ペット図鑑

シャム【Siamese】

シャム/ペット図鑑

原産国 タイ
公認団体 CFA・TICA・FIFe・GCCF
毛種 短毛種

特徴

クサビ形の頭部に大きな耳が印象的です。体型はオリエンタルタイプで、手足やしっぽは細長くしなやかなで、エレガントな姿をしています。ポイントカラーと深いブルーの瞳が最大の特徴です。

性格

警戒心が強く、わがままで気難しい面もありますが、心を許した相手に対しては忠誠心を見せます。飼い主に対しても愛情深く甘えん坊で触れ合うことが大好きです。運動量も多く飼い主に沢山遊んでもらうのも大好きです。いたずら好きな子が多く、しつけはとても難しく根気が必要です。

毛色

体の中心部分がホワイト系の色で、他の末端部分にポイントカラーが入ります。代表的なカラーはブルー、シール、ライラック、チョコレートです。ほぼ真っ白な体で生まれてきますが成長に従ってポイントが出てきます。年々色合いは濃くなり、10歳を過ぎるとさらに黒くなる傾向があります。

育て方

運動量が多く活発なので、キャットタワーなどを設置して広く動き回れる環境を準備してあげてください。甘えん坊な性格なので猫じゃらしなどを使って沢山遊んであげると良いでしょう。
被毛は短いのでお手入れは楽ですが、寒さに弱いので冬場は室温の管理が必要です。
甘えん坊ですが気難しくわがままな面があるので、上手に付き合いながら根気よくしつけをすることが大切です。

気をつけたい病気

病気にかかりやすい猫種といわれています。特に、眼球振盪、角膜黒色壊死症、進行性網膜萎縮症、進行性網膜変性症などの目の病気と、慢性腎不全などの腎臓の病気が多く、早期発見・早期治療が大切です。また、親猫からの遺伝性の病気もありますので飼い始める前に調べておくと良いでしょう。

歴史

シャムという名前はタイ国の古い国名ですが、こう呼ぶのは日本だけで、海外ではサイアミーズ(Siamese)と呼ばれています。
何世紀もの間、シャムの寺院で飼われ門外不出でしたが、シャムの王家が特別な贈り物として王家の賓客に進呈するようになって、世界に知られるようになりました。1878年バンコクに赴任していたアメリカ領事から当時のアメリカ大統領ヘイズに贈られたものが最初とされています。さらに1884年にイギリスの総領事に寄贈され、イギリスのキャットショーに登場し、またたく間に人気となりました。イギリスでは繁殖も始まり、海外へと輸出されるようになりました。しかし二つの世界大戦の時代になると食糧難などから絶滅の危機に瀕し、その上ペルシャなど他の猫が人気になるにつれて、シャムの人気は下火になっていきました。戦後になって皇族の格式高い猫として愛猫家によって大切に飼育され、個体数を増やしていきました。その美しさから現在でも世界中の人に愛されている猫種です。
日本には明治の中ごろに初めて輸入され、純血猫の代表的な猫種としてよく知られています。

ボーダーコリー【Border Collie】

ボーダーコリー/ペット図鑑

原産国 イングランド(スコットランド)
体重 20kg前後
体高 53cm前後
グルーブ 1G

特徴

やや大きめの中型犬で、体高よりも体長のほうがやや長く、バランスの良いスマートな体型をしています。反射神経や瞬発力、持久力に優れており、素晴らしい運動能力を持っています。また柔軟な体をしているため、素早い動きが可能です。
被毛は長毛と短毛の2タイプあり豊富で滑らかな手触りです。耳は直立または半直立で、豊かな毛の長い尾は静止している時は垂らして保っています。

性格

全犬種のなかでもトップクラスの頭のよさを誇ります。作業意欲が強く洞察力があるので、自分で状況を判断して行動することができます。
家族には大変愛情深く忠実です。知らない人や他犬には神経質になる場合があり、家族と作業することを好む傾向があります。

毛色

さまざまな毛色が認められいて、ソリッド(単色)カラー、バイカラーのほか、複数の色が混ざりあるカラーも存在します。日本ではブラック&ホワイトのバイカラーが主流です。

