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犬のこと

混合ワクチンは毎年受けるべき?

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「明けましておめでとうございます。マリーちゃんはお元気ですか?」我が家の愛犬マリーに届く唯一の年賀状です。動物病院からです。毎年きちんと届きます。
 
でも…
 
本当のご機嫌うかがいのハガキではなく「混合ワクチンを受けましょう」という催促のハガキです。
 
皆さんのお宅にも届きますか?

狂犬病は義務!混合ワクチンは任意!

日本では「狂犬病のワクチン接種」が法律で義務付けられています。日本では1957年以降狂犬病の発症記録はありませんが、致死率100%の恐ろしい病気で海外では未だに猛威を振るっています。狂犬病0の国であり続けるために狂犬病の予防接種は必ず受けましょう。
 
混合ワクチンについては任意です。一般的には5~8種混合ワクチンがよく使われていますが、あなたの愛犬には何種必要なのでしょうか?毎年受ける必要があるのでしょうか?
 

混合ワクチンの選び方

ワクチンを接種の目的は「愛犬を感染症から守ること」です。適切なワクチン接種により十分な免疫が備わるなら病気や感染に抵抗できますが、過剰接種によって免疫系に混乱が生じ病気になることがあります。犬の身体に負担がかかるので、種類が多ければいいというわけではないことを覚えておいてください。
 
愛犬に合ったワクチンを選ぶポイントは、犬種、年齢、体力、室内犬か室外犬か、外出の頻度、ドッグラン・トリミング・ペットホテルの使用など他の犬との接触頻度、アレルギーの有無、病気発症率の高い街かどうかなどです。これらを十分に考慮し、獣医師に相談すると良いでしょう。
 

接種のガイドライン

生後二か月、生後三か月、その一年後、それ以降は3年に一度の接種が望ましいとされています。シニア犬(10歳以上)は抗体を生み出す機能が低下し身体に負担がかかるのでワクチン接種は控えたほうがいいでしょう。
 
抗体検査をして抗体がなくなっているようであれば必要なものだけを追加接種することが望ましいでしょう。
 

混合ワクチンの主な種類

●犬ジステンバー
高熱、目やに、鼻水、食欲不振などが特徴の病気です。加えて下痢や嘔吐などの症状が出ることもあります。症状が重くなると神経系に異常が生じ、麻痺などの後遺症が残ることがあります。死亡率が高く、有効な治療法もありません。
 
●犬パルボウイルス
激しい嘔吐・下痢が特徴で食欲も減少するため急激に衰弱する怖い病気です。脱水症状がひどくなると短時間で死亡することがあります。感染性が強い上に死亡率も高い病気です。
 
●犬伝染性肝炎
発熱、嘔吐、下痢などの症状が特徴で、重症化すると肝臓機能不全、低血糖に由来する症状が出ることがあります。生後一か月未満の子犬が感染した場合、症状がないまま突然死亡することがあります。
 
●犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性咽頭気管炎)
発熱、鼻水、くしゃみ、食欲不振、乾いた咳など風邪のような症状が出るのが特徴です。症状が重くなると肺炎を起こすことがあり危険です。他のウイルスと同時に感染すると重症化し、死亡率が高まります。
 
●犬パラインフルエンザウイルス感染症
気管支炎、肺炎などの原因となる病気で咳が出るのが特徴です。アデノウイルスやボルデテラ、マイコプラズマなどのウイルスや細菌と混ざって感染します。感染力が強いです。
 
 

犬も寝ているとき夢を見るの?

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愛犬が寝ているとき急に足をばたつかせたり、うめき声のようなものを上げて驚いた経験はありませんか?実はこれ、犬が夢を見ているのかもしれません。
 
犬が夢を見るのかどうかは科学的にははっきりと解明されていませんが、その説は非常に濃厚。寝ている犬の脳波にしっかりとした反応がみられたという研究結果もあるほどです。
 

犬も「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返している

犬の睡眠の仕組みは意外にも人間と全く同じ。レム睡眠とは、身体が休んでいて脳が活動している状態のことをいいます。ノンレム睡眠は深い眠りのことをいい、脳の休息が最も優先される状態です。睡眠中はこの2つの眠りを交互に繰り返しているのです。
犬は1日に平均12~18時間ほど睡眠をとります。元々野生で暮らしていた時の名残から浅い眠りであるレム睡眠が8割を占めるので、人間よりも夢を見やすい状態が長く続いているのです。
 
