ホーム>ペットの豆知識>猫のこと

猫のこと

声やしぐさ、行動から探る猫の本当の気持ち

豆知識310320
猫は言葉を話しませんが、ちょっとしたしぐさや行動に、そして表情に気持ちがあらわれています。うれしそう、不安がっている、安心している、など一緒に暮らしているとなんとなくわかりますよね。
 
しかしご機嫌だと思ったらいきなり怒ってくるなど戸惑うこともありますよ。きまぐれな猫の何気ないしぐさや行動、表情からわかる猫の気持ちについて解説します。

ゴロゴロ喉を鳴らすのはリラックスだけじゃない?

猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは、満足し、リラックスしている状態です。ゴロゴロ音は息を吸ったり吐いたりと、往復で音を出しているという特徴があります。同じネコ科でもライオンやトラは、往復でゴロゴロ音は出せません。
 
膝の上の猫を撫でていると、ゴロゴロと喉を鳴らして満足げに目をつぶってしまうことがありますよね。見ているだけでも幸せな気持ちになる至福の時間です。
 
しかし途中でいきなり猫が怒ってきて驚いたことはありませんか?これは「しつこいぞ、なれなれしい」と反発している気持ちのようです。ゴロゴロが止まったら、膝から降ろしてあげましょう。
 
授乳中の子猫もおっぱいを飲みながらゴロゴロと鳴らします。これは、お母さん猫に「ちゃんとおっぱいを飲んでいる」ことを伝えています。ゴロゴロ音を聞いて、お母さん猫は安心することができるのですね。
 
またゴロゴロと喉を鳴らすとき、実は調子が悪いこともあります。動物病院の診察台でも鳴らすことがあるほか、出産や病気、ケガをしたときも鳴らすことがあります。このような場合は苦痛を感じ、また助けを求めていると考えられています。いつもと様子が違うゴロゴロ音のときは、受診するといいですね。
 

「シャーシャー」は威嚇だけではない?

口を大きく開け、ヘビのような顔で「シャーシャー」と声を出している場合は相手への威嚇です。やや恐怖心も持っているので、ヘビの真似をして相手に「自分はヘビのように危険だぞ」という印象を与えていると考えられています。噛まれることもあるので、無理に触ったりなだめたりしないでおきましょう。
 
多頭飼いをするとき、先住猫が新入り猫に「シャーシャー」いって威嚇をすることもあります。このようなときは無理に仲良くさせようとせず、少しずつなじませるようにします。
 

飼い主さんの足に頭をすりすりは「匂い付け」

外出先から帰ってきた飼い主さんを真っ先に迎えてくれる猫。飼い主さんの足に、すりすり頭や体をこすりつけてくるしぐさはかわいくてたまりません。これは親近感だけでなく、外の匂いをつけてきた飼い主さんに一生懸命自分の匂いをつけています。
 
猫の臭腺は口の脇あたり、額、しっぽの付け根にあり、そこから出している匂いをこすりつけています。すりすりと匂いをつける動作は、猫の家族や親しい仲間内でも行われることから、共通の匂いを持ち共有するためといえるでしょう。椅子の足などの家具や、新しく買ってきたものなど生き物以外にも自分の匂いをこすりつけて安心を得ています。
 

お腹を上にして寝ているのは安心しきっている

犬がお腹を見せて転がるのは、服従の表れとよく言われます。猫が急所で弱点もあるお腹を見せる場合も、心を許してなついている証拠。お腹を見せながら体をクネクネさせ、しっぽをピクピクするのも友好の表れです。
 
大好きな飼い主さんのもとに駆け寄りたいけれどちょっと眠い、でも愛情表現をしたいからひとまずお腹を見せる、という場合もあります。そのためお腹を撫でようとすると、いやがる猫もいるので気をつけてください。触っても怒らない場合は、かなり親密度が高いといっていいでしょう。
 

お母さん猫を思い出して「幸せな気持ち」飼い主さんの膝をフミフミ

飼い主さんの膝の上に乗って、爪を立てながら前足を交互にフミフミ。うっとりした顔をして、よだれまで垂らすことがあります。子猫はお母さん猫の乳腺を押しながら母乳の出をうながし、おっぱいを飲みます。飼い主さんの膝でゆったりくつろぐ幸せな気持ちが、子猫の頃、お母さん猫のおっぱいを飲んでいた幸せなときを思い出させるのです。
 
また、おっぱいを飲んでいたことを思い出し空腹でフミフミしていることもあるので、それほどうっとりしている様子がなければフードを用意してあげましょう。
 
1匹で毛布やクッションをフミフミし、同時に口に布やウールをくわえてしゃぶっていることもあります。よくあるしぐさであり、このこと自体、問題はありませんがほつれた糸を飲み込む危険性があります。
 
