2016年12月25日

犬に与えてはいけない食べ物

犬に与えてはいけない食べ物

犬を家族として迎えるためには、事前準備やある程度の知識を蓄えておく必要があります。しつけや食に関することなど、その内容は多岐にわたりますが、中でも注意して欲しいのが、犬の食に関する知識。

 実は犬には、人間が口にしている食材であっても、食べてはいけないものがあります。知らず知らずのうちに与えてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも。
 
そこで今回は、犬に与えてはいけない食べ物の種類と、食べてしまったときの症状、対処法についてご紹介します。
 

犬に与えてはいけない食べ物「ネギ類」

まずは、犬にとって危険な食材をいくつかご紹介します。比較的よく知られているのは、玉ねぎやニラなどといったネギ類です。
 
ネギ類には、「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれています。これが犬や猫の体内に入ると、赤血球を破壊し、貧血や下痢、嘔吐などの症状を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
 
この成分は、加熱処理をしても分解されないため、ハンバーグやオニオンスープなどでも、前述した症状を引き起こすことがあります。摂取すると危険な量は、野菜の種類や個体によって差があるため、少量であっても注意が必要です。
 

その他の犬に与えてはいけない食べ物

そのほか、注意すべき食べ物としては、チョコレートやココアといったカカオ類が挙げられます。カカオ類の中には、「テオブロミン」という成分が含まれており、犬や猫の体内に入ると中枢神経を刺激し、下痢や嘔吐、けいれんなどを引き起こすことがあります。こちらも最悪の場合は、突然死などで命を落とす危険性がありますので、絶対に与えないようにしましょう。
 
また、生肉(寄生虫、病原性細菌に感染する可能性がある)やアルコール(中毒症状を引き起こす)、人間用の牛乳(乳糖分解酵素が無い犬が多いので下痢の原因になる)や鶏の骨(喉や内臓などに刺さる恐れがある)なども、犬に与えてはいけない食べ物として挙げられます。
 

もし犬に与えてはいけない食べ物を食べてしまったら…

いくら飼い主が気をつけていても、いつの間にかつまみ食いしてしまうこともあります。これらの食材を食べてしまったと分かったら、体調に変化がない場合でもすぐに動物病院で診察を受けましょう。
 
食べかけのものが残っていた場合は、その欠片も一緒に動物病院に持って行き、何時頃どれくらい食べてしまったのかをわかる範囲で構いませんので、獣医師に伝えましょう。
 
また、急に体調不良が現れた場合は、飼い主の知らないところで拾い食いをしていることがあります。愛犬の体調や行動に異変を感じたら、素人判断をせずに、動物病院で診察を受けるのが賢明です。
 
愛犬を苦しめないためにも、食べ物には細心の注意を払うことが大切です。
犬は体調不良について自分で話すことができませんので、疑わしいと感じたときには、動物病院で診察を受ける癖をつけておいたほうが良いでしょう。
 
 

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