ケアーンテリア【Cairn Terrier】

ケアーンテリア/図鑑

原産国 イギリス (スコットランド)
体重 6~7kg
体高 28cm~31cm
グルーブ 3G

特徴

しっかりとした四肢とがっちりとした筋肉質の体を持ち、前足に体重をかけて身を乗り出すような立ち姿をしています。他のテリア種と比べ幅広な頭部をしているのが特徴的です。被毛はダブルコートで堅い巻き毛(上毛)に覆われています。顔の周りの毛が少し長くなっており、キツネのような風貌になっているのも特徴的です。

性格

前向きでとても活発、勇敢さや知性を備えています。飼い主に対しては忠実で、家族や家庭内のほかの動物には愛情深く接しますが、他人には無関心なところがあるため、無愛想な感じを受けることがあります。

毛色

毛色は、クリーム、ウィートン(小麦色)、レッド、グレー、ブリンドル(黒地に茶色がかった斑点のある毛色)などがあります。ブリンドルは、年齢とともに毛色が変化することで知られています。

育て方

活発な猟犬ですので、十分な運動で発散させてあげることが大切です。毎日30~40分程度の散歩を2回、ほかにドッグランなど広い場所で走らせてあげるのも良いでしょう。猟欲が強く、散歩中に出会った小動物を追ってしまうことがあるので、決して放し飼いにはしないでください。飼い主の言うことをしっかり聞くよう、普段から信頼関係を築いておくことも重要です。頑固で飽きやすい一面もあるので、しつけは根気よく行ってください。
被毛はダブルコートですが、換毛期以外は抜け毛が少ないので、比較的手入れをしやすいです。ブラッシングは週に1、2回程度で大丈夫ですが、換毛期はストリッピングをして古い毛を抜き取ってあげると良いでしょう。

気をつけたい病気

遺伝的に目の病気にかかりやすく、白内障、緑内障、進行性網膜萎縮症などには注意が必要です。進行すると失明の危険もありますので、物にぶつかる等の症状が現れたら、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。
慢性腎不全も遺伝的に罹患しやすいことが確認されています。初期の症状がわかりにくい病気なので、早期発見・早期治療のために定期的に検診を受けることも大切です。
また、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の多い犬種です。普段のお手入れの際に皮膚の状態をチェックするようにしましょう。

歴史

30種類以上存在するテリア種の中で最も古い犬種のひとつで、原産国であるスコットランドで、農作物を荒らすキツネなどの小動物を追いかけて狩ることにより、農作物を守る役目を担っていました。当初はスコティッシュテリアと呼ばれていましたが、当時はスコットランドのテリアたちを全てまとめてスコティッシュテリアと呼んでいたため、はっきりとした犬種として区別されてはいませんでした。その後、19世紀の終わり頃から、こうしたテリアの品種分けが始まり、ケアーンテリアは1913年に初めて独立した犬種として認められました。「ケアーン」とは、スコットランドで地域の境界線や墓標として石を積み上げた標識のことで、ケアーンの隙間に住む小動物を狩る役割をしていたため、ケアーンテリアと呼ばれるようになりました。
その後、狩猟犬としてだけでなく徐々に家庭犬として一般家庭に飼育されるようになっていきますが、他のテリアの台頭もあって、現在は以前ほどの人気はなくなってきているようです。アメリカでは、1939年に映画「オズの魔法使い」で、主人公ドロシーの愛犬トト役を担当したことがきっかけで注目されるようになりました。日本でも注目された時期もありましたが、現在は飼育数も少なく、ブリーダーの数も減少しつつあります。

ラサアプソ【Lhasa Apso】

ラサアプソ/図鑑

原産国 中国(チベット)
体重 6kg前後
体高 25cm前後
グルーブ 9G

特徴

体高より体長が長く、小柄ですががっちりとした体格をしています。まっすぐ伸びた豊かな長い被毛は美しく、気品に溢れています。

性格

陽気で活発ですが、プライドが高く独立心もあるため、言うことを聞かないこともあります。飼い主や家族には深い愛情を示しますが、見知らぬ人に対しては用心深く接します。小さい子どもとの相性もあまりよくありません。物音に敏感に反応して、よく吠える傾向があります。

毛色

毛色は、ホワイト、ブラウン、ブラック、ゴールデン、サンド、ハニー、ダーク・グリズル(灰色)、スレート(青みがかった灰色)、スモーク、パーティ・カラーなど、バリエーションが豊富です。

