ラブラドールレトリバー【Labrador Retriever】

ラブラドールレトリーバー/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 30kg~36kg
体高 牡56~62㎝、牝54~59㎝
グルーブ 8G

特徴

がっしりと丈夫で胴は短めで幅広く、特に後躯は筋肉たくましく力強い印象です。垂れ耳垂れ尾で、どんな天候にもよく耐えられるように短毛が密集しています。欧米では中型犬とされることも多いですが、日本では大型犬とされています。 外観重視の「イングリッシュタイプ(品評会用)」と、能力重視の「アメリカンタイプ(作業用)」があり、「イングリッシュタイプ」は首や脚、胴体など、全体的に太く短くがっしりしていて、「アメリカンタイプ」は、足が長く胴長ですらっとしているのが特徴です。

性格

優しく温和で従順なので番犬には向きませんが、とても賢いのでしつけがしやすく、訓練などにも耐えてすぐに覚えることができます。攻撃的な性格ではなく人懐っこいので、家庭犬としてはとても優秀です。

毛色

ブラック、イエロー、チョコレートの3種類があります。 胸の部分に通称“メダル”と呼ばれる白い毛が入ることもありますが、これはすべての毛色に認められています。毛の色によって性格が異なるといわれていて、盲導犬として活躍することが多いイエローは落ち着いた性格で、ブラックやチョコレートは活発な性格といわれることが多いようです。

育て方

活動的で体力もあるので、散歩は最低30分~1時間、1日2回は連れて行くようにしてください。作業犬として活躍してきた犬種なので、頭を使う遊びやトレーニングなども取り入れると良いでしょう。
賢い犬ほどしつけは大切で、やんちゃな子犬期にしっかり「マッテ」や「オスワリ」などの指示やクールダウンのしつけを行うことが重要です。
毛は短毛ながらダブルコートですので、週に数回のブラッシングをしてあげましょう。

気をつけたい病気

股関節形成不全は主に遺伝的要因が強く、生後4か月頃から症状が現れます。腰を左右に振るように歩いたり足をひきずって歩くなどの症状が見られます。成犬になると前十字靭帯断裂や肩や肘の関節疾患にもかかりやすいので注意が必要です。
垂れ耳で外耳炎を起こしやすいので、こまめに耳掃除などの手入れをしてあげましょう。
特に注意したい病気は胃捻転で、胃の中でガスが拡張することにより起こり、短い時間で死に至ることもある疾患です。主な原因は、早食いや食べ過ぎ、食後の激しい運動などで、ラブラドールレトリバーの食欲旺盛で早食い、動きが活発という特徴と重なって、特に発症しやすいようです。飼い主が生活習慣に気をつけてあげることで防止することも可能です。

歴史

起源はカナダ・ニューファンドランド島原産の犬で、16世紀頃にイングランドからこの島へと移住した人々が持ち込んだ使役犬と交配されてセント・ジョンズ・レトリバーが生まれたといわれています。当時は漁師の手助けをする水中作業犬として活躍していました。1820年頃その能力の高さに目を付けたイギリス貴族が自国へ持ち帰り、繁殖と選択交配が進めて、19世紀の末頃には現在のラブラドールレトリバーの基礎が出来上がったといわれています。その後、作業能力が高く、賢く穏やかな性格からイギリスとアメリカを中心に人気が高まり、やがて世界中へと広がりました。
現在も、盲導犬や、介助補助犬、麻薬探知犬、災害救助犬などで活躍する貢献度の高い犬種ですが、家庭犬としても広く愛され続けています。