バラバラになった布は、どんなに猫が気に入っていても渡さないようにしましょう。糸や布のかけらを飲み込んだ可能性があるときは、かかりつけの動物病院を受診してくださいね。
 

ゆっくりまばたきは相手を認めた証拠

猫とふと目が合ったとき、猫を呼んだとき、ゆっくり目を閉じ、またゆっくり目を開けるという長いまばたきすることがあります。猫にとって心を許した信頼の証で、「あなたが大好き」と伝えてくれています。飼い主さんもゆっくりまばたきをして「大好きだよ」と伝えてあげましょう。
 
ただし見つめるのは威嚇になるので、じっと目を見るのはNGです。猫のことが苦手ななお客さんが来たとき、猫がわざわざ近づいていくことがあります。これはお客さんが、猫を見つめることができず目をそらす様子を「友好のしるし」と猫が受け止めてしまったと思われます。目は見つめずにそらすほうが、猫にとっては快適なようです。
 
猫のしぐさや行動をいくつかピックアップしてご紹介しました。飼い主さんにしか見せないかわいいしぐさや行動もあるでしょう。またうちの猫はこんな行動をしない、と心配されるかもしれません。しかし猫の中には、あまりしぐさや行動には気持ちを表さない子もいます。猫それぞれ個性があるので、猫と触れ合いながら観察をしてみてくださいね。
 

猫が喜ぶお部屋とおもちゃ作り!猫と仲良く楽しく暮らそう

豆知識310220
猫はもともと狩猟本能のある肉食動物です。野生の猫はねずみなどの小動物を見つけたら忍び寄り、捕まえて食べています。その点家の中にいる猫は、何もしなくてもフードをもらえるので、獲物を探す手間もありません。特に留守がちな家ではやることもなく、ストレスが溜まっている猫もいるかもしれません。
 
猫本来の習性や行動、環境を重視した部屋作りをすること、そして飼い主さんのちょっとした心遣いで猫の生活がぐっと楽しくなります。

環境エンリッチメントの考えを取り入れる

ちょっと難しい言葉ですが、「環境エンリッチメント」とは「環境(Environmental)」を「豊かで、充実したもの(enrichment)」にすることです。
 
動物福祉の考えのもと、飼育環境を動物本来の特性を生かせる環境に近づけ、動物が幸せに暮らせるように実現していく取り組みです
 
動物園や水族館でも盛んに環境エンリッチメントが実践されています。
・高い樹の上で生活するオランウータンのために、高いところを綱渡りで移動できるようにしています。「空中散歩」と呼ばれています。
・クマの運動場内のいろいろな場所に栗を隠しておきます。自然界と同じようにクマは栗を探すことができます。
・ペンギンが深いところまで潜れるように水深6mのプールを設置し、荒い波も起こすようになっています。本物そっくりで複雑な形をした岩も置いています。
などたくさんの例があります。
 

猫との生活にも環境エンリッチメントを取り入れる

動物園や水族館ほど大がかりなことはできなくても、家の猫のために飼い主さんができることがあります。猫は野生の本能が刺激され、わくわくした気持ちで暮らしていくことができます。
 
猫にとって大切なのは、上下に動ける空間と安心して過ごせる場所があることだということを覚えておきましょう。広さはあまり関係ないので、「狭いから」とあきらめなくて大丈夫です。
 

キャットタワーやキャットウォーク

上下移動が好きな猫のために、キャットタワーを置いている方は多いと思います。キャットタワーはまだ買っていない、という方は家にあるカラーボックスなど棚を使って作ることもできます。滑らないように、棚と着地するところに滑り止めのついたマットを敷いてあげてくださいね。
 
また猫用ケージを3段程度あるものにして、自由に出入りできるようにするのもいいでしょう。安全に上下運動ができるようになれば、猫は遊ぶことができます。高いところから飼い主さんを見下ろす、猫の得意げな顔をみるのも楽しみです。
 

外が眺められるようにする

窓辺にもキャットタワーや棚を置いて、外が眺められるようにしてあげましょう。また出窓があれば、猫専用コーナーにしてもいいですね。
 
空を飛ぶ小鳥を眺めたり、虫を見つけたりと刺激を与えることができます。ただし苦手な外猫が来る場合は、かえってストレスになるので見えないようにしてあげましょう。
 

隠れ場所を作る

猫は狭い場所が大好きです。猫が落ち着ける隠れ場所を作ってあげましょう。猫がちょうど入れる大きさのダンボールの一面を切り取り、いらないTシャツをすっぽりかぶせるだけで猫の部屋が作れます。
 