育て方

散歩は毎日30分程度が目安ですが、遊ぶことが大好きなので室内でたっぷりと遊んであげてください。
服従心があるのでしつけは入りやすい方ですが、頑固でプライドの高い一面もあるので、子犬の頃からしっかりとしつけをする必要があります。
聴覚が非常に優れているため、外部の音に敏感でよく吠えます。集合住宅での飼育の場合には、迎え入れる前によく検討する必要があります。
被毛は、ダブルコートの長毛で、放っておくと床についてしまうほど長く伸びてしまいます。毎日しっかりブラッシングをしてあげましょう。トリミングは1~2ヶ月に1回程度が目安です。

気をつけたい病気

重大な遺伝性疾患もなく比較的健康な犬種として知られています。短頭種なので、鼻腔狭窄、口蓋過長などにかかりやすいと言われています。また、被毛を放っておくと皮膚病や眼病にかかってしまうこともありますので、お手入れは毎日欠かさずに行ってください。

歴史

大変古い起源をもつ犬で、チベット奥地の僧院で飼育されていた聖なる犬の1つと考えられています。聖なる犬たちは、守り神として宗教施設であるラマ教の僧院から、内外の王侯貴族に贈られることで、政教の結びつきを強め、社会の安定に寄与して来ました。ラサ・アプソを贈られた中国王宮では、中国古来の犬と交配してペキニーズを作り、次にペキニーズとラサ・アプソを交配して、シーズーを作出し、これを「獅子犬」として聖なる犬としました。
1922年にチベット国境を訪れたエリック・ベイリー夫妻により、純粋なラサ・アプソがイギリスへ持ち帰られて、繁殖の基礎となりました。1930年代にはダライ・ラマからの贈り物としてアメリカへ渡り、次第に西洋諸国やアメリカでの繁殖が行われていき、1933年イギリスケンネルクラブに公認されました。
現在は愛玩犬として親しまれていますが、すぐれた聴覚を持っていることから、聴導犬としても活躍しています。
アプソとは、チベット語で「ヤギに似ている」という意味で、犬種名はそこから来たと言われていますが、アプソ・セン・カイ(よく吠える獅子犬)というチベット語がもとになったという説もあります。

ワイアーフォックステリア【Wire Fox Terrier】

ワイアーフォックステリア/図鑑

原産国 イギリス
体重 8kg前後
体高 39cm前後
グルーブ 3G

特徴

小型犬としてはやや大きめな体格で、バランスの良いスクエアな体型です。まっすぐな前足とすらりとした長い首、短い背中が特徴的です。被毛はダブルコートで、針金のような剛毛が密に生えています。滑らかな短毛のスムースフォックステリアとは、毛の違いを除いて犬種標準はほぼ同じです。

性格

典型的なテリア気質で、明るく活発でけんかっ早い面もあります。飼い主や家族に対しては愛情深く、一緒に遊ぶのも大好きです。警戒心が強いため、見知らぬ人には距離を置き、厳しく接する場合もあります。

毛色

ホワイトが主体で、ブラック、タン、ブラック&タンのマーキングが入ります。

育て方

とても活動的なので毎日十分な運動量が必要です。毎日30分程度の散歩を2回程度、ほかにドッグランで自由に走らせてあげるのも良いでしょう。
典型的なテリア気質で、気が強く負けず嫌いで頑固な面があるため、しつけのしやすい犬種ではありません。上手にほめながら根気よくトレーニングを続ける必要があります。また、けんかっ早い面もありますので、子犬の頃から他の犬と遊ばせて十分に社会性を育てることも大切です。
被毛はダブルコートで密に生えているので、週に2~3回程度ブラッシングやコーミングをしてあげてください。

気をつけたい病気

皮膚疾患の多い犬種と言われています。ブラッシングやコーミングの時に皮膚の状態をチェックしてあげてください。
肩脱臼や膝蓋骨脱臼など、関節の疾患も起きやすいと言われています。高いところから飛び降りたり、全力で走ったりした後、様子がおかしい時は早めに受診するようにしてください。
そのほかに、まぶたの内側にもまつ毛が生えてしまう二重睫毛や白内障、水晶体脱臼のような眼病にも注意が必要です。

