2020年02月10日

犬が雷や花火の大きな音を怖がる!安心させる方法や予防方法は?

犬が雷や花火の大きな音を怖がる!安心させる方法や予防方法は?

犬の多くは、雷や花火、太鼓などの大きな音が苦手です。恐怖にかられて震える、吠え続ける、暴れるなどの行動が見られ、犬によってはけいれんを起こすこともあります。夏から秋は、雷も花火大会も多くなるため心配な飼い主さんもいらっしゃると思います。雷や花火を怖がってパニックになる犬を、安心させるにはどうしたらいいのでしょうか?

雷や花火を怖がる犬は多い

雷や花火、太鼓の音が鳴り始めた途端、犬はしっぽが下がり、そして震えたり、そわそわしたり。ひどくなると息が荒くなったり、おしっこを漏らしたりすることもあります。犬によっては嘔吐や下痢、けいれんがみられることも。雷の場合は音だけでなく、風や雨の音、まぶしい稲光、気圧の変化や湿気も犬に恐怖を与えるという説もあります。

家のカーテンや雨戸を閉めると効果的

雷が鳴り始めたり、花火大会の音が聞こえたりしたら家中のカーテンや雨戸を閉めます。音がまぎれるように、ラジオやテレビを付けておくのもいいでしょう。天気予報などで事前にわかっている場合は、音が鳴りだす前に閉めておきます。外飼いの犬は早めに中にいれてあげましょう。外飼いの犬は雨に濡れてしまいますし、脱走のリスクも高まるため、この機会に家の中で飼うようにすることをおすすめします。

犬が留守番するときはあらかじめ対策を

留守番中に雷や花火が鳴るのも心配ですよね。雷シーズンや花火大会の日に犬が留守番するときは、あらかじめカーテンや雨戸を閉めておきます。さらにラジオなどを大きめにかけ、少しでも音がしないようにしてあげましょう。

留守中に暴れてしまうと、ケガが心配です。犬の周囲に危険なものを置かないようにしておきます。クレートなど、留守番中も安心して落ち着ける場所を普段から作っておくといいでしょう。

飼い主さんもご家族も、帰宅時には「ゴメンね!怖かったね!」など大騒ぎしないことも重要です。「飼い主さんがいなくても大丈夫なんだ」と犬に思わせることが大切。なだめたりほめたりしたくなりますが、淡々とした態度をとってくださいね。

飼い主さんは平然と構えて「いつもと同じように過ごす」

雷が怖い飼い主さんもいらっしゃると思いますが、犬のためにも平然と過ごしてみてください。またおびえている愛犬を見ると、飼い主さんもおろおろしてしまうかもしれません。しかし犬は飼い主さんのことをよくみています。おろおろ心配する飼い主さんを見て、「飼い主さんも雷を怖がっている!」とますます不安になります。

犬が暴れたり粗相をしたりしても、絶対に叱ったり大声をだしたりしないようにしましょう。雷や花火があると飼い主さんに怒られる、と委縮して怖がるようになってしまいます。雷や花火で犬が動揺しても、飼い主さんは「いつも通り過ごす」ことがポイントです。

コマンドを出す・遊ぶ・おやつをあげる

オスワリやオテなどの簡単なコマンドを繰り返していると、落ち着くことがあります。パニックがひどくならないうちに試してみてください。さらに大好きなおやつを与えたり、好きな遊びをしたりして気を紛らわしてあげましょう。飼い主さんがやさしくタッチしたり、声をかけたりすることで安心する犬もいます。雷や花火の嫌な印象を「いいことがある」に変えることができます。

脱走や迷子に注意!

自治体によっては、夏になると雷や花火大会での犬の迷子について注意するよう、ホームページに記載しているところがあります。それだけ毎年迷子になる犬がいる、ということですね。

散歩中に雷に遭遇し、びっくりして首輪から抜けたり、リードが離れたりしてしまうことがあります。網戸を壊して出て行ってしまうことがあるので、室内犬も油断は禁物です。首輪やリード、網戸はシーズン前に確認をしておきましょう。

困るのは迷子になって、帰ってこれなくなること。「うちの犬は怖がらないから大丈夫」と思っていても、犬は思わぬ行動をとることがあります。迷子札とマイクロチップはつけておくようにしましょう。旅先の花火大会には、できれば連れて行かないほうが安心です。

体調不良になる犬は必ず受診する

けいれんを起こした犬や、雷がおさまってもずっと震えが止まらない犬、下痢・嘔吐が続く犬は、必ず動物病院を受診するようにしましょう。特にもともと持病のある犬や、心臓が弱い犬は受診してください。雷や花火で具合が悪くなる犬については、スマートフォンなどで様子を動画で撮影しておくと診断の役に立ちます。

不安が大きい場合も受診や相談を

普段から大きな音を極端に怖がる、不安が大きいという犬もかかりつけの動物病院に相談します。場合によっては、心を落ち着かせるお薬が処方されることがあります。大きな音を少しずつ聞かせて慣れさせる方法がありますが、犬の性格や症状によっても対処が異なります。まずは専門家に相談するようにしましょう。

 

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