Tシャツの首の部分が切り取った面に来るようにすると、首部分が箱の出入り口になります。Tシャツなのでやわらかく、出入りするときも猫の体にやさしいので安心です。いくつか作っておくと、お気に入りの箱を自分で見つけるかもしれません。
 

フードをおもちゃに入れる

フードボウルにドライフードを入れるだけの食事では、狩猟本能が刺激されません。ドライフードを入れて遊べるおもちゃを使ってみましょう。おもちゃを自分で転がさないと中からドライフードが出てこないので、猫は一生懸命転がします。獲物を捕らえて、もてあそぶような野生の本能が刺激されます。
 
購入しなくても、ドライフードを入れるおもちゃは作れます。例えばペットボトルの横にドライフードが通る小さな穴を開け、フードを入れたらフタを閉めて転がすだけです。ペットボトルのほかに小さな箱など、猫が安全に遊べるものなら簡単に作れます。汚れたら新しいものに取り換えてあげましょう。
 

フードを入れたおもちゃを隠す

猫は食事時間が小刻みで、一度にたくさん食べないという習性があります。小刻みに食べられるよう、フードの入ったおもちゃを隠してみるのもいいでしょう。
 
猫のお部屋や猫のベッドに隠したりすると夢中になって探し、猫の狩猟本能が刺激されます。注意したいことは飼い主さんが隠したことを忘れないようにすることです。ドライフードは酸化しやすいので、食べ残しは早めに片づけるようにしてくださいね。
 

飼い主さんと楽しく遊ぶ時間も

狩りをする必要のない生活をしている猫の相手をするのは、飼い主さんしかいません。おもちゃを使って一緒に楽しく遊びましょう。市販の猫じゃらしやおもちゃで遊ぶのもいいのですが、猫が喜ぶおもちゃは簡単に手作りもできます。
 
例えばいらないダンボールに小さな穴をたくさん開け、飼い主さんが指を出すもぐらたたきゲーム、新聞紙や包装紙を猫の体の幅くらいに丸めてテープで止めるだけのトンネルなどいろいろなものが作れます。手頃な材料でおもちゃを作って、猫と一緒に遊ぶ時間を楽しんでくださいね。
 

猫の感情表現はしっぽの動きにあり!愛猫の気持ちを知ろう

豆知識301025
 
猫は犬のようにしっぽをフリフリすることはありません。
 
しかし、猫のしっぽにはいろいろな感情が込められているのをご存知でしたか?
 
分かりづらい猫の感情を読むにはしっぽの動きをチェックすることが最大の近道!嬉しい、楽しいなどのプラスの感情から恐怖、イライラなどのマイナスの感情までその種類はさまざま。なかでも愛猫家なら知っておきたい、代表的なものをいくつか集めてみました。

プラスの感情

まず初めに、猫にとってプラスの感情を表すしっぽの動きを見ていきましょう。
 
◆しっぽを立てる…嬉しい、甘えたい、構ってほしい
◆先端を前に向ける…猫にとっての挨拶
◆ゆっくりと振る…機嫌がいい、リラックスしている
 
ぴんとしっぽを立てているのは友好の証!じっと目を見つめながら近寄ってきたらあなたに甘えたい証拠です。また、猫同士が挨拶する時もしっぽの先端を前に向けることがあります。野良猫が集会を開いていたらよく観察してみてください。

マイナスの感情

飼い主なら知っておきたい!猫にとってマイナスの感情を表すしっぽの動きは以下の通りです。
 
◆しっぽを逆立てる…驚きや恐怖、威嚇体制
◆足の間に巻き込む…怯えている、弱気になっている
◆ダラリと下げる…しょんぼり、元気がない状態や体調不良の可能性も
◆左右に大きく振る…闘争心が芽生えている、強さをアピールしたい状況
◆速く、バタバタ振る…イライラしている
 
猫はマイナスの感情の時ほどしっぽを大きく動かす傾向にあるようですね。毛を逆立ててしっぽを膨らませている姿は印象的なのですぐに気づくことができますが、その他はやや分かりづらいかも?知っているだけでも猫への理解度がぐっと深まりますね。

まだまだある!猫の感情表現

プラス・マイナス以外にも猫のしっぽには意外な感情が込められているんです。
 
◆抱っこされた時、お腹に付ける…不安や恐怖を感じている
◆抱っこされた時、小さく振る…落ち着かない、早く下ろしてほしい
◆先端を小刻みに振る…獲物を見つけたときや考え事をしているとき
◆声に反応して揺らす…聞こえてはいるが、反応するのが面倒
 
