい起きてしまったことありませんか?

トイレが汚れている

汚れたトイレが苦手な猫。なんとしてでも飼い主さんに起きてもらい、きれいにしてほしいのです。

お腹がすいた

お腹がすけば、夜中でも飼い主さんを起こします。

夜中に起こされるのを防止する対策

昼間の遊びを充実させる

昼間は一緒に遊べなくても、猫の退屈を解消することはできます。まずは猫の本能である「狩りの欲求」を満たしてあげましょう。
おやつを入れられる知育おもちゃを、あちこちに置いて出かけるだけでもかなり効果的。どこかに隠すのもおすすめです。

留守の間は、置いていっても安全なおもちゃを、猫がよく遊びエリアの椅子の足やキャットタワーにぶら下げておくだけでも効果があります。定期的におもちゃを変更したり、おもちゃを設置する場所そのものを変更したりして、飽きさせないようにしましょう。

ご飯を寝る前に用意

夜中にお腹がすいてしまう子には、自動給餌器がおすすめ。時間を設定できるタイプなら、明け方も食べさせることができます。餌の量は、1日で食べる量を計算し、食べすぎないように気を付けてください。
ただ、やたらと食欲がある、興奮しすぎるという場合、病気が隠れている可能性もあります。動物病院を必ず受診しましょう。

お水はきれいなものを複数用意

水入れがもし倒れてしまっても、いくつかあれば安心です。もしやたらと水の消費量が増えた場合も、病気が隠れていることがあります。ご飯をねだる猫同様、動物病院を受診しましょう。

トイレを複数用意しておく

1つ汚れても他のトイレが使えるように複数用意しておけばトイレで起こされることはほぼなくなります。特に多頭飼いはあっという間に汚れてしまうので、最低でも飼育頭数+1個は用意してください。

猫の誘いに反応しない

なかなか難しいのですが、猫の誘いにいちいち乗らないことも大切です。飼い主さんを起こしても起きないことがわかれば、猫はいろいろなことを試してくるはず。例えば、大切なものが置いてある棚の上に乗ったり、キッチンにのぼったり。

そこで大騒ぎして起きてしまうと「こうすれば起きてくれる」と学習してしまいます。パソコンのキーボードに乗ってくる猫、読んでいる新聞の上に乗ってくる猫、これらは人間の反応を学習した「たまもの」です。
予防するには、まず猫に乗られると困るものは片付けること。落としてしまいそうなもの、割れそうなものは安全な場所にしまいましょう。

遊んだり触れ合ったりする時間を取る

猫も飼い主さんも起きている時間に、触れ合う機会を増やします。5分でもいいので、おもちゃで一緒に遊びましょう。それだけでも猫は満足します。撫でられるのが好きな猫には、マッサージタイムを作るのもおすすめです。

猫との暮らしを再確認

猫の夜中の運動会には、さまざまな理由が隠されています。ちょっとしたケアや工夫で、夜は大人しく寝てくれるようになるはずです。快適に暮らせるように、猫との暮らしを再確認してみてください。

 

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