【店長コラム】未来起こりうる状況を断言することの危険性

こんにちは、

日本ペットシッターサービス神戸西店amoです。

いつもありがとうございます。

 

命を預かるお仕事をしていると、時として未来の約束を求められることがあります。

 

「うちの子、病院で暴れますか?」

「シッターさんがいれば、絶対に落ち着かせられますか?」

 

「はい!◯ちゃんは普段優しいので◯です!」

「いいえ!普段こうだから病院でも◯です!」

等と、お答えをお渡しすることが、心苦しくも、難しいです。

 

お恥ずかしながら…わかりません😭

 

なぜプロなのにわからないのか!ポンコツや!もしくは意地悪だ!そう感じられるかもしれませんが、当店としての「誠実さ」の形です。

 

1. 予言を求めるのは「悪魔の証明」

獣医師の先生であっても、診察室でそのペットさんが来られるまでは「今日、どう動くか」を100%予測することはできません。ましてや、通院に同行したこともない、今までの受診のご様子の情報も知らないシッターが、極限状態でのペットさんの行動を予言するのは不可能です。

 

「事故は起きないか」「暴れないか」

これらは、起きていない未来を「絶対にない」と証明しようとする、いわば「悪魔の証明」です。

 

2. 「事前の健康管理」が基本となります

介護施設への入居に診断書が必要なように。

ペットホテルにワクチン接種証明が必要なように。

私たちのサービスも、「普段の健康管理と、その正確な報告」がなければ成り立ちません。

当店の申込書の裏にあるシッター確認条項には、「ご利用前の健康診断の推奨」と「その結果の共有」について明記されています。

これは免責事項であると同時に、シッターがそのペットさんの「今」を正しく把握し、安全にお世話をするための最低限の条件です。

「どんな猫ちゃんでも、どんな状態でも、全部お任せで大丈夫です。未来も病院でどうなるかもわかります、見えてくるのです」

答えがあると、心が癒されます。

私も、できる限りのことをさせていただきたい。

本当に、私も、全ての不安を取り除けるように、全てに答えを示せる事が出来ればと、本当に思うのですが、心苦しいですが口が裂けても言えません。

 

3. パートナーシップで守る命

「◯はわからない」「◯はできない」と言うのは、プロとして敗北を認めることではなく、命の重さを知っているからこその回答です。

プロができるのは、飼い主様が把握されている「普段の健康状態」という土台の上に、プロの技術を積み上げることだけです。

「わからない」という不確実な未来に対して、

 事前の健康診断で「今の状態」を把握する

 その情報をシッターと共有し、備える

このご家族との共同作業こそが、皆様の愛する家族を守る、一番確実で誠実な道だと信じています。

 

4.最後に

​『今まで飼ったことがなくてわからないから、プロが全部やって当たり前』。

もしそう思われるなら、それは大きな間違いです。

​私たちプロは、飼い主様に代わって『命の責任』を肩代わりすることはできません。

​むしろ、『わからない』と仰る飼い主様こそ、プロが提示するリスクやルールに真摯に耳を傾けていただく必要があります。なぜなら、最後にその子を守れるのは、契約書にサインをした飼い主様ご自身だけだからです。

今後とも切磋琢磨してまいりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします🙇

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