 

夢を見る理由と内容

人間はその日の出来事や得た情報を頭の中で整理し、記憶として定着させるために夢を見るといいます。これは犬の場合もほとんど変わらないのではという意見が多いです。
いつもより長く散歩をした時や遠出した時、多くの人や犬と触れ合った日は特に夢を見やすい傾向にあります。その日に起きた出来事を夢の中で思い返し、さまざまな感情が夢を見させているのではないでしょうか。
 
犬の場合は視覚よりも嗅覚・聴覚が優れているのは多くの方がご存知ですよね。そのため、「見る」というよりは「嗅ぐ」「聴く」といった感覚を多く抱いているのではといわれています。つまり、人間が見る夢の感覚とは少し違うようです。犬にとって、夢を「見る」という表現は少し間違っているのかもしれませんね。
 
 

犬が夢を見ているか確かめる方法

犬は眠りについてから20分程度で最初の夢を見るといわれています。
規則的だった呼吸が不規則になっていき、瞼の下で眼球が動いていたらそれは夢を見ている可能性大。まるで走っているかのように足をばたつかせたり、吠えるような仕草で何か寝言を言っている時もあるでしょう。飼い主さんと遊んだ楽しい記憶を思い出しているのかもしれませんね。
 
 

犬の不眠症

犬は一緒に生活する人間の生活リズムに影響されます。飼い主さんが不規則な生活をしていると、犬も一緒になって夜遅くまで起きていてしまう。元々深い眠りにつく時間の割合が少ない犬ですから、結果的に不眠症のような状態になってしまうこともあります。
とくに思い当たる節がないにも関わらず、毎日のように夢を見ているようなら要注意。愛犬がゆっくりと落ち着ける寝床を用意してあげることも大切なのです。
 
 
愛犬が夢を見ているとすれば、その内容がどんなものか気になってしまいますね。直接聞くわけにもいきませんが、寝ている時の不思議な仕草にはさまざまな種類があり、その子によって個性が出る興味深いもの。じっくりと観察して内容を想像してみてはいかがでしょうか。
 

盲導犬に会った時はどうすればいいの?

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街中で「身体障害者補助犬」を目にしたことはありますか?
 
彼らは身体障害者の方の生活をサポートするため、特別な訓練を受けてきた犬たちです。
 
盲導犬・聴導犬・介助犬など、さまざまな身体障害者補助犬がいる中で、今回は盲導犬について詳しく触れていきたいと思います。
■盲導犬とは
正式名称を「盲人誘導犬」といいます。
ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバーなどの大型犬がメインで、現在はその愛くるしさからラブラドールレトリバーが一番多いです。
白いハーネスをつけ、基本的にユーザーの左側を歩きます。このハーネスの動きがユーザーに伝わることで、視覚障害者の方が安全に歩行することができるのです。
 
盲導犬をはじめとした身体障害者補助犬たちは「身体障害者保護法」という法律に守られています。これはどういう内容なのかというと、お店など不特定多数の人が利用する施設での身体障害者補助犬の受け入れを義務付ける、というものです。実はこの法律が正式に施行されたのは平成15年10月。それまでは努力義務に留まっていました。盲導犬が公共の場を自由に行き来できるようになったのが意外に最近であることが分かりますね。
 
 
■盲導犬としてデビューするまで
盲導犬は生後2か月~1歳頃までパピーウォーカー(ボランティアの一般家庭)の元で社会経験を積みます。パピーウォーカーの元で育った犬の実に90%が盲導犬としてデビューできたというデータが残っている一方、一般的な犬舎で育った犬は30%ほどしか盲導犬にはなれませんでした。このことから、パピーウォーカーの元で学ぶ社会でのルールや、家族から受ける愛情がとても重要であることが分かります。
 
パピーウォーカーの元を離れた盲導犬候補たちは盲導犬訓練士の元で訓練を受けます。厳しい試験に合格した犬だけが、盲導犬としてデビューすることができるのです。
 
 
■盲導犬を見かけたら
街でユーザーをサポートする盲導犬の姿を見かけることがあると思います。そんな時どうしたら良いのか、公益財団法人日本盲導犬協会では次のようにお願いをしています。
 