育て方

従順で賢いので訓練しやすい犬種ですが、あいまいな態度で接したり、甘やかしすぎたりすると無駄吠えなど悪癖の原因となってしまうので、主従関係をしっかり作ることが大切です。
運動能力に優れており非常に活動的であるため、朝夕1時間程度の散歩は欠かせません。また、知能や作業意欲も高いため、散歩のほかにアジリティの要素を取り込むなど、作業意欲を満たすことができる頭を使う運動や遊びをしてあげましょう。
長毛・短毛にかかわらずダブルコートで下毛が抜けますので、週に2~3回程度のブラッシングをして抜け毛を取り除いであげてください。

気をつけたい病気

がっしりした体格なので丈夫そうですが、他の犬種に比べて遺伝的な病気が多い犬種です。股関節形成不全、肘関節異形性は比較的多く見られ、遺伝性の素因が認められます。セロイドリポフスチン症(CL病)は脳と神経を侵す遺伝病です。発症率が極めて高いコリーアイ異常は、眼球を覆う膜の1つ「脈絡膜」が成長段階で異常を起こす病気です。
遺伝的な病気は、未然に防ぐことは難しいですが、かかりやすい病気についての知識を持ち、早期発見・早期治療に努めることが大切です。

歴史

祖先犬は、8世紀後半から11世紀にかけてスカンジナビア半島を中心に活躍したバイキングがイギリスに持ち込んだトナカイ用の牧羊犬だと言われています。土着の牧羊犬やラフ・コリーの祖先犬と交配され、19世紀末頃にはほぼ現在の形になりました。その後、ラフ・コリーなどがショー・ドッグとして人気を高めていきましたが、ボーダー・コリーは、長い間その作業能力ばかりが高く評価されて牧場に取り残されていました。
最初の犬種標準ができたのは1906年になってからのことです。ドッグスポーツや訓練競技会に参加するようになってボーダー・コリーばかりが上位を独占するようになり、その独自性が見直されたのがきっかけと言われています。今ではディスク競技やアジリティなどのドッグ・スポーツ界で大活躍する犬種となっています。
「コリー」は牧羊犬を意味し、「ボーダー」はイングランドとスコットランドの国境地域・ボーダーの地名からきたという説や国境・辺境という意味からきたという説など諸説あるようです。

サイベリアン【Siberian】

サイベリアン/ペット図鑑

原産国 ロシア
公認団体 CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF
毛種 長毛種

特徴

大型で骨太、筋肉がよく発達していて力強い印象です。身のこなしがとても速く跳躍力も抜群です。頭部は丸みを帯びていて、とても優しい表情をしています。
被毛は質感の違う3種類の毛のトリプルコートで特徴的です。極寒に耐えられるよう、房毛と呼ばれる毛が足の裏に生えています。
成長スピードが遅く、成猫になるまでには5年ほどかかるといわれています。

性格

穏やかで忍耐強く独立心のある猫です。家族に対しては従順で愛情深いですが、仲間と認めない相手に対しては冷淡な面があります。非常に賢いので飼い主とのコミュニケーションも上手で芸を覚えたりすることもあります。水を嫌がらず、ネズミ捕りの優秀なハンターとしての側面ありますので、水の中であっても飛び込んでいくこともあるようです。

毛色

すべてのパターンや毛色が認められています。ブラウン系のタビーが多いようです。

育て方

大型の猫としてはめずらしく運動能力が高く跳躍力もあるので、キャットタワーは足場を固定するなど、安全に使用できるようしっかりと設置してください。水を嫌がらない性質なので、危険防止のために風呂や洗濯機のふたは常にしっかりと閉めておきましょう。
とても賢いので、しつけは楽です。
長毛なので毎日のブラッシングは欠かせません。特に換毛期は、普段よりこまめにお手入れしてあげてください。独特な被毛の性質からか、猫アレルギーがあっても飼える猫という研究結果があるようですが、科学的な根拠は十分ではありません。アレルギーのある方は、他の猫種と同様、家族として迎える前に慎重に検討して下さい。

気をつけたい病気

ピルビン酸キナーゼ欠損症や子宮蓄膿症など、かかりやすい病気があります。いざというときに焦ることがないよう、あらかじめ病気に関する知識を持ち、日頃から変化に注意してあげるようにしてください。
ピルビン酸キナーゼ欠損症は、貧血を引き起こす病気です。通常赤血球の中のピルビン酸キナーゼという酵素が、なんらかの事情により正常でなくなり、エネルギーの生産ができなくなってしまい、最終的には貧血症状が発生してしまうものです。
子宮蓄膿症は、メスでだけに発症する病気で、なんらかの原因によって、子宮の中に病原体が入り込んでしまい、炎症を起こした結果、膿が溜まってしまう病気です。