歴史

非常に歴史の古い犬種だと言われていますが、その起源や歴史についてはよくわかっていません。18世紀頃、貴族のスポーツとしてさかんだったキツネ狩りに用いられ、フォックステリアと呼ばれるようになりました。その頃のフォックステリアの毛色はキツネ色だったらしく、キツネ狩りの猟では誤って撃たれてしまうことがありました。優れた追跡力を持つハウンドのようなテリアが求められていたこともあって、ハウンドと交配し、さらに他のテリアの血を加えて剛毛のワイアーフォックステリアが生まれました。
歴史的には、短毛のスムースフォックステリアの方が古く、1862年にはドッグショーに出展されています。ワイアーフォックステリアは、1885年にアメリカに渡って登録され、第二次世界大戦後には大人気の犬種となりました。

スコティッシュテリア【Scottish Terrier】

スコティッシュテリア/図鑑

原産国 イギリス (スコットランド)
体重 8kg~10kg
体高 25 cm~28cm
グルーブ 3G

特徴

体の大きさに対して頭が大きめで、足が短く細長い体型をしています。小型犬ですが骨太でがっしりとした体つきです。被毛はダブルコートで、硬いオーバーコートと柔らかなアンダーコートが密集して生えています。長めの眉毛と頬ひげのような飾り毛が特徴的です。

性格

典型的なテリア気質で、好奇心旺盛で活発ですが、プライドが高く負けず嫌いな一面もあります。飼い主には忠実で愛情深く、人に対しても友好的ですが、他の犬から攻撃的な態度を取られると興奮しやすく吠えかかることがあります。

毛色

毛色は、ブラックやウィートン(小麦色)、ブリンドル(基本の色に差し毛が混じっているもの)などがあります。

育て方

小型犬ですが活発で体力があるので、毎日30分~1時間程度の散歩のほかに、ドッグランで思いっきり遊ばせてあげるのも良いでしょう。ただし、けんかっ早い面があるのでドッグランでは目を離さないようにしてください。
プライドが高く頑固な一面があるので、しつける時は毅然とした態度で向き合う必要があります。信頼関係を築きながら、覚えるまで根気よく行うことが大切です。
被毛は、オーバーコートがワイヤーで絡まりやすいので、週に3回程度コーミングかブラッシングをしてください。1~2ヶ月に1回程度トリミングも必要です。特に眉毛が長く目に入りやすいため、定期的にトリミングをしないと目の疾患や涙やけを招いてしまいます。

気をつけたい病気

出血が止まらなくなるフォン・ウィルブランド病が起こりやすいと言われています。些細なことでもなかなか血が止まらなかったり、鼻血や血尿を繰り返すような時は、早めに獣医師の診察を受けてください。この病気は遺伝性疾患なので検査で確認することが出来ます。
全身性のけいれんを起こすスコッチけいれんや尿路結石症、アトピー性皮膚炎にも注意が必要です。

歴史

起源について詳しいことはよくわかっていませんが、スコットランド土着のテリアのひとつで、19世紀の末頃は主に穴熊やかわうその猟に用いられていたと考えられています。
当時は、スコットランド出身の小型のテリア種は全て“スコティッシュテリアと呼ばれていました。しかし徐々に犬種としての違いが顕著になり、まとまって表現されることに異を唱えた各犬種のオーナーたちが、どの犬種が最もスコティッシュ・テリアとしてふさわしいかを決めようと話し合いを行いました。最終的に現在の長めの眉毛とあご髭をたくわえた風貌のテリアが、スコティッシュの名を名乗ることとなりました。その後も長い年月をかけて改良が行われ、1934年に原産国イギリスのケネルクラブに登録されました。
アメリカには1883年頃輸入され、アメリカの愛好家たちの手で繁殖が行われました。戦後は、フランクリン・ルーズベルト、セオドア・ルーズベルト、アイゼンハウアー、ロナルド・レーガン、ジョージ・ブッシュなど、アメリカ大統領のペットとして有名になり、上流階級の人々からも愛される犬種として世界的にも大流行しました。
日本にも戦前に輸入されて、上流階級を中心に飼育されていたようです。