声をかけたり、じっと見たりしない
故意に音を立てない
食べ物を見せたり、あげたりしない
なでたり、ハーネスを触ったりしない
自分のペットを近づけない
 
盲導犬はユーザーの安全を守るため、常に集中した状態です。基本的には見守るにとどめましょう。もし声をかける必要があると判断した時は盲導犬とユーザーに触らないように気をつけてください。
また、盲導犬は色の識別が苦手です。信号が青に変わったにも関わらず立ち止まっている時などは、状況に応じて一言かけてあげましょう。
 
 
■大切なのは「見守ること」
ユーザーや盲導犬の手助けをしたい気持ちは分かりますが、基本的にはじっと見守ることが何よりも大切です。
また、盲導犬は10歳頃引退をむかえます。引退後はボランティアの元で一般のペットと同じように穏やかに暮らします。もしも盲導犬の活動に協力したいと感じたら、引退後の盲導犬を受け入れるボランティアに名乗りを上げてみてはいかがでしょうか。
 

犬の五感

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犬にも、人と同じように、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感があります。
同じ五感ですが、人間と犬とでは、それぞれ感じる度合いが異なるため、全く違った生活になります。
 
人の場合は『視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚』の順番に感覚が優れており、約8割を「視覚」が占めるといわれています。つまり人はほとんどを「視覚」に頼って生活しています。
 
犬の場合は、その場の状況や感情によっても変化しますが、一般的には『嗅覚・聴覚・視覚・味覚・触覚』の順番に優れており、「嗅覚4割、聴覚3割、視覚1割」といった具合に「嗅覚・聴覚・視覚」の3つを用いて情報を認識しています。
 
視覚
犬の目玉は、人間の2倍の厚さの水晶体を持っているため、遠くのものを見るのは得意ですが、近くの物に焦点を合わせることができません。
そのため、目の前にあるおもちゃを探している行動をよく見ます。
また、視野が広いという特徴もあります。
人間は目が真正面についていますが、犬は目が横についている犬種が多いため、200~270度の視野を持っています。
色は、昔は識別できないと言われていましたが、最近では、数色見えるという説もあります。
人間のようにハッキリと色を識別することはできませんが、青と黄色をメインにうっすらと認識できていると考えられています。
また、暗いところを見ることと動体視力は非常に優れています。
 
聴覚
犬は、人間が聞こえる距離の4倍も遠い距離からの音を聞き分けることができます。
また、音が聞こえる方向も、犬は32方向聞こえており、人間の2倍の能力を持っています。
そのため、耳を非常によく動かしたり首を傾げたりしているのです。
音域は、高音域を得意としており、約40~6万ヘルツまでの音域を聞きとることができます。
そのため、男性の声より、女性の声を好む傾向にあります。
 
嗅覚
犬にとって最も重要な感覚です。
人間はほぼ視覚と聴覚で情報を捉えると言いますが、犬はほぼ嗅覚で情報を捉えています。
人間の鼻の臭細胞が500万個なのに対し、犬は2億個以上も持っています。
そのため、犬は人間の100万倍以上も嗅覚が発達しているのです。
その優れた嗅覚で、警察犬や麻薬探知犬として活躍したり、人間の喜怒哀楽の感情で発する臭いを嗅ぎ分けて飼い主を慰めたりしています。
 
味覚
犬は、人間と比べて舌の味を感じる細胞が約6分の1と少ないため、味覚には鈍感だと言われています。
しかし、その中でも甘味に反応する細胞は多いため、甘いものは好きなようです。
犬が味を感じるのは、においで一番美味しさを感じ、次いで、食感、味、見た目の順に美味しさを判断しているようです。
 
触覚
犬の触覚は、人間と比べても同等で、非常に重要な感覚です。
犬は、成長とともに、鼻先やしっぽ、足の先などの末端にかけて敏感になっていくため、触られると嫌がる子もいます。
しかし、首から背中にかけてや、頭、胸などを撫でられることは大好きです。
撫でるときは、ゆっくりと、リラックスした状態で撫でてあげると喜びます。
 

犬が幸せであるための条件は?