歴史

サイベリアンのルーツや起源について詳しいことは分かっていませんが、西暦1000年頃にはシベリアの森に生息していたと考えられています。サイベリアンという品種名はシベリアを意味し、サイベリアンフォレストキャット(シベリアの森に生息する猫)とも呼ばれていました。極寒にも強く身体能力も高いことから、古くから修道院や農家などでネズミ捕りとして飼われていたようです。
1871年にイギリスで行われた初めてのキャットショーに登場しますが、当時ロシアとは自由に貿易できなかった国が多かったため、入手が困難な猫とされていました。ロシアとの冷戦時代であったアメリカに輸出されたのは1990年になってからで、その後は政治的な雪解けとともに、世界各国に輸出されるようになりました。
2012年ロシアのプーチン大統領が当時の秋田県知事にミール(ロシア語で平和)という名前のサイベリアンを贈ったことで、日本でも広く知られるようになりました。
ロシアではゴルバチョフやメドベージェフなどの歴代大統領や政府要人に飼われていた猫として知られており、ロシアを代表する猫として現在でも国際交流のシンボルになっています。

ミニチュアピンシャー【Miniature Pinscher】

ミニチュアピンシャー/ペット図鑑

原産国 ドイツ
体重 4kg~5kg
体高 26cm~32cm
グルーブ 2G

特徴

体高と体長がほぼ同じスクエアな体格で、小鹿のようなすらっとした四肢を持ち、よく均整がとれています。体は筋肉質でよく引き締まっており、短い被毛は滑らかで光沢があります。「ハックニー歩様」と呼ばれる前足を高く上げて歩く姿は優美な印象です。ドーベルマンに似た体型と精悍さも備えていますが、まったく異なる犬種です。

性格

好奇心が強く非常にエネルギッシュです。人見知りするので、初めての相手に対しては時に攻撃的になることがありますが、飼い主に対しては、次第に高い忠誠心を示してくれるようになり、べったり甘えるようなこともあるようです。負けん気が強く、大きな犬に対しても向かっていくことがあり、番犬としても優秀な犬種と言われています。

毛色

単色とバイカラー(2色で構成)があり、大きく分けて3種類です。
単色…レッドと呼ばれる赤みがかった茶色から黒に近い茶色まであり、その色の加減によって、ディアー・レッド、レディッシュ・ブラウン、ダーク・レッド・ブラウンなどと呼び分けられています。
ブラック&タン…黒漆色(ラッカーブラック)がベースで、眼の上や喉の下側、パスターン、足、後肢の内側、尾の付け根などにレッドまたはブラウンの斑が入り、胸には2つの三角形の斑が入ります。
チョコレート&タン…チョコレート色がベースで、斑はブラック&タンと同様の部分に入ります。

育て方

小柄ですが意思が強く吠えやすい犬種なのでしつけは重要です。しつけが不十分だと、見知らぬ人に危害を加えてしまう可能性もあるので、社会性をしっかり身に付けさせることが大切です。
活発で運動能力が高いので毎日30分以上の散歩は欠かさずに行ってください。信頼関係が構築出来ているなら散歩以外の運動を取り入れるのも良いでしょう。
短毛のシングルコートなので手入れは楽な方ですが、犬種的に皮膚が弱いため負担が少ないブラシで優しくブラッシングしてあげてください。
短毛なうえ皮下脂肪も少なく寒さには弱いので、冬場は服を着せたり室温を上げたりして温度調節することが大切です。

気をつけたい病気

大腿骨骨頭壊死(レッグ・ペルテス)は、生後数ヶ月から1歳ほどの成長期にみられる股関節の病気で歩行困難になります。予防が難しい病気ですが、足を引きずったり動きが鈍いなどの症状が見られたら、早めに獣医師に相談しましょう。
耳介辺縁皮膚症は、耳の縁の部分がフケを伴って脱毛したり変色してしまう病気で、耳が大きな犬種に多く見られます。血行をよくすることが予防に繋がると言われています。完治させることは難しい病気ですが、対症療法により症状を緩和することが期待できます。
膝蓋骨脱臼は、後ろ足の膝蓋骨がずれたり外れてしまったりする病気で、通称「パテラ」と呼ばれてます。軽度の場合は、症状が出ないこともありますが、重度になると歩行異常が見られます。予防として、膝への負担を減らすため適正な体重を維持するようにしましょう。