ティーカッププードル【Teacup Poodle】

ティーカッププードル/ペット図鑑

原産国 フランス
体重 1.8 kg~2kg
体高 23cm以下
グルーブ 9G

特徴

体長と体高がほぼ同じのスクエアな体型で、細い手足と小さな頭を持ち、独特のカールを持つ被毛に覆われています。身体だけでなく、顔や耳、口など、全てが小さくこじんまりとしています。
JKCが認めているプードルのサイズは、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類で、ティーカッププードルはまだ公式には認められておらず、トイプードルの一種ということになっているため標準サイズはありません。あくまでもトイプードルの小型版なので、成長したらトイプードルと同じくらいの大きさになったというケースも多くあります。

性格

プードルは全般的に、好奇心旺盛で運動能力もあります。非常に賢く、飼い主には従順で、家族に対しても愛情深く、他人や他犬にもフレンドリーです。一方で、犬はサイズが小さくなるほどデリケートで依存心が強くなる傾向があるため、トイプードルより甘えん坊と言われることがあります。

毛色

毛色はとても豊富で、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、カフェオレ、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドのほか、2色以上のパーティ―カラーがあります。毛色によって性格が異なるといわれています。

育て方

体がとても小さいので体力的に個体差があり、成長が遅い子や体が弱い子が多いと言われています。元気な個体はトイプードル同様、十分な散歩と遊びが必要ですが、虚弱体質の場合は、体質や体力に合わせて散歩の時間を短めにしたり遊び方の工夫が必要になります。
愛らしさからついつい甘やかしがちですが、わがままになったり小型犬に多く見られる警戒吠えと無駄吠えが多くなる傾向がありますので、子犬の時からしっかりとしつけることが大切です。
抜け毛は少ない方ですが、カールしている毛は絡まり毛玉ができやすいので、被毛の手入れはこまめに行ってください。ブラッシングはできるだけ毎日行うと良いでしょう。

気をつけたい病気

プードル全般において内分泌器官の病気が好発するとされていますが、ティーカッププードルは、特にクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の好発犬種です。元気がなく、多飲多尿などの症状が見られたら、獣医師に診てもらってください。免疫介在性疾患(免疫介在性溶血性貧血、免疫介在性血小板減少症など)にもかかりやすいと言われています。
また、プードルは骨折や関節炎の多い犬種としても知られていますが、ティーカッププードルなどの超小型犬は、後ろ足の膝の骨が外れてしまう膝蓋骨脱臼にも注意が必要です。

歴史

古い時代のプードルはスタンダードサイズが中心で、その発祥についてはっきりわかっていません。もともとは鳥獣猟犬に使われた犬で、さまざまなタイプがヨーロッパ各地にいたようです。ドイツを経由してフランスに入った後に、改良と小型化が進められ現在に至っていると思われます。16世紀頃から、その容姿を貴婦人たちに愛されるようになり、愛玩犬としても人気となりました。特に、フランスでは王侯貴族の寵愛を受け、のちにフランスの国犬にまでなりました。17世紀頃には、スタンダードプードルを基準に様々なバリエーションのプードルが誕生し、愛玩犬としての人気がより高まっていきましたが、ミニチュア化の経緯については、はっきりとわかっていません。
ティーカッププードルは、10数年ほど前にアメリカで作られるようになったと言われています。ティーカップに入るほど小さいことが名前の由来となっています。

タイニープードル【Tiny Poodle】

タイニープードル/ペット図鑑

原産国 フランス
体重 2kg~3kg
体高 25cm以下
グルーブ 9G

特徴

体型は、体長と体高がほぼ同じ大きさの「スクエアタイプ」と足が短めの「ドワーフタイプ」の2種類があります。細い手足と小さな頭を持ち、独特のカールを持つ被毛に覆われています。身体だけでなく、顔や耳、口など、全てが小さくこじんまりとしています。
JKCが認めているプードルのサイズは、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類で、タイニープードルはまだ公式には認められておらず、トイプードルの一種ということになっているため標準サイズはありませんが、トイプードルとティーカッププードルの中間くらいのサイズとされることが多いようです。あくまでもトイプードルの小型版なので、成長したらトイプードルと同じくらいの大きさになったというケースも多くあります。

性格

プードルは全般的に、好奇心旺盛で運動能力もあります。非常に賢く、飼い主には従順で、家族に対しても愛情深く、他人や他犬にもフレンドリーです。一方で、犬はサイズが小さくなるほどデリケートで依存心が強くなる傾向があるため、トイプードルより甘えん坊と言われることがあります。

毛色

毛色は、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、ブラウン、カフェオレ、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバー・ベージュ、レッドのほか、2色以上のパーティ―カラーがあります。毛色によって性格が異なるといわれています。

