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犬のこと

犬は色を識別できるの?犬の色の世界を覗いてみよう!

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ペットショップに行くとポップなカラーのおもちゃがずらーっと並んでいます。見ているだけでも楽しくなりますし、愛犬と遊ぶのを想像するだけでワクワクしてきます。
 
さあ、どの色にしようかな?この子は何色が好きなのかな?そういえば、犬はモノトーンでしか見えないんだったかな?じゃ、飼い主の好きな色にしちゃっていいかな?いろんな考えが頭をグルグルと駆け巡ります。
 
最近の研究で分かった犬の色の世界を覗いてみましょう。

犬の目のメカニズム

人間の網膜には色を感じる細胞である錐状体(すいじょうたい)があるので様々な色を識別することができますが、犬にはその錐状体がほとんどないので色の識別能力には限りがあります。犬は色の識別できなくても、見えていないわけではありませんし、人間のようにカラーでテンションが変わったり、色を楽しんだりすることもありません。
 
犬が色をどのように認識しているかは、まだまだ研究中です。犬が話せるようになって教えてくれるといいですね。
 

犬には色がどう見える?

犬は色盲と考えられていましたが、全く色を識別できないわけではないと最近の研究では分かってきました。緑・黄色・オレンジはくすんだ黄色に見え、紫・青は青っぽい色として識別され、赤色はグレーに見えるという研究結果です。人間が赤と緑のきれいな景色に見えたとしても、犬にとっては赤も緑もほぼ同じくすんだ黄色に見えているということです。
 
ですから犬の色の世界はモノトーンではなく、黄色、青、グレーの色でなっているということが分かりますね。
 

人間より優れた犬の目の特徴

暗闇
犬には人間は持たないタぺタム層というわずかな光を反射して視神経に伝える細胞を持っています。この層があるおかげでわずかな光があれば暗闇の中でも対象物を見ることができるのです。
 
紫外線
2014年の研究によると犬は人間には見えない紫外線を見ることができるのではないかという可能性が示されました。犬がどのように脳内で紫外線を色として処理しているのかはまだ不明です。
 

おススメの色は青と黄色

犬は赤と緑を見分けるのが苦手です。それで、外でボール投げをする時に、赤や緑のボールなら芝生の色と見分けられないことがあります。目の前にあるのに、探し回っているワンちゃんを見かけたことはありませんか?この研究結果からするとボール遊びのベストカラーは青と黄色です。犬にとってくっきり見える色を選んであげるなら、楽しく遊べますよね。また、ボールに匂いを付けておくのもいいかもしれませんよ。
 
よく観察してみるとお気に入りのおもちゃって同じ色かもしれませんね。でも、愛犬のお気に入りのおもちゃは色だけでなく、素材や形にもよりますからお気に入りの傾向が分かるといいですね。
 

結びに

犬の色の世界はいかがでしたか?人間とはずいぶんと異なることが分かりましたね。
私の飼っている犬は黒だったので赤いものがよく似合うと思っていましたが、単に飼い主の好みだけだったという悲しい事実も分かりました。犬には色が分かりにくいので着色料たっぷりのドッグフードもおいしそうに見えるのは人間だけだという悲しい現実も分かってしまいましたね。この情報を活用してワンちゃんと楽しい時をいっぱい過ごしてくださいね。
 
 

犬に服を着せる派、着せない派。それぞれの言い分とは!

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犬が服を着てお散歩している光景を見かけることも少なくありません。
 
ある人は、「犬はすでに立派な毛皮を着ているのに服なんて着せなくていいのに、不自然だ、虐待だ、飼い主のエゴだ」と内心思っています。ある人は、「犬には服が必要だ、守ってあげなければかわいそう。」と自信を持って着せています。
 
犬に服を着せることについてはいろんな意見が飛び交っています。
犬に服を着せることのメリットとデメリットについてご一緒に考えてまいりましょう。

服を着せるメリット

寒さ・暑さ対策
ヘアレスドッグや暑い国原産の犬、老犬などは寒さに弱いので服を着せてあげることで体温調節を助けることができます。また、最近では室内犬が多く、夏毛と冬毛の生え変わりのサイクルが乱れて暑さや寒さに弱くなっているため体温を服で調節してやらなければいけない場合もあります。
 