歴史

起源ははっきりわかっていませんが、17~18世紀頃にドイツで小害獣駆除を目的として飼育されていたヘル・ピンシェルという中型犬が祖先ではないかと考えられています。ヘル・ピンシェルとダックスフンドやイタリアングレーハウンドなどの犬種との交配により、19世紀には現在とほぼ同じ形になっていたようです。原産国であるドイツでは1895年に犬種クラブが設立し、1900年には初めてドッグショーへの参加が確認されています。1900年代初頭にアメリカへと渡り「ピンシャー」と呼ばれていましたが1972年現在の名前になりました。原産国であるドイツでは、小鹿に似ていることから「レイ・ピンシャー」と呼ばれています。日本ではミニピンという愛称で親しまれています。
ドーベルマンと同じく、現在も多くの国で断尾・断耳の習慣が続いていますが、ドイツほかヨーロッパ各国では動物愛護精神を尊重するため、20世紀後半以降、断尾・断耳を禁じられています。

シンガプーラ【Singapura】

シンガプーラ/ペット図鑑

原産国 シンガポール
公認団体 CFA ・ TICA ・ GCCF
毛種 短毛種

特徴

アイラインをひいたようなアーモンド形の目と個性的な目の色が印象的です。通常生後2か月まではキントブルーと呼ばれる青い色ですが、以降さまざまな色に変化し、成猫になるとグリーン、ヘーゼル、イエローなどに定着していきます。
体は筋肉質でしっかりとしていて、丸い頭の両端には付け根の広い耳がついています。被毛はとても美しく絹のようになめらかです。
標準体重は2~3㎏で、現存する純血種の猫としては世界一小さい猫であることから「小さな妖精」とも呼ばれています。

性格

大人しい性格でほとんど鳴くこともなく静かな環境を好みます。飼い主や家族に対する愛情が深く、とても甘えん坊なのでそばにいたがり、膝や肩に乗ったりすることも多くみられます。神経が過敏な面があり、他猫や他動物に対して嫉妬することもあるので複数飼いには向かない猫種です。
高い運動能力を持ち、活発で遊び好きなので、飼い主さんとのおもちゃ遊びが大好きです。

毛色

毛色は淡い茶色のセーブル・ティックド・タビーのみが認められています。ティッキングは1本の毛に濃い色と薄い色が交互に入っていることで、根元が薄く、先端が濃くなっています。

育て方

甘えん坊で好奇心旺盛、活発な面もあるので、一緒にいる時間を積極的に作って、たくさん遊んであげてください。また、高いところに上るのも好きなので、キャットタワーを設置したりタンスや棚をうまく配置して高いところに行けるようにしてあげるとよいでしょう。
被毛のお手入れは、短毛なので定期的にブラッシングやコーミングをしてあげれば十分です。東南アジアの温かい地域で生まれた短毛の猫ですので日本の冬の寒さは苦手です。秋から冬は高めに室温調節をしてあげてください。
賢いのでしつけはそれほど難しくありません。

気をつけたい病気

この猫種は近年遺伝子研究によって、遺伝性疾患が多いことがわかりました。その中でもピルビン酸キナーゼ欠損症による貧血は特に発症リスクが高いとされています。元気がなく寝てばかりいるような様子がみられる時は早めに病院で診てもらうようにしましょう。
肥大型心筋症も多い病気で、発症した場合は薬を投与することで症状をコントロールしますが、重篤な場合は命にも関わる病気です。定期的な検診である程度予防できるので欠かさず受けることが大切です。
皮膚系の病気も多く、環境による細菌感染で起こる場合以外に、繊細な性格によるストレスから過度にグルーミングしてしまうため皮膚炎を起こしてしまう場合もあるようです。ブラッシングの時に皮膚の状態に注意するほか、グルーミングの回数が増えていないか十分に気を付けましょう。