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この記事を読んでいる皆さんは、自分の犬に幸せであってほしいとお考えの方がほとんどだと思います。
 
ただ、幸せの定義は人それぞれで、犬が幸せであり続けるために飼い主はどうすべきかイマイチ分からない方もいらっしゃるでしょう。
 
今回は、そんな犬が幸せであるための条件についてお話しします。
 
 
・まずはしっかりとしたコミュニケーションを取る
 
犬と飼い主との信頼関係が築けていることが、犬が幸せに過ごせる環境の前提条件になります。
そもそも、犬は群れを作って生活する生き物です。ですので、人間のみならず犬にとっても、家庭とはコミュニティの1つです。そして、飼い主は犬にとってのリーダーとも言えるでしょう。
もし、コミュニケーション不足で信頼関係が築けていなければ、飼い主が何をしてほしいのか理解できないでしょうし、そもそも言うことを聞こうとしません。そのような状態では、犬の心は満たされないでしょう。
以上のことから、犬とのコミュニケーションをしっかり取り、犬が安心して生活できるコミュニティを作ることは何より重要と言えます。
 
 
・健康であるための食事
 
犬は非常に活動的な生き物です。そのため、幸せに過ごすには健康な身体が必須条件です。
そして、その健康な身体に直結するのが、しっかりとした栄養のある食事でしょう。犬に対する愛情はあっても、正しい知識が無いために犬の食事が疎かになってしまうということはよくあります。
これを見て不安を感じたら、一度犬の食事を見直してみると良いでしょう。
 
 
・犬に関する正しい情報・知識を得る
 
SNSの普及により、可愛らしい動物の動画が流行するようになりました。
それに伴いペット人気というのは上昇し続けています。しかし、ペットを飼いたいという人々の気持ちが先行する一方、ペットと共存するための環境や情報が広まっているとは言い切れません。
犬に対して癒しを求める方は多いですが、それ以上に家族の一員として扱う大きな責任が飼い主にはあるのです。ですので、犬に関する正しい情報や知識を得る努力をすることは、犬が幸せに過ごす上で欠かせないことです。
先述した食事についてもそうですし、病気のことや犬の気持ちなどに関することを知っておけば、トラブルを未然に防ぎ、犬に快適な環境を提供できるでしょう。
 
いかがでしたか?
犬の幸せの条件は、「コミュニケーション」と「健康な体」、快適な環境を提供するための「犬に関する正しい知識」であるというお話でした。ぜひ、今回ご紹介した内容を覚えておいてください。

さみしさがストレスに?犬が感じるお留守番中のストレス

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仕事から疲れて家に帰ったら、愛犬が部屋を散らかして荷物がぐちゃぐちゃ。
 
うちの犬はしつけがなってないなあ、なんて思っていませんか?実はそれ、犬がお留守番にストレスを感じているサインなんです。
そして重度のストレスを感じると、犬の心身に悪影響を及すこともあるのです!
 
ということで、今回はお留守番中に感じている犬のストレスについてお話ししたいと思います。
そもそも犬は集団で行動する生き物で、一人になることに対して本能的にストレスを感じます。そして、お留守番の時のように寂しさを感じると、「分離不安」を起こしてしまうことがあります。
 
「分離不安」とは飼い主が側にいない事で感じる不安から起こる症状で、具体的な行動は、過剰に吠えたり、家具などを壊したり、トイレでない場所で排泄をしたりすることが挙げられます。
ひどい場合は過剰に吠えたせいで声が枯れてしまったり、下痢や嘔吐、更には、体に炎症が出たり、自傷行為をしてしまったりなどの症状もあるようです。
 
こういった行為を普段からするのではなく、お留守番の時だけするようであれば、もしかしたら愛犬が分離不安を起こしているサインかもしれません。変化に気づくためには日頃からの観察が必要不可欠です。
 
また、グルーミングという毛づくろいを過剰にしてしまう症状を起こす場合もあり、毛をつくろうために過剰に毛を舐め続けてしまったせいで、皮膚病になる可能性もあるのでグルーミングには要注意です。
 
もちろん、初めから甘えん坊な性格でお留守番ができない犬もいますが、中には昔はお留守番ができていたのに最近できなくなった、などのケースもあります。
 
例えば飼い主が病気になり、自宅療養していたとしましょう。そうすると、必然的に、毎日朝から晩まで犬と一緒に時間を過ごすことになります。そして、しばらくして飼い主の病気が治り、仕事に復帰しましたが、その日から犬が分離不安を起こし部屋は荒れ放題になってしまうのです。
 