しっぽを見れば猫ならではの感情が何となく理解できますね。猫がひとりの時間を満喫しているとき、さりげなくしっぽの動きを観察してみれば面白い発見があるかもしれません。
 
代表的なものを挙げてみましたが、猫にとってしっぽは身体の中でも大切なパーツのひとつ。
親猫が子猫の狩りの練習にしっぽを使うこともありますし、猫同士のコミュニケーションとしても重要な役割をもっています。仲良しの猫同士、しっぽを絡ませて親交を深めることもあるほどです。
また、猫は信頼している人にしっぽの付け根を触ってもらうのが大好き。猫の性感帯であるという説もあるほどで、触ってあげればきっとゴロゴロと喉を鳴らして喜んでくれるに違いありません。ぜひ猫のしっぽをよく観察して、コミュニケーションを深めてみてくださいね。
 

猫のオスとメスには違いがある

豆知識301010
猫は性別によって全く違う性質をもっていることをご存知でしたか?
この他にも、毛の色や模様によって性格が違うことがあります。新しい家族として猫を迎え入れるときの参考にしてみてくださいね。

毛の色や模様によっても性格は違う

猫は毛の色や模様によって性格が少し違うといわれています。代表的なものは以下の通りです。
◆茶トラ…穏やかで優しい
◆白猫…神経質で気が強い
◆黒猫…争いを嫌い、フレンドリーで優しい
◆キジトラ…やんちゃで甘えん坊
◆サビ猫…マイペースで短気
 
もちろん全ての猫にあてはまるわけではありません。しかし、家の猫ちゃんや野良猫などをよく観察してみると納得できる気がしませんか?これらは遺伝によるものが多いと言われています。

オス猫の特徴と飼う上での注意点

オス猫は体格がよくて目が細く、いかにも“猫っぽい”顔つきの子が多いです。鼻が尖っていてシャープなのも特徴。性格は遊び好きでやんちゃ。飼い主さんが大好きな子が多く人懐っこいイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?
生後6ヵ月~1歳頃になると去勢をする飼い主さんも多いですが、去勢後のオス猫はとっても甘えん坊になります。時には赤ちゃん返りのような兆候がみられることも。逆に去勢をしないと発情期に「スプレー行動」と呼ばれるマーキングをして部屋を汚したり、飼い主さんに噛みつくなどの凶暴化、またメスを求めて脱走するなどの行動に出ることがあるので注意が必要です。

メス猫の特徴と飼う上での注意点

オス猫と正反対の性格で気分屋、プライドが高い子が多いです。何を考えているか分からない…と飼い主さんを困惑させる子もいます。猫らしい性格の子はメスに多いのが特徴。顔は全体的に丸みを帯びていて目もぱっちりと大きく、しなやかな体つきをしています。
メス猫は避妊手術を選択する飼い主さんが多いですが、オス猫と違って全身麻酔を必要とするので日帰り手術ができません。最低でも1泊の入院が必要となり、その分費用も高くなります。避妊をせずに発情期を迎えるとオス猫へのアピールをするためにとても大きな声で鳴きますので、集合住宅に住んでいる飼い主さんは少し困ってしまうかもしれませんね。

育った環境によっても変わる

猫も人間と同じである程度の性格は幼少期に形成されると言われています。特にしつけのしづらい猫においては生後2週間~3ヵ月頃に母猫や兄弟からたっぷりと愛情を受け、社会性を身につけることがとても大切です。
また、飼い主さんの性格や住環境によっても性格は変わってくるというから興味深いですね。生活リズムに関しても同じことが言え、飼い主さんが夜型の場合は猫も夜型になるといわれています。ベースは夜行性の猫ですが、現代で飼われている猫は必ずしも夜に活動するとは限らないものです。
普段知らん顔をして寝ているように見えても、案外飼い主さんの影響を受けている猫。この機会にじっくりと観察してみてはいかがでしょうか。
 
 

困った!猫の"ご飯チョイ残し"の理由は?

豆知識300917
とくに体調が悪いわけでもなく元気そうなのに、ご飯をあげると残してしまう…そんな経験をした猫の飼い主さんは意外に多いもの。
 
せっかくあげたご飯を残すのはもったいないですし、何より猫の体調が心配になってしまいます。

どこか調子が悪いんじゃないか…病院に行くべきか…
毎日毎日、本当に心配です。

そこで・・・
 
猫がご飯を“チョイ残し”する理由について触れていきます。

野生の本能が残っている

猫は本来狩りをする生き物。現代でペットとして飼われている猫たちは狩りこそしませんが、ご飯を残すのは野生で生きていた頃の名残ではないかという説が有力です。
自然の中で獲物を捕らえても、次の獲物がいつ現れるかは分かりません。そのため必要だと感じた分だけを食べ、残りはとっておこうと考えるのです。
また、少食の猫が多いのも狩猟本能に関係があるのではないかといわれています。
野生の動物を捕えるためには素早い動きを要求されるため、満腹になって動けなくなるのを防ぐためにいわゆる「腹八分目」におさえておくのです。
猫がご飯を残すとき、前足で床を擦るような仕草をしたことはありませんか?あれは床を土に見立て、穴を掘って餌を隠しておこうとするため。「もういらないよ!」のサインでもあるのです。餌が入った器をひっくり返すような仕草も同じ理由であると考えられています。
 