ヘアレスドッグは紫外線にも弱いので、暑い時の散歩時も保護するために服を着せてやることができます。UVタイプの服や服を水で濡らして着るヒンヤリタイプの服もあるようです。
 
病気の治療・予防
アレルギーやアトピーなどの皮膚の病気を抱えている犬が患部を舐めないようにするために服を着せることがあります。また、手術の後にもバイ菌が入らないよう保護するために服を着せることができるかもしれません。
 
草むらの大好きなワンちゃんには虫やダニやノミがくっつくことの対策として服を着せることができるかもしれません。最近では防虫効果のある服もあるそうですよ。
 
世話の手間の軽減と周りの人へのエチケット
雨の日や雨上がりの散歩でレインコートを着て出かけると、帰って来てからのお手入れの手間が断然に違います。
 
最近では犬の入店可能のお店も増えてきつつあります。公共の場所では抜け毛が舞い散らないように犬に服を着せることがルールになっている所もあります。周りの人への配慮も忘れたくないですね。盲導犬や介助犬が服を着ているのはマナーとしてだったんですね。
 

服を着せるデメリット

ストレス
犬は本来自前の立派な毛皮を持っており、その状態が自然なので、服を着せられるとストレスを感じる犬も少なくありません。服を着せた時に、脱がせてほしそうに暴れる、逆に苦しくて固まってしまうなどの様子が見られたら嫌がっているサインです。
 
毛玉になりやすい
服を着せる時や服を着て動いているとその摩擦で犬の嫌いな静電気が生じたり、毛玉ができたりしやすくなります。そうなると、ブラッシングやシャンプーの手間が増えてしまいます。
 
服を選ぶ際には静電気が起きにくい天然素材のものにすることができるでしょう。
レースやビーズなど装飾の多い服は、装飾も小さく、取れて誤飲してしまうと危険です。
 

服を着せたいけど…

犬に服を着せるのには理由があることが分かりました。服を着せたいのに犬が嫌がる場合は、袖のない服から慣らせてみる、服を着るとおやつをもらえる、散歩に行けるなど犬にとってうれしいことと結びつくなら少しずつ服を着ることに慣れてくるかもしれません。決して無理矢理着せて嫌がらせることがないようにしてくださいね。
 

犬が撫でられて気持ちいいツボとは!

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人間もそうですが、痒い時や肩コリの時「あ~ソコソコソコ!」というツボがありますが、犬にも撫でられて気持ちいいツボがあるようです。
 
犬が撫でられてマッタリ気持ちよさそうな顔をしていると、犬だけでなく飼い主まで癒されますね。
 
愛犬との愛情や絆を深めるスキンシップの極意のご紹介です。

撫でられて気持ちいいツボ

あごの下
あごの下には緊張を和らげるツボがあるので、ここを撫でられると気持ちいいようですね。誰もが知っているポイントでしょう。あごの下は自分で届かない場所なので「もっと撫でて~」と訴えてきますね。
 
顔の周りは犬にとってのウィークポイントなので、初対面の犬、警戒している犬に触れる場合には注意してください。
 
耳の後ろ
犬の耳はたくさんの情報を収集するためにいろんな方向に動いているので、コリや疲れがたまりやすいようです。
 
耳の後ろは自分の後ろ足でも届きますが、飼い主に撫でてもらうと自分でやるより気持ちがいいと言わんばかりにおねだりしてきますね。
 
耳の付け根と目じりのあたり
人間でいえば「こめかみ」に当たる部分です。まぶたや目の周りの筋肉をよく使うためにコリやすいようです。コリコリと指で優しくマッサージしてやると喜びますよ。
 