育て方

体が小さくても十分な運動量が必要です。1日20分程度の散歩のほか、室内でも工夫して遊んであげてください。
抜け毛は少ない方ですが、カールしている毛は絡まり毛玉ができやすいので、被毛の手入れはこまめに行ってください。ブラッシングはできるだけ毎日行うと良いでしょう。
体が小さいため、ちょっとした段差などで怪我をする危険性があるので、段差をなくしたり、クッションを置いたりするなど、飼育環境を整えてあげてください。

気をつけたい病気

プードル全般において内分泌器官の病気が好発するとされていますが、タイニープードルは、特にクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の好発犬種です。元気がなく、多飲多尿などの症状が見られたら、獣医師に診てもらってください。免疫介在性疾患(免疫介在性溶血性貧血、免疫介在性血小板減少症など)にもかかりやすいと言われています。
また、プードルは骨折や関節炎の多い犬種としても知られていますが、タイニープードルなどの超小型犬は、後ろ足の膝の骨が外れてしまう膝蓋骨脱臼にも注意が必要です。

歴史

古い時代のプードルはスタンダードサイズが中心で、その発祥についてはっきりわかっていません。もともとは鳥獣猟犬に使われた犬で、さまざまなタイプがヨーロッパ各地にいたようです。ドイツを経由してフランスに入った後に、改良と小型化が進められ現在に至っていると思われます。16世紀頃から、その容姿を貴婦人たちに愛されるようになり、愛玩犬としても人気となりました。特に、フランスでは王侯貴族の寵愛を受け、のちにフランスの国犬にまでなりました。17世紀頃には、スタンダードプードルを基準に様々なバリエーションのプードルが誕生し、愛玩犬としての人気がより高まっていきましたが、ミニチュア化の経緯については、はっきりとわかっていません。
タイニープードルは、トイプードルを繁殖させる際にたまたま標準サイズより小さなプードルが産まれたことがきっかけといわれています。作出されてから歴史が浅いため、まだ正しい構成比でのサイズが固定化されていないなど、安定した個体の繁殖ができていないのが現状です。
タイニーとは、「小さな」という意味があり、アメリカではタイニートイプードルと呼ばれることもあるようです。

ミニチュアプードル【Miniature Poodle】

ミニチュアプードル/ペット図鑑

原産国 フランス
体重 5kg~8kg
体高 28cm~35cm
グルーブ 9G

特徴

体長と体高がほぼ同じのスクエアな体型で、細い手足と小さな頭を持ち、とても優雅な印象です。独特のカールを持つ被毛に覆われており、慣例となっているクリップ(刈り込み)が特徴的で、その容姿は高貴で気品に溢れています。
JKCが認めているプードルのサイズは、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類ですが、サイズを除いて犬種標準は同じです。公認以外にもタイニープードルやティーカッププードルなど、トイよりも小さなサイズのプードルもいます。

性格

プードルは全般的に、非常に賢く、好奇心旺盛で運動能力の高い犬種です。飼い主には従順で、家族に対しても愛情深く、他人や他犬にもフレンドリーです。一方で、非常にデリケートな面があり、小型犬になるほど警戒心が強くなる傾向があるようです。

毛色

毛色はブラック、シルバー、ブラウン、アプリコット、ホワイト、ブルー、グレー、クリームなど様々な色があります。プードルの毛色は単色が理想とされていますが、濃淡は認められています。また、毛色によって性格に違いがあるとされています。

育て方

活発で運動能力の高い犬種です。欲求不満でいたずらしないよう、しっかり運動させてあげてください。毎日の散歩以外にも、ドックランなどで自由に走らせたり、ボール投げでレトリーブさせたりするのもおすすめです。
非常に賢く記憶力もいい犬種なので、大変しつけやすいと言われています。たくさん褒めてやる気を引き出してあげてください。
シングルコートのため抜け毛は多くありませんが、くるっとカールした被毛が絡まりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。頭や手足、胸の被毛を丸く大きく残すプードル独特のクリップ(刈り込み)はある程度長さが必要なので、伸ばす時は毛が絡まらないよう特に注意が必要です。