このように、今まで飼い主とずっと一緒にいる環境から、突然独りぼっちになり、さみしさを感じてしまっているというケースもあります。
 
いかがでしたでしょうか?犬はとてもストレスを感じやすい生き物です。
もしも、これらの症状が長く続くようでしたら病院に連れていってあげたり、外出時はペットシッターに依頼するなど、すこしでも愛犬の不安を取り除いあげると良いですね。

犬の脱走について

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犬が逃げ出そうとしたり、脱走して顔面蒼白になりながら探し回ったという経験はおありではないですか?
そんなとき…
 
「戻ってきてくれるのだろうか?」
 
「事故に合ったりしてないだろうか?」
 
「誰か保護してくれてはいないだろうか?」
 
と、どんどん心配になりますよね。
でも、犬にも逃げる何かしらの理由があるはずです。
【犬が脱走しようとする理由】
 
①犬の持つ好奇心
散歩で外の世界を知っている犬は、外界への興味を持ちます。散歩に行くときも勢いよく飛び出していきますよね。もし、リードもなく外へと飛び出していける状況であり、加えて犬が興奮状態であったら遠くへ行ってしまうのにも頷けます。この好奇心が大きい犬ほど、隙あらば脱走しようとします。
 
②排泄のため
犬が脱走したとき、小屋の近くに糞がなかったり、前の散歩の時間がずれていたりすると、排泄のために脱走したということが考えられます。犬は、自分の寝床での排泄を嫌います。ですので、そのような場合はしっかりと排泄の機会を与えなかった飼い主側に責任があるといえます。
 
③大きな音に驚く
突然の大きな音に驚く犬はとても多いです。花火の音や雷の音に怖がる様子をよく見る方も多いのではないでしょうか?そのような音に反応しパニックに陥った犬は、安全な場所に行くために何としても脱走しようと行動に出ることがあります。例えば、リードを引きちぎってしまったり、扉を無理やりこじ開けたりなどが挙げられます。このとき、屋内なら遠くへの脱走は防げるかもしれませんが、屋外だとどういう行動をとるのか予測できません。ですので、花火や雷などの大きな音がすると分かっている状況では、散歩は控えるのが得策です。
 
④発情して別の犬を追っかけてしまう
発情期になると犬は当然、性別の異なる相手の匂いを嗅ぎつけ興奮するようになります。犬の嗅覚は非常に敏感であるため、数キロ離れたところにいる犬の匂いも認識できるといわれています。ですので、発情して本能のままに別の犬を追っかけてしまうことがあるのです。また、野良ネコに過剰に反応して追っかけてしまうというパターンもあります。
 
犬が脱走する理由をいくつか挙げてみました。飼い犬が脱走した経験がある方は、もしかしたらここで挙げた理由のどれかにあてはまるかもしれません。このような犬の脱走を防ぐには、やはり対策が必要です。
 
 
【犬の脱走を防ぐための方法】
 
①寄り添うしつけ
当たり前ですが、脱走しないためにはしつけをいかに行っているかが問われます。ここでいう犬のしつけというのは、生後1年までに行われるような教育とは異なります。しつけというのは、飼い主と共に犬の生活環境にあわせて行われるものです。この段階で、犬は真の社会性を身につけるのです。
ここで大切なのが、犬にしつけを楽しいと思わせることです。そのためには、飼い主は犬に寄り添うことが求められます。よくいる飼い主が、犬が言うことを聞かずイライラすると、普段とは態度を変えて怒鳴ったり手を出したりする飼い主です。そのような飼い主のしつけは本物のしつけとは言えません。それ犬がしつけを苦痛に感じてしまうと、やりたいことをするために脱走してしまい、かえって逆効果になることがあります。ですので、自分の感情に任せて態度を変えたりせず、しっかりと時間を使って、褒美もあげるという、寄り添うしつけが必要なのです。
 