眉間
リラックスしている時に眉間を撫でると、だんだんウトウトしてきてノックアウト状態になりますね。
 
お腹
犬にとってお腹は急所なので、心を許し信頼している相手にしかお腹を見せることはありません。おなかを見せるという行為は甘えたいというサインなので、そんな時には優しくナデナデしてやってください。
 
しっぽの付け根
犬はしっぽで気持ちを表現するので、よく動くしっぽの周りは疲れがたまりやすいようです。犬は自分では届かない場所なので、しっぽの付け根をモミモミしてやるとコリが解けて気持ちいいようです。
 
犬の腰には百会(ひゃくえ)という万病に効くツボがあるので、腰からしっぽに向かって手のひら全体を使って大きくゆっくり撫でてやるのも効果的です。
 

撫でられてうれしい理由

犬は愛玩動物と言われますが、人間に触れられるのが大好きです。リラックスした時、甘えたい時に「撫でて~」とくっついてきますね。犬は社会性の高い動物で「触れる」ことでコミュニケーションを取ろうとしています。
 
自分の手足が届かないところを撫でられると気持ちがいいようです。人間と同じですね。
 
スキンシップの習慣があるとケガやしこりなど身体の異変にも気が付きやすいので病気やケガの早期発見にもつながります。
 

撫でられたくないトコロ

口のまわり
犬にとって口は食べたり、飲んだり、吠えたりする生き抜くために欠かせない重要な部位なので、安易に触られることを嫌います。しかし、歯磨きや爪切りなど犬の健康管理のために口周りも嫌がらずに触らせてくれるように訓練することは大切です。
 
しっぽの先
しっぽの末端には神経が集中していて敏感なので、犬は本来触られると嫌がります。ブラッシングなどの手入れでしっぽに触れなければいけないことがありますから、しっぽを触ることに関しても慣れるようにしておくといいですね。
 

撫で方のポイント

大きな部位を撫でる時には、手のひら全体を使ってゆっくり撫でてやります。急に触らない、頭ではないところから撫で始めることでも犬は安心します。
 
飼い主であるあなたがリラックスしていることも大切です。飼い主がイライラしていたり、忙しくて気休め程度のナデナデしかしてやらなかったりすると犬は敏感に感じ取ります。お互いにとってリラックスできるほっこりタイムになりますように。
 

散歩中に突然むしゃむしゃ!?犬が草を食べる理由って?

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散歩の途中に愛犬が突然道端の草を食べ始めた!そんな経験がある人も少なくないはず。
 
犬は本来雑食ですが草を食べる習慣はなく、お腹が空いたから食べる…というわけではありません。
 
それではなぜ道端の草を食べるのでしょうか?
 
その理由と、気を付けるべきポイントについても触れてみたいと思います。

犬が草を食べる理由

道端に生えているもので、犬が主に食べるのはイネ科の植物。これには利尿作用や代謝を上げる効果があるとされています。
 
◆胃腸の調子が悪いとき
◆誤飲したものを吐きたいとき
◆葉酸不足を補うため
◆ストレスがたまっているため
 
これらが主な理由だといわれています。どれも犬にとってあまり良いものではないことが分かりますね。
なかでも胃がムカムカ・胸やけしているときに食べる犬が多く、草で胃を刺激することを目的にしていると考えられています。人間でいう「胃薬」のような感覚で草を食べているのですね。
また、ストレスが原因で草を食べているケースは要注意。飼い主の声も聞こえなくなるほど一心不乱に草を食べるような素振りをみせる時はストレスが原因となっていることが多いです。
草を食べた後の嘔吐が習慣化すると栄養不足や脱水症状も懸念されます。犬は思っている以上にデリケート。日常生活の中でストレスの原因になっているものがないか注意深く観察しましょう。
 

