キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル【Cavalier King Charles Spaniel】

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 5.5kg~8kg
体高 31cm~33cm
グルーブ 9G

特徴

やや大きめの小型犬で、体高より体長が長めです。垂れ耳と大きな目が特徴的で、足と胸と尾に生えている飾り毛は絹糸のように滑らかです。身のこなしが優雅でバランスのとれた紳士的な表情を持っています。

性格

明るく陽気な性格です。大変穏やかで社交的なので、子どもや他の動物とも仲良くすることができます。家族には特に愛情深い上、無駄吠えや噛み癖なども少ないので初心者の方にも飼いやすい犬種です。

毛色

ブラック&タン、ルビー、ブレンハイム、トライカラーの4色があります。
 
ブラック&タン… 黒色をベースとして黄褐色の差し色が入っています。
ルビー…     全体が鮮やかな茶色(レッド)です。
ブレンハイム…  白色をベースに茶色の模様が入ります。
トライカラー…  白・黒・黄褐色の3色が混じっています。

育て方

小型犬としてはやや大きめで遊び好きなので、毎日30分くらいの散歩は欠かせません。室内でもなるべく一緒に遊んであげることが大切です。 被毛はダブルコートで飾り毛もあり、特に換毛期は抜け毛が多くなるので、週に3回くらいは解きほぐしてブラッシングしてあげましょう。 常に愛情を持って接していると、飼い主の考えていることを理解しようとしてくれます。

気をつけたい病気

遺伝的に多いとされているのが僧房弁閉鎖不全症です。高齢になるとどの犬でも起こりやすい疾患ですが、この犬種の場合、早い犬は生後1~2年から起こり6歳以上になると全体の6割以上がかかると言われています。早めの治療が必要なので、定期的に心臓の状態を診てもらうことが大切です。また普段から食生活にも気をつけてください。
また他の犬種より目が突出しているため、結膜炎など眼の疾患にも注意が必要です。
他に短頭種気道症候群などの呼吸器疾患や、急性膵炎などの消化器疾患、白内障、膝蓋骨脱臼なども比較的多くみられます。

歴史

16世紀ごろ鳥猟犬として活躍していた犬が祖先犬と言われています。
16世紀から19世紀の間、英国王室では小型のスパニエルである「トイ・スパニエル」がたいへん愛されていました。特にチャールズ2世は、あまりに溺愛しすぎたために公務に支障がでるといったエピソードがあるほどでした。
しかし18世紀にヨーロッパで短吻種の犬が流行し、その影響を受けてパグなどとの交配が進み、やがてスパニエル種の短吻タイプ「キング・チャールズ・スパニエル」が誕生しました。
19世紀初めに、チャールズ2世が育てていたような長吻タイプへの復活を求めて、アメリカの富豪であるロズウェル・エルドリッジ氏が巨額の懸賞金をかけました。その結果、繁殖家たちがこぞって戻し交配を進め現在の長吻タイプが誕生し、1945年にイギリスで「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」という犬種として登録されました。キャバリアとは「騎士」という意味で、イギリスでは現在でも愛玩犬として大変人気の犬種です。

ビーグル【Beagle】

ビーグル/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 7kg~12kg
体高 33cm~38cm
グルーブ 6G

特徴

体は堅く引き締まり、猟犬らしく筋肉質でがっしりとした体格をしています。鼻先まである大きな垂れ耳と、ピンと立った太い尾が特徴的です。被毛は平らで滑らかな短い毛が密集しています。優れた臭覚により獲物の匂いを追跡するセントハウンド犬の中でも一番体が小さい犬種です。

性格

明朗快活で遊ぶことが大好きです。大胆で勇敢ですが慎重さも持ち合わせています。群れで狩りをしていた習性から協調性・社会性が高く、他人や他犬とも仲よくできるので多頭飼いに向いています。また穏やかで優しい気質なので、小さい子どものいる家庭にもすぐ溶け込めます。逆にさみしがり屋なので、長時間の留守番などは苦手です。