②十分な散歩
散歩の量が足りてないと、犬は散歩への執着心を高め、ストレスを感じるようになります。前回の記事でお話しした、好奇心ゆえの脱走や排泄のための脱走へと繋がりかねません。そのため、犬には十分な散歩時間を与えてあげる必要があります。特に、散歩時間以外はゲージ内で過ごす犬などはストレスがたまりやすいです。その犬が若ければなおさら、散歩への執着心を高めるでしょう。ですので、毎日の散歩は欠かさず行いましょう。加えて、定期的な運動をさせると尚よいです。疲れるくらい動かした方が散歩への執着をなくし、脱走を考えなくなるようになります。
 
③物理的な対策
やはり物理的な対策は不可欠でしょう。扉を二重ロックにしたり、柵の中でもリードをつけたりなど様々な対策ができます。
 
私たちペットシッターは毎日たくさんの犬のお世話をしています。
そんな中で感じることは、①のしつけ、そして②のお散歩は本当に大切だと感じています。
それは、脱走防止のためだけではなく、長く家族の一員として一緒に生活していくうえで、飼い主様とペットの信頼関係は本当に必要な事だからですね。
 

犬のブラッシング

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犬のブラッシングは、毛並みを整えるだけではなく、衛生面や健康面においても、大切なケアの一つとなります。
犬種や毛質によってブラッシングのやり方やブラシの種類も変わってきます。
 
 
ワイヤーコート
 
絡まりやすく硬い毛質なのでスリッカ―ブラシ、ピンブラシを使用します。
健康な皮膚を保つためにアンダーコートをトリミングナイフや指で抜く事をプラッキングといいます。プラッキングは1カ月に1回くらい行います。
最後に、全体的な仕上げ、ひげや眉の手入れはコームで行います。
 
 
 
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シュートコート
 
毛が短くお手入れしやすいですが、上毛と下毛のダブルコートです。
換毛期になると下毛が抜けますので、この時期には毎日ブラッシングをしましょう。
抜け毛取りには、獣毛ブラシやラバーブラシを使います。
仕上げに蒸しタオルで体をふくとよいでしょう。
 
 
スムースコート
 
きわめて毛の短い犬種なので、換毛期以外は柔毛ブラシで数日に1回程度お手入れします。
日頃のお手入れは蒸しタオルで軽くふいてあげるくらいで大丈夫でしょう。
 
 
ロングコート
 
毛が長いので絡まり、毛玉もできやすいです。
おもにスリッカーを使いますが、毛が絡まっている場合には毛先からコームで丁寧にほぐしてからブラッシングします。
刺激の少ないブラッシングスプレー等を一緒に使うのも良いです。
 
 
カーリーコート
 
換毛期はありませんが、毛がもつれ毛玉もできやすくブラシにも絡みます。
ブラッシングはスリッカーで一か所づつ毛をかき分け毎日行いましょう。
 
 
ブラッシングの手順としては、犬が触られたときに抵抗感の少ない場所から始めていきます。
 
順番は、背中から腰に掛けて、身体のサイド、首や胸、お腹、頭部全体、最後に足先や耳です。
ブラシは毛並みに合わせて使い分け、一気にブラッシングを行うのではなく一か所ずつ優しくブラッシングし、毛がもつれている場合には強引に引っ張らないように注意します。
 
スリッカ―ブラシは鉛筆を持つように持ち、肘からまっすぐ動かすと余計な力が入らずに優しくブラッシングできます。
力の入れ具合については、自分の腕を撫でてみるなどして痛みが出ない程度の力でやってみましょう。
 
ブラッシングが苦手な犬の場合は、優しく話しかけながら体全体に優しく触れてリラックスさせてあげる事から始めます。
犬が気持ちいいと思ってブラッシングを好きになってもらえる事が大事なので、焦らずゆっくりやっていきましょう。
 
ブラッシングは抜け毛や毛玉の取り除くだけでなく、皮膚病や熱中症を予防、血行を良くし健康状態の変化にも早期に気が付くことが出来ます。
 
ブラッシングは飼い主が犬とスキンシップする大切な時間になりますので、毎日愛情をこめて行ってください。
 

春の健康管理【犬】

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●換毛の季節。こまめなブラッシングを
 
春は脱毛、換毛の季節です。毛質の違いにより抜け毛の少ないものもありますが、冬の間、寒さを防いでいた綿毛のようなアンダーコート(下毛)が、ごっそり抜け落ち、夏の暑さに備えてオーバーコート(上毛)だけになります。
 