食べちゃいけない草もある

草なら何でも食べて良いわけではありません。なかには犬にとって毒となる成分を含む草もあるので注意が必要です。
 
◆あさがおの種子
◆あじさいの葉・つぼみ
◆マリーゴールド
◆アロエ
◆スイセン
◆ツツジ科全般
◆ユリ科全般
 
犬にも防衛本能があるので食べることは少ないですが、これらの植物には毒性があるので気を付けてください。一度口にしてしまうと特効薬となるものがなく、排泄されるのを待つ以外に方法はありません。
また、それ以上に注意が必要なのが除草剤や殺虫剤。人間にとっても猛毒となりうるこれらは、犬の体内に入ると最悪死に至ることもあります。除草剤を撒いたあとの公園などには貼り紙や看板などで注意書きがされていることが多いので、飼い主がよく注意して見る必要があります。
 

健康な犬はほとんど草を食べない

心身ともに健康な犬はほとんど草を食べることをしません。散歩の途中で草を食べ始めたら何らかの不調を疑うことが大切。その原因を早期につきとめるように心がけましょう。毒性のあるものや除草剤・殺虫剤が付着した草以外は無理に食べさせるのを止める必要はありませんが、それが毎日のように続くなら動物病院の受診も視野に入れてください。
また、ペットショップなどでは食べても安全な犬用の草を販売しています。試しに購入して、ワンちゃんに与えてみるのも一つの手段。こうした些細なシグナルを見逃さないことが、ペットの長生きにも繋がるのです。
 

犬だって寒いんです!冬に気を付けたいこと

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犬は寒いのが大好き!だって昔から「雪やコンコン~犬は喜び庭駆け回り~」って歌ってるし、上等の毛皮をまとってるし、犬は寒いのなんてへっちゃらだって思っている人って結構いますよね。
 
「うちの子はこたつが大好きで、寒がりなんですけど」と言う飼い主の皆さんは多いですよね。
 
本当のところ犬は寒がりなんでしょうか。

本当に寒がりなの?

生物学的には犬は人間よりも寒さに強いと言われています。犬の体温は小型犬でも38.6~39.2度、大型犬では37.5~38.6度と人間よりも高いことから寒さに耐性があるといえます。
一般に5度を下回ると寒がってプルプルと震え始めるようです。
 
室内犬は外の冷たい空気にさらされることが少ないために体温調節がうまく機能できなくなり、寒さに弱くなってきているという事実もあります。室内犬は冷暖房完備の部屋で年中過ごしているので寒さだけでなく暑さにも弱くなっているようです。
 
柴犬などの日本犬は比較的寒さに強いと言われています。日本犬は中型以上なので外で飼われていることがほとんどですよね。童謡「雪」に出てくる犬は間違いなく日本の犬でしょう。
 

寒がりな犬

小型犬
5㎏に満たない小型犬は非常に寒がりです。なぜなら身体の表面積に対して容量が小さいために体温の維持が難しいからです。例えば、チワワ、ヨークシャーテリア、パグ、ミニチュアピンシャー、ミニチュアダックスフンドなど。
スムースコート・南国原産犬
被毛がないので寒がりです。スムースコートの犬は大型でも寒がりです。例えば、、スムースチワワ、ミニチュアピンシャー、ミニチュアダックスフンド(スムース)、イタリアングレーハウンド、ドーベルマン、フレンチブルドッグ、パグ、マルチーズ、ボクサーなど。
子犬やシニア犬、病気の犬
人間と同じですね。子犬は体温調節機能が未発達ですし、シニア犬や病気の犬は体温調節機能が弱って調節しにくくなっているからです。体温を上げるためには多くのエネルギーを使うので、体力のないこれらの犬にとって体温が下がることは致命的です。
 

犬が寒いと感じる時に出すサイン

吠える
外で飼育されている犬に多く見られる行動です。深夜から早朝にかけての一番冷え込む時間に「家の中に入れてよ~」と要求吠えするケースがあります。近所迷惑にもなるので冬の夜はせめて玄関に入れてやりましょう。
温かい場所に移動
室内犬であれば、毛布やカーペット、陽の当たる場所を求めて移動します。室外犬の場合も同様に風の当たらない場所、陽の当たる場所で体温を維持しようとしています。
震える
犬も寒さで小刻みに震えることがあります。寒さが理由の震えであれば温かくすれば震えは治まるでしょう。緊張、恐怖、病気などで震えている場合もあるので愛犬の様子を注意深く観察してやってください。
水をあまり飲まなくなる
寒いと水分の摂取量が減り、膀胱炎や尿結石などの泌尿器系疾患のリスクが高まります。フードをお湯でふやかす、ウェットフードに切り替えるなどの工夫が必要かもしれません。
 