毛色

代表色は白色、褐色、黒色のハウンドカラー(トライカラー)ですが、他にレッド&ホワイト、レモン&ホワイト(レモンカラー)もあります。尾の先は白色です。成長するにつれて被毛のカラーが変化し模様が変わることがあります。

育て方

体の大きさの割にとてもタフでスタミナがあるので、毎?朝?30分程度の散歩を?かせません。時にはドッグランなどで思い切り?らせたり、一緒にゲーム性のある遊びをしたりするのも良いでしょう。ストレス発散だけでなく、肥満の防止にもなります。
セントハウンド犬で気になるニオイを追わずにはいられない習性をもっているので、子犬の頃から制止をよく教えておくことが大切です。
垂れ耳なので通気性が悪く耳のトラブルが起きやすいので、耳の入り口付近をやさしく拭いて清潔を保つとともに、定期的に汚れなどをチェックしましょう。

気をつけたい病気

他の犬に比べ病気に強く丈夫で、発病率が低いと言われていますが、 椎間板ヘルニア、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)、白内障などの目の病気、外耳炎などはかかりやすい犬種です。日常生活の中で違和感を持ったらすぐに病院へ連れて行ってあげてください。また、食欲旺盛な犬種のため、肥満になりやすく、肥満から糖尿病になることもあるので日頃から食事のバランスに気をつけてあげてください。

歴史

起源については、はっきりしたことはわかっていませんが、その歴史は大変古く、紀元前からギリシャでウサギ狩りに使われていたハウンド犬が祖先犬ではなかといわれています。ローマ帝国の侵攻や交易などで広く欧州に渡ったビーグルの先祖犬たちはヘンリー七世の時代からエリザベス一世の時代にかけて品種改良が進みました。
14~15世紀頃、原産地のイギリスではウサギなどの小動物を狩る猟犬として重宝されていましたが、1860年代アメリカに輸入されると一気に家庭犬としての人気が高まり、ポピュラーな犬種の一つとなりました。
キャラクター・スヌーピーのモデルになったことでも知られています。

ラブラドールレトリバー【Labrador Retriever】

ラブラドールレトリーバー/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 30kg~36kg
体高 牡56~62㎝、牝54~59㎝
グルーブ 8G

特徴

がっしりと丈夫で胴は短めで幅広く、特に後躯は筋肉たくましく力強い印象です。垂れ耳垂れ尾で、どんな天候にもよく耐えられるように短毛が密集しています。欧米では中型犬とされることも多いですが、日本では大型犬とされています。 外観重視の「イングリッシュタイプ(品評会用)」と、能力重視の「アメリカンタイプ(作業用)」があり、「イングリッシュタイプ」は首や脚、胴体など、全体的に太く短くがっしりしていて、「アメリカンタイプ」は、足が長く胴長ですらっとしているのが特徴です。

性格

優しく温和で従順なので番犬には向きませんが、とても賢いのでしつけがしやすく、訓練などにも耐えてすぐに覚えることができます。攻撃的な性格ではなく人懐っこいので、家庭犬としてはとても優秀です。

毛色

ブラック、イエロー、チョコレートの3種類があります。 胸の部分に通称“メダル”と呼ばれる白い毛が入ることもありますが、これはすべての毛色に認められています。毛の色によって性格が異なるといわれていて、盲導犬として活躍することが多いイエローは落ち着いた性格で、ブラックやチョコレートは活発な性格といわれることが多いようです。

育て方

活動的で体力もあるので、散歩は最低30分~1時間、1日2回は連れて行くようにしてください。作業犬として活躍してきた犬種なので、頭を使う遊びやトレーニングなども取り入れると良いでしょう。
賢い犬ほどしつけは大切で、やんちゃな子犬期にしっかり「マッテ」や「オスワリ」などの指示やクールダウンのしつけを行うことが重要です。
毛は短毛ながらダブルコートですので、週に数回のブラッシングをしてあげましょう。

