猫の食事で大切なこと 猫の習性を理解して与えよう

猫の食事で大切なこと 猫の習性を理解して与えよう

「猫がフードを残す」「食べムラがある」「勢いよく食べてしまう」など「猫の食事」に悩みはありませんか?まずは普段のフードの与え方を見直してみましょう。「数回に分けて少しずつ食べる」「狩りをしたい」という猫の習性を理解して与えることが大切です。

一度にたくさん与えない

猫は少量の食べ物を、1日に何度も食べる動物です。「小動物を狩っては食べる」という食事の習性があると理解してあげましょう。そのためフードを一度にたくさん与える方法は、猫には向いていません。

一度にたくさんフードを与えられた場合、多くの猫は、自分で調節して少しずつ食べます。その場合、猫は狩りができずいつでもフードが食べられることに、不満や退屈な気持ちを抱きがちです。

またあればあるだけ食べてしまう猫もいて、その場合は胃腸に負担をかけたり、肥満を招いたりする恐れがあります。猫の消化器官は、一度に大量の食べ物を消化するのに向いていません。

1日数回の食事にする

ではどのように食べさせればいいのでしょうか?1日に5回程度に分けて食べさせるのが、理想的です。多忙な方や、仕事などで日中留守にする飼い主さんは、数回に分けて食べられる自動給餌器や、フードを入れられるおもちゃを利用するのがおすすめです。

狩りの気分を

フードを与えられるまま食べるだけでは、実は猫の気持ちが満たされていません。猫は狩りをしたい生き物です。もちろん実際に狩りをさせる必要はなく、「狩りの気分を味わう」ことで満足させることができます。

フードを家のあちこちに置く

毎回同じ場所ではなく、家のあちこちにフードを置きます。自動給餌器を数か所に設置して、時間をずらして食べられるようにする方法もおすすめです。

フードを入れるおもちゃを置く

フードの入ったおもちゃを前足で転がしたり、鼻先でつついたりすることで、狩りをしたい気持ちが満たされます。多頭飼いの場合は、猫の数だけ用意してください。強い猫が全部食べてしまうことのないようにします。

夜中や明け方にごはんをせがまれて寝不足になってしまう飼い主さんは、夜寝る前に自動給餌器やおもちゃにフードを入れておきましょう。そうすると、猫が自分で食べてくれるので、起こされる心配も少なくなります。

食器にも気を配ろう

「フードをかき出して食べる」「お腹が空いているはずなのに、なかなか食べない」「フードの前で鳴いている、何か怒っているみたい」という場合は、食器が猫の好みではない可能性があります。特にヒゲが食器にあたるのを猫は大変嫌がるので、食器の形状を変えてみましょう。

また首輪が食器にカチャカチャ当たる音や、プラスチック製の食器が臭う、などでも食欲が落ちることがあります。

多くの猫は、平たい形状の陶器製の食器を好むようですが、猫によって食器の好みが異なります。いくつか用意して、猫に選んでもらうのが最もわかりやすいでしょう。

食事の場所にも気を配る

静かで清潔な場所で、食べさせるようにします。例えば猫のトイレの近くは、食事場所として適していません。猫は嫌がって食べなくなってしまいます。またテレビの隣、洗濯機の大きな音がする場所なども避けましょう。

できれば水飲み場とも離す方が、猫にとってはストレスになりません。「ワンルームで場所がない」という場合は、できる限りトイレと音がする家電製品から離れた場所に置いてください。

多頭飼いは別のところで

猫たちたが並んで食べている様子がかわいくて楽しい、と思いがちです。写真に撮りたくなりますよね。しかし実は猫たちにとってはストレスになっている可能性が高いです。人間のように、みんなで食事をするのを楽しむ生きものではないということを理解しておきましょう。

集まって同じ場所で食べることは、「他の猫に食事を盗られてしまう」「強い猫が見張っていて食べられない」などの強いストレスを感じます。実際取り合いになっていることもあるでしょう。

また犬も飼っている場合は、犬が猫の食事に興味を持ちやすいもの。犬がちょっかいを出してくる、近くでワンワン吠えるということも、猫にとってはストレスです。それぞれの猫が落ち着いて食べられるよう、別々の場所に設置するようにしましょう。

食べている最中、飼い主さんは静かに

猫が食べている最中、「おいしいね」「たくさん食べなさい」とずっと声をかけていませんか?「なんでこぼすの!」と叱っていませんか?ついついやりがちですが、猫にとってはこれもストレスです。

「高いフードを奮発して買ったのだから絶対食べてほしい」など過剰な期待から、無理に食べさせるのもやめましょう。

フードを食べている横で、掃除機をかけるなども嫌悪感を抱く原因となります。猫が食べているときは、静かにそっとしておきましょう。

食欲がない場合は動物病院に

食欲の低下の他にも、「元気がない」「よだれを垂らしている」「嘔吐や下痢がある」という場合は何らかの病気の可能性もあります。動物病院を受診しましょう。

まとめ

飼い主さんは、猫の食事の習性を理解してあげることが大切です。まとめてどっさり与えたりせず、5回程度に分けてあげましょう。また「狩りの気分」を満たすことで猫はとても満足します。食器や食事場所も配慮し、1匹で落ち着いて食べられるようにしましょう。食欲不振が続いたときは、早めに動物病院を受診してくださいね。

 

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