気をつけたい病気

プードル全般において内分泌器官の病気が好発するとされていますが、ミニチュアプードルは、特にクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の好発犬種です。元気がなく、多飲多尿などの症状が見られたら、獣医師に診てもらってください。
また、プードルは骨折や関節炎の多い犬種としても知られています。手足の細さの割に体ががっちりして体重があるため、高い所から飛び降りるなどして起きることが多いので、無理のない運動を心がけましょう。

歴史

非常に古い歴史があり、紀元前30年頃のローマ皇帝の記念碑にスタンダードプードルと思われる犬の姿が彫刻されているほどですが、起源について、はっきりしたことはわかっていません。
もともとは鳥獣猟犬に使われた犬で、さまざまなタイプがヨーロッパ各地にいたようです。ドイツを経由してフランスに入った後に、改良と小型化が進められ現在に至っていると思われます。16世紀までのプードルは、現在のスタンダードプードルくらいか、それよりも体が大きかったようです。おもに水猟犬として鴨狩の際に仕留めた獲物を水に入って回収する回収犬として大変重宝されていました。現在では装飾のためになされるクリップですが、水猟犬として活躍していた頃に、水中での動きを容易にするために心臓などのある胸の毛を残して、あとはカットしていたのが始まりと言われています。
16世紀頃から、その容姿を貴婦人たちに愛されるようになり、愛玩犬としても人気となりました。特に、フランスでは王侯貴族の寵愛を受け、のちにフランスの国犬にまでなりました。17世紀頃には、スタンダードプードルを基準に様々なバリエーションのプードルが誕生し、愛玩犬としての人気がより高まっていきましたが、ミニチュア化の経緯についてははっきりとわかっていません。近年では、トイプードルよりさらに小さいタイニープードルやティーカッププードルも登場しています。
ミニチュアプードルは、現在でも愛玩犬として世界中で愛され続けていますが、災害救助犬やセラピー・ドッグとしても活躍しています。

ミディアムプードル【Medium Poodle】

ミディアムプードル/ペット図鑑

原産国 フランス
体重 8kg~15kg
体高 35cm~45cm
グルーブ 9G

特徴

体長と体高がほぼ同じのスクエアな体型で、細い手足と小さな頭を持ち、とても優雅な印象です。独特のカールを持つ被毛に覆われており、慣例となっているクリップ(刈り込み)が特徴的で、その容姿は高貴で気品に溢れています。
JKCが認めているプードルのサイズは、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類ですが、サイズを除いて犬種標準は同じです。公認以外にもタイニープードルやティーカッププードルなど、トイよりも小さなサイズのプードルもいます。

性格

プードルは全般的に、非常に賢く、好奇心旺盛で運動能力の高い犬種です。飼い主には従順で、家族に対しても愛情深く、他人や他犬にもフレンドリーです。一方で、非常にデリケートな面があり、小型犬になるほど警戒心が強くなる傾向があるようです。

毛色

毛色はブラック、シルバー、ブラウン、アプリコット、ホワイト、ブルー、グレー、クリームなど様々な色があります。プードルの毛色は単色が理想とされていますが、濃淡は認められています。また、毛色によって性格に違いがあるとされています。

育て方

活発で運動能力の高い犬種です。欲求不満でいたずらしないよう、しっかり運動させてあげてください。毎日の散歩以外にも、ドックランなどで自由に走らせたり、ボール投げでレトリーブさせたりするのもおすすめです。
非常に賢く記憶力もいい犬種なので、大変しつけやすいと言われています。たくさん褒めてやる気を引き出してあげてください。
シングルコートのため抜け毛は多くありませんが、くるっとカールした被毛が絡まりやすいので、毎日のブラッシングは欠かせません。頭や手足、胸の被毛を丸く大きく残すプードル独特のクリップ(刈り込み)はある程度長さが必要なので、伸ばす時は毛が絡まらないよう特に注意が必要です。

気をつけたい病気

プードル全般において内分泌器官の病気が好発するとされていますが、ミディアムプードルは、特にクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の好発犬種です。元気がなく、多飲多尿などの症状が見られたら、獣医師に診てもらってください。
また、プードルは骨折や関節炎の多い犬種としても知られています。手足の細さの割に体ががっちりして体重があるため、高い所から飛び降りるなどして起きることが多いので、無理のない運動を心がけましょう。