気をつけたい病気

股関節形成不全は主に遺伝的要因が強く、生後4か月頃から症状が現れます。腰を左右に振るように歩いたり足をひきずって歩くなどの症状が見られます。成犬になると前十字靭帯断裂や肩や肘の関節疾患にもかかりやすいので注意が必要です。
垂れ耳で外耳炎を起こしやすいので、こまめに耳掃除などの手入れをしてあげましょう。
特に注意したい病気は胃捻転で、胃の中でガスが拡張することにより起こり、短い時間で死に至ることもある疾患です。主な原因は、早食いや食べ過ぎ、食後の激しい運動などで、ラブラドールレトリバーの食欲旺盛で早食い、動きが活発という特徴と重なって、特に発症しやすいようです。飼い主が生活習慣に気をつけてあげることで防止することも可能です。

歴史

起源はカナダ・ニューファンドランド島原産の犬で、16世紀頃にイングランドからこの島へと移住した人々が持ち込んだ使役犬と交配されてセント・ジョンズ・レトリバーが生まれたといわれています。当時は漁師の手助けをする水中作業犬として活躍していました。1820年頃その能力の高さに目を付けたイギリス貴族が自国へ持ち帰り、繁殖と選択交配が進めて、19世紀の末頃には現在のラブラドールレトリバーの基礎が出来上がったといわれています。その後、作業能力が高く、賢く穏やかな性格からイギリスとアメリカを中心に人気が高まり、やがて世界中へと広がりました。
現在も、盲導犬や、介助補助犬、麻薬探知犬、災害救助犬などで活躍する貢献度の高い犬種ですが、家庭犬としても広く愛され続けています。

ポメラニアン【Pomeranian】

ポメラニアン/ペット図鑑

原産国 ドイツ
体重 1.3kg~3.2kg(1.8㎏~2.3㎏が理想)
体高 20cm前後
グルーブ 5G

特徴

体の各部がよく引き締まり、小さいながらも丈夫な犬種です。被毛は粗く豊富で、尻尾の飾り毛は扇のように広がっていて豪華です。可憐で知性あふれる表情を見せます。

性格

人間が好きで、特に飼い主に対して強い忠誠心があり、深い絆を構築したがります。好奇心旺盛で甘え上手です。他犬に対してもフレンドリーに接するので多頭飼育もあまり難しくありません。その一方で、繊細で気が強い一面もあり、よく吠える傾向があります。

毛色

ホワイト、ブラック、ブラウン、チョコレート、レッド、オレンジ、クリーム、オレンジ・セーブル、ビーバー(濃いベージュ)、ブルー(灰色)などの単色と、ブラック・タン(黒茶)、ウルフ・セーブル(灰に黒の差し毛)、パーティ・カラー(混色)などがあります。
近年は、マールという単色にブルーやグレーのまだら模様が混じる毛色も出てきています。

育て方

豪華な毛並みを維持するためには、こまめなブラッシングやトリミングが大切です。毛量の多さから皮膚病などに気付きにくいので定期的にチェックしましょう。
活発で運動好きなので毎日の運動は必須ですが、手足の骨格が細いので、関節に負担をかけないように散歩の量は体調をみながら加減してください。また、好奇心旺盛なので誤飲に注意してください。
賢いので、しつけも覚えやすく芸も出来ます。「吠え易い・噛み易い」犬種ですが、子犬の頃からきちんとしつけて社会化に努めれば、ある程度は抑えることができます。

気をつけたい病気

骨が弱いので膝蓋骨脱臼やレッグペルテス症(大腿骨頭壊死症)など、関節に異常が起きることが多い犬種です。治療には早期発見が大切なので、歩き方がおかしいと感じたら早めに受診するようにしましょう。
気管虚脱など、喉や気管の病気にもかかりやすい傾向があります。命にかかわることもあるので、日頃から呼吸音には注意が必要です。
他にクッシング症候群、水頭症、流涙症などにかかりやすいと言われています。日頃からよく観察したり、定期的に検診を受けたりすることで、早期発見・早期治療を心がけましょう。

