イングリッシュコッカースパニエル

イングリッシュコッカースパニエル【English Cocker Spaniel】

イングリッシュコッカースパニエル/ペット図鑑

原産国 イギリス
体重 12.5kg~14.5kg
体高 牡39㎝~41cm、牝38㎝~39cm
グルーブ 8G

特徴

がっしりとした骨太の体格で、猟犬らしく実猟性に富んだ体型をしており、スピードと持久力に富んでいます。理知的な表情を持ち優雅なたたずまいをしています。被毛は絹のように滑らかな長毛で、体に張り付くように生えていて、素朴で美しい印象です。

性格

いつもしっぽを振っているような明るく陽気で優しい性格です。鳥猟犬として高い運動機能を備えているので遊ぶのが大好きですが、闘争的ではありません。飼い主には従順で家族にも愛情深く接しますが、感覚が鋭く繊細な面もあります。

毛色

毛色は、ブラック、タン、レッド、オレンジ、レモンなどがあり、カラー・バラエティーは豊富です。は、2色が混じったグラデーションのような独特の模様が入る「ローン」は、イングリッシュコッカースパニエルの特徴の1つです。

育て方

活発で非常に多くの運動が必要な犬種なので、少なくとも毎日1時間以上の散歩が必須です。他の犬と遊ぶことも好きなので、ドッグランなどに連れて行って思いきり運動をさせるのも良いでしょう。猟犬としての性質をあえて残されている犬種なため、猫やカラスを追いかけることがあるので、愛犬から目を離さないようしてください。
大人しくて賢く従順なので、しつけは入りやすい方です。
被毛はダブルコートで、特に換毛期にはよく抜けるので、できれば毎日ブラッシングをしてあげましょう。

気をつけたい病気

遺伝性疾患が非常に多い犬種です。特に白内障や緑内障、 チェリーアイ(第三眼瞼腺脱出)、進行性網膜萎縮症などの眼病が多く発症すると言われています。また、単色の個体には、レイジシンドロームとも呼ばれる先天性激怒症候群が起きやすい傾向があるとされています。先天性激怒症候群は、突然噛みつくなど攻撃的な行動を見せる病気で、原因は解明されていません。根本的な治療法もありませんが、投薬によって攻撃的な行動を抑えられることがあるため、急に愛犬が噛み付いたり物を壊すなどの攻撃性が見られたら、動物病院を受診してください。

歴史

祖先は、イングランド土着の犬種で、陸地での猟に使われていたランドスパニエルだといわれています。鳥獣犬として、ひそんでいる山鳥を飛び立たせ撃ち落とされた鳥を回収する仕事をしていました。当時、イングリッシュコッカースパニエルとランドスパニエルは同じ犬種として扱われていましたが、1892年、小型サイズの個体はイングリッシュコッカースパニエルとして区別され、一つの犬種として確立されました。
その後、アメリカに渡り、猟犬らしさをそぎ落として愛玩犬として求められる特徴をもつように改良を重ねられましたが、これにイギリスの愛好家たちが異を唱えました。結局、アメリカで改良された個体はアメリカンコッカ―スパニエルとして区分されることになりました。現在でもアメリカ以外の国では、コッカースパニエルと言えばイングリッシュコッカースパニエルを指します。
日本においては、イングリッシュコッカ―スパニエルは「インギ―」、アメリカンコッカ―スパニエルは「アメコカ」と呼ばれています。