足が麻痺して散歩に行けなかった日

こんにちは、
日本ペットシッターサービス山形店「もふもふの国」代表 大塲智子です。
今日は、私がなぜ「もふもふの国」を始めたか、について
お話しようと思います。


2020年12月、私は、左足が麻痺しました。
家のなかですら、左足を引きずって、杖にしがみついて移動する。
当然、犬の散歩には行けません。

 

いつもの時間になると犬たちが「散歩に行こうよ!」と目を輝かせてやってきます。
私は、「ごめんね、今日はお散歩お休み」と謝るしかありませんでした。

 

犬がいることで幸せを感じ、人生が豊かになる。
でも、その犬に「ごめんね」と謝らなければならない――
このストレスは、想像以上に重くのしかかりました。

 

当時、私は父の介護も背負っていました。
父の介護には、お手伝いしてくれるケアマネさんやヘルパーさんがいました。
でも、犬のお散歩をお手伝いしてくれる人は、いなかったのです。

――なぜだろう?

そのときの私は、ペットシッターという言葉すら知りませんでした。
だからこそ「もしこのサービスがあれば、どれほど救われただろう」と思ったのです。

 

私は、このペットを飼うことで生まれるストレスをなくし、
人もペットも、より快適に、より幸せになる暮らしを目指す、と決めました。

 

この経験が、私を「ペットシッター」という仕事へ導きました。
そうして始めたのが「もふもふの国」です。


🔔 次回予告
第2話では、「犬の散歩が人と犬のQOL(生活の質)をどう支えているのか」についてお話しします。