歴史

祖先犬は、北方スピッツ系のサモエドと言われています。18世紀頃ドイツ東部とポーランド西部にまたがるポメラニア地方の牧羊・作業犬が、品種改良によりやや小型化され、その後イギリスに渡って愛好されました。
その後、ポメラニアンの存在を広めたのは、イギリスのヴィクトリア女王と言われています。この当時、体重は現在より大きめでしたが、ヴィクトリア女王が展覧会に出陳した、小柄なポメラニアンが優勝したことがきっかけで「女王の犬」として人気が爆発し、より小型化の方向に改良・繁殖されるようになりました。
日本では1970年代以降、家庭犬・愛玩犬として人気の犬種となりました。

フレンチブルドッグ【French Bulldog】

フレンチブルドッグ/ペット図鑑

原産国 フランス
体重 10kg前後
体高 26cm~31cm
グルーブ 9G

特徴

鼻が短い短頭種で、角形の頭部は大きく、体は筋肉質でがっちりしています。大きな立ち耳はコウモリの羽のようなので、「バット・イヤー(こうもり耳)」と呼ばれています。毛は短毛ですが、滑らかで光沢があります。他の犬種に比べて白目の割合が多く口も大きいため、表情がとても豊かです。

性格

聡明で活発、愛情深い性質で、家族と共に過ごすことが大好きです。神経質ではないので無駄吠えは少なく、集合住宅でも飼いやすい犬種です。他犬には友好的ですが、家族以外の人に対してすぐ懐くことは少ないようです。もともと闘犬系の血が入っていることもあり興奮しやすい面があります。

毛色

カラーは大きく分けてフォーン、クリーム、ブリンドル、バイドの4種類です。

フォーン…  明るい茶系で、濃淡は様々あり個性的な色合いです。
クリーム…  クリーム色の単色で、優しい色合いで人気の毛色です。
ブリンドル… 黒地のベースで、褐色系やホワイトなどの色が入ってくる毛色です。
パイド…   白地のベースに黒系や茶系の色が入りぶち模様になる毛色です。

育て方

毛は短いですが抜け毛が多いので、ブラッシングはこまめに行ってください。暑さ寒さに弱いので必ず室内で飼い、冬は服を着せるなど季節に合わせた工夫が必要です。 顔のしわは汚れがたまりやすいので、定期的に優しくふいてあげると良いでしょう。がに股の体型なので、股関節に負担がかからぬように、適度な散歩や運動を心がけてください。
穏やかで人懐っこい性質なので人間と生活がしやすいものの、ブルドッグ特有の頑固な一面も持っているので、子犬のうちに家族との信頼関係を作りながら、根気よくしつけて社会性をつけてあげてください。

気をつけたい病気

短頭種は、生まれつき鼻から喉頭にかけての気道が狭いという身体的特徴を持っているため、短頭種気道症候群には特に注意が必要です。これは軟口蓋過長症、外鼻孔狭窄、喉頭虚脱、気管低形成などが単独または複数で起こるものです。普段からいびきや呼吸音に注意し、頻繁になったら早めに病院に行って相談して下さい。
短毛のため紫外線によるトラブルや接触アレルギーなどの皮膚病や、椎間板ヘルニア、外耳炎、悪性腫瘍(がん)などの病気もかかりやすいことが知られています。早期発見のために、日頃から健康状態に注意し、病院で定期健診を受けるようにすると良いでしょう。

歴史

起源には諸説ありますが、1850年頃イギリスで飼われていたイングリッシュ・ブルドッグがフランスに渡り、パグやテリアの血を加えて誕生したという説が有力です。当初は鼠の捕殺に用いられていましたが、改良を重ねる中で温和な性格になっていき、愛玩犬として貴族の間で大変人気になりました。この頃は立ち耳と垂れ耳の2タイプがいましたが、アメリカ人のブリーダーがフランスから自国に持ち帰って交配を重ねた結果、立ち耳が犬種の標準とされるようになりました。
日本には大正時代に家庭犬として紹介され、昭和初期にかけて数多く飼育されました。その後日本での人気は衰えましたが、近年人気が復活しています。

トイプードル【Toy Poodle】

トイプードル/図鑑

原産国 フランス
体重 4㎏以下
体高 28㎝以下(26㎝が望ましい)
グルーブ 9G

特徴

体長と体高がほぼ同じで、独特のカールを持つ被毛に覆われています。抜け毛や犬独特の体臭がほどんど無いことから家庭犬(特に室内飼い)として人気の高い犬種です。
気品に富んだ優雅な容姿は、慣例となっているクリップ(刈り込み)によって一層独特の高貴さと威厳を高めています。