犬の寒さ対策

ケージの置き場
壁や床から寒さが伝わらないように壁とケージの間に段ボールを挟む、ケージの中に毛布やフリース素材のものを入れてやるだけで防寒対策になります。
最近では犬の服にもウインドブレーカー、ダウンウェア、セーター、フリースなど寒さに耐えられる素材のものが数多くあります。

混合ワクチンは毎年受けるべき?

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「明けましておめでとうございます。マリーちゃんはお元気ですか?」我が家の愛犬マリーに届く唯一の年賀状です。動物病院からです。毎年きちんと届きます。
 
でも…
 
本当のご機嫌うかがいのハガキではなく「混合ワクチンを受けましょう」という催促のハガキです。
 
皆さんのお宅にも届きますか?

狂犬病は義務!混合ワクチンは任意!

日本では「狂犬病のワクチン接種」が法律で義務付けられています。日本では1957年以降狂犬病の発症記録はありませんが、致死率100%の恐ろしい病気で海外では未だに猛威を振るっています。狂犬病0の国であり続けるために狂犬病の予防接種は必ず受けましょう。
 
混合ワクチンについては任意です。一般的には5~8種混合ワクチンがよく使われていますが、あなたの愛犬には何種必要なのでしょうか?毎年受ける必要があるのでしょうか?
 

混合ワクチンの選び方

ワクチンを接種の目的は「愛犬を感染症から守ること」です。適切なワクチン接種により十分な免疫が備わるなら病気や感染に抵抗できますが、過剰接種によって免疫系に混乱が生じ病気になることがあります。犬の身体に負担がかかるので、種類が多ければいいというわけではないことを覚えておいてください。
 
愛犬に合ったワクチンを選ぶポイントは、犬種、年齢、体力、室内犬か室外犬か、外出の頻度、ドッグラン・トリミング・ペットホテルの使用など他の犬との接触頻度、アレルギーの有無、病気発症率の高い街かどうかなどです。これらを十分に考慮し、獣医師に相談すると良いでしょう。
 

接種のガイドライン

生後二か月、生後三か月、その一年後、それ以降は3年に一度の接種が望ましいとされています。シニア犬(10歳以上)は抗体を生み出す機能が低下し身体に負担がかかるのでワクチン接種は控えたほうがいいでしょう。
 
抗体検査をして抗体がなくなっているようであれば必要なものだけを追加接種することが望ましいでしょう。
 

混合ワクチンの主な種類

●犬ジステンバー
高熱、目やに、鼻水、食欲不振などが特徴の病気です。加えて下痢や嘔吐などの症状が出ることもあります。症状が重くなると神経系に異常が生じ、麻痺などの後遺症が残ることがあります。死亡率が高く、有効な治療法もありません。
 
●犬パルボウイルス
激しい嘔吐・下痢が特徴で食欲も減少するため急激に衰弱する怖い病気です。脱水症状がひどくなると短時間で死亡することがあります。感染性が強い上に死亡率も高い病気です。
 
●犬伝染性肝炎
発熱、嘔吐、下痢などの症状が特徴で、重症化すると肝臓機能不全、低血糖に由来する症状が出ることがあります。生後一か月未満の子犬が感染した場合、症状がないまま突然死亡することがあります。
 
●犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性咽頭気管炎)
発熱、鼻水、くしゃみ、食欲不振、乾いた咳など風邪のような症状が出るのが特徴です。症状が重くなると肺炎を起こすことがあり危険です。他のウイルスと同時に感染すると重症化し、死亡率が高まります。
 
●犬パラインフルエンザウイルス感染症
気管支炎、肺炎などの原因となる病気で咳が出るのが特徴です。アデノウイルスやボルデテラ、マイコプラズマなどのウイルスや細菌と混ざって感染します。感染力が強いです。
 
 

犬も寝ているとき夢を見るの?

