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2016年8月

犬がかかる目の病気について

豆知識021
犬はもともと視力が弱い動物です。
 
しかし、目に病気が発生した場合でも、犬は嗅覚が鋭い上に物の位置をよく覚えているため、生活への支障がすぐには出にくいのです。
そのため、飼い主が病気の進行に気が付かないことも少なくありません。
 
早期発見と適切な治療を行うためにも、犬の目の病気についてしっかりと知識を得ておきましょう。

目の病気で起こりうることとは?

犬の病気には様々なものがありますが、特に目に関する病気は多く見られます。ケンカによる外傷が原因となるほか、目が大きかったり飛び出ていたりするタイプの犬は細菌に感染しやすいもの。また、老化による疾患も考えられます。
 
放っておくとどんどん視力が悪くなり、愛犬の生活の質を著しく下げてしまいます。最悪の場合失明する危険があるため、早期に発見して手を打ちましょう。
 

白内障について

白内障は、多くの犬に見られる病気です。主な症状は以下の通りです。
 
・眼球が白く濁る
・目がかすむ
・過度な眩しさを感じ、大量の涙が出る
・徐々に症状が進行して視力が落ち、物にぶつかりやすくなる
 
治療法としては点眼薬で進行を抑え、外科手術を行うのが一般的です。薬では完全に治すことができないため、早期発見が鍵となります。愛犬の元の目の色を覚えておくことと、おかしな行動がないかをチェックすることが重要です。
 

ドライアイについて

ドライアイは、涙腺に何らかの異常が出て涙の分泌が少なくなり、目が乾いてしまう病気です。角膜や結膜に炎症を起こしてしまうばかりか、ここから様々な別の疾患にかかってしまう原因にもなるため、早期に治療を行いましょう。眼球が赤くなっていたり、逆に涙が出過ぎて目の周りに涙焼けを起こしたりしている場合は要注意です。
 
治療としてはこまめな洗眼や薬の点眼が中心となるでしょう。改良型内眼角形成術(MMC)を行って、正しく瞬きをできるようにすることで、改善を促す場合もあります。瞳を温めてあげることも有効です。
 

進行性網膜萎縮症について

徐々に網膜が委縮してゆっくりと視力が低下していき、最終的に失明してしまう恐ろしい病気です。犬が見えない状態に慣れていくため、飼い主も異変に気づきにくいのが特徴。遺伝性の病気のため、残念ながら治療法も予防法も確立されていません。
 
最初は、夜に物が見えにくくなる夜盲症の症状から始まります。愛犬が夜の外出を嫌がったら要注意です。不安やストレスを取り除き、いつも傍にいてあげるようにしましょう。
 

ぶどう膜炎について

ぶどう膜とは、虹彩・毛様体・脈絡膜などの総称。ぶどう膜炎はこの膜が炎症を起こしたり、瞳孔が縮んだりする病気です。かなりの痛みを伴うため早目に治療してあげたいところです。目ヤニが多くなり、目に充血が見られしょぼしょぼしてきます。やたら目をこするようになったら気をつけましょう。
 
外傷やウイルス感染、アレルギーなど様々な原因があるため、原因に沿った治療を行うことが大切ですが、ステロイドの投与により炎症を抑える治療が一般的です。
 
目の病気はとても起こりやすい上に、愛犬にとって生活を左右する重大な障害になってしまいます。いずれの病気の場合もとにかく早期発見が重要。普段から異変がないか気にかけ、少しでもおかしいと感じる部分があったら動物病院に相談しましょう。目の様子は肉眼でチェックすることができるため、注意してしっかりと確認してあげてください。
 

猫の目の病気の症状

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猫にとって、目はとても大切な器官です。
 
他の器官に比べて、目の異変は分かりやすいため、普段から愛猫の様子に気をつけていれば、大きな病気を未然に防ぐことができます。
 
そこで今回は、猫の目に関する代表的な病気とその特徴、原因などについてご紹介します。

猫の目の病気 その1「結膜炎」

猫がよく目をこするようになったり、目ヤニや結膜(眼球の周り)の充血がひどかったりする場合は、結膜炎の可能性があります。結膜炎はその名の通り、結膜が炎症を起こす症状で、人間にも見られる目の病気です。ひどい場合は、目ヤニでまぶたが開かなくなる場合もあります。
 
結膜炎の原因はさまざまですが、主に猫ウイルス性呼吸器感染症や、カリシウイルス感染症といった、いわゆる猫風邪が原因の場合と、目にホコリが入るなどし、結膜が傷ついて起こる場合などがあります。
 
市販の点眼剤などで様子を見る飼い主さんもいますが、多頭飼いしているご家庭では他の猫に感染してしまう場合もありますので、動物病院で治療したほうが良いでしょう。
 

猫の目の病気 その2「角膜炎」

目をこするだけでなく、光を眩しがったり、目を瞬かせたりが多いようであれば、角膜炎の可能性があります。角膜炎は結膜炎同様に起こりやすい病気の一つで、ウイルスや細菌が原因の場合と、猫同士のケンカなどの外傷によって引き起こされる場合があります。
 
治療は主に目薬の点眼などですが、ウイルスが原因の場合は、抗生剤などが用いられることもあります。また、重度の場合は手術が必要なこともあります。角膜炎は愛猫を観察することで早期発見できる病気ですので、気がついた際には早めに動物病院を受診しましょう。
 

猫の目の病気 その3「緑内障」

明るい場所でも瞳孔が開いたままになっていたり、黒目が灰青色に見えたりするなら、緑内障の疑いがあります。緑内障は、何らかの原因により眼圧が高くなる病気で、ひどい場合は角膜にヒビのようなものが見られたり、牛のように目が飛び出したり、最終的に失明に至ることもあります。
 
猫の緑内障の原因は、猫伝染性腹膜炎やトキソプラズマ症といった、他の病気によるものが多いようです。治療は進行を遅らせるものと、失明後の痛みを取り除くものがあり、予防は難しいと言われています。
 
ただ、早期の治療によって眼圧を抑えられる可能性が高くなります。
 

猫の目の病気 その4「白内障」

これまでご紹介した病気に比べて、早期の発見が難しいのが白内障です。猫が白内障にかかることは稀だと言われていますが、目の外傷や他の病気の影響により白内障を患うことがあります。また、ペルシャなど一部の猫種の中には、先天的に白内障を患う個体がいることも分かっています。
 
白内障は片目のみに見られることが多く、目が白っぽくなったと感じたときには、すでにかなり進行している状態です。白内障の治療は、初期の場合は進行を遅らせるため点眼治療が主ですが、かなり進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。
 
猫の目の病気は、早期発見による治療が大切です。普段から愛猫の目をよく観察し、異常が見られた場合は速やかに動物病院を受診し、獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。