歴史

起源についてわかっていないことが多い猫種ですが、始まりはシンガポールに生息していた野生の猫だと言われています。下水溝の中でネズミを捕って暮らしていたことからドレインキャットと呼ばれていました。
1974年アメリカ人のミセス・トミー・メドゥがご主人の赴任先のシンガポールでシンガプーラと出会い、1975年帰国することになった時、5頭のシンガプーラを自国に連れて帰りました。帰国後、さっそく育種を開始し、1988年には純血種「シンガプーラ」として血統が公認され、キャットショーの出場を機に世界中で人気となりました。その小さな体と可愛い顔などから「小さな妖精」と呼ばれています。

ゴールデンレトリバー【Golden Retriever】

ゴールデンレトリバー/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 牡29~34kg、牝25~29kg
体高 牡56~61cm、牝51~56cm
グルーブ 8G

特徴

均整のとれた体は力強く丈夫です。大きめの頭部、垂れ耳、アーモンド形の目が特徴的です。原産国のイギリスで作出されたイギリス系とアメリカで作られたアメリカ系の2タイプがあります。イギリス系は、瞳や鼻の色が黒色で、アメリカ系と比べて、被毛が短く緩いウェーブがかかっています。アメリカ系は、瞳の色が茶色で鼻の色は成長と共に黒から茶色に変わっていきます。被毛は柔らかいストレートです。

性格

飼い主に対しては大変愛情深く忠実です。とても穏やかで、他犬や他動物とも友好的な関係を築くことができます。寂しがり屋な面があり、人のそばにいたがるので留守番は苦手です。頭が良く、人の言葉をよく理解し指示に従って行動できるので、盲導犬、介助犬、人命救助犬など、さまざまな分野で活躍しています。また体を動かすことが大好きで、ボールやフリスビー、アジリティなどでその能力を発揮しています。
イギリス系は、アメリカ系よりおとなしい傾向があり、水猟犬として生まれた犬のため水難救助犬として活躍する場合が多いようです。アメリカ系は、明るく好奇心旺盛で、作業欲求が強いので盲導犬や聴導犬として活躍しています。

毛色

イギリス系は白からクリーム色のプラチナカラーの毛色が特徴です。アメリカ系はライトゴールドから茶色がかったゴールドまで濃淡の幅が広いです。白の差し毛は胸にだけ許されます。

育て方

活発で体力もあるので毎日2回各60分程度の散歩が必要です。散歩だけでなく、定期的にドッグランへ行って思い切り動ける時間を作ってあげてください。ドッグランでの運動は体力の発散だけでなく、社会性を身につける良い機会になります。
孤独な時間が長かったり、運動不足だったりすると問題行動を起こす場合があるので、子犬の頃からきちんとしつけることが大切です。飼い主に忠実なので初心者でもしつけはしやすいです。
きれいな毛並みを保つために、ブラッシングは大切で、特に換毛期は毎日行うようにすると良いでしょう。定期的にシャンプーをして皮膚や被毛を清潔に保つことも大切です。

気をつけたい病気

遺伝的に股関節形成不全を発症しやすいことで知られています。他にもアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患や外耳炎にかかりやすい犬種です。
また、一気にごはんを食べたり、食後に激しい運動をすると胃捻転を引き起こしやすいので要注意です。胃捻転を放置すると、数時間で死に至ることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。予防するために、食事は数回に分けて与え、一気食いをさせない、食後すぐに運動をさせないなどが大切です。

歴史

歴史についてはっきりしたことはわかっていませんが、1865年スコットランドに住む愛犬家ツイードマス卿が黄色い毛色のウェービーコーテッド・レトリバーとツイード・ウォーター・スパニエルを交配させたのが起源だといわれています。その後、アイリッシュ・セターやニューファンドランドとの交配を重ね、19世紀末頃には現在にほぼ近い形になったようです。
1913年ケンネル・クラブに登録が開始された当時はイエロー・レトリバーとも呼ばれていましたが、1920年にゴールデンレトリバーの名前に統一されました。現在では家庭犬としても世界中で高い人気を保っています。