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愛犬が寝ているとき急に足をばたつかせたり、うめき声のようなものを上げて驚いた経験はありませんか?実はこれ、犬が夢を見ているのかもしれません。
 
犬が夢を見るのかどうかは科学的にははっきりと解明されていませんが、その説は非常に濃厚。寝ている犬の脳波にしっかりとした反応がみられたという研究結果もあるほどです。
 

犬も「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返している

犬の睡眠の仕組みは意外にも人間と全く同じ。レム睡眠とは、身体が休んでいて脳が活動している状態のことをいいます。ノンレム睡眠は深い眠りのことをいい、脳の休息が最も優先される状態です。睡眠中はこの2つの眠りを交互に繰り返しているのです。
犬は1日に平均12~18時間ほど睡眠をとります。元々野生で暮らしていた時の名残から浅い眠りであるレム睡眠が8割を占めるので、人間よりも夢を見やすい状態が長く続いているのです。
 
 

夢を見る理由と内容

人間はその日の出来事や得た情報を頭の中で整理し、記憶として定着させるために夢を見るといいます。これは犬の場合もほとんど変わらないのではという意見が多いです。
いつもより長く散歩をした時や遠出した時、多くの人や犬と触れ合った日は特に夢を見やすい傾向にあります。その日に起きた出来事を夢の中で思い返し、さまざまな感情が夢を見させているのではないでしょうか。
 
犬の場合は視覚よりも嗅覚・聴覚が優れているのは多くの方がご存知ですよね。そのため、「見る」というよりは「嗅ぐ」「聴く」といった感覚を多く抱いているのではといわれています。つまり、人間が見る夢の感覚とは少し違うようです。犬にとって、夢を「見る」という表現は少し間違っているのかもしれませんね。
 
 

犬が夢を見ているか確かめる方法

犬は眠りについてから20分程度で最初の夢を見るといわれています。
規則的だった呼吸が不規則になっていき、瞼の下で眼球が動いていたらそれは夢を見ている可能性大。まるで走っているかのように足をばたつかせたり、吠えるような仕草で何か寝言を言っている時もあるでしょう。飼い主さんと遊んだ楽しい記憶を思い出しているのかもしれませんね。
 
 

犬の不眠症

犬は一緒に生活する人間の生活リズムに影響されます。飼い主さんが不規則な生活をしていると、犬も一緒になって夜遅くまで起きていてしまう。元々深い眠りにつく時間の割合が少ない犬ですから、結果的に不眠症のような状態になってしまうこともあります。
とくに思い当たる節がないにも関わらず、毎日のように夢を見ているようなら要注意。愛犬がゆっくりと落ち着ける寝床を用意してあげることも大切なのです。
 
 
愛犬が夢を見ているとすれば、その内容がどんなものか気になってしまいますね。直接聞くわけにもいきませんが、寝ている時の不思議な仕草にはさまざまな種類があり、その子によって個性が出る興味深いもの。じっくりと観察して内容を想像してみてはいかがでしょうか。
 

盲導犬に会った時はどうすればいいの?

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街中で「身体障害者補助犬」を目にしたことはありますか?
 
彼らは身体障害者の方の生活をサポートするため、特別な訓練を受けてきた犬たちです。
 
盲導犬・聴導犬・介助犬など、さまざまな身体障害者補助犬がいる中で、今回は盲導犬について詳しく触れていきたいと思います。
■盲導犬とは
正式名称を「盲人誘導犬」といいます。
ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバーなどの大型犬がメインで、現在はその愛くるしさからラブラドールレトリバーが一番多いです。
白いハーネスをつけ、基本的にユーザーの左側を歩きます。このハーネスの動きがユーザーに伝わることで、視覚障害者の方が安全に歩行することができるのです。
 