歴史

非常に古い歴史があり、紀元前30年頃のローマ皇帝の記念碑にスタンダードプードルと思われる犬の姿が彫刻されているほどですが、起源について、はっきりしたことはわかっていません。
 もともとは鳥獣猟犬に使われた犬で、さまざまなタイプがヨーロッパ各地にいたようです。ドイツを経由してフランスに入った後に、改良と小型化が進められ現在に至っていると思われます。16世紀までのプードルは、現在のスタンダードプードルくらいか、それよりも体が大きかったようです。おもに水猟犬として鴨狩の際に仕留めた獲物を水に入って回収する回収犬として大変重宝されていました。現在では装飾のためになされるクリップですが、水猟犬として活躍していた頃に、水中での動きを容易にするために心臓などのある胸の毛を残して、あとはカットしていたのが始まりと言われています。
16世紀頃から、その容姿を貴婦人たちに愛されるようになり、愛玩犬としても人気となりました。特に、フランスでは王侯貴族の寵愛を受け、のちにフランスの国犬にまでなりました。17世紀頃には、スタンダードプードルを基準に様々なバリエーションのプードルが誕生し、愛玩犬としての人気がより高まっていきましたが、ミニチュア化の経緯についてははっきりとわかっていません。近年では、トイプードルよりさらに小さいタイニープードルやティーカッププードルも登場しています。
ミディアムプードルは、国内では数少ない珍しいサイズです。JKCの認定を受けたのが2003年と歴史が浅く、ミディアムを認めていない国もあります。

グレーハウンド【Greyhound】

グレーハウンド/図鑑

原産国 イギリス
体重 27kg~34前後
体高 68 cm~76cm
グルーブ 10G

特徴

全犬種の中で最も足が速く、時速70km以上のスピードを誇ります。四肢はとても丈夫で柔軟性があり、その歩幅は5m以上に達します。スラっとした無駄のない筋肉に優美な体の曲線が特徴的です。全身に密生している短い被毛は、美しくて滑らかです。

性格

とても優しく穏やかで、部屋の中でゆっくりくつろぐことが大好きです。愛情豊かで、飼い主に対しても従順です。動くものを追う衝動が強いので、しっかりとしたしつけが必要です。

毛色

毛色は、ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、フォーン、ファロー、ブリンドル、これらにホワイトの混じったタイプも認められていますが、他にもさまざまな毛色が存在します。

育て方

運動量がかなり必要な犬種なので1日2回1時間ずつの散歩は欠かせません。走ることが得意なので、散歩に加えて定期的にドッグランで思いっきり走らせてあげると良いでしょう。
狩猟犬の気質が働いて小動物などの動くものを追う衝動が強いので、子犬の時から、しつけをしっかりと行うことが重要です。身勝手な行動をすることがないよう、特に「マテ」の指示に従えるようにしておきましょう。
被毛は、短毛のシングルコートです。抜け毛が少ないので、時々ブラッシングをしてむだな毛を取り除くぐらいで十分ですが、寒さに弱いので、冬場の散歩時は服を着せるなどの寒さ対策が必要になります。
大型犬なので体重が重く、足も長いので、フローリングなど床が滑りやすい場合、足の関節にかかる負担が大きくなります。絨毯や緩衝マットなどを敷くなど怪我のリスクや足にかかる負担を軽減する環境を作ってあげてください。

気をつけたい病気

かかりやすい病気も少なく、基本的に健康な犬種ですが、胃捻転になりやすいので、食後はしっかり休ませるようにしてください。
骨肉腫は骨と軟骨にできる悪性腫瘍で、大型犬に発症しやすい病気の1つです。原因ははっきりと分かっていませんが、発症してからの進行が早いので、様子がおかしいときは早急に動物病院を受診しましょう。早期に発見し治療をすることで、転移などのリスクも減らせます。
水晶体脱臼は、遺伝的素因や打撲などの外傷、他の眼の疾患によって誘発されるなど、さまざまなケースがあります。水晶体脱臼も健康診断の際に、眼の検査をしてもらうなどして予防しましょう。