選り好みをしている

餌を変えたばかりのときや、おいしいおやつをもらった後に餌を残したら単純に選り好みをしている可能性が高いです。
猫は気に入ったものしか食べないと思われがちですが、だからといって直ぐにおやつを与えるのはNG。餌を残せば美味しいものをもらえると学習してしまっては意味がありません。
猫が餌を食べなくても、1~2日は様子をみましょう。それでも一口も食べないようなら体調不良を疑って獣医師に相談してください。
 

食器が気に入らない

高さが合わなくて食べづらい、素材が好みではない…など、食器に不満があるという理由で餌を残してしまう猫も案外多いようです。
とくに高齢の猫などは食べるときの体勢が負担になってしまい、吐き戻しの原因にもなりかねません。最近では高さのある器や餌台なども販売されていますので、猫に合ったものを検討してみましょう。
また、食器を変えたことで警戒しているケースもあります。その時は飼い主さんがそばにいて見守ってあげるなど、安心させてあげることが大切です。
 

環境の変化などでストレスを感じている

引っ越しや同居人が増えた時など、猫は環境の変化にとても敏感です。
思い当たることがあれば食事の時以外にもよく様子を観察することが大切。ストレスは食欲不振を招くことが多いので、猫のケアを最優先にしてあげましょう。
 
 
ダラダラ食いは猫の胃腸に負担をかけてしまうためあまりおすすめできません。
子猫は1日3~4回、成猫なら2回ほど時間を決めて餌を与え、たとえ残っていても30分程度で下げる。こうした習慣づけをしてあげることで、猫の“チョイ残し”を少しずつ減らすことができます。
 

猫のプニプニ肉球の驚くべき役割

豆知識300828
 
猫の肉球が大好きという人は少なくないですよね。
肉球マニア・肉球フェチもいるほどです。たしかに「萌え~」って感じになりますね。
 
プニプニした肉球はかわいいだけでなく、猫にとっては重要な役割を果たす器官の一つです。
 
知られざる肉球の豆知識と、肉球の役割についてまとめてみたいと思います。

肉球の正体

プニプニした肉球の正体は「ザ・脂肪」です。表皮は角質細胞から、真皮は主にコラーゲン、皮下組織は脂肪組織が層構造になって肉球を構成しています。
 
肉球は脂肪と弾性繊維でできているのでプニプニとした感触なのです。肉球の表面は1mmと分厚くできているので摩耗しにくい構造になっています。
 
犬の肉球の方が猫の肉球よりも分厚く、頑丈なので、雪道でもそりを引くことができるほどです。
 

肉球の役割

衝撃吸収
猫は高いところが大好き。肉球は高いところからジャンプして着地する時に衝撃を吸収し、負傷しないよう予防するクッションのような役割があります。Gショックよりスゴイかも。
 
滑り止め
木に登る時、獲物にとびかかる時に肉球は滑り止めの役割を果たします。
 
消音
猫は狩りをする時、そっ~と音を立てずに忍び寄り、待ち伏せし、チャンスが来たら一気に襲い掛かって仕留めます。肉球のおかげで音を消し、忍び寄ることができます。
 
グルーミング
肉球を手のひらのようにして使ってグルーミングすることがあります。
 
マーキング
足の指の間にも臭腺があり、猫は自分のテリトリーやお気に入りのものににおいを付けて回る習性があります。「私のものよ!」と肉球スタンプでも押しているつもりなのかもしれませんね。
 

猫の足の指の数と肉球の名称

猫は前足の指が10本、後ろ足の指が8本です。
 
指球(シキュウ)
前足の各指にある小さな5つの肉球のこと。
 
掌球(ショウキュウ)
掌(たなごころ)は手のひらのことを指しますが、猫の足の真ん中の大きな肉球のこと。
 
手根球(シュコンキュウ)
前足の付け根部分にだけ存在する肉球。
 
狼爪(ロウソウ)
前足にのみある親指に当たる肉球。
 
足底球(ソクテイキュウ)
後ろ足の中心にある大きな肉球。
 
趾球(シキュウ)
後ろ足の各指にある小さな4つの肉球のこと。
 

肉球だけは汗をかく

猫の体には汗腺がないので汗をかきませんが、肉球には汗腺があり緊張したり、びっくりしたりした時に汗をかくと言われています。この分泌物はマーキングの時や、木登りする時にも分泌されます。
 