ヒマラヤン【Himalayan】

ヒマラヤン/ペット図鑑

原産国 イギリス
公認団体 TICA
毛種 長毛種

特徴

猫の王様と呼ばれるペルシャとシャムを交配して誕生したので、ペルシャの絹のような滑らかな長毛とシャムのエキゾチックな毛色を持ち合わせているのが特徴です。しっかりとした骨格で、体は丈夫で力強さがあります。顔の形はまん丸で、短くつぶれた鼻も特徴的です。
人気の猫で一つの品種のように扱われていますが、多くの猫協会ではペルシャの毛色のバリエーションの一つという位置付けになっています。

性格

優しくのんびりとしていますが、他のカラーのペルシャよりも行動的です。人なつこいシャム猫の血が半分入っているからか、他のカラーのペルシャよりも社交性が高く、人や他のペットとも仲良くできます。遊ぶのは大好きですが、ペルシャ同様高いところに登るのは得意ではありません。

毛色

カラーはシール、チョコレート、ブルー、フォーン、クリームなど様々ですが、耳、口元、脚、尾などに現れるポイントカラーを持つことが最大の特徴です。

育て方

賢い猫なので、しつけは難しくありません。遊び好きですが運動はあまり得意でなく激しく動き回ることを好みません。小さなおもちゃなどを使って遊んであげましょう。太りやすい傾向がありますので食事管理も大切です。
長毛のダブルコートなのでお手入れは必須です。毛玉にならないように出来るだけ毎日コーミングかブラッシングをしてください。

気をつけたい病気

遺伝性疾患が多いペルシャの性質を受け継いでいますが、命にかかわるほどの重大な病気はあまりないと言われています。日頃から健康管理を行い、気になることがあれば、なるべく早く受診するようにしてください。
尿石ができやすい傾向があり、尿路閉鎖になると命にかかわりますので、ふだんからよくお水を飲むように工夫し、おしっこの量や色にはよく注意してあげましょう。
流涙症は鼻が短い猫がかかりやすい病気です。日頃から目やにの量に注意し、こまめに拭き取ってあげましょう。
毛球症になると嘔吐や便秘、食欲不振などを起こします。普段からこまめにブラッシングをして飲み込んでしまう毛の量を減らしてあげてください。

歴史

ペルシャは最古の猫種と言われるほど古くから存在する猫です。その起源は諸説ありますが、1800年代にイギリスで計画的に繁殖され、ロンドンで開かれた世界初の公式なキャットショーに登場、以来人気の猫種となり「猫の王様」と呼ばれています。
ペルシャのさまざまなカラーバリエーションが作られていく中で、1930年代アメリカで長毛のペルシャにシャム猫の美しいポイントカラーを加えたいと考えたブリーダーたちによって計画的な繁殖が行われた結果、ヒマラヤンが誕生しました。その後爆発的に人気となり、一つの猫種として認定されたこともありましたが、現在多くの猫協会では、ペルシャの毛色のバリエーションの一つという位置付けになっています。
名前のヒマラヤンは、特徴的なポイントカラーがヒマラヤウサギに似ていることに由来しています。

ヨークシャーテリア【Yorkshire Terrier】

ヨークシャーテリア/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 2kg~3kg
体高 15cm~18cm
グルーブ 3G

特徴

まっすぐで絹糸のようにつやのある長い毛におおわれ、均整のとれた体型をしています。JKCが公認している犬種の中でチワワに続き2番目に小さい犬種です。

性格

テリア種独特の気質を持っているので、知的で活発、大変勇敢で頑固ですが、飼い主に対しては愛情深く忠実です。好奇心旺盛で、遊んでもらうことが大好きです。

毛色

被毛の色が生涯で7回変わると言われていますが、変化の仕組みはまだ解明されていません。その変化の美しさから「動く宝石」と呼ばれています。
色は生まれてから1年ほどかけて変わっていきますが、生まれて間もない頃は漆黒と呼ばれる真っ黒な色で、成長が進むにつれ次第に根元から変化し始めます。
JKCで決められた公認カラーはダーク・スチール・ブルー&タンの1色だけですが様々なカラーが見られます。

育て方

負けん気の強いテリア気質で自己主張も強いため、甘やかすとわがままに育ってしまいます。この犬種の特徴を理解し、子犬の頃からしっかりしつけることが大切です。
活発で、遊んでもらうことが大好きなので、毎日の散歩は欠かさないようにしてください。
シングルコートの被毛は換毛期がないため、放置していると毛玉になったり、ほつれてしまったりします。美しい被毛を保つために毎日のブラッシングと定期的なシャンプーやトリミングは必須です。またシングルコートは暑さ寒さの変化に弱いため、温度管理に注意することが大切です。