歴史

その歴史はとても古く、紀元前5000年の古代エジプトの墓壁に、グレーハウンドのような犬の姿が描かれています。当時のエジプトでは、上流階級の人だけがウサギ狩りなどをするために、グレーハウンドの飼育・繁殖が許されていたと言われています。
やがてエジプトからギリシャ、ローマを経てヨーロッパに渡り、イギリスにおいて標準化されました。そのため、原産国はイギリスとされています。イギリスでは、狩猟(追跡)能力が注目されて、鹿狩りなどの獣猟犬として盛んに飼育されていました。16世紀にイギリスでウサギを追うドッグレースが娯楽として始まると、レースに欠かせない存在として大活躍します。同じ頃、スペイン人の探検家の手によってアメリカ大陸に渡り、ドッグレースで活躍、その名はアメリカでも拡がっていきました。
現在では家庭犬として愛好飼育している人が多く、世界的に動物愛護の風潮が高まっているため、ドッグレースを引退したグレーハウンドたちを保護するボランティアが盛んに行なわれています。
犬名の由来は、毛色のグレー(灰色)からと言う説、グレイト(偉大)であると言う説、グリーク・ハウンド(ギリシャの犬)が転じた説など多種多様ですが、定かなものはありません。グレーハウンドは、ほかのグレーハウンド種と区別するために「イングリッシュグレーハウンド」と呼ばれることもあります。

ブリュッセルグリフォン【Brussels Griffon】

ブリュッセルグリフォン/図鑑

原産国 ベルギー
体重 3kg~5kg
体高 18cm~20cm
グルーブ 9G

特徴

体長と体高がほぼ同じ長さのスクエアな体型です。体の割に大きく丸い頭部と短いマズルが特徴的です。断耳や断尾をされていた時期がありましたが、現在は動物愛護の観点から行われなくなっています。被毛は、粗くて硬い針金のようなラフ・コートと、短くまっすぐなスムース・コートの2種類があります。

性格

陽気で明るく、温和な性格です。プライドが高く頑固な一面もあります。飼い主には忠実で愛情深く、指示を理解する頭の良さもあります。知らない人に対しては警戒心を持つことがありますが、基本的には人なつこい性格なので、きちんとしつけをすれば他の犬やペットとも仲よくできます。

毛色

基本の毛色は、ジンジャーと呼ばれる赤みのあるブラウンです。頭部の飾り毛にブラックなどが少し混じっていてもよいとされています。

育て方

小型犬なので、1日に20分程度の散歩を1~2回程度で十分です。家族と遊ぶのが大好きなので、ゲームなどで一緒に遊んであげると喜びます。また、他の犬と遊ぶことも好きなので、社会性を身につけさせるためにも積極的に遊ばせてあげると良いでしょう。
基本的には落ち着いていて友好的な性格ですが、頑固な面があるので、しつけはやさしく根気よく行ってください。
被毛はシングルコートのため抜け毛が少ないので、ブラッシングは週に2~3回程度で良いでしょう。下毛がないので冬の寒さは苦手です。寝床に毛布を敷いたり洋服を着せるなどして、寒さ対策をしてあげてください。
短頭種のため夏の暑さはつらいので、室温の調整が大切です。

気をつけたい病気

遺伝的にかかりやすい疾患は少ないと言われていますが、短頭種なので、軟口蓋過長症などの呼吸器疾患や熱中症にかかりやすいと言われています。呼吸器疾患の引き金となる肥満にならないように食事や運動の管理も大切です。また、小型犬がかかりやすい膝蓋骨脱臼など関節の疾患にも注意が必要です。

歴史

15世紀に描かれた絵画の中に記録されていますが、はっきりしたことはわかっていません。基礎になった犬は、アーフェンピンシャーやグリフォンと名が付くベルギーの土着犬ではないかと考えられています。ネズミなど食物を荒らす害獣駆除のために一般家庭で飼われ、地元ブリュッセルで大人気でした。19世紀になるとパグの血統が取り入れられ、さらにヨークシャーテリアやキャバリアキングチャールズスパニエルの血が混じり、現在の原型が整えられたと推測されています。19世紀末には、ベルギー国内のドッグショーに頻繁に登場するようになり、20世紀初頭には上流階級の家庭でも飼育されようになりました。マリー・アントワネットがペットとして飼っていたのは有名な話です。第一次世界大戦で個体数が激減したものの、戦後は順調に人気と数を回復しています。
19世紀以降、ヨークシャーテリアやパグとの交配により、さまざまな個体が登場しました。原産国ベルギーとFCI国際畜犬連盟の方針で、人気のあった長毛で茶色のブリュッセルグリフォン、長毛で黒毛のベルジアングリフォン、短毛のプチブラバンソンが別々の犬種として扱われるようになりました。日本でも2003年以降は別々の犬種として扱われています。しかし、現在でも同じ犬種の毛色・毛質違いと扱う国も少なくありません。