犬の介護に「正解」はある?

~3匹のトイプードルと過ごした“その子らしさ”の時間~

 

こんにちは。
山形市を拠点にペットシッターをしている「もふもふの国」代表の大場智子(おおばともこ)です。

本日は、私が一緒に暮らしてきた3匹の愛犬たち──ピーちゃん(父)、マリーちゃん(娘)、チョコちゃん(母)──の「介護」についてお話しします。

それぞれ全く違う「老い方」を見せてくれた3匹。
共に過ごした時間の中で感じたのは、「その子らしさ」に寄り添うことの大切さでした。


🐶 ピーちゃん|抱っこが一番、静かに暮らした父

ピーちゃんは、15歳で旅立ちました。
とても静かで甘えん坊。散歩も他の犬との交流も得意ではなく、「自分のペース」を大切にする子でした。

介護が始まってからも、その性格は変わりません。
自分で立とうとせず、無理もしない。でも、誰よりも「抱っこされること」が大好きでした。

最期まで無理に立たせたりせず、私の腕の中で過ごす時間を何より大事にしていました。
ただそばにいる──それが、ピーちゃんにとっての最良のケアだったのです。


🐾 マリーちゃん|病と闘いながら、寄り添われた娘

マリーちゃんは、10歳で旅立ちました。
病気と闘いながらも、穏やかに、そして優しい表情で日々を過ごしていました。

印象的だったのは、当時14歳のQちゃん(おじいちゃん犬)が、ずっと彼女に寄り添っていたこと。
同じ部屋で、まるで見守る兄のようにぴったりと添い寝していたのです。

マリーちゃんにとっての介護は、特別な処置ではなく、「誰かがそばにいてくれること」
その存在そのものが、最大の癒しだったのかもしれません。

*ピンクの毛布にくるまっているマリーちゃんと添い寝するQちゃんです。

 

🐾 チョコちゃん|よたよたでも、自分で歩きたい母

現在17歳のチョコちゃん。ピーちゃんの妻であり、マリーちゃんの母でもあります。

足元がふらつきながらも、「私、まだいける!」とでも言うように、毎日しっかりと立ち上がり、歩こうとします。
ピーちゃんとは対照的に、自分で動こうとする意志がとても強いのです。

だからこそ、私たち家族は、チョコちゃんが自分で動ける環境を整えるようにしています。
「支える」けれど「奪わない」──それが今のチョコちゃんにとってのケアの形です。

 

🧸 犬の介護に大切なのは、“その子らしさ”

・歩かせたほうがいい?
・無理に食べさせるべき?
・病院通いが必要?
・おうちで見守るのが良い?

──そんな問いの答えは、きっと一つではありません。

でも、「その子と一緒に探していく時間」こそが、正しい介護だったのだと、私は信じています。
飼い主の選択に迷いがあるときも、その“迷いごと寄り添う”ことが、家族のカタチなのだと思います。


🌸 最後に|「老い」に寄り添うペットシッターとして

「もふもふの国」では、ペットシッターとしてのケアに加えて、
飼い主さまの不安や心配にも寄り添える存在でありたいと考えています。

犬も猫も、年齢を重ねるほどに、それぞれの“その子らしさ”が浮かび上がってきます。
そんな大切な時間を、飼い主さまが“家族として寄り添えるように”──

私たちは、そんなお手伝いができる存在でありたいと思っています。


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🐾 あなたと、あなたの大切な家族に、もふっとあたたかい時間が流れますように。