気をつけたい病気

気管虚脱は気管が本来の形を保てずにつぶれてしまう病気で、発症すると咳をしたり興奮時にガーガーという呼吸をしたりするようになります。重症になると呼吸困難になったり、熱中症のような状態に陥ったりすることがあるので注意が必要です。
門脈シャント(門脈体循環シャント)は2歳くらいまでに発症し、無治療の場合は死に至る病気です。食欲不振、おう吐、下痢やふらつきなどが見られたら、早めに受診してください。
レッグ・ペルテス病(虚血性大腿骨頭壊死)は1歳未満の子犬に見られる股関節の病気で、この病気にかかる犬の約半数が、この犬種だと言われています。
膝蓋骨脱臼は後ろ足の膝蓋骨がずれてしまう病気で、小型犬に多く見られます。脱臼しやすい骨格かどうかをチェックしてもらうために、1才前後で検診を受けると良いでしょう。

歴史

19世紀の中頃、イギリス北部ヨークシャー地方で倉庫や工場などの家を荒らしまわるネズミを駆除ための狩猟犬として作出された犬種です。マンチェスター・テリア、スカイ・テリア、マルチーズなど様々な犬種と交配して作り出されました。当初はボサボサしたワイヤー・ヘアで体重も5kg以上ある固体も多かったようです。狩猟犬として労働者階級の一般市民と共に生活していました。
しかし、交配を進めて犬種として安定化していく過程で、小型化して毛質も滑らかな直毛となり、次第に貴族の間にも広まって大人気となりました。
1862年に”ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャーテリア”と命名されましたが、あまりにも長い名前だったため定着せず、1870年頃から今の”ヨークシャーテリア”と呼ばれるようになったようです。
日本にやってきた正確な年代はわかっていませんが、戦後の高度成長期に人気に火がつき、 ポメラニアンとマルチーズと共に「座敷犬御三家」と称されました。今でもその人気は高く、長年登録数ランキングではトップ10に入り続けています。

ブリティッシュショートヘア【British Shorthair】

ブリティッシュショートヘア/ペット図鑑

原産国 イギリス
公認団体 CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF
毛種 短毛種

特徴

中型からやや大型のセミコビーで、厚みのあるがっしりとした体型をしています。鼻は低めで、頭や額大きな目はどれも丸みを帯びています。足は骨太で少し短いところが特徴的です。被毛は短毛ですが密度が高く厚みがあり、やや固めでベルベットのような手触りです。

性格

自立心が強く、抱っこされたり撫でられたりすることを好みません。普段はのんびりと穏やかに過ごしているので留守番などでの心配はありません。
反面、甘えん坊なところがあり他の猫種に比べて褒められることが大好きです。

毛色

独特の灰色は、別名「ブリティッシュブルー」と呼ばれるほど代表的な色です。異種交配の過程でいろいろな毛色を取り込んだため、今ではあらゆるカラーとパターンが発現します。
被毛カラー… ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、クリームなど
パターン…  ソリッド、タビー、シルバー、ゴールデン、パーティーカラーなど

育て方

性格は穏やかですが、身体能力がある上とても運動好きな猫なので、運動できるスペースは必須です。スペースがない場合は、キャットタワーを設置して運動不足にならないよう工夫してあげましょう。体質的に太りやすい傾向があるので運動と共に食事管理も大切です。
短毛のダブルコートなので被毛の手入れは簡単な方ですが、気難しい面があり成猫になってからシャンプーやグルーミングを嫌がることがあるので、子猫の頃から慣らしておくとよいでしょう。
賢いので飼い主の言葉を理解して学習するため、しつけはしやすい猫種です。褒められることが好きなので、上手に出来た時は褒めてあげましょう。

気をつけたい病気

猫の血液型はA型がほとんどですが、ブリティッシュショートヘアは、珍しくB型が多いことが知られています。猫は血液型の違う相手との輸血に対する抗体のショックが非常に大きいので、治療で輸血が必要な時や、妊娠・出産の時には注意が必要です。万一に備えて、あらかじめ動物病院で血液型の判定を受けておくことが大切です。
非常に古くから存在する猫種のため健康で丈夫、遺伝性疾患も少ないのですが、糖尿病、尿結石、肥大型心筋症などは起こりやすいと言われています。普段から健康状態に気をつけ定期的に健康診断を受けるとよいでしょう。