肉球チェック

猫にとって肉球がどれほど大切な器官かお分かりいただけたでしょうか?肉球が腫れている、冷たい、ケガをしているなどが分かれば早く病院へ連れて行きましょう。肉球の病気は治りにくいので
 
寒い季節には人間と同じで猫の肉球も乾燥しやすくなります。カサカサになるとひび割れを起こしてしまうので、猫の肉球専用クリームで肉球ケアをしてやりましょう。飼い主も猫ちゃんもまったりできる時間になりそうですね。
 

猫のヒゲは高感度センサー

豆知識300610
 
猫にとってヒゲは単なるチャームポイントではありません。
 
猫のヒゲには生きていくために欠かせない重要な役割があるのです。
 
犬はトリミングでヒゲを切りそろえることがありますが、猫のヒゲは絶対に切ってはいけません。
 
今回は猫のヒゲの秘密とヒゲから分かる猫の気持ちに迫ってみましょう!
 
 

猫のヒゲの場所と数

猫をよく観察してみると猫にはヒゲがたくさんあることに気が付きます。ドラえもんのように三本ずつではないんですね。猫のヒゲは全部で50~60本あるとされており、大きく4つの部位に生えています。
 
・口角毛(鼻の横)
・頬骨毛(ほっぺた)
・上毛(目の上)
・頭下毛(顎)
 
前足の裏側にある毛ですが、ヒゲのような働きをします。
口角毛は体より長く伸びており、全てのヒゲの先端を線で結ぶとまあるい円を描くような形になります。
猫のヒゲは半年に一度自然に生え変わるので、自然に抜け落ちたヒゲについては心配ありません。
 

猫のヒゲの役割

猫のヒゲにはたくさんの神経が集中しているので微妙な振動でも感知することができます。ただの毛ではなく、触毛としてセンサーのような大切な役割をします。
 
距離を測る
猫は狭い場所が大好きです。そこに入れるか、通れるかはヒゲを広げて判断します。ヒゲの先がものに触れることで障害物を認識することができます。まさに猫ヒゲセンサーですね。また猫のヒゲは空気の流れも感知できるので暗闇の中でも何にもぶつからずに走ることができます。
 
平衡感覚を保つ
猫はヒゲで空間把握能力や平衡感覚を保っていると考えられています。そのため、ヒゲがなくなってしまうとフラフラしたり、動けなったりすることさえあります。「猫のヒゲを切るとネズミを捕まえられなくなる」つまり猫の能力が衰えるという言い伝えが昔からあるほどです。
 
目を守る
目の上ですが、眉毛ではなくヒゲです。このヒゲは水分やほこりなどの細かい汚れに反応し、目をすぐ閉じられるようにして目を守る働きをします。
 

ヒゲで分かる猫の気持ち

下向き
ヒゲがだらーんと下に垂れているような時は、リラックス状態です。家猫がくつろいで安心している時によく見かける状態ですね。まさにヒゲセンサーオフ状態です。
 
上向き
上向き10時10分を指している時は、うれしい気分を表現しています。褒められたり、遊んでほしかったり、喜んだりしている時は気持ちもヒゲも上向きです。
 
全体的に広がっている
興味がある時、警戒している時などヒゲアンテナをいっぱいに広げて情報をキャッチしようとしています。おもちゃで遊んでいる時、来客時などによく見られます。
 
前向き
猫はド近眼なので目ではなくヒゲで情報収集します。食べることができるかどうか、見たことがないものを正体は何なのかなどを確認するためにヒゲセンサーを使います。
 

突然ダッシュ!猫が"大運動会"を始めるワケって?

豆知識300620
 
猫が興奮した様子で部屋中をドタバタと走り回る姿を目撃したことはありませんか?
基本的に夜が多く、しかも突然始まるので驚く飼い主さんも多いはず。
寝ていたのに猫が走り回る音で目が覚めた!なんてことも多く、寝不足で困っている飼い主さんもいることでしょう。
 
しかし、この行動にはしっかりとした理由があるのです。
 
「さっきまで大人しかったのに、どうして?」そんな疑問にお答えします。

“大運動会”は狩猟本能によるもの

元々猫は狩猟本能をもっていますが、家で飼われている猫たちは毎日餌をもらえるため狩りなんてする必要がありません。野生の猫に比べるとエネルギーを発散させる機会が圧倒的に少ないのです。
普段は大人しくしていますが、ある時突然溜まりに溜まったエネルギーが爆発!本能に逆らいきれず、自分を抑えきれなくなって走り回るなどの行為にでると言われています。
これは「真空行動」とも呼ばれています。猫は本来昼間に寝て体力を温存し、夜に狩りをする生き物でした。その時の名残で真空行動にでる猫が多いのですね。
 

大暴れする猫の対処法は?