盲導犬をはじめとした身体障害者補助犬たちは「身体障害者保護法」という法律に守られています。これはどういう内容なのかというと、お店など不特定多数の人が利用する施設での身体障害者補助犬の受け入れを義務付ける、というものです。実はこの法律が正式に施行されたのは平成15年10月。それまでは努力義務に留まっていました。盲導犬が公共の場を自由に行き来できるようになったのが意外に最近であることが分かりますね。
 
 
■盲導犬としてデビューするまで
盲導犬は生後2か月~1歳頃までパピーウォーカー(ボランティアの一般家庭)の元で社会経験を積みます。パピーウォーカーの元で育った犬の実に90%が盲導犬としてデビューできたというデータが残っている一方、一般的な犬舎で育った犬は30%ほどしか盲導犬にはなれませんでした。このことから、パピーウォーカーの元で学ぶ社会でのルールや、家族から受ける愛情がとても重要であることが分かります。
 
パピーウォーカーの元を離れた盲導犬候補たちは盲導犬訓練士の元で訓練を受けます。厳しい試験に合格した犬だけが、盲導犬としてデビューすることができるのです。
 
 
■盲導犬を見かけたら
街でユーザーをサポートする盲導犬の姿を見かけることがあると思います。そんな時どうしたら良いのか、公益財団法人日本盲導犬協会では次のようにお願いをしています。
 
声をかけたり、じっと見たりしない
故意に音を立てない
食べ物を見せたり、あげたりしない
なでたり、ハーネスを触ったりしない
自分のペットを近づけない
 
盲導犬はユーザーの安全を守るため、常に集中した状態です。基本的には見守るにとどめましょう。もし声をかける必要があると判断した時は盲導犬とユーザーに触らないように気をつけてください。
また、盲導犬は色の識別が苦手です。信号が青に変わったにも関わらず立ち止まっている時などは、状況に応じて一言かけてあげましょう。
 
 
■大切なのは「見守ること」
ユーザーや盲導犬の手助けをしたい気持ちは分かりますが、基本的にはじっと見守ることが何よりも大切です。
また、盲導犬は10歳頃引退をむかえます。引退後はボランティアの元で一般のペットと同じように穏やかに暮らします。もしも盲導犬の活動に協力したいと感じたら、引退後の盲導犬を受け入れるボランティアに名乗りを上げてみてはいかがでしょうか。
 

犬の五感

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犬にも、人と同じように、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感があります。
同じ五感ですが、人間と犬とでは、それぞれ感じる度合いが異なるため、全く違った生活になります。
 
人の場合は『視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚』の順番に感覚が優れており、約8割を「視覚」が占めるといわれています。つまり人はほとんどを「視覚」に頼って生活しています。
 
犬の場合は、その場の状況や感情によっても変化しますが、一般的には『嗅覚・聴覚・視覚・味覚・触覚』の順番に優れており、「嗅覚4割、聴覚3割、視覚1割」といった具合に「嗅覚・聴覚・視覚」の3つを用いて情報を認識しています。
 
視覚
犬の目玉は、人間の2倍の厚さの水晶体を持っているため、遠くのものを見るのは得意ですが、近くの物に焦点を合わせることができません。
そのため、目の前にあるおもちゃを探している行動をよく見ます。
また、視野が広いという特徴もあります。
人間は目が真正面についていますが、犬は目が横についている犬種が多いため、200~270度の視野を持っています。
色は、昔は識別できないと言われていましたが、最近では、数色見えるという説もあります。
人間のようにハッキリと色を識別することはできませんが、青と黄色をメインにうっすらと認識できていると考えられています。
また、暗いところを見ることと動体視力は非常に優れています。
 
聴覚
犬は、人間が聞こえる距離の4倍も遠い距離からの音を聞き分けることができます。
また、音が聞こえる方向も、犬は32方向聞こえており、人間の2倍の能力を持っています。
そのため、耳を非常によく動かしたり首を傾げたりしているのです。
音域は、高音域を得意としており、約40~6万ヘルツまでの音域を聞きとることができます。
そのため、男性の声より、女性の声を好む傾向にあります。
 