歴史

起源は古く、2世紀ごろに古代ローマがイギリスへ侵攻する際に連れてきた猫と言われています。長い間ネズミを駆除するハンターとして活躍してきました。
19世紀頃イギリスでは土着猫への関心が高まり、品種確立に力を注ぐようになります。1870年代に入ると国内のキャットショーで多くの賞を獲得し、1900年代には品種の標準化が確立しました。
1620年代アメリカへの移民の際にメイフラワー号に乗っていたとされ、アメリカンショートヘア種の基礎となったと考えられています。また、ルイス・キャロルの童話「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のモデルと言われています。

ラグドール【Ragdoll】

ラグドール/ペット図鑑

原産国 アメリカ
公認団体 CFA ・ TICA ・ FIFe ・ GCCF
毛種 長毛種

特徴

ふわふわした絹のような長毛と輝くブルーの瞳が印象的です。標準的な体重はオス6~9kg、メス4.5~6kg程度の大型の猫です。ふさふさした尾は体長と同じくらいの長さがあり、体格は頑強で重量感があります。

性格

名前は「ぬいぐるみ人形」という意味、おだやかで人に抱っこされるのが大好きです。相手が子どもや他人でも抱っこされると全力で体を預けてしまうほどです。また、おっとりした性格で、激しい遊びにはあまり関心を示しません。しつけもしやすく、騒いだりしないので、初めての方にも飼いやすい猫種です。

毛色

生まれた時はほぼ全身が白く、成長するにつれて顔回りや耳、しっぽの色味がはっきりしてきます。完全に発色するまで2年近くかかることもあります。
毛色は、ホワイトからクリーム系をベースに、シール、ブルー、レッド、クリームなどの色味が組み合わさります。
斑の入り方にも特徴があり、顔や手足、尻尾などにアクセントが入る「ポイント」、おなかや手足に色が入る「ミテッド」、2つの色が混じりあう「トーティ」、2色が分かれている「バイカラー」ポイントの部分が縞模様になる「リンクスポイント」があります。

育て方

体が大きいので成猫になるまで3~4年はかかります。しっかりした体と美しい被毛を作るために、バランスの良い栄養の食事を与えるようにしましょう。
若猫時代は非常に活発です。キャットタワーを設ける場合は大きな体の動きに耐える広くゆったりした台座やハウスを備えた大きなキャットタワーを選び、しっかり固定しましょう。
毛量が豊富なので毎日のブラッシングが欠かせませんが、しっぽだけは、あまりいじると貧相になってしまうことがあるので、軽くブラシを通す程度にした方が良いでしょう。
人懐っこい性格で飼い主と一緒に過ごすのが大好きなので、抱き上げたり膝に乗せたりして、たくさん甘えさせてあげてください。スキンシップは猫のストレス軽減にもつながります。

気をつけたい病気

遺伝性疾患は比較的少ないとされていますが、肥大型心筋症はしばしば起こるようです。この病気になると、疲れやすくなったり呼吸が早くなったり苦しくなったりする症状が見られます。薬によって病気の進行を遅らせることができますので、早期発見のためにも定期健診が重要です。
膀胱炎や尿結石では、トイレが近くなり血液の混じった濃い尿をすることがありまので、尿の変化には常に気を配るようにしてください。
皮膚炎や毛球症は、定期的なブラッシングやコーミングで予防することができます。換毛期には特にこまめに行いましょう。

歴史

1960年代にアメリカ・カリフォルニア州に住むペルシャのブリーダー、アン・ベイカーが、ホワイトのペルシャとシールポイントのバーマンを交配させました。次にその生れた猫にセーブルのバーミーズを交配させてラグドールは誕生しました。
アン・ベーカーは既存の猫血統登録団体には登録せず、IRCAという新しい組織を設立し、「IRCA登録のブリーダーしかラグドールという名を使うことができない」という形で商売を始めました。 1975年一部のグループがラグドールをもっと世に広めるための独自の活動を始め、その後の登録に貢献したと言われています。また1994年には別のグループがIRCAから独立し、のちにラグドールの血統から「ラガマフィン」という猫種を作り出しました。