抜けた毛を体につけたままにしておくと、湿度の高くなる梅雨どきにムレて、湿疹や皮膚病の原因になりますので、普段にも増してブラッシングなどの被毛の手入れを念入りにします。
 
抜け毛というと長毛種を連想しがちですが、ヨークシャー・テリア、マルチーズなどは、日常のグルーミングが必要な犬種ですが、換毛期の抜け毛自体は、案外少ないのです。
逆に、柴犬、シベリアン・ハスキーなど、短毛種でもダブルコートのものは大量に換毛しますので十分な手入れが必要です。
 
●狂犬病予防注射の季節
 
人と同じように、犬や猫にとっても春はすごしやすい季節ですが、同時に伝染病にかかりやすい季節でもあるので、注意が必要です。
ノミやダニ、寄生虫の駆除も、出始めのこの季節のうちに行っておくと効果的です。
 
犬のフィラリア症の予防薬は、地域によって違いますが、通常5月から12月頃まで毎日または毎月1回飲ませます。これは蚊が発生する1ヶ月前から、発生の終った2ヶ月後までは予防のためにずっと飲むという意味です。
 
各予防薬は、血液検査をしてフィラリアにすでにかかっていないことを確かめた上で投与するのが原則です。
 
また、法律で定められた犬の狂犬病の予防注射を行なうのもこの時期です(4月1日~6月30日)ペットが活動的になり、運動量も増え、食欲も旺盛になる季節ですので、逆に食べ過ぎなどに注意してあげましょう。

犬に与えてはいけない食べ物

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犬を家族として迎えるためには、事前準備やある程度の知識を蓄えておく必要があります。しつけや食に関することなど、その内容は多岐にわたりますが、中でも注意して欲しいのが、犬の食に関する知識。
 
実は犬には、人間が口にしている食材であっても、食べてはいけないものがあります。知らず知らずのうちに与えてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまうことも。
 
そこで今回は、犬に与えてはいけない食べ物の種類と、食べてしまったときの症状、対処法についてご紹介します。
 

犬に与えてはいけない食べ物「ネギ類」

まずは、犬にとって危険な食材をいくつかご紹介します。比較的よく知られているのは、玉ねぎやニラなどといったネギ類です。
 
ネギ類には、「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれています。これが犬や猫の体内に入ると、赤血球を破壊し、貧血や下痢、嘔吐などの症状を引き起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
 
この成分は、加熱処理をしても分解されないため、ハンバーグやオニオンスープなどでも、前述した症状を引き起こすことがあります。摂取すると危険な量は、野菜の種類や個体によって差があるため、少量であっても注意が必要です。
 

その他の犬に与えてはいけない食べ物

そのほか、注意すべき食べ物としては、チョコレートやココアといったカカオ類が挙げられます。カカオ類の中には、「テオブロミン」という成分が含まれており、犬や猫の体内に入ると中枢神経を刺激し、下痢や嘔吐、けいれんなどを引き起こすことがあります。こちらも最悪の場合は、突然死などで命を落とす危険性がありますので、絶対に与えないようにしましょう。
 
また、生肉(寄生虫、病原性細菌に感染する可能性がある)やアルコール(中毒症状を引き起こす)、人間用の牛乳(乳糖分解酵素が無い犬が多いので下痢の原因になる)や鶏の骨(喉や内臓などに刺さる恐れがある)なども、犬に与えてはいけない食べ物として挙げられます。
 

もし犬に与えてはいけない食べ物を食べてしまったら…

いくら飼い主が気をつけていても、いつの間にかつまみ食いしてしまうこともあります。これらの食材を食べてしまったと分かったら、体調に変化がない場合でもすぐに動物病院で診察を受けましょう。
 
食べかけのものが残っていた場合は、その欠片も一緒に動物病院に持って行き、何時頃どれくらい食べてしまったのかをわかる範囲で構いませんので、獣医師に伝えましょう。
 
また、急に体調不良が現れた場合は、飼い主の知らないところで拾い食いをしていることがあります。愛犬の体調や行動に異変を感じたら、素人判断をせずに、動物病院で診察を受けるのが賢明です。
 
愛犬を苦しめないためにも、食べ物には細心の注意を払うことが大切です。
犬は体調不良について自分で話すことができませんので、疑わしいと感じたときには、動物病院で診察を受ける癖をつけておいたほうが良いでしょう。