性格

好奇心が強く大変聡明で、運動神経も良く、プードルの中では最も賢いとも言われています。利口で従順なので、家族に対して愛情深く、他人や他犬に対しても上手に接します。

毛色

きれいな一色毛が理想で、黒、白、ブルー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバー、シルバーベージュなどがあります。毛色によって性格も違うようです。

育て方

トイプードルは優雅な外見に似合わず活発で体力があります。そのため運動不足やストレスがたまっているといたずらをしてしまうことがありますので、 毎日十分な散歩と、室内での遊びが大切です。可能であれば水泳などもさせてあげましょう。
何かして欲しい時に吠えてしまう場合は、吠え癖がつかないよう無視することが肝心です。どんなにかわいくても毅然とした態度で接してください。
毛が抜けないので手入れが楽そうですが、被毛には独特の細かいカールがあり、絡まりやすいので、すぐ毛玉ができてしまいます。ブラッシングは必須で、できれば毎日行いましょう。 寒冷期以外の季節は、短めにカットしてもらうと絡まりにくくなるため、手入れが楽になります。

気をつけたい病気

骨折の多い犬種です。手足の細さの割にボディががっちりして体重があるため、高い所から飛び降りるなどして起きることが多いようです。関節炎の起きやすい犬種でもありますので、着地の際など体重の負荷がかかることを考えて、無理のない運動を心がけましょう。
てんかんを引き起こすことが多く、突然ひっくり返って泡を吹いたり、けいれんを起こしたりしますので、いつでも相談できる主治医を探しておくことも大切です。

歴史

非常に古い歴史を持っており、紀元前30年ごろのローマ皇帝の記念碑にこの犬の姿が彫刻されているほどですが、その発祥についてはあまりはっきりしていません。
もともとは鳥獣猟犬に使われた犬で、さまざまなタイプがヨーロッパ各地にいたようです。ドイツの水猟犬がフランスに持ち込まれ、ハンターの水中回収犬として用いられているうちに、その容姿を貴婦人たちに愛されるようになり愛玩犬として人気となったようです。
現在では装飾のためになされるクリップですが、この犬が水猟犬だった頃、水中での動きを容易にするために、心臓などのある胸の毛を残してあとはカットしていたのが始まりと言われています。
近年の日本では、セラピー犬や警察犬として活躍するなど、愛玩犬にとどまらない活躍をみせています。

チワワ【Chihuahua】

チワワ/ペット図鑑

原産国 メキシコ
体重 2.7㎏以下
体高 12cm~20cm
グルーブ 9G

特徴

世界的に公認された犬の中でも最も小さな犬種です。
利口そうで愛らしい表情をしています。手足は細いものの胴体と頭蓋骨はがっちりとしています。アップルドームといわれるリンゴ型の頭と、比較的大きな立ち耳の独特な容姿が魅力です。毛の長さによって、スムース・コートとロング・コートの2タイプがあります。
初めて飼う人や多頭飼いを希望する人など、幅広い層に向いている犬種です。

性格

チワワは明るく陽気ですが、勇敢で負けん気の強い面もあります。また、保守的で警戒心が強いため、家族とそうでない人をはっきりと区別する傾向があり、初対面の人には懐きにくいことが多いです。飼い主に対しては愛情深く忠誠を尽くすので、きちんとしつけをすれば優れた家庭犬となります。

毛色

マール・カラー以外のすべての色調および組み合わせが認められています。主なものにピュアレッド、タン、ホワイト、ブラック&ホワイト、レッド&ホワイト、ブラック&タン、ブラウン&イエローなどがあります。

育て方

動きが機敏でとても活発なので、散歩は毎日30分程度、可能であれば1日2回行うと良いでしょう。室内でも多様な遊具を用意して十分に遊べるよう配慮してください。
怖がりで社会性が低いため、防衛本能が強くなりすぎると無駄吠えが多くなる場合があります。小さい頃から積極的に外に連れ出して、他犬と触れ合う機会を作りましよう。体が小さい上被毛も厚くないので、冬は衣類を着せるなど、暑さ寒さに対する管理が必要です。