確かに驚いてしまうかもしれませんが、真空行動はある種のストレス発散行為であり猫にとっては必要なこと。暴れだした猫を止めることはほぼ不可能だと思ってよいでしょう。叱るとかえって興奮させてしまいますし、おやつなどを与えてなだめる方法もNG。走り回ると良いことがあると学習してしまうためです。
それでは、猫の真空行動が起きてからではなく、起こさない方法を考えてみましょう。
 
●日頃からたっぷり遊ぶ習慣をつける
真空行動の原因の一つはズバリ、猫の体力が有り余っていること。それならば日頃からしっかりと遊ぶ時間を作ってあげ、飼い主さんが寝る頃には疲れさせることが大切です。
猫は瞬発力に優れている分持久力がない生き物。30分ほど集中的に遊んであげれば、一般的な体力の猫には十分でしょう。
 
●留守中も猫が退屈しない環境づくりをする
飼い主さんがいない間は寝ている猫がほとんど。その間に温存された体力が夜中に爆発…なんてことも十分にあり得るので、家にキャットタワーやキャットウォークを完備するなど、退屈しない環境を作ってあげることで一人でも遊ぶことができます。また、一人で遊べるようなおもちゃを出しておくのも効果的です。
 
●暴れるタイミングがいつも同じなら、思い切ってその時間に遊ぶ
猫の体内時計は人間以上に正確だといわれています。いつも同じ時間・同じタイミングで大運動会を始める猫の場合は、その時間を見計らって遊んであげるのも効果的です。猫が疲れるまでしっかりと遊ばないと意味がないのでしっかりとエネルギーを出し切らせてあげることがとても重要なのです。
 

“大運動会”を防止するためには猫のストレス解消を

日頃から運動不足でストレスが溜まっている猫ほど真空行動に出やすいです。たくさん遊んであげるのはもちろんですが、毎日スキンシップをとることでストレスが解消され“大運動会”に悩まされる機会も減るのではないでしょうか。
 

日本人だけ?猫が魚を好物だと思っているのは!

豆知識300510
 
某長寿人気アニメの主題歌でも「お魚くわえたドラネコ~」と歌われていますし、誰もが猫の大好物は魚であると信じています。
 
でも、少し考えてみてください。
トラやライオンなどネコ科の動物は魚を好物としているでしょうか?
 
実は陸に住む猫が魚を食べるのはイルカがチキンを食べるのと同じほど不自然なことなのです。
猫はれっきとした肉食動物です。
では、なぜ日本の猫は魚を食べるようになったのでしょうか?

魚を食べるようになったいきさつ

猫は奈良時代にネズミを捕るために日本に持ち込まれるようになったと考えられています。やがて猫は愛玩動物として可愛がられるようになるうちに、鰹節など飼い主の食べ物のおこぼれにもあずかるようになっていったようです。江戸時代には鰹節と猫がモチーフになった浮世絵も数多く描かれています。
 
日本が仏教を取り入れるようになってから、獣の肉を表立って食べない習慣ができてしまいました。猫は人間の食べるものからちょうだいしていましたから、当然魚を食べる機会が多くなり、それを好むようになったと考えられています。
 
海で囲まれた島国日本は海の幸である魚が豊富に獲れたので日本人の動物性たんぱく質の源は魚でした。日本人が肉を日常生活で食べるようになったのは明治時代からといわれています。日本は漁港が多く、そこで暮らす猫たちは魚を喜んで食べている光景を見る機会が多かったので、猫は魚が好きというイメージができあがってしまいました。日本の食文化が猫の食生活にも影響を及ぼすようになったんですね。
 

魚ばかり食べているとどうなるの?

本来猫は肉食で生肉を内臓ごと食べて栄養を満たすことができる体の造りです。
猫が魚ばかり食べていると不飽和脂肪酸を過剰摂取することになり黄色脂肪症を引き起こすことがあります。特にサンマやサバなどの青魚に注意してください。
 
生の魚にはチアミナーゼと呼ばれる酵素が含まれ、ビタミンB1を破壊し、ビタミンB1欠乏症の原因になることがあります。また、生の魚には寄生虫がいることが多いです。
 

猫に魚を与える場合の注意点

魚を全く与えてはいけないわけではありません。猫は魚が好物ではないという事実に驚かれたかもしれませんが、嫌いなわけではありません。猫は生後3か月までに食べたものを「おふくろの味」として好んで食べる傾向があるため、当然日本では魚を好む猫が多くいても不思議ではないでしょう。
 
・青魚を避け、白身の魚にする
・しっかり火通す
・人間の味の付いたおかず、鰹節など塩分の取り過ぎに注意する
・主食にするのではなく、トッピングやおやつとして適量を与える
 

猫が最も好きな魚とは?

