犬の散歩だけは、誰にも相談できなかった。
左足が動かなくなったとき、
一番困ったのは犬の散歩でした。
父の介護には、ケアマネがいた。
自分の足の治療には、医師がいた。
母が骨折したときは、病院があった。
でも、犬の散歩だけは
誰にも相談できなかった。
相談しても、どうにもならないことがわかっていたから。
私以外の同居家族は全員動けない。
別世帯の兄弟は、犬に慣れていない。
そして、私も左足が完全麻痺。
一人暮らしじゃないのに、
誰かがサポートできる環境じゃない。
───
散歩に行けない日、
「お散歩の時間じゃないの?」と
首をかしげる愛犬を見ながら
「ごめんね」とつぶやくことしかできなかった。
その罪悪感は、
介護の疲れとも、
足の痛みとも、
全然違う種類のつらさでした。
そして、
それがどうしようもないっていうことがわかっていたから、
犬には我慢してもらうしかないって思っていた。
犬も、「わかっているよ、今日も動かないんだね」というような顔をしていた。
───
その数年後、
私は山形でその部分をサポートすることが必要だ、と感じ、
今、この仕事をしています。
「ペットがいるから、
旅行に行けない」
「ペットがいるから、
入院できない」
「ペットがいるから、
施設に入れない」
そういう言葉を聞くたびに、
あの日の自分を思い出します。
───

もふもふの国は、
そういう「誰にも相談できなかった」を
受け取る場所でありたいと思っています。
困ったとき、
ひとりで抱えないでください。
まず、話を聞かせてください。
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もふもふの国
山形市/訪問型ペットケアサービス
大塲智子
📞 080-6037-3370