気をつけたい病気

チワワには、頭部に「ペコ」と呼ばれる凹がある個体が多く出ることが知られています。
これは頭蓋骨の接合部(泉門)が不完全な状態で生まれてくることで起こります。ペコのある個体は特に頭に対する刺激や激しい振動は避けるようにしましょう。
他に起こりやすい病気は、膝蓋骨脱臼や眼病、神経疾患などが知られています。
高い運動神経を備えている犬種ですが、体が小さく華奢なので怪我や病気には特に注意が必要です。早期発見、早期治療を心がけてください。

歴史

そのルーツや歴史ははっきりしていませんが、10~11世紀頃メキシコを支配していたトルテカ族が飼っていた「テチチ」という小さな犬が祖先犬ではないかという説が有力です。
メキシコのチワワ州からアメリカに持ち込まれたことから「チワワ」と呼ばれるようになりました。19世紀半ば頃、アメリカで品種改良が進められ、世界の人々の人気の犬種へと発展を遂げました。その後1970年頃から本格的に日本に輸入されるようになり、以降都市化が進む中で、日本でも家庭で飼いやすい大きさのペットとして愛好される犬種となりました。

柴犬【Shiba Inu】

原産国 日本
体重 9㎏前後
体高 牡40㎝、牝37㎝
それぞれ上下幅は1.5㎝まで
グルーブ 5G

特徴

体高に比べ体長がやや長く、小さな立ち耳でダブルコートです。尾は背中の上に巻く「巻き尾」(左巻きと右巻き)、鎌の刃のような半円を描く「さし尾」などの形態があります。
小型ですが骨格がしっかりとして、筋肉はよく発達しています。丈夫で動作は敏捷、かわいらしさと美しさを合わせ持っています。

性格

忠実で服従心があります。
猟犬・番犬として活躍してきた犬種なので、勇敢で大胆な気質を備えています。自立心が強く自信にあふれていますが、それが頑固に見えることもあります。家族に対してもベタベタ甘えることは少なく、クールに接します。保守的で防衛心が強いので、他人や他犬には厳しい態度を見せることもあります。

毛色

赤、胡麻(黒胡麻、赤胡麻)、黒褐色などがあります。マズルの裏白(逆マスク=鼻口部から目の上または頬にかけて白斑が広がっている)はこの犬種の斑の特色です。

育て方

山岳地帯の猟犬として活躍していた犬種なので、小さくてもスタミナがあります。運動不足はストレスになるので、毎日1時間以上の散歩は必要です。可能であれば、ドッグランなどで走らせてエネルギーを発散させてあげると良いでしょう。
警戒心が強く、他者から距離を置く傾向があるので、子犬の頃から見知らぬ人、犬、物事と触れ合う機会を作って、社会性を身につけさせていくことが大切です。
しつけにおいては、毅然とした態度をとりつつ、上手にほめながらトレーニングを行うなど、絆を深めながら進めてください。ドッグトレーナーなどの専門家のアドバイスを受けるのも良いでしょう。

気をつけたい病気

病気にあまりかかりにくく丈夫な犬種と言われています。しかし病気になった時、持ち前の我慢強さから体調の悪さをあまり出さないので、病気に気づかないことがあります。普段から体調の変化に注意し、少しでも異変を感じたら早めに獣医さんの診察を受けるようにしましよう。
皮膚疾患の多い犬種で、真菌が原因であるものやアトピー性皮膚炎など、症状や原因は多様です。かゆみや発赤とともに、脱毛を起こすことがしばしばあります。普段からブラッシングは丁寧にこまめに行いながら、変化に注意しましょう。
健康で長寿が多いことも特徴で、15歳以上になる柴犬も多くいますが、痴呆の症状が出やすいと言われています。高齢になっても好奇心を刺激し、ゆっくりでも散歩に連れ出すことが予防になることも多くあるようです。