嗅覚
犬にとって最も重要な感覚です。
人間はほぼ視覚と聴覚で情報を捉えると言いますが、犬はほぼ嗅覚で情報を捉えています。
人間の鼻の臭細胞が500万個なのに対し、犬は2億個以上も持っています。
そのため、犬は人間の100万倍以上も嗅覚が発達しているのです。
その優れた嗅覚で、警察犬や麻薬探知犬として活躍したり、人間の喜怒哀楽の感情で発する臭いを嗅ぎ分けて飼い主を慰めたりしています。
 
味覚
犬は、人間と比べて舌の味を感じる細胞が約6分の1と少ないため、味覚には鈍感だと言われています。
しかし、その中でも甘味に反応する細胞は多いため、甘いものは好きなようです。
犬が味を感じるのは、においで一番美味しさを感じ、次いで、食感、味、見た目の順に美味しさを判断しているようです。
 
触覚
犬の触覚は、人間と比べても同等で、非常に重要な感覚です。
犬は、成長とともに、鼻先やしっぽ、足の先などの末端にかけて敏感になっていくため、触られると嫌がる子もいます。
しかし、首から背中にかけてや、頭、胸などを撫でられることは大好きです。
撫でるときは、ゆっくりと、リラックスした状態で撫でてあげると喜びます。
 

犬が幸せであるための条件は?

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この記事を読んでいる皆さんは、自分の犬に幸せであってほしいとお考えの方がほとんどだと思います。
 
ただ、幸せの定義は人それぞれで、犬が幸せであり続けるために飼い主はどうすべきかイマイチ分からない方もいらっしゃるでしょう。
 
今回は、そんな犬が幸せであるための条件についてお話しします。
 
 
・まずはしっかりとしたコミュニケーションを取る
 
犬と飼い主との信頼関係が築けていることが、犬が幸せに過ごせる環境の前提条件になります。
そもそも、犬は群れを作って生活する生き物です。ですので、人間のみならず犬にとっても、家庭とはコミュニティの1つです。そして、飼い主は犬にとってのリーダーとも言えるでしょう。
もし、コミュニケーション不足で信頼関係が築けていなければ、飼い主が何をしてほしいのか理解できないでしょうし、そもそも言うことを聞こうとしません。そのような状態では、犬の心は満たされないでしょう。
以上のことから、犬とのコミュニケーションをしっかり取り、犬が安心して生活できるコミュニティを作ることは何より重要と言えます。
 
 
・健康であるための食事
 
犬は非常に活動的な生き物です。そのため、幸せに過ごすには健康な身体が必須条件です。
そして、その健康な身体に直結するのが、しっかりとした栄養のある食事でしょう。犬に対する愛情はあっても、正しい知識が無いために犬の食事が疎かになってしまうということはよくあります。
これを見て不安を感じたら、一度犬の食事を見直してみると良いでしょう。
 
 
・犬に関する正しい情報・知識を得る
 
SNSの普及により、可愛らしい動物の動画が流行するようになりました。
それに伴いペット人気というのは上昇し続けています。しかし、ペットを飼いたいという人々の気持ちが先行する一方、ペットと共存するための環境や情報が広まっているとは言い切れません。
犬に対して癒しを求める方は多いですが、それ以上に家族の一員として扱う大きな責任が飼い主にはあるのです。ですので、犬に関する正しい情報や知識を得る努力をすることは、犬が幸せに過ごす上で欠かせないことです。
先述した食事についてもそうですし、病気のことや犬の気持ちなどに関することを知っておけば、トラブルを未然に防ぎ、犬に快適な環境を提供できるでしょう。
 
いかがでしたか?
犬の幸せの条件は、「コミュニケーション」と「健康な体」、快適な環境を提供するための「犬に関する正しい知識」であるというお話でした。ぜひ、今回ご紹介した内容を覚えておいてください。