世界でも魚が好きな猫は少数派でしょうし、外国には魚を食べたことのない猫もたくさんいます。研究家によると魚を食べ慣れていない猫でも「アジ」は美味しいと感じていると思って間違いないそうです。味がいいから「アジ」という名前の由来があるほどです。
 
猫が好きな肉ランキング第一位はなんと「ヒツジ」。続いてウシ、ウマ、ブタ、トリ、そして魚という順位です。(1997年動物行動学者ボードローによる実験結果)
残念ながら魚は6位。つまり世界的には猫に魚を与える日本人が珍しいということです。
 
カツオやマグロなど魚を素材にしたキャットフードは大丈夫なのかしら?と心配になった方もいらっしゃるかもしれませんね。総合栄養食としてバランスが取れていますので安心して与えることができます。
 

スリスリしてくる猫の気持ちとは?

豆知識300410
 
猫がスリスリと身体を擦りつけてくる時、何とも愛おしく感じ飼い主冥利に尽きるものです。
 
ほんとうに疲れもどこかに飛んで行って癒されますね。
 
「そうか、そうかー。いなくてそんなに寂しかったかぁ。ごめん、ごめななぁ」何て言葉をかけてしまいます。
 
さて、猫はどんな気持ちでスリスリしてくるのでしょうか?
 
猫のスリスリの心理に迫ってみましょう!

まず知っておきたい猫のマーキング

猫にはマーキングといって自分のにおいをつける習性があります。縄張り意識の強い動物なので自分のにおいに囲まれていると安心するようです。それで自分の場所を確保するためにマーキングをします。猫が家好きなのもうなずけますね。
 
マーキングといえばおしっこをかけることを連想するかもしれませんが、猫のおでこ、口周り、肉球、お尻に臭腺(しゅうせん)と呼ばれる猫独自のにおいを出す器官があり、人間には嗅ぐことのできないかすかなにおいをスリスリさせて付けることができます。
 

吾輩のものであるスリスリ

部屋をぐるっと一周しながら壁や家具に身体をこすりつけてにおいを付けることで猫は自分の縄張りを確保し、この空間は吾輩のものであると主張しています。
 
飼い主にスリスリしてくるのは「あなたは私のものよ」と主張しているのかもしれません。
 
帰宅した時、お風呂上りなどに激しくスリスリしてくるのは、自分のにおいが消えてしまったのでつけ直しているのです。面倒くさいなと思っても、そんな時には思う存分スリスリさせてやってくださいね。
 

大好きスリスリ

しっぽを立ててスリスリしてくるのは親愛の情の表れであるとされています。ある専門家によると、このしぐさは愛猫独特のもので野良猫には見られない行動だそうです。
 
猫にも赤ちゃん返りのような感覚があるようで、急に飼い主に甘えたくなりスリスリ行動に出ると言われています。リラックスしている時にも甘えてきますよね。
 
単にあいさつでスリスリしてくることもあります。そんな時には撫でながらあいさつに応えてやりましょう。
 
しっぽを立ててスリスリしてくる時、それはかまってほしいというサインですから、猫が満足するまで撫でてやりましょう。でも猫は構われ過ぎるのも嫌いですから目やしっぽをみて適度でやめるようにするとよいですね。
 

おねだりスリスリ

「お腹空いたよー、ごはんまだ?」「遊ぼうよ~」「トイレを掃除して」「撫でて」など何か要求がある時に見られるスリスリ行動です。猫はとっても甘え上手で、身体をいっぱいにつかっておねだりしてきますね。
 
何か食べたいスリスリの場合はえさやおやつの与えすぎに注意しなければいけません。催促スリスリにいつも応えていると肥満になることがありますから、こんな時には心を鬼にする必要があります。
 

家猫しかスリスリしない!

野良猫はスリスリする行動をとらないそうです。つまり、スリスリするのは飼われている家猫だけなんですね。
 
猫が信頼している飼い主や家族にだけスリスリするのであれば可愛さ百倍ですが、人懐こい猫であれば誰にでもスリスリすることがあります。これは懐いているというよりは自分のにおいがしないので落ち着かないためにしている行動です。