歴史

祖先は原始時代に南方から渡ってきた犬と考えられおり、四国にある縄文時代の上黒岩古墳から骨が発掘されています。縄文時代からずっと人と生活を共にしてきました。
近代以降猟犬として飼われており、長い間に各地にちらばって、信州柴、美濃柴、山陰柴など、その産地は広域にわたります。
明治から大正にかけて洋犬が流行となって交雑化が始まり、昭和のはじめには純粋な日本犬はわずかとなってしまったため、絶滅から守ろうとする動きが始まって日本犬保存会が発足されました。昭和12年に天然記念物の指定を受けています。

ミニチュア・ダックスフンド【Miniature Dachshund】

ミニチュア・ダックスフンド

原産国 ドイツ
体重 3.5㎏~4.8㎏
体高 牡23㎝~27㎝、牝21㎝~24㎝
グルーブ 4G

特徴

短肢長胴で体長は体高の2倍の長さです。筋肉がよく発達し、勇気と理知に富んだ態度や表情を見せます。垂れ耳で中くらいの長さのマズルを持つ小型犬です。被毛はスムーズ(短い)、ロング(長くて柔らかい)、ワイヤー(長くて硬毛)の3種類があります。
スタンダード・ダックスフンドを小型に改良したもので、サイズを除き、犬種標準はほぼ同じです。

性格

大胆で利口、しかも明朗で非常に活発です。やや頑固なところがありますが、賢く順応性が高いため、しつけや訓練を受け入れやすい性格です。自立心のある猟犬ですので、甘やかしすぎると、扱いにくくなります。

毛色

ミニチュア・ダックスフンドは毛色のバリエーションがとても豊富です。ポピュラーな単色と2色に加えて、模様なども合わせるとその数は相当なものになります。
単色の主な毛色
レッド、クリーム、ゴールド
2色の主な毛色
ブラック&タン、チョコレート&タン、ブラック&クリーム、チョコレート&クリーム

育て方

活発で遊びが大好きなので、1日1時間程度の散歩が必要です。短足のわりに器用なのでボール遊びなどのゲームの時間も作ると良いでしょう。
家族に対して愛情深く、子供に対しても寄り添うように接します。反面、外に対しては警戒心が強く、他人や他犬に対して神経質になることがあります。子犬の頃から社会性を育むように心がけると扱いやすくなります。また、甘やかしすぎると飼い主の指示に従わなくなるので、しつけを通してけじめのあるコミュニケーションを取ることが大切です。

被毛はダブルコートなので、特に換毛期(春から夏にかけて、秋から冬にかけての2回)はよく抜けますので定期的なブラッシングが必要です。ロングとワイヤーは週に2~3回以上が望ましいです。
スムーズの場合は、冬の寒さに弱いので、衣類を着せるなどの工夫をしてあげてください。

気をつけたい病気

胴体が長く腰や股関節などへの負担が大きいため、ヘルニアを代表とする関節疾患にかかりやすいようです。成長期には運動でしっかり筋肉をつけ、中年齢以降は発症を予防するために太らせないことが大切です。また、足が短いことから、地面と腹部が近いため、腹部を傷つけてしまったり、暑い時期は熱中症に注意が必要です。
この犬種は毛色の掛け合わせにより、てんかん、股関節形成不全、PPA(進行性網膜縮症)などの遺伝性疾患を受け継いだり、障害をもって生まれてくることもすくなくありません。

歴史

スイスのジュラ・ハウンドが祖先犬といわれ、ドイツやオーストラリアの山岳地帯にいた中型ピンシャーとの交雑によって現在のダックスフンド(スムースヘア種)の基礎犬が作られたといわれています。当時は、現在のスタンダードサイズよりやや大きかったようです。
のちにワイアーヘアのテリアが交配されたり、スパニエルが交配されたりと他犬種との交配の中で、ワイヤーヘアやロングヘアーのダックスフンドが生まれることになったとされています。
ダックスフンドとは穴熊の狩猟犬の意味で、ミニチュア・ダックスフンドは、スタンダード・ダックスフンドが入れないような小さな穴にもぐって狩猟できるようにと選択交配されたことにより生まれました。